学年・専門部
令和4年度防災ジュニアリーダー活動について(三田市役所危機管理課訪問)
8月1日(月)14:00から三田市役所危機管理課を訪問しました。
主幹(防災・減災企画担当)の藤滝義文様と同課係長の長谷川四郎様にお話を伺いました。
三田市の防災の備えについてでは、備蓄庫と防災時での簡易トイレ、マンホールトイレの設置について聞きました。
災害時のトイレについては、令和7年度までに各市民センターなど箇所の整備を進められていることを知りました。特に確認しておきたかったのでとても良い機会になりました。
また、災害マップや市指定の避難所の件や、連絡が取れない場合でのマイ避難カードの作成など災害時にどの様に個々が対処するかを確認できました。
今回の経験を通して改めて自助と共助の大切さを知ることができました。学校に帰って少しでもこの経験を伝え、防災に備えたいと思います。
令和4年度防災ジュニアリーダー活動について(地区別学習会)
7月28日(木)に尼崎市立小田南生涯学習プラザで防災ジュニアリーダーの地区別学習会が開催されました。
午前中は、人と地域資源をつなげることで社会的孤立を解消する協力型ゲーム(コミュニティーコーピング)
を実施しました。初めて会った他のプレイヤー(他校の生徒、地域住民の方)と協力して地域社会の崩壊を
防ぐ体験型ゲームです。初めは緊張感もあり、上手く進行できなかった様子でしたが、後半は、他のプレイヤーと
コミュニケーションを図りながら、楽しく学習できました。
午後からは、クロスロードゲームとアクションプランの計画とその発表を行いました。
今後は、考えたアクションプランを学校に持ち帰って実践できるように具体的に考えていく予定です。
ボランティア活動@WELnetさんだ
8/1(月)本校2年次の福祉系列選択生徒がボランティア活動に参加してきました。
WELnetさんださんが管理されているファームにおいて、野菜の収穫体験、キッチンの見学、またお仕事をされている方へのインタビュー等を実施しました。これは、「みぢかいご」という三田市の福祉・介護の魅力発信のための運営団体より、有馬高校の生徒へ依頼のあったものです。
ホームページに、福祉の仕事の魅力を伝えるための動画を掲載したいとのことで、今回撮影協力することになりました。コロナの影響から外部とのつながりが失われつつある中、有馬高校としても良い経験につながるチャンスをいただきました。
体験を終えた後、生徒に感想を聞いたところ、「これまではこちらからの一方的な支援のイメージがあったけど、一緒につくりあげていくという雰囲気がとてもよかった」とコメントをいただきました。現場を知ることって大切ですね!
これを機会とし、さまざまな体験・交流ができたらいいなと改めて感じました。今回お力添えいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
令和4年度防災ジュニアリーダー活動について
神戸学院大学ポートアイランドキャンパスにて今年度の防災ジュニアリーダーの活動が
始まりました。防災ジュニアリーダーは、阪神・淡路大震災の経験を教育に活かし、
防災教育のリーダーとして主体的に行動する態度の育成と支援者となる視点から安全で
安心な社会づくりに貢献する意識の向上を目指すものです。
今年度は、本校から3名ですが参加しています。
全体会を終えた後、尼崎で地区別学習会に参加して、アクションプランを作成していきます。
本校生徒の防災意識が少しでも高まることを期待したいです。
夏季オープンハイスクール(総合学科)
7月29日(金)9:30~総合学科夏季オープンハイスクールを実施しました。
たくさんの中学生みなさんにお越しいただき、大盛況に終わりました。
今年は新型コロナ感染症対策として、ZOOMによる全体説明会から始まり、2つの体験授業を行いました。
それぞれのコースに分かれ、教室に入る中学生や保護者を、WILLスタッフ・生徒会メンバー・昨年度の元WILLスタッフが案内・誘導しました。
全体説明会では、学校長挨拶をはじめ、生徒会動画・WILLスタッフによる総合学科動画を配信しました。
体験授業では、28の授業を用意し、日ごろの有馬高校の豊富な選択科目を体験していただきました。今日のオープンハイクールが中学生のみなさんにとって進路選択の指針となれば、幸いです。
本日は、お暑い中、どうもありがとうございました。
WILLスタッフによる挨拶
バイオテクノロジーの世界を覗いてみよう(理科)
先手必勝?後手必勝?それとも・・?(数学)
簡単おもちゃを作ってみよう(家庭)
アンニョン!ハングルを知ろう!(外国語)
「産業社会と人間」(総合学科)
7月15日(金)「産業社会と人間」の授業では、1年次生対象に上級学校訪問発表会と科目選択を実施しました。
上級学校本門発表会では、6月3日に訪問した大学について、総合学科のボランティアスタッフとして活躍中のWILLスタッフが、5コースに分かれプレゼンテーションソフトを使って発表しました。どのプレゼンも工夫を凝らした興味深い発表でした。
科目選択では、自分の希望する進路分野をもとに、受験科目を踏まえつつ、興味関心に応じた科目を加えた自分の時間割を考えました。夏休みの三者面談で担任、保護者をまじえて相談の機会を持ち、8月30日には登録用紙を提出します。総合学科77回生、いよいよ進路実現に向け、動き始めます。
司会のメンバーです
コース別の発表です
教育課程表です
担任と相談中です
人と自然科 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調です
人と自然科の1年生と3年生が栽培を学んでいるブドウ(ベリーA、ピオーネ)も、9月の収穫に向け、いよいよ最終段階に入ってきました。
種なしブドウにするためのブドウジベレリン処理に関する記事はこちら
生徒の熱心な管理作業の結果、順調に生育しています。
収穫前最後の作業、袋がけを前にまずは摘粒という作業です。摘粒とはブドウの粒を一粒一粒丁寧に抜いて、割れている粒を抜いたり、詰まりすぎている房の粒を抜く作業のことです。
1年生が栽培を学んでいるベリーAの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を15車にして、形を円筒形に整房します。そして一房の目標は75粒になるように摘粒します。
3年生が栽培を学んでいるピオーネの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を10車にして、同じく形を円筒形に整房します。そして一房の目標は45粒になるように摘粒します。今年は過去最速で梅雨が明けましたがその後は雨が多く、ブドウの粒は一気に大きくなり、難易度高め。生徒は1週間に2~3日自主的に農場に行き管理を頑張りました。
そして7月考査も無事終わり、いよいよ袋がけ作業です。(大雨のため5日ほど予定より遅れてしましました。)
袋がけはその名の通り一房一房丁寧に紙の袋をかける作業です。鳥害や虫害、裂果、日焼けなどを防いだり、ブドウ表面に付着するブルームと呼ばれる白い粉(ブドウが自らを守るために出す油脂成分。新鮮な証拠です。)が取れるのを防ぐなどの目的があります。また、使用した袋の数を数えることで、収量を予想することもできます。
ポイントは袋の口に隙間がないように丁寧に止めていきます。袋に隙間が空いていると、雨が入ってきてカビが発生したり、害虫が入ってしまいます。約2時間の実習で無事完了です。
これから夏休みにかけては枝の管理は続きます。美味しいブドウを収穫するため、各自で定期的に行いましょう。そして9月に入りいよいよ収穫。在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。
現時点では9月7日(水)に2年生、9月9日(金)に3年生、9月14日(水)に1年生を対象に販売会を実施予定です。(諸事情により変更の可能性もあります。)収穫まで好天が続くよう、また害獣のアライグマに食べられないように祈りましょう。
産業社会と人間
6月24日(金)の「産業社会と人間」は、5時間目に科目選択ガイダンス後半の部、6時間目にコミュニケーショントレーニング、「オススメ記事を紹介しよう」を実施しました。
科目選択ガイダンスについては、10日(金)の続きで、各科目からの選択上の注意点の説明がありました。
さらに放課後には、看護・医療・栄養系分野について進路別説明会を開催します。
6時間目のコミュニケーショントレーニングは、非言語コミュケーション、言語コミュニケーションの両方を体験しました。前者では言葉を介さずに目だけによるコミュニケーションをとることの難しさを、マスクが日常となった現在、改めて実感しました。「オススメ記事を紹介しよう」では、新聞記事の中から気になったニュースを取り上げ、要約し、それについての意見を述べる作業をしました。手短にまとめ、自分の意見を表現することのトレーニングとなります。
今日の授業は、生き方を考え、コミュニケーション力を身につけ、自分を表現する力を養うという「産業社会と人間」の目標のエッセンスのつまったプログラムでした。
人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 棚田の管理を通した夢プログラム体験
6月21日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業で、棚田の管理をとおしたプログラムを体験しました。
人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は12月のプログラム実施に向け、実際に有馬富士公園で活動されている夢プロの先輩が行っているプログラムを体験しています。
前回のフィールドワークその4 里山の管理体験に関する記事はこちら
今回は自然の学校の吉田さんにお世話になり、棚田の管理に関するプログラムを体験しました。この日の天気予報は雨・・・でしたが夢プログラムをやりたい!!という願いが空に届き、実習時間の2時間だけ雨がほぼ上がるという奇跡の時間となりました。
有馬富士公園が大好きな吉田さんは、公園の植物や昆虫の知識が豊富で、20年近く有馬富士公園を訪れる来園者に対して生き物観察ツアーなどの夢プログラムを企画、実施されている方です。
また、有馬富士公園にはかやぶき民家の側に棚田があり、吉田さんを中心としたボランティアの方が古代米を中心に無農薬でお米を栽培しています。今回はその水田の除草を手作業で行いながら、楽しく土や昆虫、植物に触れあうことを目的としたプログラムです。
とりあえず雨が心配早くプログラムを始めないと・・・ということで、早速みんなで田んぼに入っていきます。
前述のとおりこの田んぼは無農薬で栽培しているため、除草剤は一切使用していません。そのため少し放っておくとノビエなどの雑草が繁茂してきます。今回は伝統的な農具と素手で除草していきました。
除草していると里山の方から鳥の鳴き声が・・・コゲラの鳴き声だそうです。
そして農薬を使用していないため、田んぼの中にも生きものがたくさん生息しています。オタマジャクシやカエルはもちろん、コオイムシ等の貴重な昆虫も観察することができました。
また、田んぼの周辺を観察してみると、ヤマラッキョやスズサイコなどの絶滅が危惧されている植物が観察できました。
約1時間の活動は終了。皆さん田んぼから上がりましょう。
今年もしっかり服が汚れています。夢プログラムは大成功ですね。とりあえず手足と道具をみんなで洗いましょう。
最後に吉田さんから、今回の体験プログラムに込められた想いや、里山(公園内)に棚田を残すことの意義、そしてこの棚田で公園や自然を愛する人たちと行っている取組みなどについてお話をいただきました。
これにて夢プログラムは終了。吉田さん、楽しいプログラムをありがとうございました。
今回で実際に行われている夢プログラム体験は終了。来週からは、今まで公園で体験したり調査したりしてきた内容を有馬富士公園の巨大地図にまとめ、9月に中間発表を行う予定です。そして12月には実際に自分たちでプログラムを企画、実施してていきます。
昨年度の卒業生が企画・実施した夢プログラムに関する記事はこちら
力を合わせ頑張っていきましょう。
福祉講演会(脳の不思議~こころとからだの関係~)
あなたのこころはどこにありますか?
