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研修の様子

1月16日~30日 ⅢF1309 表計算ソフト活用講座(VOD研修)

〔研修の概要〕

演   習 関数の基本
演   習 成績データを集計するための関数の利用
       ・COUNTIF関数を活用した個別データカウント
       ・VLOOKUP関数を活用したデータ表示 等
演   習 授業や校務に役立つ機能
       ・グラフの作成と表現
       ・クロス集計(ピボットテーブル)の基本操作と活用 等

 

〔受講者の感想〕

・基本的なExcelの使い方は知っていましたが、VLOOKUP関数など使用したことがない関数もあり、勉強になりました。作り方の動画もあり、わかりやすかったです。まだまだ演習や課題をしただけでは、すぐに忘れてしまいそうです。今後、活用できるよう、何度も資料を読みながら使っていくことで業務や授業に生かしていきたいと思います。

・業務の中で引き継ぎデータには、地道に手作業で行うようなものがあったが、今回の関数などを利用すれば、ミスを未然に防ぐことに繋がると思いました。今回学んでいない関数などを学ぶことによって、生徒や教員にとって大きな利点になると感じました。自分が周りの教員にも、活用方法を教えて学校全体の業務改善やより良い生徒への指導に生かせるように繋げていきたいと思います。

1月21日 ⅢG1407 ポジティブな行動支援講座

【講義】

障害のある幼児児童生徒だけでなく、全ての子どもに対して行うポジティブな行動支援とは

  近畿大学  准教授  大対 香奈子

 

   

【演習・協議】

ポジティブな指導支援を学校で実践するために

 

   

<受講者の感想>

・子どもたちを褒めて育てようということを現場でよく聞いていたが、なぜ褒めるのか、どのように褒めるのかということが講義を聴くことでよく分かりました。

・大対先生のお話がとても分かりやすく、叱る事よりも環境を整えることで成長につなげられるのだと感じ、今日学んだことを学級で取り組むだけでなく学校全体に広げていきたいです。

・行動分析学の機能的アセスメントであるABCの枠組みで行動を理解するというのがとても分かりやすく、事実をもとに情報収集をして必要な手立てについて考えてみたいです。

・行動の結果が好ましいか好ましくないかは、その児童から見て判断されるものであるという考え方に驚きました。教員側の価値観の押し付けではなく、児童生徒との合意形成を大切にしたルールやルーティーン作りを通し、安心できる環境づくりをしていきたいです。

1月17日 ⅢG1410 ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり講座c

【講義】

ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり

・一人一人の児童生徒が安心して学ぶことができる場づくり

  桃山学院教育大学  教授 松久 眞美

 

【演習・協議】

特別な支援を必要とする児童生徒への配慮

 

【講義】

ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり

・障害のある児童生徒の理解と適切な指導・支援

桃山学院教育大学  教授 松久 眞美

 

<受講者の感想>

・特別支援教育における指導・支援は、ハード面、ソフト面の両輪があり、どちらかだけでは上手くいかないことが多いということを学びました。

・多様な生徒がいる中で、誰もが学びやすい過ごしやすい環境づくり、クラスづくりの大切さを改めて感じました。まずは低刺激の教室や空間を学校全体で整えて行きたいです。

・聴覚刺激や視覚刺激、教師の声掛けや行動がなどが、学級全体の子どもの落ち着きと密接に関係していることがわかりました。教師の指示や声掛けは必要最小限ですると良いということがとても勉強になったので、今後実践していきたいです。

・どの子にとっても分かりやすく、あたたかく居心地のよい学級づくりのをするための具体例やその根拠を非常に分かりやすくお話いただいて、貴重な学びとなりました。言葉を減らし、基準を子どもと共有し、どの子も安心して過ごせる環境をまずは作っていきたいです。

1月16日 ⅢE1104 演劇で学ぶコミュニケーション能力育成講座【b日程】

【演習】

演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上ワークショップ

演劇的手法の視点を生かした学級集団づくり

 芸術文化観光専門職大学  学長 平田 オリザ

  

【講義】

演劇で学ぶコミュニケーション

 芸術文化観光専門職大学  学長 平田 オリザ

 

