兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
タグ:人と自然科
人と自然科 演習林実習に行ってきました
有馬高校も修了式を終え、春休みに入りました。人と自然科では、春休み中も当番で実習の授業(総合実習B)があり、春の農業祭に向け準備を進めています。生徒は楽しそうに頑張っていますね。
昨年度の春の農業祭に関する記事はこちら(ちなみに令和6年度の春の農業祭は4月20日(土)を予定しています。)
さて、そのような春休みの当番実習の一環として、3月28日(木)果樹と緑班の3年生が演習林実習を行いました。みなさんは有馬高校が山林を持っている(管理している)というのはご存じですか?有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しており、果樹と緑班の生徒が林道整備を行っています。
まずは入山前の確認。今回最大の目標は「怪我をしないこと」です。実習服の袖をおろし、ズボンの裾や靴のひもが枝に引っかからないように注意すること。実習用グローブを必ず着用すること。暑くなったら水分補給を行うなど、安全に関する注意を確認しました。
安全を確認した後は早速入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。
演習林の中に入ると、林道が整えられています。以前はここで間伐や枝打ちなど頻繁に実習を行い、杉の材木を生産していたようですが、現在は生徒が課題研究や授業で植物を活用する場となっています。今回の実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。まずは山の麓の林道です。風で折れた枝などが林道をふさいでおり、のこぎりで小さく切断し、協力してよけていきます。
進んで行くと一本の丸太が林道をふさいでいました。
早速チェンソーで伐木してから除去します。夏にチェンソーの資格を取得した生徒が活躍しました。男女問わずみんな上手です。
人と自然科 伐木等業務(チェーンソー)特別教育実施 についての記事はこちら
伐木した丸太を協力して運搬・除去していきました。
そしていよいよ尾根に向かって登山です。急な坂を登ります。落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。
尾根に到着。再び林道を整備していきます。境界線の杭を確認しながら進んでいきましょう。
林道に落ちた種子から発芽した幼木も、大きくなる前に取り除いておきます。
道中には多様なコケやウラジロなどの植物、キノコやツバキなど山の生物多様性も感じることができ、生徒はカメラで記録したりメモを取ったり、画像検索して名前を調べたりしていました。
4時間近く行った演習林実習も一人も怪我せず下山を果たしました。いよいよ3年生最上級学年です。人と自然科のリーダーとして活躍してください。期待しています。
人と自然科 県庁緑化活動に対し教育長より感謝状をいただきました
2月5日(月)兵庫県庁にて、県庁緑化展示にかかわる感謝状贈呈式が行われ、有馬高校人と自然科フラワーアレンジメント班の生徒が出席し、教育長より感謝状をいただきました。
兵庫県には農水産高校が12校あり、毎月担当校が県庁2号館のロビーに実習で学んだ技術を活かして作庭を行ったり、作品を展示したりして県庁に潤いのある空間を提供しています。この活動に対し、今回兵庫県教育長より感謝状をいただきました。
ちなみに今年度有馬高校人と自然科は10月を担当しました。
10月の県庁緑化を有馬高校が担当しています に関する記事はこちら
今年度は人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班の1年生を中心に作品を展示をしました。授業の中で学ぶフラワーアレンジメントを活用し、「多様性」をテーマにした作品を展示。メインで使われている7色は、LGBTQ+を象徴する色になっており、多様性を互いに認め合える社会の実現を願うという想いが込められています。
最後に教育長と一緒に記念撮影させていただきました。
今回の表彰を励みに、これからも普段の学びを活かして、さまざまな活動に取り組み、スキルアップしていきましょう。
人と自然科 課題研究発表会を実施しました
1月17日(水)講義棟に人と自然科1年生から3年生が集まり、課題研究発表会を実施しました。
人と自然科3年生課題研究の授業は、入学してから農業や環境について学んできた知識や経験をもとに、生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価反省する科目です。課題研究発表会は3年生にとって3年間の集大成。もう一つの卒業式ですね。
この日は3年生が自分が取り組んだ研究をまとめ、1.2年生の後輩の前で発表しました。人と自然科には野菜、草花、環境(来年度から果樹と緑コースに移行します)の3つのコースがあり、1.2年生はすべての部門を学びます。そして3年生になると一つのコースを選択し、集中的に学びます。ちなみに司会進行や計時もすべて1,2年生の生徒が担当し発表会を進めていきました。
それでは3年生が1年間取り組んだ研究テーマを紹介します。まず草花部門。
・草花でコンパニオンプランツはできるのか?
・綿花の比較実験
・NPKの割合が草花に与える影響
・シードカードで繋ぐ心と伝統~人から人へ想いを込めて~
・未来へつなぐ(繋ぐ)私たちの品種改良~好みの色を咲かせよう~
続いて環境部門。
・竹パウダーとタンニン鉄の有効活用
・浄水発生土の活用方法
・パパイヤの有効活用
・壊れたウッドデッキを修復
・植物にストレスを与えよう
・竹の活用~竹害の改善~
・ブドウの剪定枝を用いた堆肥作り
最後は野菜班です。
・イチゴの栽培・繁殖研究
・ミミズコンポストについて
・カボチャの新栽培
・ジャガイモの長期保存
・袋栽培について
・コンパニオンプランツによる環境にやさしい農業
どの発表も、専門性の高い素晴らしい研究内容で、後輩の1.2年生も先輩方の発表に見とれていました。そして発表会が進むにつれ、同級生や後輩からも質問が多く飛び出し、発表者はしっかり回答していました。さすが3年生ですね。
そして全学年生徒の投票の結果、野菜班『根粒菌を用いた緑肥栽培』の発表が学科代表に選ばれました。
今回学科の代表に選ばれた発表は1月27日(土)に有馬高校で行われる学習活動発表会にて、人と自然科代表として発表します。
中学生の皆さん、保護者の皆さま楽しみにしておいて下さい。
発表会終了後、3年生全員で今回が最後になるかも知れない集合写真です。
3年間人と自然科での学習いかがでしたか?農業や環境、そしてフラワーアレンジメントなど、人と自然科の特色ある学びに前向きな生徒が多く、作文コンクールや農業クラブ各種競技会、フラワーアレンメントの全国大会などで大活躍でしたね。この3年間、心も体も大きく成長したと感じています。人と自然科での学びや経験を活かし、次のステップでも頑張ってください。そして卒業しても、人と自然科の応援団でいて下さいね。農場の先生全員、卒業後の皆さんの活躍を心から祈りつつ、影ながら応援しています。
人と自然科 ひとはく連携セミナー最終回 六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わりについて学ぶ
1月12日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度最終回、第8回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。
人と自然科は県立人と自然の博物館と連携協定を結んでおり『人と自然』の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。
前回のひとはく連携セミナー 第7回 論文って面白い! 科学論文の読み方入門講座 に関する記事はこちら
今回は加藤 茂弘研究員より『六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり』をテーマに講義いただきました。
皆さんは地層や地質、岩石などに興味はありますか?先日石川県を中心に地震が起こってしまいましたが、私たちが住んでいる真下のには未知の世界が広がっています。まずは地層について学びます。地層には『累重の法則』があり、これは上位の地層のほうが新しく、深くなるほど古くなると言う法則です。一方で大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所では海溝にたまった土砂とともに大陸側に押しつけられはぎ取られます。この部分は上に重なるほど古い地層になっており、これを『付加体』といいます。
次に岩石について。岩石は生成の過程により、火成岩、堆積岩、変成岩に大別され、それぞれの岩石の特徴について学びました。特にマグマが冷え固まった結晶化してできた火成岩には、流紋岩・安山岩・玄武岩・・・など中学校の理科で学んだ岩石があげられ、色などそれぞれの岩石の特徴や利用法についても知ることができました。
そして農業と地層との関わりについても学びました。たとえば火山岩が特徴的な地域は鉄やミネラルが豊富で水持ちがよい作物に適しています。そして凝灰岩が特徴的な地域では、粘土状の土を形成していることが多く米作に向いているそうです。このように地層は農業だけでなく、温泉や水の濾過など良い面、逆に地震や土砂崩れを起こしやすいという悪い面など、人間の生活と様々な場面でかかわっているんですね。
その他三田市周辺の特徴的な地層の話を交えながらの話も多く取り入れて下さり、とても興味が持てる内容でした。加藤先生有意義なお話を本当にありがとうございました。
以上で今年度のひとはく連携セミナーは終了です。1年生の皆さんいかがでしたか?高度な内容の講義を博物館の先生から直接聞く機会はなかなかないですよね。今回学んだことを武器にして、2年生以降の学び、そして3年生の進路につなげて下さい。県立人と自然の博物館の皆さま、このような機会をいただき本当にありがとうございました。
人と自然科 令和5年度第2回 先輩農業者特別授業を実施しました
1月15日(月)人と自然科1年生を対象に、今年度2回目となる先輩農業者特別授業を実施しました。
この授業は阪神農業改良普及センター様と連携させて頂き、地域で活躍されている先輩農家の方をお招きし、直接講義を頂くことで、将来の就農・進路につなげようという取り組みです。ちなみに今年は阪神農業改良普及センター様との共同事業として、5月に3年生(急きょ雨で実習できなかった1年生も合流)を対象に、宝塚市で観光農園『エーアイファーム』を経営されている石井伸啓先輩お招きし講義をいただきました。
そして夏季休業中には、農業インターンシップを
夏季休業中都市農業体験実習(有高版農業インターンシップ)に4名挑戦に関する記事はこちら
10月には2年生を対象に、農業先進地見学(バスセミナー)を実施しました。
今回お話しいただいたのは、淡路市でタマネギを中心にイネやキャベツを栽培されている『株式会社 K.ファーム』で雇用就農という形で就農されている吉本 ひばり先輩です。高校卒業後にすぐ就農、現在5年目ということでとてもお若く、私たち高校生にとってとても親しみやすい存在でした。
吉本先輩は農業高校ではなく普通科高校のご出身とのこと。また家が農家でもありませんが、幼いことから海外の友人との交流する中で「海外に日本の農業を広めたい」という熱い想いを持ちはじめたとのことです。そして中学・高校では部活動の陸上競技に打ち込んでいましたが、高校卒業後の進路を考えたとき、やはり幼い頃の夢である「農業」を職にすることを決意。自分の力で淡路島の農家に連絡しまくり、現在お世話になっている「K.ファーム」の社長さんと出会ったとのことでした。すごい行動力ですね。
知識や経験も全くない最初の3年間は感覚での作業や20キロのコンテナを積み上げるなど力仕事がメインの農業特有の大変さに戸惑ったり、仕事でミスをして叱られたり、地域の人に認めてもらうためのコミュニケーションなど、苦労の連続だったようです。そんな中でも自分の作った野菜を食べたときの感動や、同じ仕事をする社長と社員の距離の近さ、屋外での作業の気持ちよさなど農業特有の魅力もたくさん知ることができたそうです。
そして3年目を超えたあたりからやっと仕事にも慣れ、農業の本当のおもしろさが分かってきたとのことで、現在は販売マネージャーとして、各地で開催されるイベントの出展を取り仕切ったり、K.ファーム、さらには淡路島のタマネギを広めたりする活動に尽力されています。この5年間で「継続することの大切さ」に気づいたとのことでした。
吉本先輩からは独立就農と雇用就農のメリット・デメリットについても教えていただきました。独立就農は、経営者として農業経営を行うため、何事も自分で決めることができ、売り上げも自分次第でどこまでも伸ばせます。しかし売り先も自分で決めなければいけないので責任は重大です。一方で雇用就農は従業員として働くため、会社からのサポートがあり、安定した収入をもらいながら技術が身につきます。一方で自分のやりたい農業の実現が難しいというデメリットもあります。
最後に有馬高校人と自然科で学ぶ1年生へ
「とにかく今を楽しんで、勉強も私生活も学校行事も恋愛も部活動も・・・何事も手を抜かずに頑張って欲しい。私も高校時代に陸上を始め、何事も手を抜かずに頑張ってきたことが今の仕事に役立っています。最高な高校生活を送って下さいね。応援しています。」
というメッセージを頂きました。先輩の思いをみんな真剣に受け止めていたようで、講義終了後も『K.ファームにはどのような農業機械が導入されていますか?』『雇用就農するとき、何件くらいの農家に連絡しましたか?大変でしたか?』『雇用されるまでのお金の心配はありましたか?』など現実的な質問も多く飛び出し、充実した時間となったようです。
吉本先輩、お忙しい中興味深いお話本当にありがとうございました。そして阪神農業改良普及センターの皆様、このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
人と自然科 冬季休業中も実習の授業を頑張りました
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、約2週間あった冬季休業も終わり、1月9日(火)から新学期が始まりました。この冬季休業中も人と自然科では「総合実習B(別名農場当番)」の授業があり、春からの栽培スタートに向けた実習を当番で行いました。
まずは2年生。ブドウ畑に基肥を施す実習を行いました。有馬高校人と自然科で人気の作物と言えばブドウ。毎年9月には在校生と保護者を対象に販売会を開催しています。
美味しいブドウを栽培するために欠かせないのが土づくり。冬の間にしっかりと肥料を施します。この日施した肥料は油かす・有機化成・苦土石灰・微量要素・・・・などなど
そしてメインの肥料は牧場直送、ダンプいっぱいの牛糞堆肥です。事前に掘っておいた穴の中に一輪車1杯、そしてブドウ畑にまんべんなく置いていきます。一輪車の扱い方上手です。
最後に歩行用のトラクタでブドウ畑を耕うんしていきます。歩行用といえどもかなりのパワーで体ごと持っていかれるので注意です。
1年生の生徒は、もち米を栽培した水田に堆肥を施す実習を行いました。11月に収穫を行い、そして秋の農業祭では大人気商品でしたね。
まずは先発隊が『畔切り』を行ったのちに、堆肥を落とす目印を水田に付けておき・・・
いよいよ説明を受けた本隊が登場。
印をつけた場所に堆肥を落とし、全面に広げていきました。
そして後発隊がトラクタで耕うん、堆肥をすきこんで実習完了です。
そのほかにも、年末に剪定したブドウの選定枝をチップにして堆肥化する実習や、新たな作物として栽培を始めるブルーベリーの鉢上げの実習、竹林管理や農場の環境整備など、新学期からの作物栽培に向け様々な実習を頑張り、知識や技術を身に付けることができました。
新学期からも花苗や野菜、果樹の栽培頑張って勉強しましょう。まずは4月に行われる春の農業祭が目標ですね。今年の春の農業祭は4月20日(土)を予定しています。お野菜の苗、お花の苗を中心に販売します。
皆さん楽しみに待っていてくださいね。
人と自然科 農業クラブ サプライズで花の寄せ植えXmasプレゼント
12月22日(金)有馬高校は終業式を迎え、いよいよ令和5年も終わりを迎えようとしています。あったいう間に大晦日・・・お正月・・その前にみんなが楽しみにしているのがXmasですね。
終業式を終えたこの日の午後。JR三田駅前にはサンタ姿の高校生が登場。恒例となりました人と自然科農業クラブ本部役員の生徒による、花の寄せ植えサプライズ無料配布(クリスマスプレゼント)を実施しました。20年以上続いている伝統の地域貢献活動です。
この日に向け、農業クラブの生徒自ら播種、鉢あげなどの栽培を行ってきました。そして今年の寄せ植えは、1鉢にパンジーやビオラを4~6株を植栽。生徒が作成したクリスマスカードを添えました。「花の寄せ植え、無料配布しています。いかがですか~」駅のテラスで受け取ってくれる方を待ちます。
間もなく偶然通りかかった方が立ち寄って下さり・・・
『もらってもいいの?とってもうれしい。』
『本当にありがとう。玄関に早速置いておくわ。』
などなど受け取っていただいた方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。そして用意していた100鉢が約40分でなくなってしまいました。寄せ植えを受け取ってくださった皆様。大切に育ててくださいね。
そしてこのブログを見て下さった方にもサンタさんから素敵なプレゼントが届きますように・・・Merry Christmas!
