会長あいさつ

【ご挨拶】

 新会長としてご指名を受けました県立北須磨高等学校の津田と申します。至らぬところが多いと存じますが、科学部会のために努力していきたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。

 近年、世界や日本の各地で地震や豪雨などによる自然災害、また、ウクライナとロシアの戦争やガザ地区での紛争などが相次ぎ、世界や日本をとりまく情勢が不安定になり、被害を受ける人たちが増加しています。このような災害を未然に防ぎ、被害にあわれた人たちを助けるためにも、科学技術の発展やさらなる研究開発が求められています。また、予測が難しい今後の社会にあっては、探求力を持った人材の育成が必要であり、理科教育の果たすべき役割は非常に大きいと考えています。

 また、本県におきましても、昨年度の教員採用試験から実技試験が廃止となり、この科学部会での先生方の技術やノウハウの共有や伝達がとても大事になっていると感じています。

 今後の科学部会の様々な行事や各地区での研修会にも積極的にご参加頂き、県立、市立、私立(わたくしりつ)の垣根を越え、生物部会とも連携して理科教育がさらに進められることを願っています。どうぞよろしくお願い致します。

 

                                    令和7年4月

                  兵庫県高等学校教育研究会科学部会 会長 津田 量

                            (兵庫県立北須磨高等学校長)

 

 

 

 

 

【ご挨拶】

 令和4年度から会長として3年間お世話になりました県立佐用高等学校 校長の小倉裕史と申します。

 高等学校では年次進行で新学習指導要領となり、全ての学年で新しいカリキュラムとなり、観点別学習状況の評価で、指導と評価の一体化や、ICTを効果的に活用し、探究活動を取り入れた「主体的・対話的で深い学び」による授業が実施され、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実の取組が工夫されていることかと思います。

 なかなか観察・実験することができない状況を耳にしますが、探究活動の最前線で活躍頂かなければならないのも理科の先生方だと思います。昨年度から実習助手の教員採用候補者試験が数十年ぶりに再開され、実習教員の初任者の育成が大切になっています。また、今年度から理科教諭の教員採用候補者選考試験から、二次試験の観察・実験が廃止され、初任者の観察・実験の技術や技能の育成がこれまで以上に求められます。

 令和7年度の科学部会の総会及び研修会は、生物部会と合同で7月4日(金)に兵庫県立大学姫路工学キャンパスで実施予定で、大学教授の講演や施設見学の研修会も実施します。多くの皆様にご参加頂きますようにお願い致します。

 今回の総会で、次期会長に引き継ぐ予定ですが、ご協力とご参加をよろしくお願いいたします。

                                        

令和7年4月

               兵庫県高等学校教育研究会科学部会 会長 小倉 裕史

                            (兵庫県立佐用高等学校長)