〔本部事務局〕
兵庫県立小野高等学校
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アメーバ
分類 形態・特徴 |
1)採集法
野外の溝、池沼などの底の泥、落葉、水草を水と一緒に採集し検鏡するとアメーバが発見できる。夏の水田の片すみに、吹き寄せられた泥の皮膜を採集すると、多数のアメーバが発見できる。
採集した水と米粒1~2粒をシャーレに入れ、数日培養すると多数のアメーバが増殖し、探しやすくなる。新しい培地を用意しパスツールピペットで吸いとったアメーバを増殖すればよい。
2)培養法
アメーバの培養液もいろいろ発表されているが、代表的なものを次にあげる。
直径15cmのシャーレに培養液を2cmほど入れ、キロモナスを接種し、1日放置後アメーバを植え継ぐ。
KCM液 | チョークレー液 | ||||||||||||||||||||||||
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直径15cmのシャーレに培養液を2cmほど入れ、キロモナスを接種し、1日放置後アメーバを植え継ぐ。 |
古い培養液を2/3捨てる。 (アメーバは底にはりつきほとんど流れない。) |
⇒ | 新しい培養液を加える。 新しいキロモナスを加えてもよい。 |
⇒ | ふたをして暗所25~27℃で培養。培養容器は5個位用意する。 |
良好な培養条件では、アメーバは細長い形で、仮足をよく出して運動している。キロモナスが増えすぎると縮んで円くなる。キロモナスが増えていれば米粒を少なくする。
3)分離法
アメーバはスライドガラス上に接着させた後、培養液でシャーレ内に洗い落とせばよい。