人と自然科 第2回農業法人仕事説明会に参加しました
12月20日(水)加古川市総合文化センターにて今年度2回目となる農業法人仕事説明会が開催され、農業系の大学や農業大学校への進学、そして将来農業関係の仕事に就くことを考えている本校1・2年生の生徒12名が参加しました。この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ非農家の生徒をマッチングさせることを目的に5年前から実施されています。
近年、将来農業を職としたいという非農家の生徒が増えてきており、その場合農業法人に就職(修行)し、技術の習得と人脈、信頼をを築いた後、新規就農する事例も多くあります。また近年の人と自然科生徒の進路希望、実績を分析すると、127年の歴史(多くの先輩方とのつながり)を活かした幅広い企業への就職はもちろん、農業系の4年生大学や農業大学校などへ進学し、その後就農する生徒が毎年出てきています。以下昨年度の進路結果です。
ちなみに今年(令和5年度)の3年生(76回生)の生徒も、現時点ですでに3名の生徒が農学系の国公立大学に合格。2名の生徒が県立農業大学校への進学、さらに近畿大学や龍谷大学など難関私立大学農学部にも合格しています。(全ての進路が確定しましたら改めて紹介します。)
今回は県下の農業法人16社の経営者がブースを設け、県内4校の農業高校生、農業大学校生87名が参加しました。
参加した生徒は積極的に農業法人のブースを訪れ、資料やタブレット、さらには映像を見ながら、作付け内容や農業へのやりがい、独立就農に向けたサポート体制などの話をメモをとりながら熱心に聞いていました。また、今回は研究開発、コンサル事業などを手がけている企業も参加しており、野菜や花などの作物栽培しか学べない有馬高校にはない、異なる分野の話も聞くことで視野を広げることができたようです。
そして参加者をよく見てみると見覚えのある学生が・・・昨年有馬高校人と自然科から県立農業大学校に進学した卒業生でした。農業大学校でも積極的に頑張っているようで、卒業後は農業法人への就職を希望しているとのこと。活躍する先輩の姿に励まされますね。
約2時間かけて各自6社のブースを回りました。様々な話を聞くことができたようで、参加した生徒はとても満足し、来年以降の進路選択に向け参考になったとのことです。
このような機会をいただきました兵庫県ならびにひょうご農林機構、就農支援センターの皆様、ありがとうございました。
人と自然科 農業クラブ 三田国際マスターズマラソンに出展しました
12月17日(日)有馬高校がある三田市にて、三田国際マスターズマラソンが開催され、有馬高校人と自然科農業クラブの生徒が花苗販売ブースを出展し大会を盛り上げました。
人と自然科では日頃の学びを活かして地域のイベントに積極的に参加し、社会性を身につけています。
毎年12月の中旬に開催される三田国際マスターズマラソンには、全国から約3,000人のランナーが集まります。コロナ前には毎年農業クラブの生徒が自分たちで栽培した花苗を販売していました。コロナ後最初の大会となった昨年はお休みしていましたが、大会参加者からのアンケートで「草花苗の販売はなくなったの?」「有馬高校生によるお花の苗販売復活して欲しい」というご意見を複数いただいたため、今年度5年ぶりの復活となりました。
早朝7時30分から準備スタート、この日は人気のパンジー、ビオラはもちろん、クリスマスに向けたポインセチア、お正月に向けたハボタンを持参しました。
9時になり、続々とランナーが集まってきました。そんなランナーを迎えたのが、人と自然科キャラクター「ひとっしー」です。最終打ち合わせはもちろん、開会式にもしっかり参加しました。
そしてスタート地点に向かうランナーに生徒と一緒に手を振り、エールを送りました。
一方販売所には応援に来られた方がたくさん草花苗を買いに来て下さいました。この日は前日と比較し気温が一気に下がり、さらに風が強かったので厳しい寒さでしたが一生懸命接客をしていました。
隣のブースでバザーを出展されている有馬高校育友会の焼きそば、チュロス、コーヒーも大人気。頑張っている農業クラブの生徒へと差し入れもいただき、生徒は大喜びでした。ありがとうございました。
12時頃、先頭のランナーが到着。ひとっしーくんもランナーや応援の子どもたちと一緒に写真撮影。あいかわらず大人気ですね。
13時頃大会は無事終了。ランナーの皆さんお疲れ様でした。最後に恒例の集合写真です。
たくさんの方に来場、購入いただき本当にありがとうございました。
家庭科 77回生 人と自然科 そば打ち体験
12月13日(水)人と自然科「家庭基礎」で、公益財団法人兵庫県生活衛生営業指導センターと兵庫県麺類食堂営業生活衛生協同組合より6名の講師にお越しいただき、そば作りの調理実習を行いました。
お出汁の匂いと、こね鉢や麵切り包丁などの専用の道具を前に、お蕎麦屋さんで修行をしている気分です。
どの班も講師の先生方に手伝っていただきながらそば粉こね、薄く伸ばし、麺切り包丁で細く切って仕上げることが出来ました。薬味は、農場で採れた大根です。おろし大根にして、ネギとワサビも添えて、美味しくいただきました。
講師の先生方、本当にありがとうございました。
皆さんも年越しのそば打ちに挑戦してみてください!
人と自然科 地域自然保護 ありまふじ夢プログラムを実施しました
12月12日(火)人と自然科3年生地域自然保護(学校設定科目)の授業で、ありまふじ夢プログラムを有馬富士公園で実施しました。
「地域自然保護」の授業では県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。
以下関連記事のバックナンバーです
現地フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験
現地フィールドワークその5 棚田を管理し土と触れ合う夢プログラム体験
そしていよいよこの日は集大成。自分たちが夢プログラムを企画し実施する日となりました。有馬富士公園は、遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族連れ、環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方・・・とたくさんの地域の方が利用されていますが、中高生の利用が少ないという現状があります。ということで、今年の夢プログラムのテーマも『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』としました。
この日は雨予報で朝から小雨が降っていましたが、公園に到着した11時ごろには雨も上がり、過ごしやすい気候となりました。ホストとなる3年生も3か月間かけて準備してきたプログラムの成功に向け、最終準備を進めます。
12時ごろ、本日のゲストの到着です。この日ゲストとして迎えたのは、来年度地域自然保護を受講する予定の人と自然科2年生19名です。全員楽しむ気満々です。
まず最初の夢プログラム。タイトルは「treasure hunter~宝を掴み取れ~ in Arimafuji park」です。
有馬富士公園の人気スポットといえば「遊びの王国」。5人1組の班で様々な遊具に隠された有馬富士公園に関する問題を探し、謎解きしていくプログラムで、遊びながら有馬富士公園全体のことについて知ってもらうことが目的です。一番早くに全問正解した班にはお宝がGETできます。説明を聞き、問題と地図を受け取った後、一斉にスタートです。
遊具の影や天井、林の中に問題が隠されています。
そして問題の隣には豆知識があり、そこには別の問題のヒントとなることが書いてあるので、メモを取りながら問題を解いていきます。なかなか手が込んでいますね。ゲストの2年生は遊具で遊びながら、問題を見つけていき、有馬富士公園について楽しく学んでいました。
最後は結果発表。優勝チームはお宝GETです。おめでとうございます。
楽しくアクティブに有馬富士公園について学んだ後は、2つ目の夢プログラム。タイトルは「学びを豊かに、自然探索」です。
有馬富士公園は里山をテーマとした公園で、豊かな自然な魅力の一つ。そして多様な動植物が生息しています。そこで発見した動植物を撮影しながら園内をハイキングし、自然の中で学ぶ楽しさ、大切さを知ってもらうことが目的です。ハイキングコースは「ゆったりコース」と「ハードコース」の2コースで実施。「ゆったりコース」は遊びの王国からかやぶき民家までの緩やかな遊歩道を約1時間かけてゆっくり歩くコースです。
草地の生態園や水辺の生態園など、様々な場所に寄り道しながら、植物や昆虫を観察、写真を撮影し有馬富士公園の豊かな生態を体全体で感じました。
一方で体力に自信のある参加者は「ハードコース」。公園のシンボルである有馬富士の頂上に登るコースです。安全にハイキングするための注意をしっかり行いスタートです。
登山道では遊歩道とは異なった植生が見られます。昆虫の卵や真っ赤に実を付けたナンテンの木など、気に入ったシーンの写真を撮りながら進んでいきます。
途中険しい道もありましたが、どうにが全員山頂に到着。山頂からの景色が一番の撮影スポットでした。
全員かやぶき民家に戻り、最後の夢プログラムは「有馬富士公園の豊かな自然を食べてみよう!!」です。先ほどもお伝えしたとおり、里山をテーマとした有馬富士公園は自然が豊かですが、その自然の魅力をどのようにしてもらったら良いか・・・考えた結果、特別な許可をいただき有馬富士公園で野草や樹木の葉、木の実などを事前に採集、乾燥、調理し、夢プログラム当日に自然を食べてもらうことで、魅力を体感してもらうことにしました。
今回はドングリ粉を使用したクッキー。そして野草はクロモジ・クマザサ・ヤマノイモ・ヨモギを乾燥させて茶葉にし、野草茶として味わってもらいました。試飲、試食の前にそれぞれの植物の効能、アレルギーに対する注意などを行い、早速試飲、試食です。
ドングリクッキーは何度も試作を重ね、100%・50%・チョコチップの3種類を準備。あっという間になくなりました。
そして野草茶はかなりのくせがあったようで・・・一番人気はクロモジ茶でした。
楽しい時間も終了・・・と思ったら最後にサプライズ。二つ目のプログラム「学びを豊かに、自然探索」で自分たちが撮影した写真がその場でプリントされ、記念にプレゼント。
さらにさらに、3年生がこの日までに何度も公園を訪れ、自分たちで撮影した植物や昆虫の写真が収録された、お手製の有馬富士公園写真集もプレゼントされました。
楽しかった時間もあっというまに過ぎていき、2年生は大満足で学校に戻っていきました。記入してもらったアンケートの結果を見ても「全部楽しかった」「有馬富士公園の自然を感じることができた」など、高評価で、とても充実した、時間だったようです。
頑張った3年生も、この日で有馬富士公園での活動は終了です。最後にかやぶき民家を背に、集合写真を撮りました。
ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?どの夢プログラムも高校生らしいアイデアで、有馬富士公園の魅力が十分伝わり、とても魅力的な内容だったと授業担当者は感じました。来週の授業ではプログラムの振り返りを行い、夢プログラムをまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第、有馬富士公園内にある、三田市自然学習センターに展示させていただく予定です。)
最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
人と自然科 農業クラブ福祉施設の花壇装飾活動実施
人と自然科では、日頃の授業や実習で学び、身につけた技術を活用し、様々な活動行っています。先日も三田市消防本部や三田警察署の花壇装飾を行いました。
三田市消防本部前の花壇装飾 Seasons in Autumn に関する記事はこちら
三田警察署の花壇装飾 Seasons in Autumn に関する記事はこちら
今年最後の装飾活動として、2学期期末考査が終わった12月7日(木)篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇装飾活動を行いました。人と自然科は14年前からこの活動を継続して行っています。この日に向け、生徒自ら栽培したパンジー、ビオラ、ノースポールなど1000鉢を持参しました。
今回装飾を担当したのが人と自然科農業クラブ役員生徒10名です。人と自然科のような農業を学ぶ学校には『農業クラブ』という組織があり、人と自然科に所属する生徒全員が所属する組織です。そして、その組織をまとめる役目、そして人と自然科を盛り上げるための中心的な活動をしているのが農業クラブ本部役員の生徒です。(農業学科独自の生徒会のようなイメージです)
本部役員が承認された、令和5年度農業クラブ後期総会 に関する記事はこちら
今回の活動では園内5カ所の協同花壇、プランタを装飾しました。上記の後期総会で役員に承認された1・2年生の生徒が参加。初参加の1年生の生徒が2年生の生徒に教わりながら約2時間半で華やかな花壇に仕上げていきました。
この日は風も強く寒い中での活動となりましたが、素晴らしい花壇に仕上がりました。また、今回も感染リスクを考え農業クラブの生徒だけで植え付けていきました。一緒に交流しながら植えるのはもう少し時間がかかりそうです。
最後に中央の協同花壇で集合写真を撮りました。
