総長・校長室より

総長・校長室より

附属中学校のALTの着任式ー2人のALTで国際理解教育のさらなる推進ー(R4.8.30)

 2学期制である本校は、中学校、高等学校とも夏休みが明けて8月30日からスタートしました。

 附属中学校では、7月に離任されたアビゲイル先生の後任として、8月に着任された新しいALTの先生の着任式を行いました。着任されたのは、Georgia Lee Denbigh(ジョージア・リ・デンビ)先生で、カナダから来られました。

 大学院では科学を学ばれ、趣味はアウトドアのようで、英語の授業やESS部の活動でお世話になります。

 本校のALTは、附属中学校に2人、附属高校に1人と3人が、常に教育活動に手厚く関わっていただいています。

 国際理解教育を特色にした本校の更なる推進に、生徒と共に頑張っていきたいと思います。

                                        校長 小倉 裕史

 

創立30周年記念式典実行委員会が発足(R4.8.27)

 8月27日(土)、令和5年度に、附属高等学校が創立30周年を迎えることから、附属中学校・高等学校創立30周年記念式典実行委員会が、発足しました。

 委員長は、創進会(同窓会)の岡田慎平会長で、副委員長に、高校PTA会長、中学校PTA会長、校長、創進会副会長の4人とし、顧問に創進会前会長と総長の2人がなり、その他、本校の総務・広報部長や同窓生の教員、高校教頭、中学校教頭、事務長、高校と中学校の各学年主任や、PTA副会長、歴代の中高のPTA会長、本校の卒業生など、約30人が役員となって、記念式典に向けて意見交換をしました。

 実施は、令和5年11月11日(土)に本校体育館で実施します。

 記念事業として本校に残すものの検討や記念誌の発行、記念講演の講師、寄付の依頼、来賓の選定など、様々なことをこれから決めていくことになります。

 創進会(同窓会)と中高PTAと本校教職員が連携して、在校生にとっても意義ある式典になるように、生徒にもアンケートを取ることでまとまりました。

 次回は、11月12日(土)に、式典約1年前に第2回実行委員会が開かれます。素晴らしい式典になるように検討していきますので、保護者や卒業生の皆さんのご意見も、お聞かせ頂ければと思いますので、よろしくお願いします。

                                         校長 小倉 裕史

附属中高合同教員研修会ー良いとこ見つけで活力ある職場づくりー(R4.8.23)

 8月23日(火)、本校の中高の教員を対象に、中高合同研修会を実施しました。テーマは「教員に求められる役割と職責~活力ある職場づくり~」で、校長の私が講師を担当し、中高教員約50人が10班に分かれて取り組みました。

 各教員の「自分の強みや持ち味」をラベルに書いて希少性や有用性を分析し、自分の強みを・持ち味を大切にして欲しいと伝えました。

 学校改善と学校教育目標の意味と、Society(ソサエティ)5.0の時代を迎え、学習指導要領の改訂の趣旨と評価の観点について伝え、学校の使命と力の入れどころを押さえ、本校をSWOT分析することにより、外部環境と内部環境の強みを改めて考えてもらいました。

 緑に囲まれた学習環境で、保護者が意欲的であり、兵庫県立大学からの独自の支援や県立大学への特別推薦制度があること。中高一貫校で意欲の高い優秀な生徒が多く、意欲ややる気の高い教員が多く、寄宿舎があり施設も充実していること。

など、本校の強みは他校にないことが多く、強みを活かしてさらなる特色づくりを進めたいと思いました。

 教員一人一人の働き始めてからのキャリアを振り返り、どのような時に力量が付いたか、満足度が上がった時の身につけた能力を振り返り、自己の振り返りには意義があることも伝えました。

 教員の中にはメンタリングやキーパーソンの重要性を伝え、さらなる協力体制のある組織づくりが、働きがいのある職場づくりであることを話しました。

 やってみせ 言って聞かせてさせてみて 褒(ほ)めてやらねば人は動かじ

 話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず

 やっている姿を 感謝で見守って 信頼せねば人は実らず

と、山本五十六の言葉を伝え、教員同士も、生徒に対しても、「ほめて任せて信じれば、人は動く・育つ・実る」ことを確認しました。

 教員一人一人が、明日から実行しようと思うことを振り返って、研修を終えました。

 さらに、素晴らしい学校を目指して、教職員と共に頑張っていきたいと思っています。

                                          校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属中高 夏季休業前の全校集会ーPDCAサイクルを持ち、ピンチをチャンスにー(R4.7.20)

