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人と自然科 農業クラブ 新しい農業を目指す高校生等の集いに参加しました

 11月17(木)四季の森生涯学習センターにて、第57回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、有馬高校人と自然科からも14名のクラブ員(生徒)が参加しました。

 この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が集い、地域で先進的な取り組みを行っている農業経営者からの講演、さらには各分科会に分かれ、先輩農業者を囲み質疑応答・討論を行うことで将来の進路に生かそうという会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が160人以上集まりました。

 近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く、卒業後の進路においても農業や農業関連産業への就職を目指した、4年生大学、農業大学校への進学が多くなっています。

令和3年度人と自然科卒業生 進路実績はこちら.pdf

 開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、会場のある丹波篠山市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の会長様からの励ましの言葉を頂きました。

 開会式の後、さっそく先進農業者からの講演です。『新たな挑戦がパワーの源~丹波篠山・今田町の魅力発信~』と題し、(株)夢こんだ取締役 大内正博さんよりお話をいただきました。現在はコシヒカリなどの食用米や飼料米、加工米などの水稲、そして黒大豆・黒大豆枝豆を中心に約65ha経営されています。

 ご自宅が農家だった大内さんは2004年に親元に就農。当初は効率化を目指すやり方について父親から反対があたようですが、少しずつ実践し認めてもらったとのこと。そして2008年に株式会社丹波篠山大内農場を設立されました。県内各地の視察などで見聞を広め、観光バスとのタイアップでたくさんのお客様に農場に来ていただくことができたとのことです。これからも信頼・ご縁を得て規模拡大を目指されており、観光いちご園にも挑戦されるそうです。ワンランク上のことに挑戦する意欲に生徒は刺激を受けたようです。

 午後からは分科会です。水稲・黒大豆、水稲・黒大豆(雇用就農)・ブルーベリー(加工)、畜産・果樹、新規就農の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。

 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加。座談会では技術的な話はもちろん、収入や経費など経営に関する本音の具体的なお話もいただくことができました。全ての分科会の先輩農業者に共通していたことは、農業についてこだわりと熱い情熱を持っていること。『農業は自らが考えた技術力が品質に直結しやりがいを感じる仕事』『就農前にしっかり事業計画を立てることが大切』『人の話を聞き、情報を集め、とにかく自分で経験し、時には人を頼ることが大切』などなど、農業だけでなく普段の生活にも当てはまるアドバイスをたくさんいただくことができました。

 

 分科会の後は全体会。各分科会の報告、兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。そして最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を清聴し、大きな拍手の中閉会を迎えました。

 

 参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。

 運営を担当していただいた篠山産業高校の皆さん。ありがとうございました。

☆76回生修学旅行4日目(人と自然科)

最終日は日の出前の朝食でした。

 

上原港の海は凪いでおり、とても静かな出港でした。西表島に別れを告げ、石垣島へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

石垣島では、石垣港周辺を自由散策しました。ショッピングモールがあり、多くの生徒がそこで買い物や昼食を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石垣島に別れを告げて、飛行機で那覇へ。そのまま、飛行機を乗り換えて大阪空港へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人と自然科3年生チャレンジ教室「フラワーアレンジメント」全7回の講座が終了しました

5月10日(火)から始まった全7回のチャレンジ教室が、11月8日(火)に最終回を迎えました。

 

今回の授業では、季節に合わせ、クリスマスリースの制作を行いました。

 

まずは、生徒が見本で制作したクリスマスリースを見せながら、今回の授業内容を説明しました。

また、クリスマスやリースが持つ意味、使用する花材が持つ意味も説明しました。

例えば、リースは輪の形をしており、始まりも終わりもないので「永遠」のシンボルです。今回使用する花材のヒイラギには「魔除け」、ユーカリには「生命力」という意味があります。

  

説明が終わったら、校内で栽培したウンリュウヤナギを使用して、リースベースを作ります。

ウンリュウヤナギはヤナギ科ヤナギ属に属する樹木です。幹・枝・葉のどれもが捻じれる性質を持っており、フラワーアレンジメントで利用されることが多いです。

ウンリュウヤナギを巻き付けながらリースの形を作っていきます。きれいな輪になるように、生徒も一生懸命アドバイスをしました。

  

 

リースベースが完成したら、リースの飾りを選びます。学校で栽培しているユーカリやヒイラギ、クリスマスをモチーフにしたオーナメントなど、沢山の飾りの中から好きなものを選びます。

皆さんとても楽しそうに選ばれていました。

選び終わったら、いよいよリースに飾りを固定していきます。ワイヤーやグルーガンを使用し、仕上げていきます。

  

 

とても素敵なクリスマスリースが完成しました!