<受講者の感想>

・イメージが共有しにくいものと共有しやすいものが、自分の中でより明確に落とし込めたように感じます。特に、担当教科の音楽科をはじめ、生徒とのコミュニケーション自体も共有しにくいものです。生徒とのコミュニケーションの中でも、言葉に対する「つもり」は日常的にあるもので、標準という基準がいかに曖昧で伝わりづらいかを、教員が重ねて理解しなくてはいけないものだと感じました。それを本日様々な場面で、身をもって体感でき、たいへん実りある研修となりました。

・仲間を意識した意見の発信や、行動をしている子どもを認めたり周囲に広げたりすることを意識しています。さらに、子どもの心・身体・知識の一体化を図りながら、他との協働性を育てることなど、イメージの言語化とその共有化を進めていくようにしたいと思いました。好奇心を育てたり、非認知能力を意識した具体的な取組をしていきたいと思いました。もっともっと具体的な関わりや経験の計画をしたいと思いました。

・子ども達のコミュニケーション能力を向上させるための手段として演劇の有効性を感じました。演劇のワークショップだと、表現することが苦手な子どもは参加しにくいのではと思っていましたが、「話さない」「声が小さい」などの一見ネガティブに感じる要素も表現の一つとして受け入れ、多様性を大切にできる要素が詰まってるなと思いました。子ども達の好奇心を大事に「学ぶ力」を高めていけるよう、学びやすい雰囲気の学級経営をしたいと思いました。

12月9日(月)令和6年度 人権教育講座

(研修の概要)

講 義

共生社会実現に向けて主体的に取り組む実践力を育成するために
 -多様な価値観や今日的な人権課題の理解促進に向けて-

兵庫県教育委員会事務局 人権教育課 指導主事 後藤 英之 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発 表

今日的な人権課題に対応した教育実践

稲美町立稲美中学校 教諭 松村 慎哉

演 習

今日的な人権課題の解決に向けて
・学校や地域の実態に応じた指導方法の工夫・改善

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受講者の感想

(小学校)

人権教育というと堅苦しいイメージですが、子どもたちの日常を考えると様々な人権課題があると改めて感じました。子どもたちの未来が明るくなるように、自分たちが守られている権利について伝えることも必要だと感じました。また自分たちが知らない間に人の権利を侵していないか考えられるように働きかけたいと思いました。

(中学校)

以前からある人権課題に対してはこれまで自分も勉強をしてきましたが、新しい課題もあるので、それらの課題についても取り組んでいきたいです。その中で人権課題というのは全ての人の活動において必要なことであり、どんな課題であっても根っこの部分は一緒であるという認識をもって指導をしていきたいです。

(高等学校)

人権はすぐに身に付くものではなく、少しずつそして繰り返し学習することが大切であること、さらに、学校全体で取り組んでいくべき内容であることを強く感じました。稲美町立稲美中学校の取組が素晴らしかったです。継続して学校全体として取り組むことが人権教育だけでなく、何事にも一生懸命取り組む姿勢や自主性を伸ばすことにもつながると感じました。高等学校はどうしても単発で終わることが多くなっているので、そこが課題だとわかりました。

(特別支援学校)

子どもの人権に関して、グループ協議をすることによって、他校種の先生方の人権に対する意見を聞くことができて良かったです。子どもたちの実態が様々な中で、それぞれの取組にヒントを頂きました。今日学んだことをこれからの実践に生かしたいと思いました。

 

会議・研修 ⅢF1306 Google Workspace実践講座c

〔研修の概要〕

講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方
       
発   表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用
       
演   習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
       ・アプリケーション連携
       

〔受講者の感想〕

・生徒個人個人に作業をさせてクラスの前で発表というスタイルを脱却して、作業段階から協働の場面がもっと増えるようにしたい。

・生徒の進捗状況をスプレッドシートで確認したり、チャットをコミュニケーションツールとして活用することで、円滑な授業運営に役立てたい。

・今まで活用していたもの以外に多くの教材を知ることができました。特に生成AIは悪、のように考えていたけれど、うまく使用していくことがこれからの生徒たちには必要になるのだと気づくことができました。自分がやってみるともっと説明してほしいかな?と思っていたことも、問いを一つ与えれば生徒は自分たちで課題解決に向かって動き出せることもわかりました。

 

12月5日(木)ⅢC1106(中)国語科授業実践講座

(研修の概要)

