日誌

万葉の庭(9)つき

 秋が深まり、万葉の庭の木々の紅葉も進んできました。つき(槻)は、ニレ科の落葉広葉樹で、室町時代頃から欅(けやき)とも呼ばれ、公園や街路樹でよく見られる樹木です。

万葉集には7首詠まれています。万葉で「斎槻(ゆつき・いはいつき)」とあることから、この木が神木として祭られていたことがわかります。

とく来ても 見てましものを 
 山城の 多賀の槻群(つきむら) 散りにけるかも
    高市 黒人(たけちの くろひと) 巻3ー277

【歌意】もっと早く来て見ればよかったのに。山城の多賀(地名)の、つきの林の美しい紅葉が、もはや散ってしまっていることだ。
 
 この木の足下には「卒業記念庭園」(第1回卒業生)と記した石碑があります。

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