学年・専門部

人と自然科 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞

 10月15日(土)~16日(日)新青森県総合運動公園マエダアリーナで開催された、第32回全国産業教育フェア青森大会 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに、本校人と自然科の生徒2名が兵庫県の代表として出場し、3年生Y.Oくんが奨励賞を受賞しました。

 毎年開催(一昨年はコロナ渦で中止、昨年はリモートにて開催)されている全国高校生フラワーアレンジメントコンテストは、フラワーデザインに関する知識と技能を活用し、自らの考えを表現する力や創造性・芸術性を互いに高め合い、新たな未来を切り拓く職業人としての資質を育むことを目的とする大会で、事前に発表されたテーマに沿って、事前に発表された花材と当日発表される花材を組み合わせて作品を完成させるというもので、とても難易度の高い技術が必要とされます。

 今年度代表として出場した生徒は、3年生のY.Oくんと3年生のO.Sくん。二人とも農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』に所属している生徒で、大会に向け、顧問の先生や「ひょうごの達人」事業を活用し来校いただいている講師の先生の指導を受け、練習を重ねてきました。

 新青森県総合運動公園マエダアリーナに各都道府県の代表選手が集結。

 事前に発表された今年のテーマは「縄文の風」

 事前発表の花材はユリ、スプレーカーネーション、スプレーバラ、トルコギキョウ、ヒマワリ、リンドウ、レザーファン、ユキヤナギ、木イチゴ、そして稲穂と青森県らしくリンゴを作品に取り入れるというものでした。また、当日発表された花材はヒペリカム、フジバカマでした。

 制作時間60分で作品を創り上げます。日頃の成果を発揮し、全力で作品を完成させたようです。

 完成された作品はこちらです。(上がY.Oくん、下がO,Sくんの作品です。)

作品コンセプト

 初秋の心地よい風が吹く里山で楽しんでいる小鳥に気付かれないように、里人が曲線を描きながらイネを撒き、花園から水場に誘導し、最後にりんごを仕掛けた罠に近づいて今にも捕まりそうな光景を作品で表現しました。

 作品コンセプト

 多種多様な木の実、動物が生息している大陸を中央の作品で表現し、狩猟採集を行ってきた人類が農耕という技術を発展させ、イネの種や果実(リンゴ)の苗を船にのせ、新しく発見した世界中の島々に広がっていく様子を表現しました。

 そして16日(日)結果発表。Y.Oくんが4番目の賞である奨励賞を受賞しました。高校生らしい独創的な作風が評価されたようです。またO.Sくんも惜しくも入賞は逃したものの、高評価を得たとのことです。二人とも全国大会の場で、有馬高校のフラワーアレンジメント技術の高さを証明してくれました。

 1.2年生の皆さん、そしてこれから入学してくる中学生の皆さん。先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。選手の皆さん、お疲れ様でした。