と聞かれ、皆さんはどこを指しますか?そんな質問からお話がスタートしました。私たちのこころは脳にあります。好きな人を見るとドキドキするのも、脳からの神経伝達物質の影響ということを知りました。脳の不思議について、湊川短期大学 松尾先生にお越しいただき、さまざまな角度から教えていただきました。
脳がストレスを感知するとホルモンのバランスが崩れ免疫が低下すること、日照時間の短くなる冬から春にかけてうつ症状が出やすくなること、脳の前頭前野の発達がストレスコーピング(ストレスへの耐性)を強めることにつながるなど、大切なお話がたくさんありました。
また、脳に関する豆知識(男性脳・女性脳の特徴や一目ぼれの仕組みなど)やストレスコーピングのセルフチェック、空間認知チェックなど体験もたくさんあり興味・関心がますます高まりました。松尾先生、貴重なお話をありがとうございました。
有高祭 6月16日・17日
6月16日(木)・17日(金)の2日間にわたって有高祭が行われました。今年度も感染症対策を十分に行った上で短縮した日程ではありますが、無事開催することができました。
1年生はクラス展示を行いました。準備期間が少ない中、クラスで協力して様々な展示を見せてくれました。
2年生は昨年度に続いて露店を行いました。様々な工夫をして体験型のゲームを準備してくれました。
3年生は演劇を行いました。高校生活最後の有高祭としてクラス全員が一致団結した劇を披露してくれました。
学年だけではなく、たくさんの文化部もそれぞれの活動を披露してくれました。
新型コロナウイルスの影響で、学習活動においても制限がかかる中ではありますが、感染症対策を十分に行い創意工夫をしながら無事に有高祭を行うことができ、大変うれしく思います。
福祉講演会(作業療法士の仕事について)
作業とは…食べたり、入浴したり、人の日常生活に関わるすべての活動を「作業」とよんでいます。その作業が出来なくなった方、一人ひとりと向き合い、暮らしを取り戻す支援を行うのが作業療法士のお仕事です。
そんな風に、わかりやすくお話がスタートしました。本日も神戸医療福祉専門学校三田校より、小西先生、田村先生をお招きし、講演会を実施しました。対象は総合学科2年次生福祉系列の13名です。
お話の中で、それぞれの障害や病気に応じて動作しやすくなる道具=自助具のご紹介があり、実際に触らせていただく機会もありました。また、身体の構造を知るために、基本動作はどのようにされているのか体験する機会もいただきました。何より、いきいきとお話される先生方の様子を目の当たりにし、生徒たちもその魅力を大いに感じておりました。お忙しい中お越しいただきありがとうございました。
福祉講演会(義肢装具士の仕事について)
みなさんは「義肢装具士」のお仕事を知っていますか?
6月14日(火)3,4限、総合学科2年次生福祉科目選択生徒に向けて、神戸医療福祉専門学校三田校より、義肢装具士科の山本先生をお招きし、講演会を実施しました。
義肢装具とは、「義肢」と「装具」に分かれ、義肢は欠損部位のサポート器具、装具は身体機能の障害に対してサポートする器具のことです。装具にはコルセットやサポーターといった私たちに身近なものも多くあると知りました。
山本先生がご準備くださった動画の中で、初めて義足をつけて歩いた方が「歩けることが幸せ」と心からの喜びを、涙しながらおっしゃられていました。義肢装具士は生活の質の向上や、社会参加への架け橋となる大切な職業であると感じました。
後半には、筋電義手の体験をさせていただきました。筋肉を動かす際に発生する電流をキャッチし、義手が動くというものですが、なかなか思うように動かすことができず、もどかしい気持ちを経験しました。技術の進歩はあるものの、いかに使いこなすことができるかは、ご本人の努力以外無いと身をもって体験することができました。
山本先生、本日は貴重な経験をありがとうございました。
人と自然科 三田警察署の花壇植え付け活動に行ってきました
人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用した様々な活動を行っています。先日も3年生の生徒が、三田市消防本部の花壇装飾を行いました。
三田市消防本部の花壇装飾活動を行いました・・に関する記事はこちら
6月10日(木)は三田警察署の花壇植え付け活動に行ってきました。今回は2年生の生徒13名が挑戦。公共施設の装飾は初めてです。ペチュニアやベゴニア、マリーゴールド、サルビア、ジニアの花苗約800鉢を持参しました。
まずはデザインを決めます。警察署前のメイン花壇、庁舎に沿った左右の花壇、合計3カ所に分かれ、それぞれ3~5名のグループに分かれ、配植を考えます。
今回初めて装飾する2年生。基本のライン状のデザインに配置する班が多かったですね。
配置が終わったら移植ごてを使用し植え付けしていきます。
基本は奥の花から手前の花へと順番に、間隔を確認しながら手早く植えつけます。苗の植え付けは学校でも繰り返し行っているので慣れた手つきです。
最後は灌水して完成です。一気に明るくなりましたね。
何とか授業時間内に植え終えることができました。最後は署長さんも出てこられ、記念撮影です。
三田警察署を訪れた際は是非ご覧下さい。
福祉講演会(園芸療法士の仕事について)
6月13日(月)1,2限目総合学科2年次生の福祉科目選択生徒に向けて、「園芸療法士の仕事について」神戸学院大学の菊川先生よりお話いただきました。
菊川先生は、上級園芸療法士の資格をお持ちで、さまざまな対象者に向けて園芸療法プログラムの実践経験があります。その経験の中から「お花のお弁当箱作り」というフラワーアレンジメントプログラムを体験させていただきました。
植物はどんな人にもハードルが高くなく、手にすることができるアイテムです。においや感触、色あいなどさまざまな刺激を通して癒しを与えてくれます。支援者役と患者さん役に分かれ、その方にどういったお声がけをすればよいか、一生懸命考えながら実習を進めていました。
フラワーアレンジメントは、正解・不正解がなくそれぞれの発想で自由に実践できるものです。「相手が楽しそうに取り組んでくれると自分も楽しくなる!」といった生徒の感想もあり、作業を通して園芸療法の魅力を大いに感じることができました。菊川先生ありがとうございました。
人と自然科 農業と環境 手植えによる田植え実習実施
6月に入り、皆さんがお住まいの地域の田んぼにも水が張られ、田植機が大活躍しているのではないでしょうか。
有馬高校も6月9日(木)人と自然科1年生『農業と環境』の授業において、伝統の手植えによる田植え実習が行われました。この日を楽しみにしていた生徒も多かったようで、田んぼに向かう足取りも軽やかですね。
授業担当の先生からしろかきなど田植えまでの水田の準備、塩水選等の技術、水分補給や着帽など熱中症予防についての注意点などについて説明を受けた後、早速水田に向かいます。
早速田んぼに入りましょう。畦を踏んではいけません。
そして早速田植え開始。合図で一斉にイネの苗を植えていきます。有馬高校で近年栽培しているイネは「ヤマフクモチ」という品種のもち米です。
今年は有馬高校が作付けする2枚の田んぼを全て手植えすることにしました。玉ヒモ(20cmおきにイネの苗を植える場所の印がついたロープ)に沿って、1カ所に3本ずつ、人差し指の第1関節の深さまで植えていきます。そして一歩下がって自分の足跡を消します。
40分経過。田んぼの半分まで進みました。どんどんスピードアップです。
ポイントは自分が担当する区域の田植えが終わったら全員で腰を上げること。これが玉ヒモを持つ担当の先生が次に進める合図になります。
そして開始1時間が過ぎたころ、2枚の田んぼにイネの苗ををまっすぐ等間隔に植えることができました。
今回手植えをしたもち米は、10月下旬に収穫を迎え、毎年手刈りで収穫しています。
そして今年は11月12日(土)に予定されている秋の農業祭にて、もち米として一般に販売予定です。
収穫まで皆様しばらくお待ち下さい。
人と自然科 農業クラブ リーダー講習会に参加しました
6月9日(木)丹波篠山市立四季の森生涯学習センターにて、兵庫県学校農業クラブ連盟、令和4年度リーダー講習会が開催され、人と自然科の生徒20名が参加しました。
人と自然科のように全国の高校で農業を学ぶ学科に所属する約8万人の生徒は全員『学校農業クラブ』という全国組織に所属します。そして兵庫県内で農業が学べる高校は11校あり、兵庫県学校農業クラブ連盟を組織しています。兵庫県学校農業クラブ連盟では、毎年6月に各学校の農業クラブの中心として活動する生徒が集まり、リーダー講習会を開催しています。この講習会は大きく分けて二つの内容に分かれており、午前中はクラブ活動発表会が、午後は専門分野に分かれた分科会が開催されます。
午前中のクラブ活動発表会では各校の農業クラブ活動の活性化を目指し、スライドなどを用いて、農業を通した地域貢献活動、学習活動を紹介し合いました。
有馬高校は11校中8番目に登場。
クラインガルテンやフローラルアートなどの特色ある授業紹介はもちろん、三田駅前花配布や福祉施設での花壇植え付けボランティアや田園スポーツセンター、イオン伊丹での農産物販売などのイベント活動など地域に根ざした活動を紹介しました。また今年遂にリニューアルされた、大人気の人と自然科ゆるキャラ(実習を頑張っていたら現れる妖精さん)『ひとっしー』も紹介しました。
「ひとっしー」が登場してくれたイオン伊丹での農業イベント参加に関する記事はこちら
そして午後からは農業・環境学習の発展と各校生徒同士の交流、リーダーの育成を目的として分科会が行われました。
第1分科会では各校農業クラブ会長が集まり、理事会が開催されクラブ活動発表を踏まえた意見交換や、夏に開催される農業クラブ県大会の発表競技の発表順の抽選が行われました。
第2分科会では「見せる・伝える技術を学ぶ!プロジェクト発表について」をテーマに、昨年の農業クラブ全国大会プロジェクト発表競技会で全国大会最優秀賞に導いた先生、県立農業高校の木村健一先生より、競技のルールやコツについてアドバイスを頂きました。第2分科会では本校の生徒が司会も務めました。
農業クラブの各種競技会が紹介された、昨年度の農業クラブ総会に関する記事はこちら
第3分科会では「見せる・伝える技術を学ぶ2」をテーマに、澤田恭子先生を講師にお招きし、会を進行したり人前で話をするなど、リーダーとして求められる能力を身につけるための大切な技術、コミュニケーション能力の向上について学びました。
第4分科会では「丹波篠山の農業を学ぶ」をテーマに、丹波篠山市でイネや黒ダイズ、ヤマノイモなどを栽培されている先輩農業者板東先生、構井先生をお招きし、古くから受け継がれた農法を守りながら新しい農法に取り組む事例や姿勢について学びました。
第5分科会では、「丹波篠山の産業を学ぶ)をテーマに享保19年創業小田垣商店を訪れ、江戸時代から続く店舗や古い用具などを見学。地域の活性化を図り地産地消、農業と地域産業とのつながりについて考えました。
第6分科会では「丹波篠山の特産物をモチーフにフェイクスイーツづくりを学ぶ」をテーマにpuls-yoikotoの堂岡先生とNiCoPPe☆の境先生をお招きし、黒豆のロールケーキを作成しました。
会の最後は再びホールに集まり各分科会からの報告の後、FFJの歌を集まった県内150人の農業クラブ員で清聴しました。農業クラブ連盟歌であるFFJの歌は全国の農業高校生が歌える歌です。
リーダー講習会を通じて他校の特色ある活動を知ることができ大変参考になりました。このようい県内、そして全国の農業高校生と交流できるのが農業クラブ活動の魅力ですね。また、分科会を通して、リーダーとしての資質向上はもちろん、農業の大切さや農業を学ぶことへの誇りを持つことができました。最後に集合写真です。
リーダー講習会が終わり、いよいよ7月に開催される農業クラブ県大会に向け、本格的な学習、練習が始まります。次は県内、そして全国の農業高校生がライバルですね。最優秀賞、そして近畿大会・全国大会出場を目指し頑張りましょう。
人と自然科 三田市消防本部の花壇装飾活動を行いました
6月8日(水)人と自然科3年生環境班の生徒12名が三田市消防本部を訪れ、花壇装飾活動を行いました。人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用した様々な活動を行っています。