丹南精明園を訪れた際は是非ご覧下さい。
人と自然科 ひとはく連携セミナー 論文って面白い! 科学論文の読み方入門講座
11月24日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第7回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。
人と自然科は県立人と自然の博物館と連携協定を結んでおり『人と自然』の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。
前回のひとはく連携セミナー 第6回 未来に残したい農業や農村の持つ魅力 に関する記事はこちら
7回目となる今回は『論文って面白い ~科学論文の読み方入門講座~』をテーマに、中濱 直之研究員より講義をいただきました。
『論文』という言葉を聞くと、大学の先生や博物館の研究員が投稿する・・・など、難しそうなイメージがあるかもしれません。意味としてはある事柄について論理的に述べた文章、もしくは研究結果を発表する文章のことを言います。これらを公に発表するには、『査読』という論文としての重要性、科学的な信頼性を総合的に判断・審査してもらう必要があります。雑誌によっては90%以上掲載拒否となる場合もあるそうです。
しかし意外と身近な存在で、無料で見られるサイトもあり、私たちも気軽に検索、閲覧できるとのこと。今回は実際に自分のタブレットで検索してみました。主なサイトとしてJ-STAGEやGoogle scholarがおすすめだそうです。
論文の構成はタイトルから始まり、要旨・抄録で論文の概観が述べられています。そして導入、材料および方法、結果、考察、図表、引用文献で構成されています。
読むコツとしては最初から全部読むとわからなくなるので、まずタイトルと要旨、図、表を見て論文のおおまかな内容をつかみます。そして初心者には『総説』がおすすめでこれまでの研究分野のまとめや今後の展望が書かれています。
皆さんいかがですか?少しは身近に感じる存在になりましたか。生徒の感想を読むと、実際に自宅でも論文検索を行い、興味関心が広がった生徒も複数いたとのこと。人と自然科では3年生になったら『課題研究』という科目があり、自分で興味関心があるテーマ(課題)を設定し、計画、実施・研究、まとめ・反省・評価を自分で行う大学生の卒業論文のような授業があります。
今回学んだ論文の読み方はこの授業で活かされそうですね。中濱先生、興味深い講義をありがとうございました。
次回ひとはくセミナーは最終回、加藤 茂弘研究員より『六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり』をテーマに講義いただく予定です。
人と自然科 三田市消防本部前の花壇装飾 Seasons in Autumn
11月24日(金)2年生総合実習の授業で、果樹と緑で実習を行った11名の生徒が、実習で学んだ技術を活かして先日の三田警察署に続き、この日は三田市消防本部前の花壇装飾を行いました。
先日行った「三田警察署の花壇装飾 Seasons in Autumn」に関する記事はこちら
三田市消防本部にも警察署同様、春と秋の年2回装飾させていただいています。パンジー・ビオラ、大型のハボタンを持参しました。
消防本部には2カ所の花壇があります。まずは掲揚柱の花壇です。多様な色があるパンジー・ビオラの特徴を活かして、ストライプのデザインを採用しました。
そして建物向かって右側の花壇は、大型のハボタンを配置し、周囲を背丈の低いビオラで埋め尽くしました。
最後はかん水して
約1時間で花壇装飾は完成です。最後にみんなで集合写真を撮りました。
三田市消防本部前をお通りの際は是非ご覧下さい。
なお、今回装飾に使用した、パンジーやビオラ、ハボタンなどの花苗は現在有馬高校ガラス温室にて、以下のPDFファイルの通り絶賛販売中です。
平日の10:00~16:00、12月の中旬までをめどに販売しています。
また販売所には、ポインセチアや寄せ植え、ギンナンなども販売しています。
生徒が一生懸命栽培した農産物を是非ご購入下さい。
皆さまのお越しをお待ちしております。
人と自然科 三田警察署の花壇装飾 Seasons in Autumn
11月22日(水)3年生総合実習の授業で、3年生環境班(次年度より果樹と緑班に移行)の11名の生徒が、実習で学んだ技術を活かして三田警察署の花壇装飾を行いました。
人と自然科では、日ごろの授業や実習で学んだ技術を活かして、公共施設の花壇装飾やイベントでの作庭などを行っています。
ひょうごまちなみガーデンショーin明石2023 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら
淡路花博2023秋 第12回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら
三田警察署には春と秋の年2回、お邪魔させていただいています。今回は春先まで楽しめる草花苗として、パンジー・ビオラを中心に大型のハボタンも持参しました。
さすがは3年生ですね。これまで学んできた知識と技術を活かし、スムーズに定植していますね。背の高い大型のハボタンを後方に、背の低いパンジー・ビオラを前方にしっかり配置しています。
約1時間半かけて完成した花壇はこちら。
今は少し間隔があいていますが、春になり株が張ってきたらボリュームのある花壇になる予定です。警察署の玄関が一気に華やかになりましたね。
最後に署長と一緒に記念撮影です。三田消防署にご用の方は是非ご覧下さい。
なお今回装飾に使用した、パンジーやビオラ、ハボタンなどの花苗は現在有馬高校ガラス温室にて絶賛販売中です。平日の10:00~16:00、12月の中旬までをめどに販売しています。場所は有馬高校西門(6角形の大温室が目印です)から入っていただき、左手の温室です。
無くなり次第終了となります。詳細は以下のとおりです。
生徒が実習で丹精込めて栽培した草花苗です。ぜひご購入ください。
人と自然科 農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒がゆずりは賞(教育長表彰)受賞
11月17日(金)兵庫県公館にて、令和5年度第1回ゆずりは賞表彰式が行われ、本校人と自然科3年生 農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒、S.Yさんが授賞式に出席しました。
兵庫県が設定している「ゆずりは賞」は、スポーツや芸術・文化などの各分野において全国大会、国際大会などで優秀な成績をおさめ、多くの児童や生徒などの模範となるような立派な行いをした個人や団体を兵庫県教育長が表彰し、その功績をたたえる賞で、昭和40年に始まり、50年以上の長い歴史を持つ伝統ある賞です。
今回受賞したS.Yさんは、授業でフラワーアレンジメントを学び、さらに農業クラブフラワーアレンジメント班で技術を高め、第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて金賞・文部科学大臣賞を受賞した生徒です。
第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて文部科学大臣賞他受賞しました・・・に関する記事はこちら
有馬高校人と自然科の特色ある学びの一つがフラワーアレンジメント。カリキュラムの中にも2・3年生の選択科目で学校設定科目「フローラルアート」を設けており、フラワーアレンジメントについて集中的に学ぶことができます。
3年生フローラルアートで行われているチャレンジ教室「ラウンドアレンジメント」の制作に関する記事はこちら
そしてフラワーアレンジメント技術をさらに高めたい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属。放課後や休日にも活動を行い、身につけた技術を活かして、農業祭や地域イベントでのアレンジ体験、地域の装飾活動を行っています。
先日開催され、フラワーアレンジメント体験も行われた令和5年度秋の農業祭に関する記事はこちら
アレンジ体験を開催した、第2回フラワータウンフェスティバルに出展しました・・に関する記事はこちら
フラワーアレンジメントで装飾した、10月の県庁緑化を有馬高校が担当しています・・に関する記事はこちら
また今回のような全国大会規模のコンテストにも挑戦し、毎年優秀な成績を収めています。先日も同じくフラワーアレンジメント班に所属している生徒が、第33回全国産業教育フェア福井大会 第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストにおいて兵庫県代表選手に選ばれ出場し、見事銅賞を受賞しました。
第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 銅賞受賞 に関する記事はこちら
さらにフラワーアレンジメントの国家資格であるフラワー装飾技能士の資格取得にも挑戦し、今年度も受賞した生徒を含む3名の生徒が2級に、1名の生徒が3級に合格しています。
夏季休業中資格取得第4弾 国家資格フラワー装飾技能士に挑戦しています・・に関する記事はこちら
S.Yさん。3年間受賞にふさわしい努力を続けてきましたね。ゆずりは賞受賞、本当におめでとうございます。
中学生に皆さん。あなたも人と自然科に入学し、先輩と一緒にフラワーアレンジメント技術を楽しく習得し、活躍してみませんか。お待ちしています。
77回生人と自然科修学旅行 その16 那覇空港にて解団式
人と自然科です。無事那覇空港に到着しました。解団式です。
まずは団長である校長先生からの、
『一生の思い出に残る修学旅行を楽しめましたか。貴重な経験ができたのも多くの方のおかげ、特に忘れてはならないのが皆さんの一番の応援団であるご家族のおかげです。帰ったら必ずただいま。楽しかったよ。と伝えて下さい。ゆっくり休んで週明けの22日に元気に登校しましょう。』という言葉が伝えられました。
そして旅行社の方と看護師さんから一言ずつメッセージをいただいたあと
修学旅行委員の2人から
『見えないところで色々と対応してくださりありがとうございました。一生の思い出ができました。怪我などでご迷惑をおかけしましたが、この4日間本当に楽しい修学旅行になりました。お二人のお陰で今日全員無事に帰ることが出来ます。本当にありがとうございました。』
と旅行者と看護師さんへのお礼の言葉がありました。
最後に委員長から、
『本当にとても楽しい修学旅行でしたね。今回の経験をこれからの学校生活に生かしましょう。』
と締めの言葉で解団式は終了です。
それでは総合学科に合流し、兵庫に戻りましょう。
人と自然科の修学旅行報告は以上で終わりとします。2-1の皆さん。修学旅行でクラスの仲間との絆がさらに深まったのではないでしょうか。そして特色ある人と自然科の修学旅行で経験したこと、学んだことを糧に、今後の学校での学びや来年度の進路実現につながることを願っています。
77回生人と自然科修学旅行 その15 石垣島ユーグレナモールにて班別研修
人と自然科です。
西表島大原港から船で出発。西表島ともお別れです。まだ帰りたくないですね。
石垣島まで戻ってきました。
それではこれから最後の研修、石垣島ユーグレナモールを中心に研修です。
ユーグレナモールは沖縄県石垣島の中心商店街で、公設市場を中心に、おみやげ店や飲食店などが並ぶ商店街です。
石垣島産の海産物、農産物はもちろん、石垣島産、石垣島限定のお土産も多くあります。
お昼ご飯もこちらでとります。
せっかくなので八重山そばや石垣牛バーガーなど地元のものをいただぎしょう。これも勉強です。
お土産物の買い忘れはありませんか?
それではこれから石垣空港にバスで向かい、飛行機で那覇空港に戻ります。
77回生人と自然科修学旅行 その14 4日目最終日の朝を迎えました
おはようございます。 人と自然科西表島での最終日の朝を迎えました。
本日の天候も晴れの予報。今回引率している農場長の先生は何度も修学旅行を晴れに導いた晴れ男で有名。今回もしっかり力を発揮してくれましたね。
ホテルでの最後の食事です。今朝のおすすめは、昆布イリチー、グルクン唐揚げ、そして一番人気はフーチャンプルです。
3日間おいしい食事を提供いただきありがとうございました。(太ってしましました)。疲れはたまっていないか心配しましたが、みんな元気のようです。今朝も体調不良者はいないようです。
荷物をまとめ、ホテルの方にお礼を伝えてバスに乗り込みホテルを後にします。
パイヌマヤの皆様、快適な3日間をありがとうございました。
これから大原港に移動し、船で石垣島に向かいます。
77回生人と自然科修学旅行 その13 西表島最後の夜 クラスレクで絆を深める
人と自然科です。
今日はアクティブな1日だったのでお腹ぺこぺこですね。
今夜のオススメはマーボー島豆腐とイカとアーサーのかき揚げ、八重山そばミートソースそして沖縄の塩を使った塩キャラメルケーキ・・・最後まで大満足ですね。
今夜もまだまだ終わりません。西表島最後の夜はクラスレクです。懐中電灯を手に、イリオモテヤマネコを探しながらレクレーション会場に移動します。
いよいよクラスレクスタートです。
農場の先生クイズ、ジェスチャーゲーム、気配切り対決、イントロクイズなどで会場は徐々にヒートアップしていきます。
そしていよいよ待ちに待ったビンゴ大会です。景品は・・・誰が当たるかな?
