研修の様子
ⅢF1403 先端技術活用講座(3Dプリンタ)
〔研修の概要〕
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 3Dプリンタの活用
演習・協議 STEAM教育における先端技術の活用
〔受講者の感想〕
- 生徒に制作活動を通して、ものづくりの楽しさと改善点を見つけ改善する力を育てたい。
- 3Dプリンタの有効性を感じたことと、自校の教員にとっても探究になると感じたからです。
- 3Dモデル製作を通じて、ものづくりの楽しさを体験させるとともに、色々なアイディアを改善しならがら形にする力をつける授業を行う。製作にあたっての課題の設定、アイディア出し、ペルソナの設定などを通じて探究力を身につけさとともに、マイクロビットなどとも組み合わせプログラミング学習にも取り入れたい。
10 月31日(金)ⅢC1320 (高)商業科教育講座B
講 義:課題研究等の専門科目における探究的な学びの充実をめざして
大手前大学 教授 北村 雅昭
公 開 授 業:神戸商業高等学校の課題研究公開授業
大手前大学 教授 北村 雅昭
県立神戸商業高等学校 教頭
県立神戸商業高等学校 教諭
協議・演習:各校における課題研究等の専門科目における探究的な学びの充実に向けて
県立総合教育センター 指導主事
〇講義では、課題研究等の専門科目における探究的な学びの視点をご自身の研究を踏まえ御講義いただきました。
〇公開授業では、神戸商業高等学校が取り組んでいる「ひょうごリーダーハイスクール」の取組を紹介していただきました。その中で、アプリを活用して個々の認知特性を数値化することにより、それぞれの課題に応じた効果的なアプローチの方法について考えることができました。
〇協議・演習では、各校の課題研究等の専門科目における探究的な学びの充実を図るために、自校の取組を紹介し、その後全体で共有することで、探究的な学びを実現するための具体的な方法について理解を深めることができました。
10月27日(月)ⅢC1317(高)工業科教育講座A
講 義:工業教育の充実に向けて
ー地域で活躍する職業人の育成ー
演習・協議:工業高校におけるキャリア教育
〇講義では、生徒に地域社会や将来の職業とのつながりを意識する機会を十分持たせることや、地域と連携した学習活動の重要性について理解を深めました。
〇演習・協議では、キャリア教育の観点から、受講者がそれぞれの所属校の現状を整理し、グループで共有することを通じ、工業教育の発展やキャリア教育の在り方について議論を重ねました。
〇工業科高校生としての意識付けや進路決定に向けたキャリア教育に加え、社会人として求められる資質・能力の育成を図るため、3年間を見据えたキャリア教育を計画し、実践する必要があることを認識することができました。
10月29日(水) ⅢC1313 (高)情報科教育講座A
演 習:データの活用
・データの収集・整理
・データを活用した問題解決の方法(PPDAC)
県立総合教育センター 情報教育研修課 指導主事
演 習:プログラミング
・制御構造
・配列、関数、WebAPIを用いたプログラム
県立総合教育センター 情報教育研修課 指導主事
〇演習「データの活用」では、統計的な視点から分析する方法について学び、日常の具体的なデータをもとに、Excelを利用しヒストグラムや箱ひげ図を作成・分析することで、データの活用に関する考え方や方法について理解を深めることができました。
〇演習「プログラミング」では、変数を用いた計算ができるプログラミングを班で作成する活動を通して、アルゴリズムを表現する手段や、プログラミングによってコンピュータ等を活用する方法を習得することができました。
〇表計算ソフトやプログラミングソフトを実際に活用しながら、コンピュータによる様々な表現活動を通して、生徒の情報活用能力を育成する方法や、生徒が主体的に学習に取り組める授業づくりについて理解を深めることができました。
10月24日(金) ⅢG1201 障害のある子どもをもつ保護者理解講座 -学校と家庭とのパートナーシップ-
【研修の概要】
講 義 保護者は子どもの障害をどう受け止めていくか
神戸大学大学院 准教授 山根 隆宏
演習・協議 障害のある子どもをもつ保護者との関係づくり
県立総合教育センター 特別支援教育研修課 指導主事
【受講者の感想】
・今日は目の前にいる子どもや保護者のことを思い浮かべながら研修を受けました。子どもの周りの環境の中に保護者の存在があり、その心理状態や思い、願いを今まで以上に大切にしたいと思いました。また、子どもはもちろんのこと、周囲の友達とのつながりを大事にすることで、将来その地域でよりよい人間関係の中で生きていけると感じました。
・保護者が日々感じている悩みや孤独、社会との距離感を知り、自分の関わり方を見つめ直す機会になりました。子どもの姿だけでなく、その背景にある保護者の思いにも目を向け、共に成長を支える姿勢が大切であると改めて感じました。
・保護者が、子どもに対して悩みを抱えておられることは、感じていましたが、ライフステージごとの支援ニーズの表を教えていただいて、とても分かりやすかったです。
・教員の伝え方や言葉遣い、表情、聞き方次第で保護者に安心を与えることができ、信頼関係を築いていけると改めて感じました。接し方や働きかけ方を工夫しながら、家庭の「家族の流儀」を尊重し、「この先生は頼りになる。安心できる学校だ。」と思ってもらえるように頑張りたいです。
10月22日(水) ⅢC1308 (高)保健体育科教育講座
講 義:学習指導要領の趣旨を踏まえた保健体育科の授業のポイント
県教育委員会事務局体育保健課 指導主事
演 習:計画的、継続的に運動やスポーツを実践する資質・能力を育成する授業づくり
県教育委員会事務局体育保健課 指導主事
加西市立総合教育センター 指導主事
〇講義では、学習指導要領の趣旨と生徒の実態を踏まえた上で、小中高の学びの系統性を意識した授業のポイントについて理解を深めることができました。
