テトラヒメナ

分類 

 原生動物門 繊毛虫綱 全毛類

形態・特徴

  体長40~80μ、卵形の小形の繊毛虫で体全体にほぼ等長の繊毛をもち、前端部に近い口を囲んで右側に1枚の波動膜、左側に3枚の口前膜、合計4枚の膜装置を持つのでこの名がある。大核と小核各1個を持つが、無小核の株もある。収縮随は後部に1個。淡水にごくふつうに見られるが、約30年前から無菌的に合成培地で培養が可能となりきわめて繁殖も速く、遺伝的に安定している。ゾウリムシと同様に培養する。アメーバなどの餌としても使う。