兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
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人と自然科 農業と環境の授業でスイートコーンを圃場に定植しました
人と自然科1年生「農業と環境)の授業ではスイートコーンの定植作業を行いました。
4月23日(火)、ポリポットに播種(種をまくこと)を行い・・・・
そして3日後には発芽(芽を出すこと)し、4月30日(金)には、自分が播種したスイートコーンが実際のどのくらいの確率で芽が出たのか、発芽率調査も行いました。
いよいよ圃場(畑)に苗を植える作業「定植)を行います。今年はゴールデンウィークから雨の日が続き、少し畑に水がたまり条件は厳しめですが、先生からの説明を聞き、自分の担当区に苗を植えていきます。
今年栽培する品種は「しあわせコーン」。バイカラー(2色のまだら模様の粒)の早生種(収穫までの期間が短い品種のこと)という特徴がある品種です。
早速実習開始です。農業と環境の授業では自分の担当区が設けられており、責任をもって管理します。
圃場には事前に農場の先生が畝(うね)をたてて下さいました。まずは「床」と呼ばれる上の部分を平らにならしていきます。
自分が播種したスイートコーンの苗を、株間30cm、並木植え(隣同士並べて植える方法)で定植していきます。
ポットから苗を丁寧に取り出し、植穴に植えていきます。ポイントは苗を少し地表面から沈めて植えて、水がたまるウォータースペースを設けることです。
約1時間で作業は完了。現在生徒は放課後も農場に足を運び自主的に管理を行っています。そして収穫は7月末の予定。新型コロナウィルスの感染が落ち着いたら、北摂第一幼稚園の園児の皆さんと一緒に収穫を行う予定です。
今からとても楽しみですね。おいしいスイートコーン収穫のため、頑張って手入れを行いましょう。
人と自然科 兵庫県学校農業クラブ連盟第1回理事会・評議員会出席
5月10日(月)人と自然科農業クラブの会長・副会長3名が、兵庫県学校農業クラブ連盟第1回理事会・評議員会に出席しました。人と自然科のように、全国の農業に関連する学科で学ぶ生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属します。そして全国の農業高校生と交流したり、農業について学んだことを全国約9万人の農業高校生と競い合う各種競技会に挑戦したりします。
とはいうものの、なんだかさみしい風景ですね。
現在兵庫県には緊急事態宣言が発出されており、例年なら事務局の高校に(今年は県立農業高校)に集合するのですが、今回はWEBによる理事会、評議員会となってしまいました。
この日は1年間の活動計画や予算案、そして今年度兵庫県で開催される全国大会の準備などについて話し合いました。有馬高校でも意見発表会の全国大会が開催されます。
農業クラブ全国大会 第1回マナー、アナウンス講習会に出席の記事はこちら
まずは理事会。各校の農業クラブ会長が議論します。
昨年度の兵庫県学校農業クラブ事業報告、会計報告、今年度の事業計画、予算案、県大会の実施計画などが提案され、賛成多数で承認されました。また、今年度の近畿連盟大会、兵庫県連盟大会で使用する大会スローガン、シンボルマークを選びました。各校が持ち寄った作品から、理事の投票で決定しました
理事会終了後は評議員会、副会長の出番です。先ほど提案された理事会の内容が再度議論され、全会一致で承認されました。
会議は約2時間で終了。本来ならばこの後、交流会が開催され、情報交換やレクレーションを通して親睦を深めるのですが・・・残念です。早く新型コロナウィルスの感染が落ち着き、他校の農業クラブ員(農業高校生)と自由に交流したいですね。
農業クラブはこの会議からいよいよ今年度の活動が本格的にスタートします。講習会や各種競技会を通して、農業クラブの3大目標である科学性・指導性・社会性を養いましょう。そしてなにより、全国大会の成功に向け頑張りましょう。
人と自然科 地域自然保護 有馬富士公園を知ろう