当たった皆さん。おめでとうございます。
そしてクライマックスは花火大会です。
みんなで手持ち花火を持って、修学旅行最後の思い出を作りました。
そしてみんなで円陣を組み、『まだまだ終わりたくない!修学旅行』の掛け声でクラスレクは終了しました。
クラスレクレーションは大成功で終わりました。レク係の皆さん。準備ありがとうございました。
以上で本日の日程は無事終了。明日はいよいよ最終日です。
明日は石垣島に戻り、ユーグレナモールで地元の市場などを見学しながらお土産物を買いましょう。最後まで体調不良とならないよう、ゆっくり休んでくださいね。
おやすみなさい。
77回生人と自然科修学旅行 その12 カヌーでジャングル探検
こちらは人と自然科です。軍艦岩の船着場から再び浦内川を下って行きます。
船の中では手作りのランチボックス。お昼ご飯は原生林を見ながらのクルージングランチです。贅沢ですね。
浦内川船着場に到着です。午後からはカヌーで浦内川を川の中から観察します。まずはガイドさんからオールの使い方や安全に楽しむための説明を聞きます。
それでは2人1組で出発です。ガイドさんの話では、この時期にこんなに風が穏やかで、天気がいいのは滅多にないとのことです。
浦内川は沖縄県最長の川です。巨大なマングローブ林にはたくさんの支流があります。
川下からカヌーで昇っていくと、川の水が海水から淡水に変わっていくので、徐々にマングローブの木が変化する所を見ることができます。実際にマングローブに近づいてみます。そして黄色くなって落ちている葉を少し拝借し、かじってみます。・・しょっぱいですね。
マングローブが塩水の環境でも生きていけるのは、海水の塩だけを葉っぱの部分から排出したり、葉っぱに塩分をためて葉っぱごと落としたりする特別な能力がためです。勉強になりましたね。
支流に入って行きます。今日は風も穏やかで潮のタイミングもバッチリ。奥まで探検することができました。
最後は浅瀬にみんなで集合。やっぱりテンション上がってしまいました。
ひと通り楽しんだところで集合写真です。
それでは船着場に戻りましょう。
約2時間のカヌー体験が終わり、皆さん楽しめましたか?全身びしょ濡れの生徒もいますね。気温は20度を超えているので寒くないですか?風邪をひかないように着替えましょう。
それではホテルに戻り、体を温め少し休みましょう。今夜は西表島最後の夜。まだまだプログラムは続きます。
77回生人と自然科修学旅行 その11 トレッキングで西表島の自然を体感する
人と自然科です。午前中はトレッキングでディープな西表島を体感しましょう。
まずは遊覧船に乗り、3キロ上流まで浦内川をのぼって行きます。それでは世界自然遺産の区域に入っていきます。
河口域には、海水の影響を受けマングローブ林が広がっています。リュウキュウイノシシも水辺で遊んでいました。
軍艦岩の船着場に到着です。ガイドさんに続き山の中に入っていきます。
西表島は亜熱帯林の自然が残されている島です。山地にはスダジイ、タブノキ、オキナワウラジロガシなどの照葉樹が広がり、山頂部には、リュウキュウ竹が密生しています。そして低地にはガジュマル等が優先する群落がみられらます。
樹木の根や岩がむき出しの道を歩いて行き、横目で小さな滝を見ながらゴールを目指します。
約40分のトレッキングでまず到着したのわがマリユドゥの滝です。日本の滝100選にも選ばれた西表島の代表的な滝です。高台からの眺めでしたが、緑の中に映えたとても美しい滝でした。
再び出発。さらに20分ほど原生林を進みます。
到着しましたカンピレーの滝です。
高低差の少ない滝が長さ約200mにわたって続く景色は圧巻です。
原生林の中のトレッキング堪能できましたか。そして西表島特有の植生について学ぶことができましたか?
それでは船着場に戻りましょう。
午後からもアクティビティーは続きます。
77回生人と自然科修学旅行 その10 3日目の朝を迎えました
おはようございます。人と自然科西表島での3日目の朝を迎えました。本日の天候も晴れ時々くもり。気温も24度まで上がるとのこと。今日も快適に一日過ごせそうです。
今日も元気に食堂に集まってきました。みんな元気そうですね。疲れはたまっていませんか?少し心配していましたが、今朝も体調不良者はいないようです。
今日も元気に1日過ごすため、しっかり食べましょう。
今日のオススメはフルーツ盛り合わせ、そしてみんな大好きさんぴん茶ですね。
みんな濡れてもいい靴、そして昨日とは違った服装でロビーに集まってきました。
3日目は午前中、カヌーで西表島の自然、特にマングローブ林を満喫します、そして午後からはトレッキングでさらに島特有の生態系、多様な植物について学びます。
青空が広がってきました。それでは行ってきます。
77回生人と自然科修学旅行 その9 ナイトウォークで西表島の多様な生きものと出会う
人と自然科です。本日はウミガメ放流・サイクリング・保護センターでの研修・・・充実の一日で夕食も大盛りですね。
今夜のオススメは県魚グルクンのあんかけと、もずくスープです。
とにかく食事が美味しくて,体重増加してしまいますね。
お腹が満たされたところで、本日最後のプログラムはナイトウォークです。2班に分かれ、夜の西表島に繰り出します。
懐中電灯をもち、ガイドさんと一緒に出発です。
林に出会って最初に出会ったのが、早すぎて写真にはおさめられませんでしたが、ヤエヤマオオフクロウ。オシッコをかけて飛び立って行きました。他の鳥類としては、チュウダイズアカアオバトやジョウビタキ、オオサギなどに出会うことができました。
また両生類、爬虫類では、ヤエヤマアオガエルが多く発見。ハブはいませんでしたがサキシママダラを発見。手に持たせてもらいました。ちなみにめちゃめちゃ手が臭くなります。
そして昆虫類も、オキナワオオナナフシやサソリモドキ、そしてオオシママドボタルの幼虫も地面を歩いていました。成虫同様、電気を消すと光ります。
また植物も、夜にしか花を咲かせないサガリバナや西表島に多く生息するパイナップルの形をしたアダン、白い花を咲かせるオオハマボウなど、多様な種類が生息していることに気づきました。
最後にホテルの前で出会ったのがヤエヤマサソリ。普通の懐中電灯では見えにくいのですが、ブラックライトを照らすと光って見えます。
このように西表島には多様な生き物が生息していること、特に本島と離れているため、イリオモテヤマネコを初めとした多くの固有の生物が生息していることが体験をとおして理解できましたね。ちなみにイリオモテヤマネコとは出会えませんでした。残念。
これで2日目の日程は終了。班長会議です。
明日はカヌーで西表島の自然を満喫、そしてトレッキングでさらに多様な植物、特有の生態系について学びます。明日に備えてゆっくり休みましょう。
おやすみなさい。
77回生人と自然科修学旅行 その8 西表野生生物保護センターで研修中です
人と自然科です。西表島に戻ってきました。少し時間があるので、港のお土産物屋さんで買い物しましょう。
西表産の黒糖を使ったソフトクリーム抜群に美味しかったです。
ホテルに戻る前に、西表野生生物保護センターで研修です。西表野生生物保護センターは、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備された施設です。職員の方から少し説明いただいたあと、早速館内を見学しましょう。
イリオモテヤマネコは西表島の全域に生息していますが、主な生息地は山麓から海岸にかけての低地部分。推定生息数は約100頭といわれており、様々なことが原因で減少傾向です。特徴は丸いしっぽです。
ついにイリオモテヤマネコの剥製と出会うことができました。
ネコの仲間は、ネズミやウサギなどの小型哺乳類を食べていますが、イリオモテヤマネコは、トカゲ、ヘビ、カエルや昆虫、鳥類、エビなどさまざまな動物を食べます。このように様々な生きものをエサとするのは、世界中でもイリオモテヤマネコだけが持つ特徴なのだそうです。このことが、水が豊かで多様な環境が混在し、餌となる多様な生きものが豊富にいる西表島に生息する一番の要因とのこと。
一方で生息地は人間の生活域と隣接しており、イリオモテヤマネコの住める生態系と共存していくことが課題です。外来生物対策、毒を持つオオヒキガエル対策、交通事故対策など島内では様々な取組みをしています。
昨年展示室がリニューアルされたということで、匂いや音など五感を使って学ぶことができました。
みなさんいかがでしたか?島の野生生物や自然環境保全への理解や関心を深めることができましたか?のこりの滞在期間でイリオモテヤマネコと出会えたら良いですね。
それでは皆さんホテルに戻りましょう。ゆっくりとホテルで休養・・・と言いたいところですが、人と自然科の修学旅行はこれでは終わりません。まだまだ体験は続きます。
77回生人と自然科修学旅行 その7 黒島にてサイクリング満喫
人と自然科です。BBQでお腹いっぱいになったところでサイクリングです。
黒島は周囲約13kmの小さな島。ほとんど坂道がないので快適に回れます。
島を走っていたら目にとまるのが黒牛です。島民の人口約200人に対して10倍以上の2800頭の黒牛が飼育されているとのこと。見渡す限り牧草地が広がっていますね。
まっすぐな道は日本の道100選にも選ばれており、島の中央にある黒島展望台からは島の全景、そして碧い海、空も満喫できます。島の猫ちゃんとも触れ合いました。
海岸に出たら白い砂浜が。裸足になってたのしんだり、岩の上で映え写真撮ったり、楽しんでますね。
そして今回の一番人気スポット。伊古桟橋です。海に向かって354メートルの桟橋です。
皆さん映え写真が撮れましたか?
あっという間に時間が過ぎていきましたね。黒島港に戻りましょう。
名残惜しいですが黒島とお別れです。チャーター便で再び西表島に戻ります。
次のプログラムは西表野生動物保護センターです。
77回生人と自然科修学旅行 その6 今日の昼食はBBQです
人と自然科です。今日のお昼ご飯はBBQです。島のお父さんとお母さんが炭火で焼いてくれます。
代表生徒から「黒島研究所ではみなさんしっかり学べましたか?みんなで放流したウミガメの分までしっかり食べましょう。いただきます」の合図でスタートです。
山盛りのお肉と野菜、そして塩おにぎり。最高です。
お腹いっぱいになりましたか?
しっかり食べたところで、次のプログラムは島内サイクリングです。代表から島のお父さん、お母さんに美味しかったですありがとうございました。ごちそうさまでした。の言葉をみんなで合唱しました。
たくさん食べたお肉の分だけ体を動かしてカロリー消費しましょう。
77回生人と自然科修学旅行 その5 ウミガメ放流体験を通して海洋生物について学ぶ
人と自然科です。大原港に到着。
チャーター船にて黒島に向かいます。
波もそれほど高くなく、船酔いは大丈夫そうです。約20分で黒島に上陸しました。
自転車に乗り、黒島研究所に向かいます。自転車で約15分です。
黒島研究所は沖縄県でもっとも歴史ある海洋生物の研究所です。施設には常設の展示室があり、黒島に住む動物や民具などを展示しています。
まずは施設の方から説明を受けます。実際に持たせてもらいました。
黒島には、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイが産卵に訪れます。3種のウミガメが産卵に訪れる砂浜は、世界的にみても貴重なのだそうです。ちなみに見分け方も学び、頭の形、甲羅の形や鱗板の位置など相対的に判断するそうです。
ウミガメの産卵は おおよそ初夏から夏にかけて行われ、一度に100個ほど産みます。そして1年に2-4回ほど産卵するので年間数百個の卵を産むことになります。産み落とされた卵は約2ヶ月で砂の中でふ化し、子ガメは徐々に砂の表面に移動し、夜になると一斉に地上に出てきて海に向かい、約2日間、餌も食べずにひたすら沖に向かって泳ぎ続けます。そして外洋に出て生活し、成長したらまた戻ってきます。
ということでウミガメの一生を学んだ後、早速ウミガメの放流です。今日放流するウミガメを選んで
甲長や体重を測定、標識番号を確認し、記録します。
そしてみんなで海まで運んで
花道を作って静かに見守りながら見送りました。出会って30分しか経っていないのに、みんな寂しそうでした。
貴重な経験をさせていただきましたね。
黒島研究所の皆さん、様々なことを教えていただきありがとうございました。
たくさん学んだ後はお腹がすきましたね。それでは昼食会場に移動です。今日のお昼ご飯は・・・次の報告までお待ち下さい。
77回生人と自然科修学旅行 その4 2日目の朝を迎えました
おはようございます。人と自然科西表島での2日目の朝を迎えました。
天候は晴れ時々曇り。少し風が強いですが、気温も20度前後で今日も過ごしやすい1日となりそうです。
健康チェックの報告を済ませたあと、続々と食堂に集まってきました。
元気に1日過ごすため、朝食はしっかり食べましょう。いまとのころ体調不良者はいないようです。
今朝のおすすめは、サーターアンダギーとパインジュースです。
朝食後はホテル周辺を散策。イリオモテヤマネコは見つからなかったようです。
2日目は黒島でのウミガメ放流体験とおした環境学習&サイクリングです。まずはバスで大原港に向かいましょう。
それでは元気よく行ってきます。
77回生人と自然科修学旅行 その3 ホテルパイヌマヤに到着 1日目の日程終了しました
こちらは人と自然科です。ジャングルホテルパイヌマヤに到着です。
委員長からホテルの方へご挨拶。4日間お世話になります。
このホテルはまわりには民家もお店もない、人里離れた100%ジャングルの大自然の中にあります。
時にはフクロウが窓辺にとまっていることもあるそうです。
お部屋に入って荷物を整理し、破損チェック、健康チェックの後は・・・
待ちに待った夕食です。今日のメニューは・・・
こんな感じで豪勢ですね。手を合わせていただきます。
ちなみに今日のおすすめは、八重山そばとシークワーサージュースです。
今朝は集合時間が早く、お昼ご飯も飛行機の中で少し早い時間だったので、みんなお腹すいていますよね。しっかり食べて明日の研修に備えましょう。
室長会議で本日の反省、そして明日の日程や持ち物を確認、室員に伝えます。しおりにメモをとりながら真剣です。
さて、明日の人と自然科の行程は、チャーター船で黒島に渡り、島内サイクリング&ウミガメ放流体験です。明日は6時30分起床です。ゆっくり休みましょう。
おやすみなさい。
77回生人と自然科修学旅行 その2 由布島研修満喫しました
こちらは人と自然科です。初日午後は由布島で研修を行いました。
由布島といえば・・・水牛ですね。対岸の美原から水牛車に揺られ由布島に向かいます。
三線の音色が心地良いですね。ちなみに水牛は昔農耕のために飼育されていましたが、現在は観光客を運ぶ役割を果たしています。
由布島に上陸です。
由布島は現在、亜熱帯植物園として整備されています。一組の夫妻が、ヤシや花を植え続け、手作りの楽園を造り上げたとのこと。早速園内を散策しましょう。