福祉施設花壇植え付けボランティアに行ってきました・・・に関する記事はこちら
三田市役所前広場 花時計の植栽活動頑張りました・・・に関する記事はこちら
この日は自分たちで栽培したマリーゴールド、ペチュニア、ベゴニアなどの花苗約1200鉢を持参し、自分たちでデザインを考え植栽しました。
有馬高校が植栽しているスペースは、道路に面した花壇と、庁舎の入り口にある花壇の2か所です。
それぞれの花壇デリーダーを決め、花壇の配植を検討し、苗をおいていきます。
そしてデザインが完成したらみんなで植えています。さすが3年生。慣れた手つきで植栽作業が進んでいきます。
作業は約1時間半で終了。手際よく植えることができたので、予定より早く終えることができました。最後にみんなで記念写真です。
三田消防署の前を通る際は、是非ご覧下さい。
人と自然科 令和4年度第1回農業法人仕事説明会に参加しました
6月2日(金)加古川総合文化センターにて農業法人仕事説明会が開催され、将来農業関係の仕事に就くことを考えている本校3年生の生徒4名が参加しました。
この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ非農家の生徒をマッチングさせることを目的に4年前から実施されています。今回は県下の農業法人16社の経営者がブースを設け、県内の農業高校生、農業大学校生薬80名が参加しました。
人と自然科生徒の近年の進路状況を見てみると、126年の歴史(多くの先輩方とのつながり)を活かし、食品製造や医薬品製造など幅広い企業への就職はもちろんですが、農業系の4年生農学系大学や農業大学校などへ進学し、そして大学、農業大学校卒業後に就農する生徒が毎年出てきています。
3月に卒業した、令和3年度人と自然科全生徒の進路状況はこちら
↓↓
そのため、人と自然科生徒の進路実現のため、半身農業改良普及センターと連携し、先輩農業者特別授業やインターンシップ、バスセミナーなど様々な取組みを行っています。
特に非農家の生徒は農業法人に就職(修行)し、技術の習得と人脈、信頼をを築いた後、新規就農する事例も多くあります。従って今回のような説明会への参加は重要な機会となっています。今回参加した4人は全員非農家の生徒ですが、来年度農業大学校に進学した後に就農を希望する生徒、さらには調理系専門学校への進学後に農産加工など、農業関連産業への就職を目標として人と自然科に入学した生徒です。
今回は西はたつの市から東は神戸市まで、南は南あわじ市から北は養父市まで、県内各地にある農業法人が参加していました。また、野菜・果樹・畜産・水稲・花卉など多様な経営体の法人です。そして、参加した法人は本気で求人を求めているとのこと。
本校生は4人とも積極的に農業法人にブースを訪れ、経営内容や農業への想い、独立就農に向けたサポート体制などの話を熱心に聞いていました。
約2時間かけてブースを回り様々な話を聞くことができました。参加した生徒から話を聞くと、今年の進路実現に向けさらにやる気になったとのこと。また、将来に向け今日の出会いを大切にしたいとのことでした。充実した時間となって良かったです。
このような機会をいただきました兵庫県ならびに兵庫県農業会議のみなさま本当にありがとうございました。
人と自然科 ひとはく連携セミナー2回目 生物多様性について学ぶ
6月3日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、第2回目となるひとはく連携セミナーを受講しました。
ひとはく連携セミナー1回目 西日本のタンポポについて学ぶに関する記事はこちら
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、1年生学校設定科目「人と自然」の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。
第2回目の講義は「生物多様性と私たち」をテーマに、山﨑健史研究員から講義をいただきました。山﨑先生は動物分類学がご専門で、特にクモ類研究の第一人者です。そして生物多様性に関する研究にも力を入れられており、今回は生物多様性が私たちの生活にどのように関わっているのかを中心にお話いただきました。
まず生物多様性とは何か、地球上には3000万種とも言われる生きものが存在し、全て直接に、間接的に支えあって生きていることをいいます。さらに生物多様性を深く見てみると、一般的に言われてる種の多様性に加え、同じ種の中でも形や模様が変わる遺伝的な多様性・さらには生態系の多様性の3つの階層で成り立っています。
次に種の多様性と生物間相互作用について学びました。生物間のつながりといえば食う・食われるの関係の食物連鎖が有名ですが、共生関係を築いている生きものもたくさん存在します。たとえば4つの胃袋を持つ牛。胃袋の中にはたくさんの微生物が存在し、栄養分をもらう代わりに消化を助けています。さらに「アリ植物」「シリアゲアリ」「カイガラムシ」の3者で、すみかの提供や天敵から身を守るなど共生関係にある例もあるそうです。
このように多様な種があることで生態系は安定していますが、人間の活動により生態系のバランスが崩れてしまい、特に「キーストーン種」と呼ばれる影響力が大きい種が絶滅してしまうと、生態系に大きな影響が出てしまうこともたくさんあります。
現在は「6度目の大量絶滅期」と言われており、都市化や化学農薬、肥料による送粉昆虫の絶滅、プランテーション化による熱帯動植物の絶滅、地球温暖化によるサンゴの白化をはじめとした海洋生物の危機が叫ばれています。
私たちは生物多様性から、炭素の固定、窒素循環などの基盤サービス、食料や水、医薬品などの供給サービス、水の浄化や森林の形成などの調整サービス、自然に触れることでストレスが癒やされる文化サービスなど多くの恩恵を受けています。私たちはこの生物多様性をいつまでも守っていく必要がありますね。
高校生にもわかりやすいユニークな講義で、ここには書き切れないたくさんの内容を学ぶことができました。山﨑先生本当にありがとうございました。
次回のひとはくセミナーは、橋本 佳延研究員より「三田の里山と植物の多様性」をテーマに講義をいただく予定です。楽しみですね。
76回生総合的な探究の時間「問いの立て方」
6月7日(火)5,6限、総合学科2年次生は、神戸親和女子大学冨田先生より、探究のテーマを決めるためのお話を伺いました。導入として、「頭を動かす」「言葉にする」「小さな決断を繰りかえす」というキーワードをいただき、講演がスタートしました。
「探究とは何か?」「なぜ探究をするの?」といった疑問に答えていただくなど、生徒がこれから探究活動を進めていくにあたり、とても大切なエッセンスの詰まったお話となりました。
「三田市の課題」をテーマに、問いの立て方について、その手法を教えていただきました。大きなテーマから、5W1Hに基づいてたくさんの疑問をあげ、リサーチクエッションを決めるまで、一つひとつ丁寧にご指導いただきました。
生徒はこれから、自分なりの探究を進めていきます。それぞれの興味・関心×社会課題の解決に向けて取り組み、発表につなげます。冨田先生、本日はありがとうございました。
人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 里山の管理体験
5月31日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業で、里山管理に関する夢プログラムを体験しました。人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験しています。
前回 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れように関する記事はこちら
この日は緑の環境クラブの方々にお世話になり、里山の管理を通した夢プログラムを体験しました。緑の環境クラブの皆様は、この取り組みが始まった13年前から長い間お世話になってる夢プロの先輩です。
まずは大ホール(新型コロナ対策)で、緑の環境クラブの皆様から自己紹介があり、里山とは何か、そして里山と私たちとの関係性について簡単に説明がありました。
以前はエネルギーとして里山の間伐材を活用した炭や薪を使用し、そして農業においても、山にある腐葉土などを活用、さらにはシカやイノシシなどの肉もバランスよく狩猟し食していました。しかし現在では、エネルギーは化石燃料に代わり、肥料や食料は別の地域、さらには海外から輸入することで里山の必要性が薄れ、荒れてしまいました。その結果、獣害や災害が起こっているのが今の現状です。緑の環境クラブの皆さんは三田の里山を守りたいと、活動を25年間も続けておられます。
そしていよいよ実践編。蜂やマムシ、マダニなどの危険な生き物への対処法、さらに太い木を切り倒すときのノコの入れ方やロープや滑車の使い方など、スライドを用いてわかりやすく説明いただきました。
生徒の中にはチェンソーの資格を取得している生徒も多く、さらに理解が深まったとのことでした。
チェンソーの資格取得(今年の8月に実施予定)に関する記事はこちら
十分事前知識を身につけた後、ヘルメットや剪定ばさみ、ノコなどの道具を装着し公園内の里山に向かいました。
山に入る前は、マダニなどから身を守るため、首にタオルを巻き、まくった作業服の袖を下ろし、虫除けスプレーを吹き付けます。
いよいよ山に入ります。
まずは全員でササの除去です。足で音を出した後に作業を進めるなど、マムシに注意しながら一面に繁茂しているササをハサミで切っていきます。
すっきりしましたね。
そしていよいよ間伐です。まずは間伐した枝葉を積み重ねる集積場を作るため、間伐材で作った杭を打ち込みました。
今回間伐したのは、枯れかかっている樹木、そしてソヨゴやヒサカキなどの常緑樹です。(決められた常緑樹を間伐する里山管理方法を兵庫方式と言います。)
管理前にスライドで学んだ通り、ロープと滑車で人がいない方向に力を加えます。伐採する生徒は受口を作りノコを入れ、切り倒していきます。
うまく倒れましたね。切り口も完璧です。
倒した枝葉は細かく切り刻み、集積場に積み重ねていきます。この作業で分解が進み、土に戻るスピードが速くなります。(昆虫などの生き物の住処にもなります)
実習中ふと見るとマダニを発見。すぐに駆除しました。やはり山に入るときにはタオルなどの首に巻いたり肌を露出させないなど、しっかりと対策する必要がありますね。
約1時間半で作業は終了。自分たちが使った道具を整備します。鋸の歯に詰まった切りくずやヤニをブラシで取り除き、油をさし、布でふき取りました。
最後に振り返り。一人ひとり感想を述べました。木を切るのが楽しかった。ノコがなかなか進まなかった。切り倒した瞬間が嬉しかった・・・など達成感を感じることができたようです。
緑の環境クラブの皆さん、すばらしい夢プログラムをありがとうございました。
次回のフィールドワークは、公園内にある棚田で無農薬栽培で古代米を栽培している自然の学校に皆様にお世話になり、棚田の除草と生き物観察についてのプログラウを体験する予定です。
上級学校訪問
6月3日(金)、総合学科1年次生約200名は、上級学校訪問を実施しました。この活動は、「産業社会と人間」の授業の一環としての取り組みで、進路選択の一助となるものです。
今年度は、5コースに分かれ、甲南大学、関西学院大学、兵庫県立大学、神戸女学院大学、武庫川女子大学、兵庫医科大学、関西大学の7大学を訪問しました。
各大学ごとに提供いただいた、大学説明、キャンパスツアー、大学生へのインタビュー等のさまざまなプログラムに参加しました。
高校入学後まもない1年次生ですが、大学の深い学びに触れ、大学生との交流を通して、大学生活へあこがれを抱き、進路選択に向けて高い意欲を持つことになったと信じています。
今日の学びを生かし、次回の「産業社会と人間」の授業では、訪問を振り返りまとめをし、科目選択を開始していきます。
訪問大学の先生方、職員の方々、大学生のみなさん、準備から本日のおもてなしまで本当にお世話になり、ありがとうございました。
レクリェーション実習をしてきました!
