その他の材料

・ブライダルベールやフルミネンシスもツユクサの仲間。切って水につけておくと発根する。ムラサキツユクサと同様の実験に利用できる。

・アフリカホウセンカ(インパチェンス)は花粉管の発芽が早いので、花粉管観察用教材として例示される事が多い。一年中開花し続ける(ただし冬期は温室内栽培)ので必要に応じて一年中利用可能である。が、節の下で切ってつけておくと発根するので、株は新しくしたほうがよい。半日陰で酸性土で育てるのがよい。光合成や細胞分裂(根)、茎の構造の観察ができる。原産地はアフリカ。

・シャジクモ、アオミドロなどの栽培・飼育は、畑の土に蒸留水を加えて煮沸滅菌し、そのまま水槽やビーカーに入れてから個体を入れる。加える水はくみおき水でよい。アオミドロは清流では見つからない。校庭や公園の池などの岸辺の岩石(コンクリートも)などに付着して水中でゆれている。触れるとヌルヌルし、付着していないものは、枯草の茎とか、木の枝などを核に、10~30cm塊になって浮いている。河川の岸辺、小さな流れなどでも見られる。栄養のある所即ち魚の生息している所、多少なりとも水の汚れている所、流れのたまる所、そして何よりも陽光のある所を捜せば必ずある。アオミドロは接合、原形質分離の実験に利用できる。