日誌

万葉の庭(11)ヤツデ(八つ手)

寒い朝、冬枯れの万葉の庭に目立つ白い花。
ヤツデの花です。小さな白い花が集まって鞠(まり)状に咲いています。

葉に特徴があり、深い切れ込みがあって大きな掌のような形をしています。そこから「天狗の葉 団扇」との名前もあります。風に揺らぐ葉が「おいで おいで」と呼びかけているようなので、千客万来の縁起物として玄関先に植えられることもあるとか。

花言葉は、「健康」「親しみ」「分別」。
『万葉集』には登場しませんが、こんな俳句があります。
 
 うきうきと咲いて淋しき花八ツ手   飯田龍太
 
 学校は期末考査2日目。この冬一番の冷え込みの中、テスト中とあって少し軽めの鞄を背負って生徒たちは元気よく登校してきました。  頑張れ!ひがはり生