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、いよいよ有馬富士公園での活動がスタートです。4月27日(火)は有馬富士公園を訪れ、パークセンター職員の長谷川さんから説明を受けました。入口では手指消毒を徹底し、座席も間隔を開け、万全の体制で実施しました。
講義ではスライドを用いて有馬富士公園の概要、都市公園法など公園に関する法律、条令、夢プログラムの概要について学びました。有馬富士公園は、地域の方が公園の設立からかかわっているユニークな公園で、ボランティアの方がそれぞれの特技を活かし、来園者に向け様々な体験プログラム「夢プログラム」を提供している、全国からとても注目されている公園です。
また今年はちょうど開園20周年にあたり様々な企画が計画されているそうです。生徒は資料も見ながら真剣に話を聞いていました。
講義の後は、早速公園に出て現地で説明を受けました。出発の際は昨年卒業された先輩が夢プログラムで考案した有馬富士公園のゆるキャラ「有馬富士雄」くんが見送ってくれました。
自然学習センター横から有馬富士公園の全景を望み、そしてガーデン階段を回りながら福島大池を一周。
その後も水辺の生態園や茅葺き民家、そして公園のテーマでもある里山も見学しました。園内には夢プログラムの先輩である地域住民の方々が取り組まれている「ありまふじ棚田里山プロジェクト」の現場も見学しました。
生徒は1時間半、園内の説明を受けながら散策ました。そしてこの授業の目標でもある高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラムの企画・実施にむけ想いを新たにしました。
次回からは3回にわたり、実際に有馬富士公園で展開されている「夢プログラム」を体験する予定です。高校生らしいユニークな体験プログラムを期待します。
人と自然科 ブドウ栽培始まりました
4月も終わりを迎えようとしています。
人と自然科のブドウ園を訪れると、ブドウの樹から新芽が吹き出していました。
有馬高校人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しています。
そして生徒によるブドウ栽培もいよいよスタートしました。まず最初の実習は「芽かき」という作業です。枝からたくさん出ている芽の中から必要な芽を残し落としていく作業です。
1年生の生徒は、ベリーAの栽培に挑戦します。たくさん出ている芽の中からどれを残していいのか・・・なかなか難しいんです。担当の先生に聞きながら取り組んでいました。
3年生の生徒は、ピオーネの栽培を担当します。1年生の時にベリーAの栽培を学んでいるため、少し慣れた手つきです。
それでもベリーAよりも萌芽する数が少ない特徴があるので、友達と確認し合いながら慎重に進めていく必要があります。
今後は誘引、ねん枝、摘穂、整房・・・・など7月上旬に行う袋がけまで作業は続きます。そして今年も9月上旬に有馬高校の保護者、生徒を対象に販売会を行う予定です。美味しいブドウを作るために頑張りましょう。
令和3年度 人と自然科 春の農業祭開催
4月24日(土)春の農業祭が開催されました。昨年度は新型コロナウィルス感染拡大による休校により実施できませんでしたが、今年度は感染防止対策を徹底した中で実施しました。
まずは開会式。校長先生より、「開催が心配されていましたが、皆さんの準備でどうにか開催することができました。地域の方が皆さんが栽培された野菜、草花苗を心から待っておられます。笑顔を忘れず、感染対策にしっかり取り組んで接客して下さい。」との言葉を頂きました。
いよいよ販売開始。早朝から来校されたお客様一人一人に検温、消毒し、リストバンドを装着。
会場入り口では、2年生農業情報処理で作成したソーシャルディスタンスを訴えるポスターを手に、間隔を開けた行列を作っていただきました。
また、販売所内は一方通行を徹底し、2年生の生徒を中心に案内係も頑張りました。
販売中は3年生の生徒を中心に、花苗、野菜苗の説明頑張りました。
購入いただいた苗は、生徒が駐車場まで運びました。
生徒にとって大きく成長できる貴重な時間となりました。今年はハウス内の人数も制限したため、例年より長い時間お待ちいただくことになりました。ご理解、ご協力いただきありがとうございました。
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