研修の様子
11月1日(水)ⅢC1240 (高)実習教員のための観察・実験講座
〔研修の概要〕
講 義 観察・実験、実習に関する基本的な知識について
演 習 観察・実験、実習を効果的に行う工夫について
〔受講者の感想〕
- 観察・実験におけるクラウド活用について理解することができました。 ICT活用に対して苦手意識がありますが、これから積極的に活用していきたいと思いました。
- 普段はICTを使う機会があまりありませんでした。本日はタブレットを利用した「協働的な学び」を通じて課題解決を行い、ICT活用の学びを深めることができました。
- 先生方との情報交換を通じて、実験器具の洗浄方法や自作されている器具などを学びました。今後、他校で実施されている様々な工夫を取り入れていきたいと思いました。
11月1日(水)ⅢB1202 教育経営講座B
〔研修の概要〕
講 義 経営の魅力について
-企業経営に学ぶ-
株式会社姫路ヴィクトリーナ 前代表取締役球団社長 橋本 明
演習・協議 魅力ある学校づくり
[受講者の感想]
・企業経営の観点からお話いただいた「地域との関わり」が、大変参考になりました。地域に根ざし、ファンを増やさなければならないという点では企業経営と学校経営は同じだと感じました。
・講義の中で、「会社の方針は社員全員で共有している」という話がありました。どのような学校にしていきたいのかというビジョンを多くの職員で共有することが、魅力ある学校づくりの第一歩だと感じました。
・教員の専門性を高めることも大切ですが、民間企業など様々な職業の方の話を聞くことも重要だと感じました。今後も、様々な職業の方の話を聞く機会を積極的に持つようにしたいです。
10月5日(木)ⅢC1112 (小中)図画工作科・美術科授業実践講座
[研修の概要]
講義 「造形的な見方・考え方を働かせる授業づくり」
県立教育研修所 指導主事 三上 惇
発表 「対象や事象に働きかけ、児童生徒が自ら主題を生み出す授業実践」
三田市立三田小学校 教諭 西田 牧子
演習 「造形的な見方・考え方を深める表現と鑑賞を関連付けた授業づくり・
一人一人が豊かに感じたり、表現したりする学習活動の工夫」
県立教育研修所 指導主事 三上 惇
[受講者の感想]
・授業づくりにおいては鑑賞も含めて考えることにより、その学習でのめあてや評価規準など教員自身が確認しながら明確に意図を持って取り組むことができると感じました。子ども達の活動一つ一つにこれまで以上に意味をもたせ、意図をもって授業をしていきたいと思います。
・「感じる」「主題を表す」「構想をする」「創造的に表す」といった一連の過程を活用した授業づくりを、これからはしっかり意識して取り組みたいと思います。そのために、それぞれの過程において、表現・鑑賞における子どもの活動する姿を思い浮かべながら、想定されるつまずきと、それを解決する手立てを考えることが授業づくりにおいて非常に大切であることを理解しました。図工が苦手で、作品づくりの構想がなかなか浮かばない児童への教員の適切な助言や、多彩な選択肢の提示を行うために、今回の研修で学んだことを生かして、楽しい図工の時間となる実践へとつなげたいと思いました。
・西田先生のお話から、これまで以上に造形遊びの大切さを感じています。ただ遊んでいるように見えていた子どもたちの姿こそが学びの姿であり、評価するべき点であるということがよく分かりました。また、教科書に載っているような費用のかかることをしなくても身近なもので造形遊びができると気付くことができました。様々な機会によって、子ども達にたくさんの経験をさせてあげたいと思います。
10月24日(火) ⅢG2107 ポジティブな行動支援講座講座
[研修の概要]
講義 障害のある幼児児童生徒だけでなく、すべての子どもに対して行
うポジティブな指導・支援①
近畿大学准教授 大対 香奈子
講義・演習 障害のある幼児児童生徒だけでなく、すべての子どもに対して行
うポジティブな指導・支援②
近畿大学准教授 大対 香奈子
演習・協議 ポジティブな指導・支援の実践について
