2023年6月の記事一覧
6月28日(水) ⅢF1310 県立学校情報担当者養成講座
ねらい
(1) 教育情報ネットワークの構成と機器の設定方法を習得する。
(2) 校内ネットワークの運用・管理の実際や障害対応の方法を習得する。
内容
講 義 学校教育情報セキュリティ・システム担当者(情報担当者)の役割
演 習 教育情報ネットワークの構成、校内LANの運用・管理とネットワーク障害への対応
・教育情報ネットワークの全体像と提供サービス
・セキュリティの考え方
・コマンドプロンプトの活用方法
(コンピュータや周辺機器の設定情報確認、ネットワークの疎通確認)
・ネットワーク障害への対応方法
演 習 コンピュータを校内ネットワークへ接続する方法
(受講者の感想)
・学校現場におけるネットワークの構成の大きなイメージを理解することができました。今後、PCに関する用語などをしっかり理解し、さらに知識を増やしてトラブルに対応できるようにしたいです。
・日々対応している内容について、あらためて知識の確認や実習を通じて再確認することができました。校務の情報のセキュリティ対策や機材トラブル、ネットトラブルなど多岐に渡ります。色々な人と協力して、組織的に対応すべきであることが大切だと再認識できました。
6月12日(月)ⅢG2103 基礎的な障害理解と授業実践講座-主体的な活動を引き出す授業づくり-
講義
基礎的な障害理解と授業実践講座
・障害特性と個に応じた指導支援
・集団学習における工夫
・支援の考え方
協議
・担任している児童生徒の実態について
・困っていること、課題となっていること
・現在、学校で行っている支援
・今日の講義を受けて、改めて児童生徒への支援について考えたこと等
(受講生の感想)
・通常学級の担任の立場としてワークシートを複数パターン用意する、宿題のレベルを
児童生徒が選ぶという考え方はとてもいいなと思った。
・それぞれの障害の定義と特性について正しく理解することができた。また、各障害の
特性に有効な手立てについても知ることができた。時間の見える化のためのタイム
タイマーのアプリを見つけたので、さっそく使ってみようと思う。
・校種を越えた交流が図れたことで、小学校の事情も少し分かり、知識以上の意味が
あったと思いました。
6月21日(水) ⅢF1305 (小)プログラミング教育講座
講 義
なぜプログラミング教育をするのか
演 習
小学校段階におけるプログラミング教育
・コンピュータサイエンスに触れるアンプラグド
・図形を並べて表現するビジュアルプログラム
・センサーやモーターを活用したフィジカルプログラミング
演 習
兵庫県版プログラミング教育スタートパックの活用
(受講者の感想)
・今まで、ソフトや教材を使ってプログラミングの授業を行ったことがほとんどなかったので、今後の情報教育の場面で役立てたいと思いました。また、最後の時間に、スタートパックなどのサイトを通して、じっくり実践などを確認できたことが良かったです。こうした時間を、自分の日々の生活の中で少しでもいいから持つことが大事だと感じました。
・やらせて終わりではなく、プログラミングを通してどのような力をつけさせたいか、どのような効果があるのかを考えて使えば色々な活用方法があるのだと分かりました。子どもたちが自分で間違いを振り返り、どうすればいいのかを考えるということは、漢字や計算のお直しでも大事なことだと思いました。出した課題に教員が赤で添削して、それを直すだけでは子どもたちの力になっていないと改めて感じました。プログラミングを通して、子どもたちを主体的に活動できる場が増えそうなので、学校でも実践していきたいと思いました。
・プログラミングは自分の苦手分野なので、今回受講させていただきました。クラスの児童の顔を思い浮かべると、普段の一斉授業では活躍できにくい児童でも、今日、教えていただいた教材を利用すると輝く児童が増えるなと思いました。2学期にアンプラグドのプラグラミングからの実際のプログラミングの授業にチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。
6月7日(水) ⅢD1505 不登校への対応講座
6月7日(水) ⅢD1505 不登校への対応講座を実施しました。
講義:不登校の理解と対応ーシステム論的家族療法の視点からー
講師:兵庫教育大学大学院 教授 遠藤 裕乃
(研修の概要)
講義・演習:不登校児童生徒の内面の理解に生かせる視点
講義・演習:児童生徒や保護者に寄り添った支援
(受講者の感想)
- 午前の講義では、スライドを見ながら分かりやすくかつ具体的な例をもとに説明していただき、とても勉強になりました。特に「直接的因果律」と「円環的因果律」では、実際に今まで体験したことと照らし合わせながら、どのように保護者や児童生徒と話せば良かったのかを考えさせられる時間となりました。
- 午後の研修では、課題について班の先生たちと話し合うことで多面的に考えることができました。ロールプレイを通じて、どのように児童生徒に声かけをすれば良いか具体的に考えることができました。
- 「いつもこうだ」や「みんなこうだ」という言葉は本当によく聞く言葉だと思いました。そういう話し方に対して、さりげなく疑問で返してみる聞き方や、悪循環になっていない状況を見つけ出すという話の聞き方が大変参考になりました。また、「悪循環になっていない状況があるはずだと信じて聞くことが大切だ」ということも、心に留めておこうと思いました。
6月14日(水)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座
講義
豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
-課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
兵庫教育大学大学院 教授 筒井 茂喜
発表
発達の課題を踏まえ、系統性を意識した「ボール運動系」領域の授業実践
丹波市立青垣中学校 教諭 大槻 武志
実習・協議
児童生徒が、自己やチームの課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するための授業づくり
<受講者の感想>
・筒井先生の講義に始まり、午後の発表、実技がつながっていて、とても有意義な研修となりました。現場では、今日の研修で学んだことはうまくいかないこともあると思いますが、工夫しながら取り組み、生かしていきたいと感じました。現在、勤務している学校は、体育の授業に苦手意識のある子どもが多いです。どうすれば子ども達の苦手意識を軽減できるか試行錯誤したいと思います。
・「ボール運動系」領域に関して、指導に対する知識や指導方法を十分に理解しないまま児童してきたと反省しました。コーピングする子ども達を減らすため、戦術をしっかりと考え子ども達がやってみたいと思えるような実践に取り組んでいきたいです。また、実際に課題ゲームを実技を通して研修をすることで、ゲームをする子どもや作戦を立てる子どもの気持ちがよく理解できました。GoogleJamboardを使って作戦を立てましたが、とても使いやすいことが分かりました。今後も授業で活用していきたいと思います。
・講義で紹介された「知識の構造化」は、体育科の授業だけではなく、様々な教育活動で生かせると感じました。体育科の授業では、それぞれの種目の技能だけではなく、運動特性や系統性について、自分自身の知識を増やしていきたいと感じました。また、目の前の子ども達の実態に応じた指導方法の工夫を大切にしていきたいと思います。