研修の様子
11月7日(木)ⅢC1216 (高)情報科教育講座D
〔研修の概要〕
演 習 プログラミングで行うデータの整形
・Python等で分析に必要なデータの整形
演 習 問題解決のためのプログラミング
・回帰分析
・データの分類 等
〔受講者の感想〕
・回帰分析等をGoogle Colabratoryを利用して行ったことはなかったので、今後活用できればと思いました。
・プログラミング・データの活用が情報Ⅰに組み込まれて、授業の進め方を試行錯誤していく中で、2つの単元を関連付けて進めていくことが合理的と改めて実感しました。自身の実践では分けて授業を進めていたが、今後は横断的に行うことを検討します。
10月31日(木)ⅢC1222 (高)商業科教育講座B
〔研修の概要〕
公 開 授 業 ビジネス探究科における課題研究
演習・協議 課題研究や総合的な探究の時間の充実をめざして
・各校における取組に学ぶ
各校における課題研究や総合的な探究の時間の充実に向けて
〔受講者の感想〕
・生徒が主体的に取り組んでいるところが大変素晴らしいと感じました。地域
の企業と連携した取組などを今後取り入れていきたいです。
・課題研究の取組について、1・2年次の授業の上に研究が成り立っていると
感じたので、全体を考えた計画を立てていきたいです。
・探究を進める上で教員のファシリテーターとしての役割が多くなるので、フ
ァシリテーション技術も学んでいきたいと思います。
10月28日(月) ⅢE1101(小中)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
-学びをつなぐキャリア教育の意義-
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
東北福祉大学 教授 長田 徹
演習・協議 特別活動を要としたキャリア教育
・特別活動を要としたカリキュラム
・兵庫版「キャリア・パスポート」を活用した学びの接続
〔受講者の感想〕
・キャリア教育の在り方について考えることで、自分自身の子ども達を見つめる目や言葉掛けが変わってくると感じました。また、子ども達に成長を感じさせる場面をつくり出せるようになりたいと思いました。
・「キャリア・パスポート」は今まで生徒に書かせるだけで、うまく利用できていませんでしたが、生徒が自分自身で成長を実感する機会のためには必要だと感じました。活用の実践例を参考に実践してみたいと思いました。
・様々な課題を抱える生徒たちが自分の良さを知り、自信をもって卒業していくために必要なことは、学力を高めるだけではないことを再認識しました。今日の研修を通して、生徒自身に自分の成長を実感させることの大切さを感じたため、キャリア教育の視点をもって日々の教育実践に取り組みたいと思います。
10月30日(水)ⅢF1302 教員のためのICT基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
・一斉学習における教材の提示
演 習 学習効果を高めるための教員によるICTの活用
・教材の作成と活用
〔受講者の感想〕
- 研修の中で改めて、ICTの活用は児童生徒にとって非常に魅力的で、児童生徒のモチベーションを高めるために効果的なツールであると感じることができました。また、他の学校の先生方とも交流する中で、様々な取組やICTの活用事例なども聞くことができ、自校でも活用できればと考えることができました。
- いろいろなICT機器があることは知っていましたが、どこか苦手意識があり使いこなせていないというのが現状です。研修の中で、電子黒板やプロジェクタ、実物投影機(書画カメラ)などを実際に操作したことで、その便利さを改めて実感すると同時に意外と簡単に操作することができると知ることができました。
- 研修を通じて、ICTを活用するメリットやそれぞれのICTの機能を知ることができました。また、それを日々授業等にどのように生かすかといった具体例を考えることができました。その内容を班での話し合い、意見交換し合うことで、新たな発見などもあり、とても良い学びの機会となりました。
10月17日(木)ⅢE1104 演劇で学ぶコミュニケーション能力育成講座
【演習】
・演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上ワークショップ
・演劇的手法の視点を生かした学級づくり
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
【講義】
・演劇で学ぶコミュニケーション
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
<受講者の感想>
・演劇的手法を活用することで、言葉がもつイメージの違いに気付き、相手との違いや多様性について考えていくことができるので、相互理解に活用できると思いました。具体的なワークショップの方法を聞けたので、授業に生かしていきたいです。主体的、対話的な活動として、授業の中で生徒が発表やプレゼンをする機会をつくってきましたが、観客とイメージが共有できるように、観客を意識したプレゼンをつくるという視点が欠けていたように思います。今後、その視点を生徒がもてるような授業構成を考え、取り組んでいきたいです。
・実際にワークショップを体験して、子どもたちも楽しんで取り組むことができそうだと感じました。学級だけでなく、他校との交流もあるので、そのような機会にも取り入れていきたいと思います。「安心して表現できる」ということを聞き、自分の学級はどうかと考えました。相手を認めたり、何をしても大丈夫だと感じたりしている子もいるでしょうが、全員がそうではないと思います。ワークショップを通じて学んだ演劇的手法を学級経営に取り入れ、子ども達が安心して表現できる学級にしていきたいと思いました。
・高校生にも応用できるワークショップが多くあり、私の学級でもすぐに実践したいと感じました。オリザ先生がおっしゃっていた、年齢や学校、生徒の特徴にあわせ、内容を変化させていく必要性はワークショップだけでなく、すべてのことに共通して言えることだと再確認しました。ワークショップを通じてイメージの共有がしにくいものと共有しやすいものが、自分の中でより明確に落とし込めたように感じます。特に、担当教科の音楽では、教員や生徒、生徒同士の中でもイメージの共有がしにくいと感じています。生徒とコミュニケーションをする中で、言葉に対する「つもり」、音楽的な表現を共有することがいかに曖昧で伝わりにくいかを、教員が重ねて理解しなくてはいけないものだと感じました。それを本日様々な場面で、身をもって体感できたことは大変実りある研修でした。芸術的観点が学校教育に還元する力は大きいです。どうすれば教育現場に芸術が浸透していくか、力を入れて学んでいきたいと再認識しました。