 附属中学校と高等学校と、夏季休業を迎えるにあたり、全校集会を持ちました。本校は2学期制のため、前期の終業式は9月の終わりですが、夏季休業中をしっかり乗り切って欲しいと、総長、校長からメッセージと、生徒指導担当からの感染症対策と熱中症対策について話しました。

 中高の全校生が体育館に入ると、密になるため、附属高校は体育館、附属中学校は夢造館で別々に実施しました。

 総長は附属中学校に、校長は附属高校で生徒にメッセージを伝えました。附属中学生には前日の部活動の県大会壮行会で校長メッセージを伝え、附属高校生には総長のメッセージも校長から伝えました。

 総長、校長の思いが生徒に届いて欲しいと願っています。40日間の夏季休業を、健康に気を付けて送って欲しい。

                                          校長 小倉 裕史

 

【総長あいさつ】 武尾 正弘 

 ようやく前期の大半は終わり、夏休みに入るわけですが、4月に思い描いた通りの生活や勉強をここまで進めることができましたか? 

 一般社会やビジネスの世界では、PDCAサイクルという言葉があります。

 これはそもそも物を生産する工場で、品質管理の観点から出てきた言葉ですが、Pはプラン、計画、DはDo、実行すること、Cはチェック、結果を評価すること、最後のAはアクションと言って行動するという意味ですが、ここでは結果の評価に基づいて、改善するということを意味します。PDCAは、計画、実行、評価、改善ということです。

  この考え方はものの生産だけにとどまらず、最近はビジネスの世界のあらゆる事柄に拡がってきています。

  皆さんの生活や勉強についても、まず、計画し、それに基づいて実施し、その後、結果について評価して改善し、次の計画に生かすといったPDCAサイクルが必要です。

  でも実際にこれをやるとなったら、どんなことをすれば良いか迷いますね。

 でも大事なことは、まず、計画をノートなどに日付入りで書くことなんです。そして、設定した目標についてはいつまでにそれをやってしまうか期日を決めることなのです。この期間は長くても短くても良く、最初は全く計画通りにはいかないと思いますが、そのノートをみてきっと反省することになると思います。それがPDCAサイクルの第一歩になるのです。 

 これから長い夏休みになると思いますが、まず最初に、計画をノートなどに書くことと、期限を決めることをやって頂いて、皆さん独自のPDCAサイクルをつくることをお願いいたします。 

 それから、コロナ感染がどんどん拡がっている状況にあります。かかっても重症化しないという人もいますが、他人にうつしたり、後遺症がのこることもあり、感染しないに越したことはありません。夏休み期間中もこれまでのルールを十分に守り、節度ある生活を過ごしてください。

 

【校長あいさつ】 小倉 裕史

 今年度は、4月には、高校3年生は延期の延期となった宮古島への研修旅行、高校1年生は3年ぶりの蒜山高原自然教室を無事に実施してスタートしました。文化祭や先週実施できた球技大会などの実施や、黎明寮での朝食の一部バイキング形式に戻すなど、可能な限りの感染対策を取りながら、3ヶ月余りが経ちました。

 私からは、「ピンチはチャンス」「窮(きゅう)すれば転ず、転ずれば通ず」ということをお話しします。

 皆さんは、これまでの高校生活や中学校生活を振り返ってみると、うまくいったこと、感動したこと、失敗したこと、悲しかったこと。それぞれあるかと思います。うまくいったり感動した時は、やる気に繋がったでしょうが、失敗した時や、悲しかった時は、悔しさがこみ上げてきたと思いますし、思い出したくないかもしれません。

 しかし、まず皆さんに伝えたいのは、「ピンチはチャンス」という言葉です。人間は、窮地(きゅうち)に立った時が、チャンスと言われます。ピンチはピンチで、チャンスのはずがないし嫌だと思います。しかし、高校生活だけでなく、これからの人生の中で、一度はもう限界だと感じることがあるかもしれません。また、「窮すれば転ず、転ずれば通ず」という言葉があります。