講 義

国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価

    岡山大学 教授  宮本 浩治 

発 表

  言葉による見方・考え方を働かせる授業実践

    小野市立小野南中学校  主幹教諭  友定 美紀

演 習

  「説明的な文章」における授業の在り方

・目的や意図に応じ、複数の情報を整理しながら適切な情報を得て、それらを用いて内容をまとめる学習過程の工夫

 

(受講者の感想)

・授業で文章を読ませる際には、まず全体を把握させてから進めたいと思っていました。論理の展開を把握するにはその方が適していると感じていたのですが、違ったようです。今後は子どもが語りたいと思うような発問を大切にしたいです。それが自由な読みにつながり、人によって受け取り方が変わるということも体感させられそうです。

 ・今回の研修のように、同じ教科の方々と1つの教材について吟味することや、生徒のつまずきを想定して教材研究をすることがなかったので、とても参考になりました。また、中学校の先生方だけではなく、小学校や高校の先生方とも一緒にやってみることで、系統立てて手立てを考えてみたいと思いました。

 

 

 

12月6日(金) ⅢC1108(中)数学科授業実践講座

 講義「数学的活動を通した主体的・対話的で深い学び」

   京都女子大学  教授 坂井 武司

 

演習「表、式、グラフを相互に関連付けて考察し表現する力を育む授業づくり」

   

<受講者の感想>

・今日の坂井先生の講義を聞いて、改めて数学科のおもしろさを発見しました。一つのグラフや一つの問いに対してもいろいろなアプローチ方法があり、新たな考え方に気付き、納得できることを再認識しました。このおもしろさは数学科にしかないと思うことができました。また、このおもしろさを生徒にも伝えられるように努力していきたいと感じました。

・対話的な学習をする上で、子ども達が「考えよう」「考えたい」と思えるような、「考える必然性」を意識して授業を組み立てていきたいと感じました。また、日頃の授業づくりの様子や演習で考えたことなどを、タブレットや電子黒板といったICTを活用して共有したり、意見交流したりして、多くの考えに触れることができて、たいへん有意義な時間となりました。

会議・研修 ⅢF1306 Google Workspace実践講座b


〔研修の概要〕

講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方
       
発   表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用
       
演   習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
       ・アプリケーション連携
       

〔受講者の感想〕

・実践が一番大切であると感じた。今日はiPadを使用して,様々な課題のシートを作成したが,なかなか思うように編集が出来ず使い方を知る必要があると身をもって実感した。生徒の立場として授業を受けてみることの大切さを改めて体現できた。デジタルを使用する機会を日々増やして,様々な便利なアプリやツールを利用できるように自分自身をアップデートする必要があると感じた。

・場面に応じてアナログ(紙媒体)、デジタル教材を使い分けていくことを改めて学びました。
時代はデジタル化となっていますが、アナログの良さもしっかりと残しつつ授業に反映させていきたいと思いました。

・デジタルとアナログの使い分けの部分で、どうしても従来のアナログ方式でやってしまう部分がありましたが、今回の研修を受講してこれをデジタル化してできるんじゃないか?と実践してみようと思う部分が増えました。ただ、どのように子どもたちに考えさせていくか、どうすれば有効的に使うことができるのか、今後も学び続けていくことが重要だと感じた。

ⅢC1114(小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座b日程

【講  義】

考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして―対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとは―

 兵庫教育大学大学院 谷田 増幸 教授

 

【実践・協議】

考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践

 加古川市立野口小学校 大門 裕 教諭

【演  習】

「特別の教科 道徳」における授業改善につながる評価の在り方

 

【受講者の感想】

・谷田先生の講義の中で教材分析に取り組んだことにより、教材解釈や道徳的価値について理解が深まりました。日々の教材研究は、一人で深めきれないところもあるため他学年とも連携しながら、学校全体で進めていきたいと感じました。対話で深めるための「受容」と「問い返し」は、本時のねらいを踏まえ、内容項目について理解をした上で実践していきたいです。

・谷田先生の講義では、「考える楽しさ」を創るための授業の組み立て方を学ぶことができました。教材分析をする際、「主人公は誰か」、「変化するきっかけ・出来事は何か」、「変化する場面はどこか」を捉えた上で、中心発問や問い返しを考えていくことが重要であると思いました。そして、教員が楽しいと思える授業を実践することが、子どもの多面的・多角的な考えを引き出すことに繋がり、子どものためのよりよい評価の在り方にも繋がると思いました。