有馬高校総合学科3年次生「福祉」選択生徒13名が、「いこいの家さんだ」にお邪魔して、レクリェーション実習を実施させていただきました。
学校から徒歩10分の宅老所で、たくさんの高齢者の方が利用されています。到着してすぐ、「よく来たね~」「いらっしゃい」「今日はよろしくね~」と優しく出迎えていただきました。
挨拶もそこそこに、早速スタート。1グループめは、「Let’s シュート!!」と題して、紙コップに球を入れていくゲームを行いました。遠くから投げる人、近くからするりと放り込む人さまざまな方がいらっしゃいました。
2組目は「ふうせん文字当てゲーム」。風船バレーの要領で、風船に書いてある文字を当てます。簡単なキーワードから馴染みのない単語まで、難易度も上がっていきましたが楽しみながら当ててくださいました。
最初は緊張の面持ちだった生徒たちも、たくさんの笑顔に囲まれ、リラックスしながら楽しませていただきました。最後はプレゼントもいただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
福祉講演会(看護師の仕事について)
6月1日(水)1,2限「こころとからだの理解」授業内で、看護師(本校卒業生)の方をお招きし、仕事についてを中心にお話を伺いました。
看護実習生の1日、実習記録をたくさんの専門書と格闘しながら書いたこと、看護師の1日、病棟看護師以外の働く現場、看護師のやりがい、仕事をする上で大変なところ等、多くの視点から教えていただきました。特にライフワークに合わせて職場を変えることができる良い職業であると感じました。
後半にはインタビューを実施し、生徒たちの素朴な疑問に答えていただきました。病院で何課がおすすめなのか、どんな人が向いているか、学校を選択する際の決め手など幅広い質問がありました。授業選択生徒の中には、看護師希望も多く、皆熱心に質問していました。
先輩、ご指導ありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。
進路指導部 75回生「面接講座」
5月31日放課後、3年生の就職・公務員希望者と早期に面接練習が必要な進学希望者を対象に面接講座を行いました。
講師は、毎年お世話になっている山口学園 ECC国際外国語専門学校の鈴木あさみ先生です。
卒業生からも「とても役に立つ講座」と好評で、面接試験を受けるにあたってのポイントをわかりやすく教えていただきました。
就職・進学を問わず、面接での印象は合否に影響します。先ずは、身だしなみ・所作・表情を意識しましょう!
アシスタント3名が良い見本を示してくれたおかげで、参加者全員がきれいな挨拶を意識できるようになりました。最後の質疑応答では、高校生らしい疑問がいくつも出てきましたが、その意欲的な姿勢こそが、進路実現のカギだと思います。今日の講座の内容を思い出しながら、面接対策に取り組み、合格を掴めるよう頑張っていきましょう!
スポーツⅣ~ダンス~
スポーツⅣの授業では、特別非常勤講師を活用し、ダンスに取り組んでいます。9月の体育大会に向けて、生徒たちのイメージを講師の先生に振り付けしてもらい、どんどん形になってきています。
毎回新しい表現方法を教えてもらいながらも、さすが経験者たち!!吸収も早く講師の先生にもお褒めいただいています。とにかく楽しんでパフォーマンスできるよう練習に励んでいきたいです。
大倉先生今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
76回生総合的な探究の時間 探究基礎講座①「課題の設定」
総合学科2年次生は、「総合的な探究の時間」で探究基礎講座に取り組みます。自分自身で設定した課題(疑問)を解決するために情報を集め、それらを整理・分析し、自分なりの答えをまとめ、表現していくことが探究です。
まずは、これから取り組んでいく探究のテーマを設定するために、イメージマップで興味・関心を深掘りしていきました。そこから、SDGsにリンクしそうな課題を探していきます。自分の興味・関心が世界の課題解決の一助となるよう、じっくりと進めていく予定です。
次回は「問いを立てる」ために、神戸親和女子大学より冨田先生にお越しいただき、講演頂く予定です。アンテナを高くし、さまざまな課題について考えて欲しいと思います。
人と自然科 農業クラブ世界田植え選手権大会運営
5月29日(日)晴天の中、三田市四つ辻の田んぼにて、14回目となる世界田植え選手権が開催され、農業クラブ本部役員12名が大会運営を行いました。
このイベントは都市部の子供たちと一緒に田植えを行うことで、普段触れる機会のない土と触れ合うとともに、異世代交流を目的として実施されてきました。日焼け止めを塗り、おそろいの人と自然科Tシャツを着てやる気満々です。
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、2年間開催が見送られていましたが、今回感染対策を十分行った中でどうにか再開することができました。
現地に到着後、早速テントを立たてるのを手伝い、子供たちを待ちます。
この日の参加者は40名を超えました。イベントの最初は恒例のラジオ体操です。土手の上に生徒4名が立ち、ラジオ体操を進めていきます。
体がほぐれたところでさっそく田んぼに足を踏み入れます。初めて田んぼに入る子どもがほとんどで、手を引いてゆっくり入っていきます。
いよいよ田植えの始まりです。苗の準備はできましたか?
横一列に並び、指3本で苗3本もち、ロープの印のところに指の第2関節まで差し込んでいきます。
そしてみんなが植え終わったら一歩後ろに下がり、また植えていきます。
最初はゆっくり恐る恐る進めていましたが、少しずつ泥の感触、水の冷たさに慣れてきました。また尻もちをついてしま子どもたちもいましたが、全然気にせず楽しく進んでいきました。
約2時間で午前中の田植えは終了。水路で足を洗って楽しみにしていたお昼ご飯です。
コロナ前はお母さんが作ってくれたカレーを食べたり、みんなで餅つきをしてていましたが今は我慢。お弁当をいただきました。早くコロナが収まって欲しいですね。またこの日はJ-comさんの取材もあり、本校生もインタビューを受けました。
午後からは田植機を使った田植え体験です。学校よりも大きい田植機を操作させていただきました。初めて乗った生徒も多かったですが、農家の方に丁寧に指導していただき、蛇行しながらも運転を体験することができました。
この日は本当に暑かったですが、充実した時間となりました。参加者全員で記念撮影です。
今回田植えした畑では10月に世界稲刈り選手権が開催され、手刈りによる収穫を行う予定です。10月も是非一緒に頑張りましょうね。お世話になりました、こころ豊かな人づくり500人委員会阪神北OB会の皆さま、参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。
人と自然科 令和4年度第1回先輩農業者特別授業を行いました
6月28日(金)人と自然科3年生の生徒を対象に、先輩農業者特別授業が開催されました。
近年人と自然科に入学する生徒の中には、将来就農を目標としている生徒が一定数いるという傾向があります。卒業後の内訳として、農学系の国公立大学、私立大学、県立農業大学校、専門学校へ進学した後、就農を目指す生徒が多いようです。
もちろん農業系以外への進学、そして120年以上の歴史を持つ有馬高校だからこそのつながりを生かした就職も充実しています。
令和3年度人と自然科卒業生進路実績はこちら
↓↓
このような人と自然科の現状を踏まえ、阪神農業改良普及センター様よりご支援をいただき、実際に地域で活躍されておられる農業者の方をお招きし、直接生の声を聴くことで就農、進学への意識を高めることを目標に行われています。
今年度第1回目となる今回の特別授業は、三田市で大規模に果樹園を経営されている、小仲正章さんをお招きしました。
小仲さんは県内の農業高校を卒業後農業者大学校へ進学。卒業後平成8年に、ウメとクリを栽培する『湖梅園』の4代目として就農されました。現在はクリ7.5ha、ウメ1.6haを経営。特に小仲さんが栽培されたクリは日本中の料理人から高い評価を得ており、『令和天皇即位の礼』の晩餐会デザートでも使用され、世界中の国賓が小仲さんのクリを口にされたそうです。(世界中の有名人に自分が栽培したクリを食べてもらいたいというのが小仲さんの夢の一つだったそうです。)
お話では、まず栽培のこだわりについてお話いただきました。特に土づくりには力を入れており、『畑で出たものは畑に帰す』という思いから自作の堆肥舎を建て、クリのイガや剪定枝など通常廃棄の対象となるものも、三田牛の牛糞を混ぜ合わせ自家製完熟堆肥を作り畑に戻しているとのことでした。 さらに持続可能な農業経営を目指し、樹高を低くする低樹高栽培や常用草刈機、常用防除機(スピードスプレーヤー)など積極的に機械を導入されているとのことでした。
後半は、高校3年生の生徒へのメッセージ。自身の高校時代、大学校時代、就農直後、そして現在を振り返り
『時代は変わって今は農業が一つのかっこいい職業として認められつつある。自身を持ってほしい』
『農業を経営していると正直厳しいこともたくさんある。でも農業のおもしろさは、思い通りにいかないこと。』
『農業経営で大切なことの一つが人とのつながり。実際たくさんのつながりでウメとクリの販売が広がっている。』
『経営が成功するポイントはブランド化。長い年月をかけて作り上げるもの。逆に崩れるのは一瞬。そのような緊張感のある中でお客様とのやり取りや反応がとても楽しみ・・・』
などたくさんの思いをお話しいただきました。
最後には、『私も含め今の農業者が皆さんにかなわないもの。それは若さ、価値観、感性の3つ。新しい価値観、感性とパワーで、今の農業を変えていってください。応援しています。』と熱いエールをいただきました。
先輩からのエールを胸に、進路実現に向け頑張っていきましょう。学年の先生はもちろん、農業部の先生も一丸となって皆さんの進学、就職をサポートしていきます。
小仲さん、興味深いお話を本当にありがとうございました。そしてご支援いただきました阪神農業改良普及センターの皆様、このような機会をいただきありがとうございました。
人と自然科 福祉施設花壇植え付けボランティアに行ってきました
人と自然科では、日頃の実習で学んだ技術を活用し、様々な活動を行い学びを深化させています。その一つとしてあげられるのが、公共施設での花壇装飾活動です。先日も3年生の授業で地元三田市役所にある花時計の植栽活動を行いました。
三田市役所前広場 花時計の植栽を行いました・・に関する記事はこちら
5月考査が終わった5月25日(水)人と自然科農業クラブ役員生徒10名が篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。農業クラブでは13年前からこの活動を継続して行っています。 この日は自分たちで栽培したベゴニアやサルビア、マリーゴールド、ペチュニアなどの草花苗約1000鉢を持参しました。
活動では園内5カ所の協同花壇、プランタを装飾します。まずは元肥となる化成肥料、有機質肥料を施し、小型機械を操作し耕耘した後、整地します。機械操作や農具の使用も、日頃の実習の経験があるため手慣れたものです。
そして自分達ででデザインを決め、花苗を配置してきます。それぞれの花壇で責任者を決め、配置していきます。
園の門を入って正面にある巨大な協同花壇。今年はどうやら黄色・橙が印象的なマリーゴールドを周辺に配置し、サークルを描くようにペチュニア、サルビアを配置していく作戦のようです。3年生の先輩が2年生に教えながら作業を進めていきます。
そして配置した草花苗を、定植していきます。
コロナ渦前は施設利用者の方と一緒に植えていたのですが、今は感染リスクを考え農業クラブの生徒だけで植え付けていきました。早くコロナが収まり、交流しながら一緒に植え付けできる時が来て欲しいですね。作業の終盤利用者の方が花壇の周りまで近づいて見に来て下さり、どんどん増えていくお花を嬉しそうに眺めておられました。
約2時間かけて植え付け作業は終了。最後に花壇の周囲を清掃し、灌水したら完成です。
完成した作品はこちら。施設の前庭が一気に明るくなりました。
そして一番大きな協同花壇。テーマは「宇宙(そら)」。明るめの色で装飾した花壇右側が昼間、紫など暗めの色で装飾した左側が夜を現し、黄色のマリーゴールドで三日月を表現しました。日頃の学びが生きてますね。
このままでもきれいですが、これから夏になるとさらに株が張り、ボリュームが増します。楽しみですね。
園を訪れた際は是非ご覧下さい。
福祉講演会(点字講習会)
5月26日(木)福祉系列3年生に向けて、点訳ボランティアサークル「どんぐり」さんより講師をお招きし、点字講習会を実施しました。
点字の成り立ちや概要、規則性など細かくご指導いただきました。さらに点字一覧表を見ながら実際に点字を打つことにチャレンジしました。力の入れ具合が難しい!手首が痛くなる!など一筋縄ではいかない様子でした。
そのあとに、パソコンでの入力を体験してみて、なんと軽快に進められること!修正も一瞬です。その違いに驚きました。そのように、便利なものがなかったとしても、街中で「何か困ったことはありませんか?」と一声かけられる人がたくさん増えると、より豊かな社会につながると感じました。
どんぐりさん、お忙しい中ありがとうございました。
人と自然科 農業クラブ農業鑑定競技会校内予選会実施
5月考査が終わり、有馬高校は有高祭(文化祭)にむけシフトチェンジです。やっと終わった5月考査中、人と自然科では農業クラブ農業鑑定競技会の校内予選会が開催されていました。
全国の高校で農業を学ぶ生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属しています。そして日頃の学習の成果や活動の成果を全国の農業高校生と競い合うのが各種競技会で別名『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と呼ばれており、9万人の頂点を目指す、農業高校生あこがれの場です。
昨年有馬高校が会場となった、第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会意見発表会運営頑張りましたに関する記事はこちら
各種競技の中で有馬高校が得意としているのが「農業鑑定競技会」です。農業鑑定競技会は、日頃農業に関する学習で得た知識・技術を活かし、鑑定・判定を通して問題を解答します。出題数は40問で、農業生物、種子、肥料、機械機具、・・・等々を20秒または40秒というわずかな時間で鑑定・判定します。先日農業クラブの生徒が出展したイオンモール伊丹のイベントでも、子どもたちに鑑定競技を体験してもらいました。
農業クラブ イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら
校内大会の前に農場の先生方が、範囲となる実物や写真を実習室に展示し、生徒は事前に自主的に学習をしています。
そしていよいよ、科目総合実習の5月考査も兼ねた校内予選会。机の上に植物や造園材料、病気や害虫の写真が並べられ、生徒はじっくり観察しながら問題を解いています。
ちなみに今回校内予選会で出題された問題をいくつか紹介します。
次のうちアブラナ科の植物でないのはどれですか?