色とりどりのブーゲンビレアが色鮮やかに咲いているブーゲンビリアガーデンや
日本最大級の蝶「オオゴマダラ」を見ることができる蝶々園などで様々な生きものを観察することができました。
そして林を抜けるとマンタの浜に到着です。
目の前に小浜島が見え絶景です。
貝を拾ったり写真を撮ったり・・・いつのまにか裸足になって干潟の生き物を観察している生徒もいました。由布島を満喫していますね。
たっぷり楽しんだ後は再び水牛車に乗り由布島を後にします。
夕方で疲れているのか水牛がゆっくり休みながら進みます。
西表島に到着です。
本日の研修はこれで終了。それでは西表島での宿泊先、ジャングルホテルと呼ばれているホテルパイヌマヤに向かいましょう。
77回生人と自然科修学旅行 その1 西表島に上陸しました
人と自然科です。石垣空港にて総合学科より分団し、いよいよ西表島に向かいます。
バスの中で看護師さんと合流。4日間よろしくお願いします。
石垣港に到着。
元ボクシング世界チャンピョンと記念撮影を行い、西表島行きの船に乗船。チャーター便で石垣島を後にします。
約45分間波に揺られて大原港に到着。
少し風が強く心配しましたが、船酔いもほとんどなく、ついに世界自然遺産に登録されている西表島に上陸です。
これから初日の研修場所である由布島に向かいます。
人と自然科の学習目標の一つである「環境」について体験をとおして学ぶために、そしてクラスメイトと高校生活一番のおもいでを作るために、4日間全力で西表島を満喫しましょう。イリオモテヤマネコと出会えるかな???それでは行ってきます。
人と自然科 農業クラブ 新しい農業を目指す高校生等の集いに参加しました
11月9日(木)県立丹波の森公苑にて、第58回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、有馬高校人と自然科からも1・2年生の生徒14名のクラブ員(生徒)が参加しました。
この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が集い、地域で先進的な取り組みを行っている農業経営者からの講演、さらには各分科会に分かれ、先輩農業者を囲み質疑応答・討論を行うことで将来の進路に生かそうという会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が193人が集まりました。
近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く、卒業後の進路においても農業や農業関連産業への就職を目指した、4年生大学、農業大学校への進学が多くなっています。
ちなみに今年度も、すでに2名の人と自然科の生徒が、農業・環境分野の国公立大学の合格を手にしています。(詳しくは今後のオープンハイスクールなどで紹介します。)
開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、丹波副市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の副会長様、からの励ましの言葉を頂きました。
開会式の後、午前中は株式会社プラスリジョン 代表取締役の福井佑実子さんから「今なぜ世界各国で有機農業が注目されるのか?~自分の生活に影響ある?ない?なぜ?~」をテーマに講演をいただきました。
福井さんは現在、株式会社プラスリジョンの代表として、分野横断的ネットワークを活かしながら、有機農業(オーガニック)の推進に尽力されています。また、社員食堂やメタボ対策メニューのプロデュース実績も豊富にあります。講演では食糧問題は日本だけではなく、 国際的な問題であると話をされていました。そしてこの状況を改善するために、有機農業を活用することにより、持続可能な社会を未来につなげていきたいと熱弁されていました。
講演後参加した生徒に感想を聞くと、農産物の生産だけでなく加工品にまで、つまり畑から食卓まで有機的なつながりを構築することで初めて有機農業といえるという福井さんの言葉がとても印象的で、持続可能な農と食を考え、オーガニックを実践する重要性を感じることができたとのことでした。
昼食を挟み、午後からは分科会です。水稲、黒大豆・水稲、小豆、山の芋・肉用牛繁殖・野菜、酪農、農産加工・雇用就農の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加します。
「農業の経験に加えて他産業でも経験を積み、計画をしっかり立てて望んで欲しい」「責任ある行動と心がけを持つことが大切」「やらない後悔よりやる後悔」「技術の習得には多くの情報を収集し、自ら考えて取り組むことが大切」「若手農業者に行政から様々なサポートがある。しっかり活用して農業に挑戦して欲しい」などなど、先輩の業者からの熱い言葉に参加した生徒もかなり刺激されたようです。
分科会の後は全体会。各分科会の報告があり、有馬高校の生徒も第5分科会の代表として全員の前で堂々と発表しました。
そして兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、そしてひょうご就農支援センターより、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。
最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を歌います。引率の先生によると有馬高校の生徒が一番大きな声で歌っていたとのこと。さすがです。誇らしいですね。
参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。
運営を担当していただいた氷上高校の皆さん。ありがとうございました。
人と自然科 令和5年度秋の農業祭 ご来場ありがとうございました
11月11日(土)令和5度秋の農業祭が盛大に開催され、多くの地域の方、卒業生みなさんに来場いただき、無事終了しました。
この日に向け、人と自然科の生徒、職員一丸となり準備を進めてきました。
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上記報告のとおり前日は、当日の天候も少し心配でしたがふたを開けてみれば晴れ間も見えるなど絶好の農業祭日和となりました。生徒によっては朝早くから登校し、販売に向け最後の準備を頑張っていました。
販売所にもたくさんの野菜やお花が並び準備万端です。
8時30分、販売開始を前に、全員が集り開会式です。
校長先生、育友会会長様から激励の言葉、そして生徒代表農業クラブ会長より、皆にマイクを向けながら『いよいよ秋の農業祭です。みんなで楽しみましょう。そして各自が自分のやるべきことに取り組み頑張りましょう。』との挨拶がありました。
販売所にはあちこちで大行列が・・・当日はたくさんのお客様(推定訳1200名)の方にご来場いただきました。(駐車場も一時満車となり、お待ちいただく時間もありました。長時間並んでくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。また数量制限にご協力いただきありがとうございました。)
販売開始の9:00。農業クラブ会長が鳴らす鐘の音で販売スタートです。生徒がお客様を誘導します。
野菜部門では人気のハクサイ、ダイコンを中心にどんどん売れていき、ブロッコリーやセロリーなどが次々売れていきました。そして販売開始から約2時間用意していた野菜はすべて完売してしまいました。(ご購入いただけなかった皆さま。本当に申し訳ありませんでした。)
草花部門では、地域の方が毎年楽しみにされているパンジー、ビオラのポット苗。温室いっぱいに準備したポット苗がどんどん減っていきました。
農業と環境&果樹と緑コーナーでは、毎年大人気のもち米が今年も30分で完売。生物活用&果樹と緑で調整したギンナン、カキ、そしてパパイヤは完売してしまいました。そして隣に設けられた卒業生コーナーでもジャンボピーマンやコマツナ、トマト、サツマイモ・・・なども飛ぶように売れていきました。
そして今年3年ぶりに復活&パワーアップした、焼き餅入りぜんざい。1年生の生徒が栽培したもち米で餅をつき、炭火で炙った餅をぜんざいで煮込んで提供。予想以上の売れ行きで、あっという間に器が無くなり、販売終了・・・。来年はもっと準備しておきます。
農業と環境の授業で栽培したモチ米が稲刈りを迎えました・・・に関する記事はこちら
環境&果樹と緑コーナーも大盛況。畑から掘り出して販売する大型ハボタン、ガーデニングで作った寄せ植え、ゴールドクレストを装飾したクリスマスツリー、ポインセチアをたくさん購入していただき、運搬係の生徒は大忙しです。
また、農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒によるコサージづくり体験も大人気。子供から大人まで多くの方が体験に挑戦してくださいました。
農業クラブコーナーでは、缶バッジやTシャツなど、有馬高校人と自然科オリジナルグッズの販売はもちろん、こちらも3年ぶりに復活!!ポン菓子実演販売です。笛の音と『大きな爆発音が鳴ります』の掛け声で一気に圧力を抜き、膨張させます。大きな音が鳴り響くたびに会場は大盛り上がりです。
このように人と自然科の生徒が様々な場所でそれぞれが与えられた役割を果たしながら一生懸命農業祭の運営を頑張っていると・・・・やはり出てきてくれました。人と自然科オリジナルキャラクター『ひとっしー』です。生徒が頑張ってくると現れる妖精さんです。たくさんの人と一緒に写真撮影を楽しんでいました。
展示コーナーも課題研究発表模造紙や農業と環境のダイコン・ハクサイの展示に加え、今回初めて開放した大温室の見学コーナーでは、2年前から栽培を始めたパパイヤ、フィンガーライム、アボカドを実際に見ることができ、さらに現在バナナが実がついている光景も見ることもでき、たくさんの方に見学いただきました。
充実した時間もあっという間に過ぎ、農業祭は終わりを迎えました。みなさん充実した時間が過ごせましたか?自便がやるべきことを考え、主体的に行動できましたか?
閉会式では教頭先生、育友会会長様より、大成功となった農業祭での生徒の頑張りに対し、お褒めと感謝の言葉をいただきました。また農業クラブ会長より、『3年生の皆さん 最後の農業祭楽しかったですか?1・2年生の皆さん農業祭頑張りましたか?週末しっかり体を休めて、週明け全員が農業祭の振り返りレポートを提出しましょう』との挨拶がありました。
最後に各クラスごとに記念写真。3年生はこの農業祭が最後の大きなイベント。もしかしたら最後になるかもしれないクラス写真です。強いリーダーシップで後輩を引っ張ってくれました。大きなイベントをやり切り、みんな充実した顔をしていますね。ここから卒業までの残りの高校生活・・・びっくりするくらい、あっという間に過ぎていきます。いよいよラストスパートです。
今回農業祭を様々な面からサポートいただきました育友会の皆様、イベントを盛り上げてくださった人と自然科OBの農家の皆様、高等特別支援学校、ひまわり特別支援学校の皆様、ほんとうにありがとうございました。
なお、秋の農業祭はこれで終わりましたが、今後も草花温室ではパンジーやビオラなどのポット苗に順次花が咲いていきます。またハボタン・ぎんなんなどももう少し残っています。来週13日月曜日から平日の9:00~16:00の時間(生徒が頑張って実習をしている時間にはご配慮ください。)随時販売していきます。無くなり次第終了となります。
ご入用の方はぜひ農場に足を運んでみてください。
人と自然科秋の農業祭まであと1日 雨の中準備を頑張りました
有馬高校人と自然科で最も盛り上がり1日、秋の農業祭までついにあと1日となりました。前日準備の日の予報は雨でしたが、スタートの3時間目から小雨~曇りとなり、人と自然科全員で準備を行いました。
まずは1年生。昨日のハクサイに続き、ダイコンの収穫です。
秋の農業祭まであと2日 品評会展示用ハクサイの収穫を行いましたに関する記事はこちら
有馬高校で栽培している品種は『YRくらま』です。収穫適期の見分け方は、胚軸(地上に突き出している部分)が約10cm突き出し、その直径が約7cmとされています。しっかり見分けて抜きましょう。
立派なダイコンが収穫できました。今年のダイコンはみんなおおきいです。最高の出来です。
収穫したダイコンは、ダイコン洗い機で洗浄し、重さなどを計測し収量調査を実施した後・・・
品評会会場に展示しました。農業祭当日にはハクサイ・ダイコン共に金賞・銀賞・銅賞のリボンが付けられます。果たして誰が金賞を獲得するのか。品評会会場は農業棟1F廊下です。是非ご覧下さい。
秋の農業祭ではダイコン以外にもハクサイやキュウリやターサイなどの野菜類
パンジー・ビオラなどの草花苗、ハボタンやポインセチア、観葉植物などの鉢物類
3年生の課題研究模造紙発表や、夏季休業中に作成した雑草標本や自由研究の優秀作品
授業で作成したハロウィンカボチャ、人と自然科の生徒が1年間様々な場面で活躍し、獲得した賞状や盾、トロフィーの展示、昨年から栽培研究を始めた青パパイヤの販売
寄せ植え販売、食品バザー、フラワーアレンジメント体験・・・などなど、ここでは紹介しきれない様々な催し物があり、人と自然科の生徒を中心に有馬高校の生徒・職員が一丸となり、地域の皆さまをおもてなしいたします。販売は9:00~13:20、野菜などはなくなり次第販売終了です。車でお越しの方は正門より入場していただき、係の指示に従ってください。詳しくはこちらのポスターをご覧ください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
秋の農業祭まであと2日 品評会展示用ハクサイの収穫を行いました
秋の農業祭までいよいよあと2日となりました。
本日も農業祭に向け、各学年とも実習で準備です。昨年から生産をスタートした青パパイヤの収獲、カキの袋詰めなど販売する農産物が揃ってきましたね。気になる天候ですが、農業祭当日は曇りの予報ですが、どうやら明日の前日準備は雨の予報です。急きょテントもたてることにしました。
さて、秋の農業祭は農産物販売だけでなく、3年生課題研究模造紙発表を初めとした学びの成果発表の場でもあります。中でも毎年人気なのが1年生農業と環境の授業で栽培しているハクサイ・ダイコンの品評会です。
自分の担当区が設けられ、8月の播種から収獲まで責任を持って栽培し、生産技術を習得します。農業祭では自分で栽培したハクサイ・ダイコンで最も自信があるものを展示し競います。
夏季休業中の実習授業その3 ハクサイの栽培がスタートしました・・に関する記事はこちら
秋の農業祭に向けハクサイ・ダイコンの生育順調です・・に関する記事はこちら
この日はいよいよ最高の一玉を選びます。まずは先生から、収獲適期の見分け方や安全な鎌の使い方や調整の仕方を学びます。