[受講者の感想]
・「個人攻撃の罠」に陥らず、すぐにでも自分が取り組むことのできる行動が
あると痛感しました。
・ 注意や叱責が増えていることがよい指導ではないと感じていたので、講義
を通して新たな学びがたくさんありました。
・ PBSの「誰も責めない」という考え方がとてもすてきだと思いました。
・ 不適切な行動を減らすのではなく、適切な行動を増やすことで、子どもが
変わることを学びました。
10月25日(水)ⅢC1328 (高)情報科教育講座A
〔研修の概要〕
演 習 プログラムの考え方や読み解き方
・アルゴリズムの表現
・制御構造
演 習 問題解決のためのプログラミング
・事象のモデル化
・アルゴリズムによる効率の違い
・シミュレーションの実践
・プログラミングはコードを書くことが目的ではなく、問題解決の手立てであることを改めて理解できました。また、アウトプットが大事だと実感しました。最適解にたどりつくために試行錯誤しながらコードを書くことで、問題解決力が身につくと思います。自分で手順を考えさせることを意識して、授業に取り組んでいきたいです。
・生徒に、試行錯誤をさせること、写経ではなく自分で0から作ってみる題材が大事であると思いました。生徒にどう試行錯誤させたか、そこから評価できることも多くあることがわかりました。
10月23日(月)令和5年度(小)外国語授業実践講座(中)英語科授業実践講座
(研修の概要)
講義(小中共通)
コミュニケーションを図る資質・能力の育成に向けて
-指導と評価の一体化に向けた授業づくり-
関西大学 教授 竹内 理
発表(小学校)
児童が主体的に考えや気持ちを伝え合う力を育む授業実践
姫路市立高浜小学校
主幹教諭 岡本 真砂夫
発表(中学校)
生徒が主体的に伝え合う力を育む授業実践
伊丹市立南中学校
教諭 寺井 浩治
演習(小学校)
言語活動の充実に向けた授業づくり
・児童が話したくなる目的や場面、状況の設定
演習(中学校)
言動の充実に向けた授業づくり
・生徒が話したくなる目的や場面、状況の設定
受講者の感想(小学校)
外国語の授業をしていて、評価が難しいと思っていました。竹内教授のお話を伺って、挨拶の仕方や、目を見ること、相づちを打つことなど、これからコミュニケーションを図る上で大事な要素を今後、スモールトークに取り入れていきたいと思いました。また、言語活動を行う際、評価がとても難しいので、ねらいに基づいたルーブリックを作成したいです。また岡本先生に教えていただいた授業実践はすぐに取り入れることができるので、授業でやってみたいと思いました。午後の演習では、それぞれのアクティビティでどのような力が身に付き、どのような手段で評価するのかをグループで検討しました。自分にない視点や考え方に触れることができたので、勉強になりました。
受講者の感想(中学校)
竹内教授の講義がとてもわかりやすく勉強になりました。特に主体的に学習に取り組む態度の評価について詳しく説明していただきました。不安が大きい部分だったので非常にためになりました。午後の演習では他校の先生方の実践や実態について聞ける機会がありました。明日からの授業に直結することばかりでとても参考になりました。活動の際には、めあてやポイントを明示すること、中間評価を必ず入れていくことをこれから意識しようと思います。
寺井先生の発表では、活動の状況や場面を明確に示されており、自己紹介をする活動でも設定を工夫することで、話し方や使うジェスチャーが全く変わることに驚きました。話を聞きながら、自分が今担当している生徒の顔が頭に浮かび、まだまだ授業の中でできることはたくさんあるなと感じました。
10月20日(金)ⅢC1328 (高)情報科教育講座A
〔研修の概要〕
演 習 プログラムの考え方や読み解き方
・アルゴリズムの表現
・制御構造
演 習 問題解決のためのプログラミング
・事象のモデル化
・アルゴリズムによる効率の違い
・シミュレーションの実践
〔受講者の感想〕