この野菜の科名を答えなさい。
この栽培用具の名称を答えなさい。
以下の接ぎ木写真のなかで「切り接ぎ」を答えなさい。
このような問題が40問続き、正答率で競います。そして分野園芸の上位8名、分野造園の上位6名が7月に開催される県大会に出場する権利を得ます。(学年は問いません。)そして今年の農業鑑定競技会県大会は有馬高校の体育館で開催されます。出場できなかった生徒は運営で活躍しましょう。
ちなみに昨年は、人と自然科の生徒が県大会分野造園で最優秀賞(1位)を受賞し全国大会に出場。全国大会においても優秀賞を受賞することができました。
昨年の兵庫県大会意見発表会&農業鑑定競技会にて最優秀賞を含む大活躍に関する記事はこちら
昨年の第72回日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会にて優秀賞受賞に関する記事はこちら
今回有馬高校の代表に選ばれる皆さん。先輩の活躍に続き、今年も全国大会に出場できるように、そして日本一を目指し頑張って準備していきましょう。
人と自然科 ブドウのジベレリン処理を行いました
有馬高校人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しています。
5月20日(金)1年生と3年生クラインガルテン専攻生で、ブドウ栽培で重要な作業の一つ、ジベレリン処理を実施しました。
5月考査の真っ最中ですが、ベリーAの蕾の幅が約1.8mmを超えてきたため、無核化(種無しにすること)のために行う作業であるジベレリン処理の適期となりました。この時期を逃すと全てのブドウに種が残ってしまうため、土日前で試験勉強への影響が少ない金曜日の試験終了後に実習を行いました。(ちなみにジベレリンは農薬でなく植物ホルモン剤です。)
まず整房、摘穂作業が完璧にできているか確認します。
そして100ppmに希釈したジベレリン液をカップに入れ、花穂(つぼみの固まり)一つ一つ丁寧に液に浸していきます。
ポイントはカップの中で花穂をゆすり、空気を抜き、まんべんなく液が付着させること。そして花穂全体を液に浸すことです。(上部が浸されていないと、その部分だけ種が残ります。)
そして浸した後花穂をゆすり(トントンたたき)、余分な液を落とします。この作業をすることにより、液の揮発による薬害(ジベレリンの成分濃くなりつぼみを痛めること)を防ぎます。
一穂も残さないように全員で協力し、全ての花穂に液をジベレリン液に浸しました。作業は予定通り1時間弱で無事終了です。
5月考査は残りあと3日。家にかえってしっかり学習しましょう。
順調に生育したら、9月には在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。
美味しいブドウが収穫できるよう頑張りましょう。
人と自然科 三田市役所前広場 花時計の植栽を行いました。
みなさん、三田市役所前の芝生広場に、花時計が設置されているのはご存じでしょうか。
2019年に三田市三輪地区の方から寄贈された花時計。実は設置当初から、有馬高校人と自然科の生徒が自分たちで栽培した草花苗を植栽しています。5月18日(水)人と自然科3年生環境コースの生徒が花時計を訪れ、春の植栽活動を行いました。
今回のテーマは『ストライプ』ペチュニア・アゲラタム・サルビア・マリーゴールドの花苗、約120ポットを利用し表現しました。まずは持参した花苗を配置していきます。
そして移植ごてを使って植え付けていきます。さすが3年生。慣れた手つきで作業を進めていきます。
最後に箒を使って周囲を清掃し、約1時間半かけて完成しました。
完成した花時計はこちらです。 これから夏にかけてどんどん株が大きくなり、さらにボリューム感が増してきます。色とりどりの花が並び、とってもきれいですね。一気に春~初夏を感じる花時計に生まれ変わりました。
三田市役所を訪れた際は是非ご覧ください。
76回生総合的な探究の時間~三田市の魅力化④発表~
総合学科2年次生は、総合的な探究の時間で「三田市の魅力化」について考えてきました。第4回目の本日は、ポスターにまとめたものをそれぞれ発表していきました。
・三田市の概要
・三田市の課題
・三田市の魅力化
・PRしたいこと
などについて、アイデアを持ち寄り各班でまとめて発表しました。クラスによってギャラリーウォークやプレゼンテーションを実施し、しっかりと見たり聞いたりすることができました。
次回より、個人でテーマを決め、自分なりの探究がスタートします。社会の課題に目を向け、自分なりの解決を考えていこうと思います。
人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れよう
6月4日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業で、生き物観察に関する夢プログラムを体験しました。
フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験 に関する記事はこちら
この日は有馬富士公園内にある、三田市自然学習センター(壁からおしりが突き出ているクワガタムシ「つよしくん」が目印です)を拠点に活動しました。
人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験していますが、この日は三田市自然学習センターの長谷川コミュニケーター・吉田コミュニケーターのお二人にお世話になり、公園内の生きものの触れるプログラムを体験しました。
体験の前に、自然学習センターがどのような想いを持って普段子どもたちにプログラムを提供しているのか、そして実際12月向け、どのような考えをもってプログラムを企画したら良いのか、様々な視点からアドバイスをいただきました。
お話をいただいた後は学習センターの展示の説明です。(下のクワガタムシが、建物の外におしりを突き出している「つよしくん」です。)
幼い頃に訪れたことがある生徒も多く、懐かしさを感じると共に、体験を通して来館者に楽しみながら自然を学んでもらうための様々な工夫を知ることもできました。
そしていよいよ屋外に飛び出します。
管理のために切り倒した樹木を園内に設置し、そこに集まる生きものを観察できるような工夫や、湿地を再生している場所など、来園者が生きものと触れ合える工夫が随所に見られました。
そして樹木はもちろん、園路や手すりに目を向けると様々な昆虫が・・・みんなで捕獲のため走り出します。
10センチ以上の産卵管をぶら下げて飛んでいる「ウマノオバチ」や手塚治虫が愛し、名前の元となった「オサムシ」・・・
ちょっと怖いけど手にのせると可愛い「マイマイガ」の幼虫やブドウなど果樹の害虫でもある「アワフキムシ」・・・
「ハラビロトンボ」などのトンボ類・蝶類や日本で一番大きいテントウムシ「カメノコテントウ」とそのエサとなる「ヤナギルリハムシ」・・・・
などなど様々な昆虫を捕獲・観察することができ、みな大興奮・・・ここでタイムアップということで学習センターに戻ります。
終了後の振り返りでは「ぜひ今日の体験を参考に、高校生らしいアイデアで体験プログラムを企画して下さい。そして自然学習センターは未就学児から小学生までのプログラムが主なので、参考にさせて下さい。楽しみにしています」
とエールをいただきました。約2時間のプログラムでしたが、有馬富士公園の生物多様性が感じられる体験でした。コミュニケーターの長谷川さん、吉田さん興味深いプログラムをありがとうございました。
次回、5月考査終了後には、緑の環境クラブの皆さまにお世話になり、里山管理に関する夢プログラムを体験する予定です。楽しみですね。
人と自然科1年生 スイートコーンの栽培も順調です(スイートコーン発芽率調査・定植作業)
1年生が4月から栽培を開始しているスイートコーン。
人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりました・・・に関する記事はこちら
播種後一週間が経ち、無事発芽していますね。
まずは発芽率を調査しましょう。自分が播種した種子の中で発芽した数を数え、計算します。
種苗会社によると80%保障です。覆土の厚さなど間違っていなければ100%に近い発芽率になるはずです。
そして5日後さらに成長し、発芽した苗を圃場に移植する「定植」の作業をしました。
今回スイートコーンは、株間(苗と苗の間の距離)30cm、並木植え(隣同士で植えること)で定植しました。
まずは自分の区画に苗を並べていきます。
移植ごてで植え穴を堀り、根鉢を崩さないように植えていきましょう。
ポイントは雨やかん水の水がたまるように、「ウォータースペース(water space)」を設けることです。約1時間で定植作業は終了・・・ここで予報通り雨が降ってきました。とても良いタイミングです。
今後も7月の収穫に向け、追肥や除草、土寄せ・・・など頑張って管理しましょう。そして収穫に来てくれる園児に美味しいスイートコーンを届けましょう。
人と自然科1年生 ブドウの栽培順調です(ブドウ摘穂・誘引・整房作業)
1年生が4月から栽培を開始しているベリーA。5月に入って気温が上がり、順調に生育しています。
人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりました・・・に関する記事はこちら
新梢が伸び、花穂(つぼみの固まり)も大きくなってきましたね。
この日からスタートした作業は、摘穂・誘引・整房作業です。
「摘穂」は、結果枝(実を付ける枝)に2~3穂付いているつぼみの固まりを1つにする作業です。ハサミで丁寧に摘んでいきます。
完了したらテープナーという道具を使って植えに伸びようとしている枝を針金にとめていきます。この作業を「誘引」と言います。
この時枝を折らないように、ねじりながら下に向ける「捻枝」という技術があり、これが難しい・・・。
そして誘引が終わると「整房」という作業が待っています。
「整房」とは、房の形を整える作業。現在ブドウはつぼみの状態で、その数は数百個。このままではうまく実がつかなかったり、とてつもなく大きな房になってしまうので、つぼみのうちにハサミで摘みながら数を制限していきます。
ベリーA の栽培では、最終的に1房75粒を目標とします。(詳しく話すと長くなるので、続きは人と自然科に入学して勉強しましょう。)今回はつぼみの塊(車)15にしていきました。左の写真が整房前、右は整房後の写真です。細かい作業で大変ですが、生徒は丁寧に1房1房作業をしていきました。
いよいよ今週末には種なしブドウにするためのジベレリン処理を学ぶ予定です。この日までに上記の作業を済ませておく必要があります。美味しいブドウを収穫できるように、頑張っていきましょう。
人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験
5月10日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業、現地研修2回目、天文を通したありまふじ夢プログラムを体験するため、有馬高校を訪れました。
人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。
地域自然保護 今年もスタートしました(オリエンテーション)に関する記事はこちら
現地フィールドワークその1 有馬富士公園を知ろうに関する記事はこちら
今回はさんだ天文クラブ代表、加瀬部さんにホストとしてお世話になりました。さんだ天文クラブの皆さまは三田市の野外活動センターにある天文台を拠点に活動されていますが、有馬富士公園でも昼間の天体観測(太陽の観察など)や夜の天体観測などの体験プログラムを実施されています。
この日の天気は晴れ時々曇り。雲がかかる前に・・・・まずは屋外にて、昼間の天体観測のプログラム体験です。特殊な望遠鏡を用いて太陽の観察を行いました。
レンズをのぞくと、特殊なフィルターを通し、赤色の太陽を観察することができます。何人かの生徒は、太陽の表面からまるで炎が噴き出しているようなプロミネンスを観察することができました。(後半は雲がかかってしまい、プロミネンスが監査鵜できなかったようです。
観察会が終わった後は、大ホールに戻り、さんだ天文クラブの活動紹介や夢プログラムの活動、天体についてのお話を頂きました。
先ほどの観察した太陽について詳しく解説いただき、金星など昼間に観察できる天文を通した体験プログラム、ISSや天の川、流れ星など身近に観察できる夜空について、近年の有馬富士公園来場者数の変化などスライドを用いて様々な内容について紹介していただきました。
そして恒例の天体距離クイズ。生徒に1cm強のチョコ玉と3mmほどのラムネ玉が配布され、地球・月・太陽の距離クイズが出題されました。
地球の直径がチョコ玉の12mm、月の直径がラムネ玉の3mmとすると、太陽の直径はおおよそ直径140cmになります。そしてこの大きさに縮小すると、地球と月の距離は38cmの位置にあります。その場合地球のチョコ玉と140cmの太陽の距離はどのくらい離れた場所に位置しますか?という問題です。皆さん分かりますか?