それでは選びに行きましょう。ハクサイを軽く上から押さえてみて、ふわふわしていなかったらOKです。
そして外葉を下に折り、ハクサイを斜めにして、鎌の先端で一気に収獲します。
とっても立派なハクサイですね。
最後にハクサイを脇に挟み、鎌で切り口を整えていきます。これが結構難しい・・・かなり時間がかかっている生徒もいましたね。
展示の前に収獲した自慢のハクサイを調査しましょう。上皿ばかりで重量を測定します。平均2~3kg、大きな生徒で5kgを超えている生徒もいましたね。
そしてかっこよく展示台に陳列しましょう。明日はダイコンを収穫し、隣に展示しましょうね。
1年生自慢のハクサイ・ダイコンは、農業棟1階廊下に展示しています。立派なハクサイ・ダイコンには当日は金・銀・銅のリボンが付けられています。楽しみですね。また、展示した以外のハクサイ・ダイコンは野菜コーナーにて販売します。
自慢のハクサイ、是非買って下さいね。皆さまのお越しを心からお待ちしております。
秋の農業祭まであと3日 ハニーFMで全国大会の報告&農業祭の宣伝をしました
秋の農業祭まであと3日、ハボタン苗の調整やカキの収獲、ダイコン、ハクサイの品評会に向けた展示台の準備など、農業祭に向けラストスパートです。
さて、農業祭を前にした11月7日(火)、ハニーFMの「放課後ラジオ」のコーナーに、人と自然科の2、3年生の生徒4人が出演し、先日出場した農業クラブ全国大会の報告と、秋の農業祭の宣伝を行いました。
まずは「第74回日本学校農業クラブ全国大会熊本大会」の意見発表会と農業鑑定競技会に出場した3年生2人の登場です。
大会報告の後、全国大会に出場した感想として、2人とも目標には届かなかったが悔いのない戦いができたとのこと。最後に将来の目標して「保育士になる」「大学で生物農薬を研究する」と力強く答えてくれました。
次は農業クラブ会長&副会長の2年生コンビにバトンタッチです。11月11日(土)に有馬高校で開催される「秋の農業祭」の告知をしました。
今週末の農業祭に向け、農業の実習授業で様々な準備を行っていることを報告し、農産物としては1年生が丹精込めて栽培したハクサイ・ダイコン、そしてみんなで鉢上げしたパンジー・ビオラなどの草花苗、そして果樹と緑、生物活用の授業で調整したギンナンがおすすめとのことです。さらに、農業クラブが3年ぶりに復活させたポン菓子の実演も紹介し、是非買いに来て欲しいとアピールしました。
4人とも最初は緊張していましたが、徐々に慣れ、おしゃべりがとても上手で、人と自然科のアピールをしっかりしてくれましたね。
11月11日(土)の農業祭、皆さまのお越しをお待ちしています。
人と自然科 秋の農業祭まであと4日 今年も花の寄せ植え販売します
有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと4日となりました。収獲を前に農業と環境の授業でハクサイ・ダイコンを主体的に栽培している1年生の生徒も生育チェックです。今年は11月に入っても気温が下がらないため、害虫や病気の発生が少し心配ですが、生育は順調のようです。
また毎年大人気のモチ米の袋詰め、ギンナンの調整、3年生の課題研究の模造紙作成・・・など、準備に大忙しです。
さて3年生『ガーデニング』の授業では、毎年恒例、花の寄せ植えを今年も制作しました。毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
寄せ植え制作に向け、事前に座学で色彩や明度など色が持つ性質、配色の方法、高さの組み合わせ方、花が持つ性質・・・などなど花苗の活かし方を学び、この日を迎えました。早速ハウス内ににあるビオラ・パンジー・デージー・ハボタン・アイビーなどの苗から各自で花苗を選びます。
まずは鉢に培養土を入れ、選んだ花苗を鉢の中に並べていきます。一鉢にだいたい6~7ポットの花苗を配置し、位置を確定させます。
ポイントは背丈の高い草花苗を中心、もしくは後方には位置すること、そして4日後の農業祭を想像することです。今満開の花は4日後しおれている可能性があります、一方つぼみの花は4日後に花を咲かせているかもしれません。これらを計算し、販売当日咲いた花が前を向くように配置します。そして培養土を入れて完成です。
出来映えはいかがですか?納得のいく寄せ植えが出来上がりましたか?完成したら一カ所に集めましょう。
完成した作品はこちら。なかなかの出来映えですね。
今回制作した寄せ植えは、秋の農業祭 環境・果樹と緑のブースにて販売します。
是非お気に入りの寄せ植えをお家に連れて帰ってあげてください。皆さまのお越しをお待ちしております。
人と自然科 さんだ農業まつりにて農業クラブ意見発表を披露しました
11月4日(土)三田市郷の音ホール駐車場を中心に開催された第49回さんだ農業まつりのステージで、人と自然科の生徒2名が意見発表を披露させていただきました。
三田市の農業を元気にするこのイベントでは、毎年地元の農家さんが作った自慢の農産物販売や三田産の農畜産物を使用した食品バザー、三田消防署のはしご車の展示、三田牛の競り市・・・・などなど様々なブースが出展され、地元三田の農業の魅力を発信しています。そして有馬高校人と自然科は毎年このイベントにお招きいただき、農業や環境に関する意見発表を披露させていただいています。(毎年この意見発表を楽しみにしているよ・・・と言っていただける方も多く、とても嬉しく思っています。)
意見発表は生徒が日頃の農業学習を通して学んだり考えたりしている身近な問題や将来の問題についての抱負や意見をまとめ、聴衆の前で発表するものです。今年はこの夏の農業クラブ県大会や近畿大会、全国大会に有馬高校や兵庫県、そして近畿ブロックの代表生徒として出場し、最優秀賞受賞など大活躍した2名の生徒が意見発表を披露しました。
まずは分野Ⅰ類(生産・流通・経営)に出場した3年生 K.Yさんの発表
タイトルは 『 これまでの経験を未来へ 』 です
家族で大規模なウメ・クリを栽培しており、どのように自分が父や兄ををサポートしていくか悩んでいたとき、学校の授業や先輩農業者特別授業での学びから『経営』の面からサポートできると気づき、『半農半X』という考え方を元に発展させていきたい・・・という決意が込められた素晴らしい発表でした。
次は 分野Ⅲ類(ヒューマンサービス) 3年生 T.Wさんの発表です。
タイトル 『 華道の世界に新しい風を 』
幼い頃から華道に取り組んできた中で、人と自然科で取り組んでいるフラワーアレンジメントに興味を抱き有馬高校に入学。授業やアレンジメント講習に関するイベントで、視覚的に教えるという手法の有効性に気付き、その手法を華道に取り入れたい・・・と提案する内容の発表でした。
2人とも本当に素晴らしい発表で、終了後は会場からは大きな拍手を頂くことができ、生徒にとって大きな励みとなりました。終了後は恒例となりつつあるで発表の内容についてインタビュー。二人とも緊張したけどとても良い発表ができたとのことでした。
意見発表を聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。
ちなみに今回発表した意見発表のうちどちらか一つは、1月27日(土)に有馬高校で開催予定の学習活動発表会にて披露します。
昨年の学習活動発表会に関する記事は→ 学習活動発表会第1部 学習活動発表会第2部
有馬高校保護者の皆さんはもちろん、中学生の皆さんも参加できますので是非お越し下さい(中学生の皆さんは事前申し込みが必要です。詳細は後日中学校・HPをとおしてお知らせします。)
人と自然科 第2回フラワータウンフェスティバルに出展しました
11月3日(金)神戸電鉄フラワータウン駅北側~県立人と自然の博物館の空間にて、第2回フラワータウンフェスティバルが開催され、人と自然科農業クラブの本部役員生徒が花苗を中心とした農産物販売ブースを、そして農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒がコサージづくり体験ブースを出展しました。
昨年から始まりました「フラワータウンフェスタ」は、有馬高校から徒歩15分ほどの所にあるフラワータウンの賑わいと新たな魅力創出を目的に、民間事業者、地域住民、行政等関係機関が協力しながら持続可能なまちの構築を目指す取り組みの一環として開催されています。有馬高校人と自然科は今年度はじめて参加させていただきました。
10時からのイベントスタートを前に準備にかかります。1年生の生徒は今回イベント初参加ということで先生や先輩から教わりながら準備を進めていきます。
いよいよイベントスタート。農業クラブ本部役員の生徒はパンジー、ビオラ、ハボタンの花苗、朝採りキュウリ、そして有馬高校名物ギンナンを販売しました。
子ども連れのご家族から年配の方まで幅広い層の方が訪れて下さり、自慢の花苗をたくさん買っていただきました。
そしてフラワーアレンジメント班の生徒はコサージづくり体験です。
長く楽しんでもらうためにアーティフィッシャルフラワーのお花を使い、ワイヤリングやテーピングの技術を教えながら作品を一緒に完成させていきます。とっても上手ですね。参加した方はみんな笑顔で帰っていかれました。
イベントを頑張っていると・・・今回も登場してくれました。有馬高校人と自然科のマスコットキャラクター『ひとっしー』です。
登場したとたんに子どもたちが集まり、ハイタッチしたり一緒に写真を撮ったり・・・大人気です。
16時にイベントは無事終了。天気も良く、予想以上の方にブースを訪れていただきました。イベントをとおしてフラワータウンの魅力を再発見できたと同時に、参加した生徒自身も成長できたのはないでしょうか。
有馬高校のブースを訪れて下さった皆さま、そしてこのイベントに声をかけてくださいましたフラワータウンセンター地区活性化推進実行委員会の皆さま、本当にありがとうございました。
人と自然科 高校生就農講座(農学部大学訪問)実施
11月1日(金)人と自然科1年生の生徒を対象に、高校生就農講座 農学部大学訪問を行いました。
この事業はひょうご農林機構様のご支援のもと、農業関連学科を有する上級学校を訪問し、農業の魅力や就農、農業関連学科を有する大学への進学に向けた意識付を行うことを目的に行っています。今年度は農業生産学科をはじめめとする4つの農業系学科を有する摂南大学農学部を訪問させていただきました。
まずは大学の講義を実際に体験・・・模擬授業です。農学部農業生産学科園芸科学研究室所属の寺林先生より、『土を離れた野菜栽培~養液栽培そして植物工場~』をテーマに講義をいただきました。
養液栽培の歴史、養液栽培と水耕栽培の違い、そして養液栽培の利点と欠点など、先生の研究成果も交えてお話しいただきました。特に生徒にとって印象に残ったのは、根菜類の養液栽培です。養液栽培といえば葉物野菜や果菜類のイメージですが、寺林先生はジャガイモやニンジンなどの養液栽培にも成功されておられました。講義の後にも質問が飛び交うなど充実した時間となりました。
講義の後はお昼休み。大学の雰囲気を味わいながら移動し、実際に大学の学食を体験しました。
有馬高校の食堂もとても美味しいですが、大学の学食も安価でボリューム満点。お腹いっぱいになりました。
お腹いっぱいになったところで大学の入試制度について説明いただきました。大学を受験する場合の『併願』と『専願』のちがい、そして農学部系の大学にあり、人と自然科のように専門学科で学ぶ生徒を対象とした『専門高校生入試』についてなど詳しく説明いただきました。
次は在校生を囲んで座談会です。
『なぜ摂南大学を選んだんですか?』『どんな研究をされているんですか? 』『大学までどのようにして通学していますか?』『大学は楽しいですか?』疑問に思っていることを、直接3名の在学生に質問していました。
ちなみに・・・就農講座を進めていく中で、私たちが大学訪問をしているという情報を聞いた有馬高校から摂南大学に進学されている2名の先輩も飛び入りで顔を出して下さいました。
『高校在学中にしっかり勉強していた方が様々な大学から自分が学びたい大学を選べるよ』『大学受験の際は、どのような教授が在籍しているか、事前に調べておいた方が良いですよ』『農業高校から農学部に進学したら、普通科から進学してきた生徒より講義が分かりやすく受けられるメリットがあるよ』など、のアドバイスをして下さいました。
最後は施設見学です。農場見学では先ほどの講義にもあった養液栽培の実験施設や実験農場、ドローンなどの農業機械の見学
そして3年生から所属する研究室や実習室、ゼミ室、屋上庭園、休憩スペースや自習スペースなども案内いただき、実際に大学生がゼミ活動や研究活動を行っている様子も見ることができました
以上で就農講座は無事終了。短い時間でしたが、『大学』というイメージが膨らんだようです。まだ1年生なので自分の進路イメージは固まっていないかもしれませんが、これから少しずつ考えていきましょう。ちなみに人と自然科の先輩方は、大学進学・短大・農業大学校・専門学校・就職・・・と幅広い進路を実現させています。
自身の進路実現に向け、人と自然科で様々な経験を積んでいきましょうね。
最後に、この就農講座(農学部大学訪問)にご支援いただきましたひょうご農林機構様、ご協力いただきました摂南大学農学部の先生方、学生の皆さま、本当にありがとうございました。
人と自然科 ひとはく連携セミナー 未来に残したい農業や農村の持つ魅力
10月27日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第6回目となる人博連携セミナーが実施されました。
人と自然科は県立人と自然の博物館と連携協定を結んでおり『人と自然』の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。
第5回ひとはく連携セミナー 秋の野原の虫とりで触って感じる生物多様性 に関する記事はこちら
第6回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤 彬史研究員より講義をいただきました。
棚田などの農村特有の風景、私たちの身近にある生活文化と共にある食や行事など、農業や農村には地域に根付いた様々な魅力があります。しかし時代の移り変わりと共に、その魅力は失われつつあります。今回の講義では農業や農村の持つ魅力を次代に継承していくための工夫や取組みについて紹介していただきました。
まず注目したのが大豆です。納豆や豆腐、味噌、醤油、煮豆、おから、油揚げ・・・・皆さんの身近にある様々な食材で大豆が使われているものは多いですよね。しかしこの大豆のほとんどはは海外から輸入されておりその自給率は6%です。そのような中でも日本では大豆の文化を守るために、量より質を高め琉工夫を行っています。たとえば兵庫県の醤油メーカーヒガシマル醤油さんでは醤油に適した新品種を開発し、美味しい醤油を生産されています。講義では実際に様々な品種の大豆を見せていただき、その違いを学ぶことができました。