 窮する(行き詰まり苦しむ)ことで、道を進んでいた際に行き詰まり、転んでしまった。しかし転んだからこそ、そこから見える新たな視点や発見があるものだ。という意味です。つまり、人間はまず「転ぶ」ということがなければ、「通ずる」ということがないと言われます。転んだからこそ、そこから見える新たな視点や発見がある訳です。

 ピンチが訪れて、どうしようもないとならないとき、諦めるしかないかと思ったとき、もう一度引き返そうと思ったとき、方向転換をして(転じて)あらゆる事を見ることで、「こんなところにこんな方法があった。こんな道があったな」と新たな発見ができるのです。

 しかし、これも諦めてしまっては、チャンスは絶対に訪れては来ません。転じてこそ活路が見出されるのですから、何事も最後まで諦めないことが、いかに大切かということです。現在の成績では、目指す進路を諦めなくてはならないのではないかと思っている人もあるかもしれません。しかし、そのピンチを、ピンチで終わらせるか、チャンスに変えるかは、気持ち次第だと思います。

 高校3年生は、人生で一番しんどい夏休みを迎えると思います。頑張って当たり前で、誰も褒めてくれないかもしれません。しかし、しっかり目標を決めて、頑張ったら自分を褒めてあげることも大切です。将来の目的は大事ですし、目的がなければ頑張れません。しかし、身近な目標も定めないと、なかなか頑張れないのも事実だと思います。

 すべては、目的に向かっての種まき(行動)だと思います。まかない種は生えないので、思えばまず行動にうつして種まきをしましょう。まいても、なかなか実を結ばなくて嫌になることがあるかもしれません。しかし、それは、貯金していると思って頑張って欲しいと思います。いつか、多額の利子がついた結果が返ってきます。

 できるか、できないかということよりも、昨日より今日、今日より明日、少しでも向上しようという心がけが、一番大切だと思います。

 夏季休業中は、生活が乱れがちになります。計画を立てて、「昨日よりも今日、今日よりも明日」の気持ちで、一歩一歩進んでください。もしピンチが訪れても、決して諦めず、これはチャンスと思って方向転換して頑張ってみてください。皆さんの頑張りを心から応援しています。

 暑い日が続きますので熱中症対策、そして第7波が到来したと言われていますので、感染症対策を徹底してください。40日間の夏休みをくれぐれも健康に気を付けて過ごしてください。

 

 

 

附属高校職員研修会ーICT機器を活用した事例報告で効果的な授業の工夫を共有ー(R4.7.19)

 7月19日(火)、附属高校の教員全員で、ICT機器を活用した実践の事例報告の研修会を実施しました。

 本校では、すべての教室にホワイトボードとプロジェクターが設置され、2年前から効果k的なICT機器を活用した授業の工夫を行ってきました。今年度の入学生から、新学習指導要領となり、1人1台端末のBYODが導入され、授業でも活用し始めています。

 7人の先生方による、効果的なICT機器の活用、BYODの有効活用について、説明があり、教員は熱心に研修を受けました。すべての教員が、効果的なICT機器を活用できるように頑張って、生徒の授業を効果的に実施できる工夫をさらにしていきます。

                                          校長 小倉 裕史

事例報告

1 授業におけるICT機器の活用事例

 ~Google Classroomを用いた課題提出とJamboardを活用した授業実践~ 宮内 俊輔先生

2 授業におけるICT機器の活用事例 (学年での取組を含む)

 ~Google Classroomを用いた課題提出~ 那須 健治先生

3 授業におけるICT機器の活用事例

 ~数学科におけるJamboardを活用した授業実践~ 中島 健太朗先生

4 ICT機器を活用した個別指導の事例

 ~数学科におけるGmailを活用した個別添削指導について~ 古本 浩之先生

5 進路指導におけるGoogle Classroomの活用

 ~特別推薦入試受験者への事務連絡と総長特別演習~ 疊家 克彦先生

6 BYOD端末の活用事例 ~英語科における音読指導~ 吉峯 旬作先生

7 BYOD端末の活用事例 ~連絡ホワイトボードのJamboardへの移行~ 中野 雅志先生