正解は150mです。結構離れた距離になりますね。最後に民間企業の人事・新人教育のご経験がある加瀬部さんより、10ヶ月後に卒業を迎える生徒に、社会人とは何か・・・と言うテーマでエールをいただきました。
さんだ天文クラブの加瀬部さん、興味深い夢プログラムをありがとうございました。最後に天気が良いので集合写真、やる気満々の20名です。
次回は三田市自然学習センターのコミュニケーターから、公園の自然を活用したプログラムを体験する予定です。
福祉講演会(薬剤師の仕事について)
令和4年5月11日(水)、2・3年「こころとからだの理解」選択生徒に向けて、薬剤師の先生より、薬剤師になるまでの道のりや仕事について、薬の種類や服用など多方面にわたってご講義いただきました。
昨今、新型コロナにおけるワクチン接種や治療薬の開発などの話題も多く、薬について考える機会も多いと思います。実は薬の開発には長い年月と莫大な開発費用がかかっているとお伺いし、新型コロナワクチンの開発がとても早かった背景にはどのようなことがあるのか、考えるきっかけをいただいたように思います。
また、薬の種類や服用方法、飲み合わせのお話など、私たちの生活に密着したお話もしていただきました。自分の「かかりつけ薬局・薬剤師」を決めておくことで、薬の重複を防いだり、相談をしたりすることが可能です。今後、地域社会で病院・施設・薬局などが連携していくことも大切であると感じました。
お忙しい中講演に来てくださり、ありがとうございました。
人と自然科 地域公開講座 フラワーアレンジメントチャレンジ教室開講
5月10日(火)人と自然科3年生学校設定科目「フローラルアート」の授業で、地域公開講座チャレンジ教室が開講しました。
同日開講した「クラインガルテン」は地域の方を受講生としてお招きし、野菜と果樹の栽培方法を生徒と一緒に学ぶ授業ですが、「フラワーアレンジメントチャレンジ教室」は、2年生の「フローラルアート」で学んだフラワーアレンジメントの基礎知識や技術を活かし、教えながらさらにアレンジメント技術を向上させるという講座です。
同日開講地域公開講座「クラインガルテン」に関する記事はこちら
今年度は定員を大きく超える20名からの応募があり、その中から厳正なる抽選で選ばれた10名の受講生の方が抽選で決定。開講式を迎えました。
開講式では校長先生から「今年で21年目を迎える歴史あるフラワーアレンジチャレンジ教室ですが、生徒が一般の方に教えることによって知識・技術の定着につながります。受講生の皆さんも生徒との交流を楽しみながら学んで下さい。」と挨拶をいただきました。
その後はお互いの自己紹介からスタートです。
自己紹介の後は早速講座のスタートです。第1回目となるこの日は、「ラウンドアレンジメント」に挑戦します。
「ひょうごの達人事業」を活用しお世話になっている、フラワーアレンジメント講師宮本先生(有馬高校人と自然科の卒業生で、在学中フラワーアレンジメントを専門的に学び、卒業後も各種コンテストなどで入賞されるなど活躍している先生です)から全体説明の後、早速製作スタートです。
吸水性スポンジをセットし、花をさしてさすときはスポンジを持たず器を持つことが重要です。
今回はカーネーションを中心にレザーリーフファン・アセビなどの花材を使いました。まず底辺から、器の縁に合わせて平行にさし、次にトップの花を中心に指します。その後、中間にさす花を正三角形になるように配置し、間にグリーンカーネーションを配置していきます。生徒は2年生で学んだ内容、そして事前に復習した内容を想い出しながら丁寧に指導していました。
約1時間半かけて完成した作品がこちら。
素敵なアレンジメントが完成しましたね。
フラワーアレンジメントチャレンジ教室は今回も含めて7回行われ、生徒は様々な知識や技術を習得するとともに、コミュニケーション能力も身につけます。これからどのような作品ができるか楽しみですね。1年間どうぞよろしくお願いします。
人と自然科 ひとはく連携セミナー1回目 西日本のタンポポについて学ぶ
5月6日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、ひとはく連携セミナーがスタートしました。有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、1年生学校設定科目「人と自然」の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。
有馬高校から約2キロ、みんなで歩いて移動します。こんな何気ない時間も楽しいですね。
さて、記念すべき第1回目の講義は「西日本のタンポポについて」と題し、鈴木武研究員からお話をいただきました。鈴木先生はシダ植物などを中心とした植物研究の第一人者で、中でもタンポポについて多くの資料を収集し、研究されています。
有馬高校周辺で観察されるタンポポは在来種のカンサイタンポポ・シロバナタンポポの他、外来種のセイヨウタンポポも確認できます。まずは写真や模型などを使いながらタンポポの花のつくりを学び、その見分け方について説明いただきました。
次にタンポポに似ている植物について教えていただきました。過去有馬高校の先輩方に「タンポポを摘んできて」課題を出したところ、たくさんの人が間違えて持ってきたのが「ブタナ」。花がタンポポに似ていますが背が高いのが特徴です。他にもモモイロタンポポやノゲシなどの植物が間違われやすいのだそうです。
そして図鑑にも載っていないであろうたくさんのタンポポを紹介いただきました。たとえばレモン色の花びらが特徴のヤマサトタンポポやカンサイタンポポとセイヨウタンポポの雑種など、写真を見ながら珍しいタンポポを紹介いただきました。
他にもタンポポの成長過程やなぜ「タンポポ」という名が付いたのか・・・などなど専門的な内容を学ぶことができました。
そして最後に、鈴木先生のご趣味でもあるネズミについてもお話しいただきました。
剥製や鈴木先生が飼育されているネズミを持ってきていただき、「ネズミ」と「マウス」の違いや、スミスネズミなど日本にしか生息していないネズミ、江戸時代から人工的に交配されペットとして飼われていた白黒模様が特徴の「パンダネズミ」について紹介。実際に触れ合いながら学ぶことができました。
鈴木先生、楽しく興味深い講義を本当にありがとうございました。次回は6月3日「生物多様性と私たち」をテーマに山﨑健史研究員より講義、ならびにフィールドワークをいただく予定です。今から楽しみですね。
人と自然科 令和4年度 クラインガルテン開講しました
5月10日(火)人と自然科地域公開講座クラインガルテン(市民農園)がいよいよ開講しました。人と自然科3年生 学校設定科目「クラインガルテン」は、1.2年生で学んできた野菜、果樹の栽培技術を活かし、地域の方に教えながらより深く学ぶという授業です。今年は2つの新聞社から取材を受けたということもあり、2.3倍という多数の応募から抽選で選ばれた地域の方10名が来校され、開講式、並びに夏野菜苗の定植作業を行いました。
開講式では校長先生から、今年で22回目を迎えるクラインガルテンの歴史について説明があり「多数の応募の中から選ばれた皆さま、生徒と一緒に行う野菜や果樹の栽培実習を是非とも有意義な時間にして下さい」とのことばをいただきました。
そして生徒と受講生がそれぞれ自己紹介。1年間の活動に向けた意気込みをお互い発表しました。
開講式終了後は、早速農場に向かい、トマトやナス・キュウリ・レタス・キャベツなどの苗を定植しました。
生徒は今まで学んできた栽培方法を想い出し、苗を植える深さや、株と株の間隔など、丁寧に説明アドバイスをしながら実習を進めていきました。
この授業は11月まで毎週火曜日に実施され、秋の農業祭では実際に栽培した野菜も販売する予定です。また次週からはブドウの栽培にも挑戦します。1年間どうぞよろしくお願いします。
75回生 芸術鑑賞会(学年の日)
4月28日(木)、75回生は学年の日を兼ねた芸術鑑賞会として、宝塚歌劇の観劇を実施しました。当日は晴天に恵まれ、劇場へ向かうまでの「花の道」を楽しそうに歩く皆の姿に、こちらも笑みがこぼれました。ゲートを入り、フォトスポットである大看板の前で、早速記念写真を撮る人も。劇場に入り、着席後は徐々に期待が高まります。いよいよ開演です。演目は、星組公演「めぐり会いは再びnext generation」・「グランカンタンテ」の2部構成。楽しくも圧巻の演技に皆、魅了され、終演後は「かっこいいー」、「また来たい!」などの声が聞かれました。100年を超える歴史ある総合芸術「宝塚歌劇団」にふれる機会を持つことができた3学年は、有高祭で劇に取り組むことになっています。今回の経験を少しでも生かせると良いですね。
人と自然科 農業クラブ イオンモール伊丹農業イベントに参加しました
5月8日(日)イオンモール伊丹にて農業イベント「農業を知ろう!学ぼう!体験しよう!」が開催され、本当農業クラブ本部役員と、農業クラブ専門班「フラワーアレンジメント班」の生徒が参加しました。
ゴールデンウイークの最終日、母の日に開催されたこのイベントは、小学校低学年の子どもたちを対象に、農業について楽しく学び、体験することで身近に感じてもらおうというものです。伊丹市、尼崎市の小学校で事前にチラシが配布されていたこともあって、開店前から長い行列ができていました。
10:00になり早速イベントスタートです。今回は3つの内容でイベントを盛り上げました。まずは農業クラブフラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験です。授業や放課後の部活動で身につけた技術を活かし、子どもたちに優しく教えてあげます。今回は母の日と言うことでカーネーションの花も準備しました。
先週末に神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園で開催された「でんスポアドベンチャーフェスタ」で経験していただけあってか、慣れた様子で教えていました。
限定100名で参加券を配布しましたが、開店後1時間で配布終了。大人気でした。
2つ目は農業クラブ本部役員による、農業鑑定クイズコーナーです。
有馬高校人と自然科のように、高校で農業を学ぶ生徒は誰もが体験するのが農業鑑定。日頃の実習や座学で学んだ農業に関する知識をもとに40問の問題を解いていきます。この農業鑑定は正答率を競う競技でもあり、全国約9万人の農業高校生が日本一を目指し挑戦しています。
昨年第72回日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会にて優秀賞受賞の記事はこちら
こちらも開始と同時に子どもたちがどんどん挑戦していました。時にはお家の人と相談しながら頑張って解いていました。
最後に正答数によっておもちゃのプレゼント。少し難しかったですか?この日250人分の解答用紙を準備していましたが足りなくなり、増刷するほど大人気コーナーでした。そしてこの日全問正解した人は11名。金メダルをプレゼントしました。是非人と自然科に入学して下さい!!待ってます。
3つ目は草花苗、野菜苗の販売です。
春休みから栽培している草花苗、野菜苗は今が植え時。1鉢60円~販売しました。ペチュニアやトレニアが人気でしたね。ご購入いただきました皆さまありがとうございました。
イベントを頑張っていたら、やはり今回も出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。
