ヒドラ

分類

 腔腸動物門 ヒドロ虫綱 ヒドラ科

形態・特徴

 池、沼、水田、溝などの水中に沈んだ落ち葉や枯れ枝などに付着して生活している。体は円筒形で伸張したときには10mmほどになる。先端にある口の周囲に触手が5~7本あり、体長の1.5~2.5倍に伸びる。体の色は淡褐色であるが、体の状態とか食物の色などで異なり、体内に単細胞緑藻が共生したものは緑色になっている。触手の外皮細胞中には4種の刺胞があって、それぞれ刺糸が射出して餌を捕まえる。刺糸は種類を決めるのに大切な特徴になっている。ヒドラは購入したカナダモに付着していることも多い。餌としてミジンコを与える。ただし、好まない種類もある。(ケンミジンコ、カイミジンコ)ミジンコ類が繁殖している水槽の中であれば、特に餌を与えなくても自然に培養できる。また、魚の餌として売られているアルテミアを与えてもよい。