   

授業終了後、閉講式が行われました。最初に校長先生からご挨拶いただきました。

次に、生徒から受講生の方に修了書をお渡ししました。また、受講生の方々からチャレンジ教室を終えての感想をお話ししていただき、生徒からも受講生の方々への感謝の気持ちを述べてもらいました。

  

  

とても感動的な閉講式となり、最後に集合写真を撮影して終了です。

 

今年度チャレンジ教室を受講していただいた皆様、ありがとうございました。生徒の言葉に耳を傾け、一緒に作品制作に取り組んでいただけたことで、生徒自身の成長につながったと感じています。

これからも有馬高校の応援団として、見守っていただければと思います。

本当にありがとうございました。

 

☆76回生修学旅行3日目(人と自然科)

昨晩は天気も良く、星空がきれいに見えたので、多くの生徒が星座や流星を観測しました。おうし座流星群としし座流星群のピークに挟まれていたので、生徒によっては何個も流星を見ることができたようです。

 

 

3日目は西表島の中央から流れ出る浦内川で,SUP(スタンド アップ パドルボート)やトレッキングを体験しました。

 

SUP体験では、ボートの上に立って下流域にあるマングローブ林の中を散策しました。生徒たちは、最初はボートの上に立ち上がることもやっとでしたが、後半はボートを乗りこなしていました。マングローブの植物を間近で観察したり、ボートで競争したり、水遊びしたりして有意義な体験ができました。

 

 

トレッキングでは、島の中央付近に位置するカンピレーの滝を目指して川に沿いながら山歩きをしました。ぬかるみや段差、急斜面を通ることも多く、前後でしっかりと声掛けをしながら協力して歩いていきました。途中には沖縄固有の動植物も多くいて、観察することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜にはナイトウォークを体験し、イリオモテヤマネコを探しに夜の西表島を散策しました。残念ながらイリオモテヤマネコには出会えませんでしたが、多くの固有の動物に出会え、貴重な体験ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人と自然科 全国豊かな海づくり大会作文コンクールにて環境大臣賞を受賞しました

 テレビ・新聞でも報道されていましたが、11月12日(土)~13日(日)明石市を中心に、「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国ひょうご~」が開催されていました。この大会行事の一環として実施されていた作文コンクールに、人と自然科の農業クラブの生徒が挑戦していましたが、審査の結果2年生U.Mさんが『環境大臣賞』に選ばれました。また同じく2年生A.Kさんも『入選』を果たしました。

 「全国豊かな海づくり大会」は、水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図ることを目的に、毎年各地で開催されている国民的行事です。今年は兵庫県が開催県を務めました。初の2回目の開催となります。

 第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国ひょうご~公式HPはこちら

 11月13日(日)には明石市民会館で表彰式が行われ、U.Mさんも参加しました。(残念ながら会場の中の撮影は一切禁止でした。)

 作文の中でU.Mさんは、海の豊かさと自身が学んでいる農業との密接なつながり、そして『魚つき林』という森林と海とのつながりについて述べ、

『日々の暮らしの中で、山森里海のつながりに意識を向け、自然を考えた行動をすることが大切。そして農業を学ぶ私も、森は森、海は海、という自分の中の固定概念を壊して、川や海とのつながりを大切にし、視野を広げて農業を志していきたい』

と言うメッセージを作文の中で込めていました。

 ちなみに表彰式の後には関連行事として、主魚種の稚魚等の放流や、漁船による紹介航行が行われ、その様子が放映されていたNHKには拍手しているU.Mさんがしっかり映っていました。

 環境大臣賞を受賞したU.Mさん。入賞したA.Kさん。おめでとうございます。

 ちなみに・・・会場にはたくさんのプランタが並べられ、全国から訪れた関係者をおもてなししましたが、その一部は有馬高校人と自然科の生徒が装飾したものでした。

 第41回全国豊かな海づくり大会の会場装飾の一部を担当します に関する記事はこちら