姿を現した瞬間、子どもたちから「はっぱちゃんだー」
一気に人が集まり、握手を求められるなど、一緒に写真撮影を楽しんでいました。大人気ですね。
10時から始まったイベントは16時に無事終了。人と自然科の取組みをまとめたパネルやパンフレットもご覧いただき、農業、そして人と自然科の学びを理解してもらえるとても良い時間となりました。
今回のイベントでお世話になりました皆さま本当にありがとうございました。
「産業社会と人間」
5月7日(土)の「産業社会と人間」は、「キャリアデザインのすすめ」と適性検査の振り返りをしました。
最初に35名のWILLスタッフの紹介から始まり、6月10日の科目選択にさきがけて、自分の人生がどうありたいか、自分の適性はどのようなものかを考える授業でした。
自分の得意なこと、やりたいこと、しなければならないことを考え、自分の将来の人生につなげていきます。
適性検査の振り返りでは、自分が興味を持っている学問や、適性のある職業をピックアップして資料を参照しながら詳しく調べていきました。自分の気づかないあらたな一面を発見できた生徒も少なからずいたのではないでしょうか。
「産業社会と人間」
5月6日の「産業社会と人間」は、ブレーンストーミング(アイデアの集団発想法)を行いました。5人1組になって、1つのテーマについて自由にアイデアを出し合い、話し合って優先順位を決め、ポスターにして発表しました。
今回のテーマは、
「食堂の売り上げを上げるには」
「三田市を魅力的にするには」
「集中して勉強するには」
「異性にモテるには」
「図書館の貸し出し数を増やすには」
「有高のイメージをアップするには」
以上6つの中から1つ選び、協力し合って作業を進めました。
作業中はとても活発に意見を出し合い、話し合いはどのグループも大変盛り上がっていました。発表も堂々と行い、アクティブラーニング世代を感じさせるものでした。
この発想法は、必ずしも結論を導き出すためのものではなく、自分の考えを他者とのコミュニケーションをとおして深めていくことを目的としています。このような作業をとおして、有高総合学科生は、社会の中で協力してさまざまな問題を解決する力を身につけていきます。
人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 有馬富士公園を知ろう
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、いよいよ有馬富士公園での活動がスタートです。
学校でのオリエンテーション 地域自然保護 今年もスタートしましたに関する記事はこちら
早速有馬富士公園を訪れ、実際に公園を運営・管理されているパークセンター職員の田中さんから、有馬富士公園の概要、施設などの説明をいただきました。
講堂で少し説明を受けた後、さっそく園内を散策しながら説明を受けました。パークセンターを出ようとしたら約2か月前に卒業された先輩が、地域自然保護の授業の集大成として企画、実施した体験プログラムについてまとめた模造紙やジオラマが展示されていました。
8月ごろまで有馬富士公園パークセンターで展示される予定です。(企画展の時には一時的に撤収されます)公園を訪れた際はぜひご覧ください。
話を戻しましょう。出発です。この日は雨の予報100%、今にも雨粒が落ちてきそうな天気でしたが・・・どうにか持ちこたえていますね。あとは皆さんの日ごろの行いを信じましょう。
まずは公園が一望できるスポットへ。シンボルの有馬富士と福島大池を望みます。
そして公園に入っていきましょう。有馬富士公園は里山をテーマとした公園です。園内にはキツネの巣穴をイメージした施設や樹木と同じ高さから観察できる樹幹テラス、シイタケハウスや落ち葉が積もった地中の温度が観察できる施設などユニークなスポットがたくさんありました。
また、昔の里地里山の風景、暮らしが感じられるかやぶき民家・棚田エリア
さらに子供たちが環境学習で学ぶための草地の生態園・水辺の生態園・鳥の小道などのエリアが設けられていました。
そして最後に、有馬富士公園と言えばこちらの印象が強い方が多いと思います。『遊びの王国』です。最近新しい遊具が設置されたようで、コロナ渦で屋外で活動できるこのエリアの利用者がとても多いとのことでした。
生徒は1時間半、園内の説明を受けながら散策ましたが時間が全く足りなかったですね。有馬富士公園の奥深さがよくわかりました。そして遊具や自然観察で訪れる小さな子供たちと、里山の雰囲気を味わいたい中高年層が多く来園する一方、高校生・中学生がなかなか来園しないということもよくわかりました。この授業の目標でもある高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラムの企画・実施に向け想いを新たにしました。
次回からは地域の方が実際に公園で実施されてる夢プログラムをゲストとして体験します。第1弾は、「さんだ天文クラブ」の皆さんから天文を通した夢プログラムを体験する予定です。楽しみですね。
人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりました
4月もあっという間に終わりを迎え、77回生も有馬高校に入学し1か月が過ぎようとしています。入学式直後の1年1組の教室では、人と自然科の伝統、農業クラブ本部役員の生徒によるサプライズの歓迎板書&自分たちで栽培したお花のプレゼントで新入生を歓迎しました。1か月たつと懐かしく感じますね。
オリエンテーションも無事終わり、人と自然科ではさっそく実習授業がスタートです。
まずはブドウの栽培です。有馬高校人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、9月には在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。
令和3年度人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしましたの記事はこちら
ブドウの栽培方法を学ぶ最初の実習は「芽かき」という作業です。枝からたくさん出ている芽の中から必要な芽を残し落としていく作業です。結果母枝1か所につき2つの芽を残していきます。事前のホワイトボードを使って説明を受けていますが・・・なかなか難しいですね。友達と確認し合いながら、わからないところは担当の先生に質問をしながら進めていきました。
今後は誘引、ねん枝、摘穂、整房・・・・など7月上旬に行う袋がけまで作業は続きます。
そして1年生がもう一つ担当するのがスイートコーンの栽培です。4月の下旬に播種し、7月の中旬に収穫します。人と自然科では栽培したスイートコーンを北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫会を実施しています。
スイートコーン最初の実習は播種(種まき)です。有馬高校では近年ポリポットに播種し、発芽・育苗した苗を圃場に植え付ける移植栽培を行っています。
説明を聞いた後、早速実習スタートです。今年栽培する品種は『ゆめのコーン』バイカラー(2色の粒が混ざる)の品種です。2.5号のポリポットに2粒ずつ播種していきます。
ポイントは覆土(土をかぶせること)が厚すぎないこと。一般的に種子の2~3倍の厚さが適当と言われています。
一人20ポット播種し実習は終了です。これから育苗器に入れ、加温・加湿することによって発芽を促します。上手く発芽するのか・・楽しみですね。5月に入ると発芽率も計算しましょうね。
実習を終え教室に戻りながら聞こえた会話は『入学前から実習楽しみにしていて、本当に楽しかった・・・・』とのこと。早速放課後、自主的に農場に足を運ぶ姿が見られるなど、今年の1年生も興味・関心が高い生徒が多いですね。自慢の生徒たちです。
これからどんどん暑くなりますが、熱中症やけがなどに十分注意しながら、おいしいブドウやスイートコーンが収穫できるように頑張りましょう。
人と自然科3年生 ガーデニング 花の寄せ植え制作(★重要★5月7日(土)育友会総会で販売します)
4月26日(火)人と自然科3年生 学校設定科目「ガーデニング」の授業で、花の寄せ植えを制作しました。事前に座学で色相や明度・彩度などの色の仕組みや、花苗の高低差をどのように活かすのか・・・などなど、どのように配置したら寄せ植えが美しく見えるかを学び、今回の実習に挑みました。5月に寄せ植えを作成するのは2年ぶりです。
生徒は、ペチュニアやマリーゴールド、サルビアなど自分たちで栽培している色とりどりの草花苗から好みの花を選び、鉢の中に配置していきました。種類が多すぎて悩みますね。
選んだら早速製作開始です。
全体的な色のバランス、高低差などを計算しながら植えていきます。また、咲き終わった花を摘み取るのはもちろん、販売日に花が咲くことを計算して、これから咲くであろうつぼみの配置も考えながら制作していきます。友達とお互い確認しながら製作していきました。
約1時間かけて完成した作品はこちら。
初めてにしては上出来な作品ができあがりました。なお、今回制作した寄せ植えは、今週5月7日土曜日に2年ぶりに開催される、授業公開・育友会総会・学年保護者会にて1鉢600円で販売します。(2年ぶりにこの時期に寄せ植え製作の実習ができた理由です。)場所は体育館前。青いダンプが目印です。生徒の自信作です。是非ご購入下さい。
人と自然科 農業クラブ でんスポアドベンチャーフェスタに出展
4月29日(金)神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園にて、「でんスポアドベンチャーフェスタ」が開催され、人と自然科農業クラブの本部役員の生徒、並びにフラワーアレンジメント班の生徒が参加しました。
「でんスポアドベンチャーフェスタ」は毎年春と秋に開催されており、食品バザーやコンサートはもちろん、体験通して地域の方と交流を深めることを重視しているイベントです。2年前から声をかけていだき準備していたのですが、新型コロナウィルス感染拡大により、イベントの開催、出展を見合わせてきました。今回は感染対策を十分講じた上で初めてお邪魔させていただくことができました。
農業祭など学校内での販売イベントは行ってきましたが、地域に飛び出してのイベントは2年ぶり・・・ということで、3年生の生徒も初めてとなりますが、さすが人と自然科の生徒。日頃の実習などで培われた経験をもとに手際よく準備を進めていきます。
10:00になり、早速イベントスタートです。今回は農業クラブ本部役員の生徒による、花苗・野菜苗販売と、フラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験教室を行いました。
まず農業クラブ本部役員生徒による草花苗、野菜苗販売。
人と自然科の生徒が春休み前から栽培を開始。花苗は花持ちがよく、夏まで楽しめる・・野菜苗も植え傷みが少なく丈夫・ということで地域の方から高い評価をいただいています。先日開催した春の農業祭も大盛況でした。
そしてフラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験教室。
人と自然科と言えばフラワーアレンジメント。「フローラルアート」という学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)を通して2年間、専門的な知識と技術を習得することができます。
学校設定科目フローラルアート(チャレンジ教室)に関する記事はこちら