〇演習では、体づくり運動の目的、意義、実践について深く学び、将来に渡りスポーツを楽しむための授業づくりについて考えを深めることができました。
〇継続的に運動を続けるために、「またやってみたい」や「挑戦したい」という気持ちを、授業を通して育成することの大切さを再確認することができました。
10月22日(水)ⅢB1302 教育経営講座B
講 義:経営の魅力について
ー企業経営に学ぶー
株式会社千石 代表取締役 千石 滋之
演習・協議:自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに向けて
〇講義では、企業経営や人材育成の理念に基づき、人的資本開発プロジェクトチームの発足や若手が挑戦しやすい環境づくりなどの具体的な取組について御教示いただきました。
〇演習・協議では、マンダラートという分析方法を用いて、自校の強みを分析しました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりについて、グループによる協議や全体発表を行いました。
〇研修を通じて、企業経営を参考に、学校運営の在り方について理解を深めることができました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに必要な取組について、考えを深めることができました。
10月23日(木)ⅢF1401 教員のためのICT基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
・児童生徒の学習意欲を高めるための教材の提示
講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
演 習 児童生徒が主体的な学びを行うためのICTの活用
・ICTを活用した学習場面づくり
〔受講者の感想〕
- 指導者が授業を面白くしたいと思うことが大切だと感じました。指導者の楽しいや面白いは、生徒にも伝わると思うので、生徒と一緒に学びを楽しんでいきたいと思います。
- 「ICTを使うことは難しい」という考えを、私自身が払拭していかなければいけないと強く感じました。まずは、ICT機器の特徴を知るところから始めていきたいです。今までの授業実践に、ICTを少し取り入れてみるなど、教員のちょっとした工夫で、子どもたちの学びに向かう姿勢がさらに高まり、主体的な学びにつながると思います。情報技術等の発達により、ICT活用や情報教育とよく言われていますが、子どもたちにICTを使わせることが1番の目的ではなく、子どもたちの学習効果を高めるために効果的に活用することが大切だと思いました。
- 今日の研修では初めて知ったことが多く、今日一日でそれぞれの特性を理解できたわけではありません。学校に戻ってから、授業案を作りながら今日学んだことを復習していきたいと思います。今後は、授業内でどのようにしてICTを取り入れていくか、タイミングや内容などを十分吟味していきたいと思います。
10月23日(木)ⅢD1505 不登校児童生徒支援と困難課題対応的生徒指導講座
〔研修の概要〕
講義・演習:不登校児童生徒と保護者に対する理解と支援
・不登校児童生徒への教育相談の立場からの関わり
講義・演習:不登校児童生徒のアセスメントとチーム支援
・PCAGIPの手法を取り入れた校内ケース会議の在り方
神戸親和大学 教授 松本 剛
〔受講者の感想〕
- 午前中の講義では、不登校児童生徒数の変化の流れや児童生徒・保護者が抱えている課題を知ることができた。「不登校」の定義が時代の流れと共に変わっていることや背景にあった出来事を関連付けた話だったので、自身の当時の記憶を思い出しながら「あの時の学校現場ではこんな考えや動きがあったのか」と考えることができた。また、不登校児童生徒の小中連携に関しては、確かに小学校から中学校進学にあたって引き継ぎはするものの中学校から小学校への連携は薄いと思う。その辺りの連携を強化していくことで、子どもたちに寄り添った対応が一段階深まっていく可能性を感じた。今後、校区ユニットで話題にしてみたい。
- 午後からの演習については、実際にPCAGIPの手法を取り入れた話し合いを実践することで、問題の明確化から具体策を考えるところまでを体験することができた。誰かの事例を取り上げて考えることで、様々な視点で話し合い、あっという間に時間が過ぎてしまった。1人1つの質問から始めるということで、すべての人が真剣に考えて話し合うことができた。夢中で話し合うなかで様々な視点で考えることができ、さらに自分事として考えることができたと感じた。ぜひ、学校に持ち帰ってチャレンジしたい。
- 講義の中で、不登校経験者と教員との間で不登校要因への認識が異なるという話があり、興味深かったと同時に、自身も生徒との関わり方や認識を改めていかないといけないと感じた。模擬ケース会議では、他校種の先生方とお話しできたことで、自分に抜け落ちていた視点や改めて大切にしたい視点などに気付くことができた。また、PCAGIPの手法については、自身の気持ちや指導目標を共有・整理するのにも有効なのではないかと考えた。今日の学びを現場でも実践していきたい。
10月16日(木)ⅢC1316(高)農業科・水産科教育講座B
講 義:地域資源を活用した教育実践と地域の振興
神戸学院大学 講師 菊川 裕幸
演習・協議:地域資源の活用に関する学習展開
〇講義では、地域資源の活用をテーマに、受講者の所属校での取組や課題を踏まえつつ、地域資源の発見と活用の視点や、ネットワークづくりの大切さ、これからの地域資源教育を生かした教育の在り方等について御教示いただきました。
〇演習・協議では、学習指導要領の内容を踏まえ、スクールミッションやスクールポリシーを確認しながら、授業等での取組を見直し、グループ内で協議し、全体発表を行いました。
〇研修を通じて、スクールミッションやスクールポリシー、さらに地域に求められる役割を正しく理解しておくことの大切さについて考えを深める機会となりました。