次に多様な農村景観を守る取組みです。
以前から農業は傾斜地で行う地域がありましたが、農業就業人口が減る中で作業しにくいという点から傾斜地農業はどんどん衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。この傾斜地農業を守る例として、放牧を傾斜地に但馬牛を放牧し雑草を飼料として活用する例や、狭い面積で高収入を目指す静岡県のわさび栽培の例など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。
最後に先生からの印象に残ったお話として『農業を学ぶではなく農業で学ぶ』と言う言葉です。私たち人と自然科の生徒は日々実習や授業をとおして農業を学んでいますが、『農業』を詳しく分析してみると、農作物の加工や調理で『家庭科』や『科学』を学び、生産をとおして『食育』を学び、地域のことを学ぶことで『社会・歴史』を学び、栽培をとおして『理科・生物』を学び、収量を分析することで『経済』や『数学』を学びます。このように農業とは『総合学習』であるといえますね。
私たちが普段から目指している『農業をとおして自身を成長させる』という人と自然科での学びの特徴や大切さを改めて理解できた時間となりました。衛藤先生、興味深い講義をありがとうございました。
次回のひとはく連携セミナーは、『論文って面白い!~科学論文の読み方入門講座~』をテーマに、中濱 直之研究員より講義をいただく予定です。難しそうなテーマですが、論文を読むのは意外と?簡単・・とのこと。次のセミナーが楽しみですね。
人と自然科 第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 銅賞受賞
10月28日(土)福井県中小企業産業大学校で開催された、第33回全国産業教育フェア福井大会 第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに、本校人と自然科の生徒1名が兵庫県の代表として出場し、3年生T.Mさんが銅賞を受賞しました。
毎年開催されている全国高校生フラワーアレンジメントコンテストは、フラワーデザインに関する知識と技能を活用し、自らの考えを表現する力や創造性・芸術性を互いに高め合い、新たな未来を切り拓く職業人としての資質を育むことを目的とする大会で、事前に発表されたテーマに沿って、事前に発表された花材と当日発表される花材を組み合わせて作品を完成させるというもので、とても難易度の高い技術が必要とされます。
今年度代表として出場した生徒は、3年生のT.Mさん。農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』に所属している生徒で、大会に向け、顧問の先生や「ひょうごの達人」事業を活用し来校いただいている講師の先生の指導を受け、練習を重ねてきました。
事前に発表された今年のテーマは「未来の輝石」
事前発表の花材はユリ、スプレーカーネーション、バラ、トルコギキョウ、オンシジウム、スプレーマム、ミツマタ、モンステラ、そして越前水仙と越前和紙の老舗工房が廃棄される野菜や果物から作った越前和紙(フードペーパー)を作品に取り入れるというものでした。また、当日発表された花材は、ハイブリッドスターチス、ヒペリカムでした。
制作時間60分で作品を創り上げます。日頃の成果を発揮し、全力で作品を完成させたようです。
完成された作品はこちらです。
作品コンセプト
古来より島国である日本では、北前船のような多くの船団が灯台の灯りを目印に、希望を抱きつつ目的地へと旅立っていきました。これから私たちの人生に起こる様々な試練を突破させる、困難にも屈しない強い意志と勇気を船に乗せ、灯台の灯りを背に、大海原に旅立っていく私の決意を作品に込めました。
そして、結果発表。T.Mさんが4番目の賞である銅賞を受賞しました。越前和紙の活かし方や越前水仙の球根の見せ方、作品コンセプトがぴったりな点が評価されたようです。全国大会の場で、有馬高校のフラワーアレンジメント技術の高さを証明してくれました。
1.2年生の皆さん、そしてこれから入学してくる中学生の皆さん。先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。
人と自然科 農業クラブ全国大会熊本大会に出場 農業鑑定競技会 優秀賞受賞
10月24日(火)~26日(木)『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と称される、令和5年度日本学校農業クラブ全国大会令和5年度熊本大会が開催され、本校人と自然科からも意見発表会で県大会、近畿大会ともに最優秀賞を受賞した生徒が近畿ブロックの代表として、農業鑑定競技会で県大会を1位、2位通過した2名の生徒が兵庫県連盟の代表選手として出場し、農業鑑定競技会に出場した生徒が見事優秀賞を受賞しました。
第71回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 人と自然科生徒が大活躍 前編 (競技会当日)に関する記事はこちら
第71回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会式典)に関する記事はこちら
第71回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定しましたに関する記事はこちら
競技会前日、新幹線で熊本に乗り込みます。町中くまモンに溢れていました。
まずは意見発表会。会場は八千代座。明治43年に建設された芝居小屋で、国の重要文化財にも指定されており有名な歌舞伎役者さんも毎年訪れ公演を行う、由緒ある建物で全国大会意見発表会が開催されました。
24日(火)は開会式とリハーサルです。全国9つのブロック大会を勝ち抜いた代表が集い、開会式では歓迎のつどいとして地元山鹿市の伝統である『山鹿灯籠踊り』が鹿本農業高等学校の生徒により披露され、生徒実行委員長から熊本県の魅力や選手への激励に関するあいさつがありました。
そして明日に向けたリハーサル。マイクの音量や高さなどを確認しました。
いよいよ大会二日目、本番です。早朝から河川敷で最後の調整を行いました。河川敷での朝練・・・まるでスポーツの大会前のようですね。準備万端で会場の乗り込みました。
そしていよいよ本番。タイムは6分56秒。(7分を超えると減点となります)これまで数え切れないほど練習、本番を繰り返してきた中で一番素晴らしい、悔いのない発表を行うことができました。 最後にこれまで約7ヶ月間二人三脚で頑張ってきた先生と記念写真を撮りました。
ちなみに今回の全国大会で発表した意見発表は11月4日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第49回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。ぜひお越し下さい。
次に農業鑑定競技会です。会場は熊本県立熊本農業高等学校体育館です。この日に向け、大会運営校の熊本農業高校の生徒が、モニュメントやカウントダウンボードを作成してくれていました
大会では校内大会、県大会を勝ち抜いた全国のクラブ員が1000人以上集まります。競技は8つの分野に分かれ競技を行います。有馬高校からは分野園芸に出場しました。選手以外は立入禁止。中の様子が全く見られないので、以下2年前に有馬高校で開催、運営した県大会の様子を参考にご覧下さい。
2年前に有馬高校が運営した県大会農業鑑定競技会に関する記事はこちら
競技後2人を直撃インタビュー。今年はかなり難しかったとのこと。昨年も全国大会に参加している生徒に聞いても、比べものにならないほど難易度がUPしたとのことです。でも悔いのない戦いができたとすっきりした表情でした。
そして一晩経って・・・最終日は、全ての競技に出場した選手、引率職員約4000名が大会式典会場である熊本城ホールに集結します。
やっぱり出てきました・・・特別ゲストのくまモンと一緒にくまモン体操をみんなで踊った後、各都道府県連盟記の入場、日連会長や文部科学大臣、農林水産大臣の名代の方からあいさつがあり、いよいよ結果発表です。
いよいよ結果発表。最優秀賞者の名前が呼ばれ、その場にスポットライトが照らされます。結果は目標であった日本一は逃しましたが、農業鑑定競技会に出場した1名が見事優秀賞を受賞することができました。一方、意見発表会に出場した選手は惜しくも入賞を逃しました。『最優秀賞をとって熊本城ホールの大舞台で最優秀賞者発表をしたかった・・・でも最高の発表ができたので悔いはありません』とのこと。3人とも全国大会の舞台で有馬高校人と自然科の名を上げてくれました。本当にありがとう。
そして大会旗が熊本県から次期開催県へと引き継がれ、最後はFFJの歌。全国の農業高校生が歌える歌を全員で清聴し、大きな拍手の中大会は幕をとじました。
ちなみに来年度の全国大会開催県は岩手県です。1.2年生の皆さん、先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。そして中学生の皆さん。是非人と自然科に入学して、農業高校の甲子園で全国優勝を目指してみませんか?
人と自然科に入学してくれるのを、生徒も農場の先生も、みんなで心から待っています。
人と自然科 農業先進地見学を実施しました 後半(県農林水産技術総合センター サンパティオおの)
10月19日(木)に人と自然科2年を対象に実施した農業先進地見学(バスセミナー)もいよいよ後半戦です。
農業先進地見学を実施しました 前半((株)ネクストファーム見学)に関する記事はこちら
午後最初に訪れたのは、県農林水産総合技術センターです。兵庫県の農業振興のために、品種改良や生産、加工技術の開発などに取り組んでいる、まさに兵庫県の農業拠点施設です。
まずは施設など概要説明を全体で受けました。センターの役割の他、気候変動によりイネの品質が低下している中、兵庫県が独自に品種改良したイネの説明や病害虫の防除技術など、サンプルを見せていただきながら説明を受けました。
そして2班に分かれ、今回は 野菜・花等施設園芸関係の研究施設と病害虫防除に関係する拠点施設の見学を行いました。
まずは野菜・花等施設園芸関係の研究施設。技術総合センターで開発したイチゴの新品種の紹介や夏の高温などに対応したイチゴやシネラリアなどの栽培技術について説明をうけ、実際に施設も見せていただきました。実験区と対象区の生育の違いに生徒は関心を持っていました。
そして病害虫防除に関係する拠点施設の見学では、近年整備された病害虫高度診断防除研究拠点施設を特別に見学させていただきました。県内各地の農場で発生した病害虫で、判断が付くにくい症例の場合、この施設に持ち込まれ、診断・同定されます。さらにデータベース化し、県内各地にある試験場に共有することで、早期発見、早期対応できるという役割も持っています。
施設内にはPCR検査ができる高額機器など、最新の機材が整っており、生徒は興味を持って見学、質問を行っていました。
兵庫県の農業の最先端技術を知ることができた素晴らしい時間でした。県立農林水産総合技術センターの皆さま、お忙しい中本当ににありがとうございました。
そして最後の見学・研修先はサンパティオおのです。兵庫県の真ん中に位置する小野市にあり、特産品であるイチジクを中心に200件以上の農家が農産物を持ち寄る農産物直売所です。最近隣接するヒマワリの丘公園に巨大な遊具が新設され、週末大人気スポットとなっています。この日もコスモスが咲き誇り大勢の地域の方が訪れていました。
まずは店長さんから、直売所の概要について説明いただきました。店頭に並んでいる野菜はほぼ全て市内で生産されたもの。そして特産のイチジクのジェラートやケーキなど加工品も市内産の農産物を使ったものがほとんどです。毎月様々なイベントを開催し集客を行い、阪神地域からもお客様が来店されているようで、地域の農家さんの収入増に貢献することを目的としています。
生徒は実際に販売所を見学し、商品を手に取り、学校で販売している価格と比較したり、どのような加工品が開発されているのかを学んでいました。
授業でも学んでいますが、これからの農業は6次産業の時代。生産だけでなく販売、加工を行い収益を上げるのがスタンダードになってきています。実際に現場で6次産業を学ぶとても良い機会となりました。サンパティオおのの皆さま、ありがとうございました。
今回実施した先進地見学では、普段学校での座学で学んだ内容を実際に自分の目で確かめることができた、大変有意義な時間となりました。今回見学させていただき、ご説明頂いたいた施設担当者の皆さま、そして全面的にバックアップいただいた阪神農業改良普及センター様、本当にありがとうございました。
人と自然科 農業先進地見学を実施しました 前半((株)ネクストファーム見学)
10月19日(木)人と自然科2年生を対象に農業先進地見学(バスセミナー)を実施しました。阪神農業改良普及センター様のバックアップをいただき開催したこの事業は、学校施設では学ぶことのできない先進的な農業の生産現場、農業普及の拠点のとして設置された公共施設の見学を通じて実社会と農業のかかわりなど見識を深めることを目的として行っています。
今年度の研修先は(株)ネクストファーム、県農林水産技術総合センター、サンパティオおのの3か所です。快晴という絶好の研修日和のなか、大型バスに乗り込み出発です。
最初の研修先は(株)ネクストファームです。ひょうご次世代施設園芸モデル団地として平成27年に整備されたこの施設は、敷地面積8.2ha、中玉トマト、ミニトマト合計9万本を栽培している巨大トマト生産施設です。オランダ式連棟型温室が圧巻ですね。施設概要など簡単な説明を受けた後、いよいよ施設の中に入ります。病気や害虫を持ち込まないようにエアーシャワーを浴びて入ります。
担当の方から環境制御技術、栽培、作業管理体制、販売状況などの説明を受けました。施設はICT技術により気温、や湿度、二酸化炭素濃度、日射などを自動で制御し、作物の生育環境を最適化して生産性の向上や合理化を図っています。特に印象的だったのは二酸化炭素の制御です。通常の濃度は400ppmですが、栽培区域ではトマトの光合成により200ppmまで減ってきます。これを400ppm以上に戻し、生育促進、収量増につなげていくのだそうです。
栽培しているゾーンの扉も特別に開けてはみせてもらいました。先が見えない光景に驚きです。8月に定植し、翌年7月まで収穫が続きます。トマトは20m40段まで成長、枝を斜めに倒しながら栽培していきます。
収穫後の調整、袋詰めも機械化と人力を組み合わせた体制で、まるでトマト工場のように見えます。ちなみにこの施設は、適正に農業を生産している国際的な指標である『GGAP』も取得しており、食品衛生、労働安全、環境保全など全てにおいて基準を満たした取組みを行っています。。