・情報Ⅰを教えることになったとき、現時点では自信がないと思い参加しました。Python演習を中心にとても楽しいものでした。また、まだまだわかっていないと痛感しました。本でみてわかった気になっていたが、実際にコードをどのように書くのか、四苦八苦しました。アウトプットの大切さを改めて感じました。
・自分自身の学びになっただけでなく、授業でどのように教えるかなども考えれたのがよかったです。生徒にプログラミング言語を教えるだけでなく活用方法も一緒に教えていきたいです。
10月18日(水)ⅢC1222(高)保健体育科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 「指導と評価の一体化」の実現に向けて
演 習 計画的、継続的に運動やスポーツを実践する資質・能力を育成する授業づくり
・安全に配慮した指導
・発達の段階を踏まえた指導
・主体的に体力向上を図る態度の育成
〔受講者の感想〕
- 綿密な評価計画を立てなければ、適切な評価は行えないことが再認識できました。生徒に身につけさせたい資質・能力について教科内で共通理解を図るとともに、生徒の実態に合わせた授業計画の立案・見直しを続けていきたいです。
- 個別の発達段階に合わせて適切な課題を設定することが、個別最適な学びにつながること、また無理をさせないことは安全確保にもつながることが理解できました。
- 今日学んだ陸上競技の授業の組み立て方を他種目にも応用していくことで、授業の改善を進めていきたいです。
10月18日(水)ⅢF1303 (小中)タブレット端末活用講座
〔研修の概要〕
講 義・演 習 学びの質を向上させるタブレット端末の活用
−個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実−
発 表 授業や校務におけるタブレット端末の活用
−教育の情報化を推進するための取組−
演 習 タブレット端末を用いた情報活用能力の育成
・情報活用能力体系表例の活用
〔受講者の感想〕
・タブレット端末が子どもの力を100%引き出すための道具であるという言葉を今日聞いて、本格的にタブレット端末の活用をもっと考えようと強く感じました。
・タブレット端末を使うことで、意見の共有をすぐにできるというのは分かりやすかったです。結果の整理としてグラフ化されたり、動画や写真の編集がしやすかったり、タブレット端末の特性や強みを生かせるとあらためて思いました。どの場面でタブレット端末やパソコンを使うとより学習や深める学習ができるのか、色々考えることができました。
・日頃からICTの活用を意識して児童との学習内容を考えていますが、今日の研修で、児童自身が主体的に問題の発見や解決に向けて使うためのツールとしての取り込み方を検討しないといけないと思いました。現在は、課題や教材の提示、教員が作ったものを活用させることに留まっているので、児童がより自分事として学習に取り組めるような教材や課題の提示を考えていきたいです。Jamboardの活用では、今までに使ってなかった機能についても知れたので、早速作った教材を児童と一緒にやってみようと思います。
10月17日(火)ⅢC1231(高)農業科・水産科教育講座A
〔研修の概要〕
講 義 六次産業化や企業参入等の取組事例について
県立農林水産技術総合センター 専門技術員 山本 且子
発 表 地域資源を活用した商品開発
実習・協議 マーケティングや起業に関する学習の在り方
[受講者の感想]
・高校生が商品の開発や販売を行うには、企業、自治体、地域等との連携が効果的であり、授業の中でどのように体制を構築していくのかを考える必要があります。六次産業化、起業という視点で学んだことを、授業の中で実践していきたいと思いました。
・地域連携、地域資源活用など、地域についての学びを深めていきたいと思いました。そのためには地域の特性や歴史を知り、課題を発見できるような授業を展開する必要があると感じました。また、講義や発表を通して、関係専門機関との連携を密に取ることが、マーケティングや起業に関する学びを深める第一歩につながると感じました。