他にも溶液タンクや防除機などを見学し、試食もさせていただいた後は・・・
この施設の特徴である、バイオマスエネルギー(木質チップ)を利用したボイラー施設も見学しました。燃やしてお湯を沸かし暖房に使用するのと同時に、発生した二酸化炭素は温室内に送られ、環境制御にも使用されます。ちょうど木材チップが供給されている瞬間も見ることができました。
研修1カ所目から充実した研修となりましたね。ネクストファームの皆さまありがとうございました。
ネクストファームを出た後、2カ所目は県農林水産技術総合センターへ向かいます。その前にお昼ご飯。センターの隣にある県立農業大学校でお昼ご飯をとらせていただきました。そしてお昼休みには学校の施設内を見学させていただきました。
ちなみに県立農業大学校には有馬高校人と自然科からも毎年進学しており、この日も頑張っている先輩と出会うことができました。そして午後の研修前には昼食会場に先輩が訪ねてこられ、農大で開催される収穫祭の案内、さらには農業大学校の説明もして下さいました。様々な場所で先輩の活躍が見られ本当に嬉しいですね。
いよいよ研修は午後のプログラムに移ります。続きは後半で報告します。
人と自然科 令和5年度農業クラブ後期総会開催
10月13日(金)講義棟にて人と自然科の1~3年生の生徒全員が集まり、令和5年度有馬高校農業クラブ後期総会が開催されました。
学校農業クラブとは、全国の農業系高校で農業を学ぶ生徒が全員所属している組織で、農業を学ぶ人と自然科の生徒も全員農業クラブ員です。農業に関する授業や実習はもちろんボランティア活動や、学習の成果を競い合う競技会など、活動は多岐にわたります。また生徒会と同じように農業クラブ会長をリーダーに構成される本部役員が、人と自然科をまとめる役割を果たしています。
前期副会長による開会のことばの後・・・
まずは本日をもって農業クラブの職を終える前期会長より挨拶がありました。
1年前、この場所で不安な気持ちとたくさんの希望をもちながら前会長から単位クラブ旗を引き継いだ時のことを思い出し、1年間県内の農業高校生との交流や校内外でのイベント運営などをとおして自分自身が成長でき、そして農業クラブと人と自然科のことを好きになれた・・・と1年間を振りかえっていました。最後にともに活動してきた役員への感謝、さらに1.2年生に向け、有馬高校農業クラブ、人と自然科がさらに盛り上がるように期待します。頑張ってください。とエールがありました。
次に成人代表あいさつ。校長先生から、日頃の実習はもちろん、農業クラブ各種競技会やフラワーアレンジメントでの活躍に対し『皆さんをいつも誇りに思っています』という言葉をいただきました。
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そして最後に、有馬高校は今年127年を迎えていますが、その前身は明治29年創立の有馬農業補習学校、三田農林学校であり、有高の源流は農業です。この歴史と伝統を胸に、これからの輝くそれぞれの人生を切り開いてくれることを期待します。と激励の言葉をいただきました。
いよいよ議事に移り、新役員の承認です。
新副会長候補から事前に立候補していた11人の新役員候補の紹介が行われ、採決の結果全会一致(大きな拍手)で承認されました。そして新たに就任した新会長より『先輩方が築いてくださった伝統や想いを受け継ぎ、有馬高校人と自然科が盛り上がるように、役員全員で頑張っていきますのでよろしくお願いします』との決意表明がありました。
次はいよいよ単位クラブ旗の引継ぎです。70年近いの歴史があり、有馬高校農業クラブの活動を見守ってきたクラブ旗が、前会長から新会長へ『頑張ってください』の激励の言葉と共に手渡され、会場大きな拍手に包まれました。
総会後は農業クラブ発表披露です。県大会、近畿大会に有馬高校の代表として意見発表会、プロジェクト発表会に出場した生徒の模範発表を行いました。
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まずは意見発表会(学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する競技)に出場した2人の発表です。
2人ともとても素晴らしい発表で会場にいる全員が聞き入ってしまいました。ちなみに2人の発表は、11月4日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第49回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。(11時20分頃の出場予定です。)ぜひお越し下さい。
続いてプロジェクト発表会(学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)の模範発表です。
素晴らしい研究内容で、1.2年生にとって大きな刺激となったようです。ちなみにこの発表は、10月28日(土)に開催予定の有馬高校オープンハイスクールの学科説明内にて発表予定です。中学生の皆さん楽しみにしておいてください。
続いて全国大会壮行会。新本部役員事業の生徒からこの夏の大会の結果、そして10月24日から熊本県で開催される第74回日本学校農業クラブ全国大会に出場する3名の生徒と、10月27日から福井県で開催される第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県の代表として出場する1名の生徒が紹介されました。
そして全国大会に出場する選手代表より『今までの努力を自信に変え、全国大会で活躍できるように頑張ってきます。皆さん応援よろしくお願いします』と意気込みの言葉があり、会場全員で拍手で激励しました。
最後はFFJの歌斉唱。全国の農業系高校で歌われる農業クラブ連盟歌です。4月に続き全員で歌いました。多くの3年生にとってはおそらく最後のFFJの歌の斉唱です。寂しいですね。
そして新副会長による閉会の言葉で無事総会は終了しました。
本日の総会をもって農業クラブ本部役員を引退した3年生本部役員のみなさん。人と自然科を盛り上げるために頑張ってくださりありがとうございました。そしてお疲れさまでした。1.2年生の皆さん。先輩から引き継いだ人と自然科の活躍をさらに発展させ、さらに盛り上げていきましょう。
人と自然科 ひとはく連携セミナー 秋の野原の虫とりで触って感じる生物多様性
10月6日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第5回目となる人博連携セミナーが実施されました。
人と自然科は県立人と自然の博物館と連携協定を結んでおり『人と自然』の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。
前回のひとはく連携セミナー 古代湖における固有種の生態について学ぶ・・・に関する記事はこちら
今回は昆虫研究の第一人者である八木 剛研究員より、『秋の野原の虫とりで触って感じる生物多様性』をテーマに講義、演習をいただきました。
いつもは制服で受講している生徒ですが、この日は実習服姿ですね。今回は実際に博物館に隣接し、豊かな自然が残る深田公園で虫取りをしながら生物多様性をリアルに感じる回です。まずは虫について学びます。みなさん『昆虫』と『虫』の違いは分かりますか?皆さんも中学校の時に習ったとおり足が6本、羽が4枚あるのが『昆虫』です。(クモは足が8本あるので昆虫ではありません。)一方『虫』には定義がないので、足が6本以上あるクモやダンゴムシも含まれます。さらに定義がないのでザリガニやは虫類も虫です。今回のテーマは『虫とり』なので、あらゆる生きものを捕まえます。
捕獲を前に虫のとり方について学びます。特に身につけておかなければいけないのが網の使い方とカゴ(捕獲袋)への入れ方。まず網の使い方ですが、飛んでいる虫は逃げるときに上に逃げていくので上から網をかけます。そして下から上に持ち上げてカゴ(捕獲袋)に入れます。一方バッタなど地上にいる虫は前の法に逃げていくので、網は前方から後方に網をかけます。そして捕獲袋に入れる時は指でつまんで入れます。
捕獲の基礎を学んだ後はいよいよ虫とり大会です。深田公園に解き放たれました。
全力で駆け回り捕まえます。
何か捕まりましたか?
見事にGETですね。
みんな子どもに戻った表情をしていますね。八木先生のお話では、今回は高校生が捕まえたので小学生に比べてトンボなど飛んでいる虫が多く捕獲されている傾向があるとのこと。中にはスズメバチを捕まえた生徒もいました。(専門家の指導の下捕獲しておりますので、良い子はマネしないようにしてください。)さらに虫とりなのでカエルやカナヘビも捕獲しました。
約1時間虫とりをした後は博物館に戻り、捕獲した虫を仲間分けしました。トンボの仲間、バッタの仲間、鎌霧の仲間、カメムシの仲間、チョウの仲間・・・・など仲間分けし、成果を共有、意見交換を行いました。
結果今回は、66種類139個体を捕獲することができました。深田公園は多様性に富んだ生きもののすみかであることが分かります。さらに分類された虫を見ながら、サナギになる虫(完全変態)とならない虫(不完全変態)の違いやクモの狩りの方法の違い、虫の交雑の方法など豆知識についても教えていただきました。そして最後は捕まえた虫をみんなで自然に帰し、講義は終了です。
約2時間、充実したセミナーでしたね。体験をとおして学ぶこと、そしてこの学びの成果を様々な場面に活かしていくことが人と自然科の特徴です。八木先生、ユニークな講義、演習をありがとうございました。
次回のひとはくセミナーは衛藤 彬史研究員より『未来に残したい農業や農村の魅力』をテーマに講義をいただく予定です。農業と環境を学ぶ私たちのとって大変興味深い内容・・・今からとても楽しみですね。
人と自然科 農業と環境の授業で栽培したモチ米が稲刈りを迎えました
人と自然科1年生農業と環境の授業では、イネの栽培、生育を学ぶためにモチ米『ヤマフクモチ』を栽培しています。6月に手植えによる田植え実習を行ったモチ米・・・
6月農業と環境の授業で田植え実習を行いました・・・に関する記事はこちら
天候にも恵まれ、順調に生育し、10月に入り稲穂が垂れてきました。いよいよ収穫です。
前日の3年生総合実習の授業では、先輩方がはざかけ(天日干しする)用の垂木を組み立ててくださいました。
実習を前に担当の先生から収穫方法に関する説明を受けます。 まずは服装から。籾の先端についている『ぼう』と呼ばれるとげが体に入るとちくちくするため、ボタンをしっかりとめ、タオルを首に巻きます。そして鎌の使い方。収穫では刃がギザギザしている『鋸鎌』を使います。間違った使い方をするとケガにつながりとても危険です。手袋の着用、親指を上に向けて稲を握る(順手といいます)など絶対に手を切らないための稲穂の持ち方、そして収穫後のイネの束ね方などを教わりました。
しっかり学んだ後はさっそく実習開始です。6月に自分で田植した田んぼを囲んでみんなで刈っていきます。
今年の1年生は、作業が早い!!かつ正確です。
そして刈ったイネを5~7株束ね、麻紐でくくって稲束にしました。
束ねた稲束は天日干しするためはざかけ(垂木に稲束をかけること)します。
乾燥機で一気にするのとは異なり、ゆっくり時間をかけて乾燥を行うことで、甘みやうま味、粘りが増すと言われています。ちなみに有馬高校では、脱穀(稲穂から籾を外すこと)後の稲わらは野菜や花の栽培で活用しています。
最後に田んぼに残された落ち穂をみんなで拾います。(ミレーの絵画『落穂拾い』で有名なシーンですね。)せっかく一生懸命栽培したモチ米を一粒たりともムダにしたくないですよね。
人と自然科ではこのように授業で習得した技術を活かし、地域のイベントにも参加し活躍しています。
習得した技術を活かし先日大会運営を行った、世界稲刈り選手権に農業クラブ生徒が参加しました・・・関する記事はこちら
あっという間に2時間の実習は終了。最後に集合写真を撮りました。
今回収穫したもち米は、11月11日(土)に開催される農業祭にて販売する予定です。そして今年はいよいよこのモチ米を用いて餅をつき、炭火で焼いて振る舞う焼き餅も復活する予定です。そして今回紹介したもち米以外にも、ダイコンやハクサイなどの野菜、パンジー、ビオラ、ハボタンなどの草花苗、その他ギンナンなどの農産物販売を行う予定です。
地域の皆さま、楽しみに待っていてください。
人と自然科 10月の県庁緑化を有馬高校が担当しています
10月4日(水)人と自然科のフラワーアレンジメント班の生徒4名が兵庫県庁を訪れ、県庁緑化活動を行いました。兵庫県には農水産高校が12校あり、1年を通して各校が輪番で県庁2号館ロビーに草花苗や観葉植物などの各校の特色を活かした実習作品を展示し、庁舎の緑化ならびに環境整備に貢献しています。
今年度有馬高校は10月を担当します。今回も人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班が担いました。この展示に向け、ひょうごの達人事業でお世話になっている講師の先生にアドバイスをいただきながら、夏休みから生徒自身でデザイン画を作成し、新学期に入っても放課後の時間も活用し準備を頑張ってきました。
ちなみに有馬高校人と自然科といえばフラワーアレンジメント。フラワーアレンジメントに関する知識や技術を集中して学習できる学校設定科目『フローラルアート』があり、特に3年生では地域オープン講座『チャレンジ教室』と題し、地域の方を受講生としてお招きし、生徒が先生役となって授業を進めています。
チャレンジ教室「フラワーアレンジ」開講しました・・・に関する記事はこちら
また、習得した技術を活用し、地域のイベントや農業祭などでアレンジメント体験を実施しています。
今年4月でんスポアドベンチャーフェスタに出展しました・・・に関する記事はこちら
話を戻し設置当日、代表生徒が兵庫県庁を訪れ・・・まずは搬入です。
そして学校で練習したとおり作品を組み立てていきます。
過去と比較しても今回はかなり大きな作品のようですね。
完成した作品はこちら。タイトルは『多様性の花』です。
この作品には世界中全ての人がそれぞれの個性を大切にし、みんなが平等に暮らせる社会を実現させたい・・・という想いが込められています。カラフルな色で個性を表現し、中央には手を取り合っている姿をアーティフィシャルフラワーで描き、互いを認め合い、笑顔の輪が広がる様子を表しています。
担当した生徒より『この作品1人でも多くの人に見てもらい、関心を持ってもらうことで、インクルーシブな社会が実現できたら・・・』とのことでした。
私たちの力作は、10月下旬まで県庁2号館ロビーにて展示しています。県庁を訪れる際はぜひご覧ください。
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