この技術を活かしてコロナ渦前は様々なイベントに出展し教室を開いていましたが約2年間活動を自粛していました。今回頑張ったアレンジメント班7名も初めてのイベントということで最初は少し手こずっていましたが、すぐになれ、小さな子どもたちにわかりやすく教えていました。
イベントを頑張っていると・・・やはり出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。
現れた瞬間、小さな子どもたちがたくさん集まり大人気です。一緒に写真を撮ってイベントを盛り上げていました。
当日はあいにくの雨ということで、例年よりも来場者は少なかったとのこと。そんな中でも神港橘高校による中国ナンスーシシマイの龍舞や音楽ライブ、木工やガラス、粘土細工などのワークショップブースがたくさん出展し、参加した人と自然科の生徒も空いた時間を利用して、体験し学んでいました。
来場いただき、有馬高校人と自然科の花苗、野菜苗を購入いただいた皆さま、アレンジメントを体験して下さいました皆さま、ありがとうございました。また、イベントにお誘いいただいた田園スポーツ公園の皆さまこのような機会をいただき本当にありがとうございました。
ちなみに人と自然科では来週5月8日(日)に、イオン伊丹で開催される農業イベントにも参加予定です。
5月8日(日)イオン伊丹でのイベントに関するリンク(外部リンク)はこちら
連休の予定がまだ決まっていない方、是非ご来場下さい。
令和4年度人と自然科 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしました
人と自然科3年生 学校設定科目「地域自然保護」では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。今年で13年目となるこの授業は、優れた環境教育の取組として、一昨年度グリーンスクール知事表彰を頂きました。
有馬高等学校が令和2年度グリーンスクール表彰校に選出に関する記事はこちら
昨年度も74回生の生徒が素晴らしい体験プログラムを企画・実施し、成果を上げて卒業していきました。
昨年度の地域自然保護 ありまふじ公園にて夢プログラム実施に関する記事はこちら
そして今年度も20名の生徒がこの授業を選択しました。第1回目の授業は、授業担当者から1年間の授業の流れについて説明を受けた後、人と自然の博物館の研究員である遠藤先生より、有馬富士公園の取組紹介、公園で取り組んでいる里山管理についてお話をいただきました。
県立有馬富士公園は、公園を愛する地域の方が自分の特技を活かした体験プログラムを企画し、ホストとして来園者に提供する「夢プログラム」というユニークな取組が行われています。この授業では実際に夢プログラムを実施している方のプログラムを体験し、最終的には自分たちも「高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラム」をテーマに企画し、実施します。
また、プログラムの一例として、有馬富士公園で遠藤先生が中心となり取り組んでいる「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についても詳細に説明いただきました。
有馬富士公園は「里地里山」をテーマとしている公園で、施設内にはかやぶき民家があり、その周囲には棚田が広がっており、そこに隣接する有馬富士が里山の役割を担っています。里山は炭などの燃料やキノコ、イノシシ肉などの食料、農業の肥料確保など山の恵みを活用しバランスがとれていましたが、現在は里山と人々の暮らしが離れてしまい、里山を利用=管理する人がいなくなりました。有馬富士公園も同様に棚田が耕作放棄地となっていました。
そこで有馬富士公園では仲間(ボランティア)を募り、里山について学び、利用し、守る活動が始まっています。この「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についてスライドを使いわかりやすく説明していただきました。
最後に今年1年間で体験プログラムを企画する私たちに向けてのメッセージとして、
「自己満足や無謀、義務感の内容にならないように「自分がしたいこと」「できること」「求められていること」この3つが重なるプログラムを考えていきましょう」
というアドバイスを頂きました。
遠藤先生興味深いお話をありがとうございました。さて、いよいよ来週から有馬富士公園での学習活動がスタートします。次回はパークセンターの職員の方から園内の見学を通して有馬富士公園の概要を学ぶ予定です。広大な敷地を有する有馬富士公園をフィールドに、体験、実践を通して学びを深めていきましょう。
3年生 進路別説明会 就職講座
4月27日(水)、3年生進路別説明会、就職講座が開催されました。生徒たちは志望ごとに、大学・短大、看護医療系大学専門学校、その他専門学校、就職講座に分かれ、進路実現に向けた心構え、今からやるべきことについて説明を受けました。
大学・短大進学講座は、いよいよ受験生となった今、具体的に何をすべきかを各々が考えていくための土台を作る1時間でした。入試の種類とスケジュールを確認し、自分の得意分野やこれまでの頑張りを活かせる受験方法について考えました。また、模試を戦略的に活用することや、先輩たちの頑張りについて話を聞き、チーム75回生全員で最後まで粘り強く頑張ろうという決意を新たにしました。
専門学校進学希望者にとっては、「夢・仕事」を関連付けて進路を選択することの必要性を再確認する機会となりました。即戦力の専門士として職業に直結する実践的な学びの必要性を感じ早期に進学の意識を固めること。そして学校選択・必要な費用・公的な支援や制度の比較研究等、主体的な取り組みの必要性も学ぶことが出来ました。
看護・医療系進学志望者にとっては、「分け隔てなく命をあずかる医療人となる覚悟」についてもう一度考えてみる機会となりました。看護・医療従事者の責任の重さ、大変さの先にあるやりがいや楽しさを思い、その中で「本当に医療人になりたい」という強い意思を固めるために取り組むべきこと、そしてその実現に向けて取り組むべきことを学びました。
こちらは就職講座です。これからの日程や注意点についての説明がありました。企業就職も公務員も、あと2ヶ月余りで求人票公開や採用試験の案内が始まります。体調管理に気をつけて、気を引き締めて頑張っていきましょう!
進路実現の最終章が専門学校、就職から始まろうとしているこの時期に、今すべきこと、今後取り組んでいくべきことを整理することで、不安と焦りの一部を意気込みに変えることができた1時間となりました。
令和4年度 春の農業祭 大好評の中無事終了しました
4月23日(土)春の農業祭が開催されました。新型コロナウィルスがまだまだ落ち着かない中でしたが、感染防止対策を徹底した中で実施しました。この日に向けて生徒は春休み前から実習で準備を行い、野菜苗、草花苗約16000株を準備しました。
まずは開会式。校長先生より、「自分たちが今まで取り組んできた栽培実習に誇りを持って、本日の販売実習に取組みましょう」との言葉を頂きました。
そして農業クラブ会長から「今まで実習で学んできたことを活かして、春の農業祭を楽しみながら頑張りましょう」とあいさつがありました。
朝9:00いよいよ販売開始です。感染対策のため、農業クラブ本部役員を中心に手指消毒、検温、一方通行の誘導など、今できる限りのことに取り組みました。
販売中は3年生の生徒を中心に、花苗、野菜苗の説明頑張りました。
購入いただいた苗は、2年生の生徒を中心に、駐車場まで運びました。一輪車による運搬中、栽培方法や学校生活などの話をしながら楽しく運搬しました。
そしてお昼頃、人と自然科の生徒が実習を頑張っていたら現れる妖精・・「ひとっしー」がみんなの前に現れました。来場者にも大人気です。
当日は1000人以上の方に来場いただき、農業祭は大成功で終了しました。野菜、花苗をご購入いただいた皆さま、生徒の自信につなげることができました。本当にありがとうございました。また、今年はハウス内の人数も制限したため、例年より長い時間お待ちいただくことになりました。ご理解、ご協力いただきありがとうございました。最後に最後の春の農業祭となる3年生集合写真です。
なお、農場には多少の花苗、野菜苗が残っており、平日の10:00~16:00に以下の通り販売しております。
これからも有馬高校人と自然科の農産物をどうぞよろしくお願いします。
76回生総合的な探究の時間~三田市の魅力化~
総合学科2年次生(76回生)が、「総合的な探究の時間」で三田市の魅力化について考えました。
「総合的な探究の時間」とは、1年次「産業社会と人間」を発展させた授業となっており、3年次につながる授業となっています。まず最初に、”三田市の魅力”についてミニ探究を実施します。
春休み中に三田市の課題について調べてきた内容から、三田市の魅力となるようなことを考え、その課題を解決していこうという内容です。個人の考えをグループでシェアし、さまざまなアイデアを広げていきました。2週にわたってグループで活動し、5/17に発表を行う予定です。
社会の問題について知り、さまざまな角度から物事を捉え、解決への手段を考えることは、今後社会に出た上でとても大切な学びとなります。1年間かけてそれぞれの考えを深め、表現する力を高めていってくれることを期待しています。
77回生オリエンテーション週間3日目
4月14日(木)は、西宮北ドライバーズスクールで自転車講習会を受けました。最初に全体で開会式を行った後、各クラスごとに講習内容に沿って進めていきました。悪天候が予想されていましたが、最後まで雨も降ることなく無事に終えることができました。今回の講習会では、教習所の方に危険実験として事故が起きるシチュエーションを演示していただいたり、交通法規を学習して学科試験を受けたり、実際に自転車に乗り運転の仕方を教わったりしました。
最後に参加者全員が、自転車運転免許証を授与してもらい終了しました。
最後になりましたが、西宮北ドライバーズスクールの職員の皆様、本日は大変お世話になりました。実際に危険実験を見ることで、生徒たちの危機意識が高まりました。この講習会で学んだことを日常の中に生かし、安全に自転車に乗ってもらいたいです。
77回生オリエンテーション週間2日目
4月13日(水)オリエンテーション週間2日目となりました。1時間目は、前日の宿題の振り返りを行いました。国数英の各教科で宿題の答えあわせ行い、今後の学習への取り組み方を教わりました。
2・3時間目は、1日目と同様に国数英のいずれかの教科を1時間自力で解き進めました。その後、残りの1時間でグループワークでお互いに教え合ったりしました。
4時間目は、体育館で生徒指導部の先生の話を聞きました。学校生活を送る上での注意点を確認しました。
5時間目は、体育館で講師にNIT情報技術推進ネットワーク株式会社より、篠原 嘉一氏をお招きして「安心して使うために知っておきたいネットのリスク」というテーマで、SNS講習会を行っていただきました。普段利用するLINEやインスタグラムを使う上での注意点などを教えていただき、実際にその場で設定を見直しました。
6時間目は、各クラスで校内を巡回し、施設や教室の場所の確認をしました。
77回生オリエンテーション週間1日目
4月12日(火)よりオリエンテーション週間が始まりました。高校生として、自発的に学ぶ学習習慣作りや新しい環境での居場所作りを目的とした週間になります。
1時間目は、講義棟で校長先生から話を聞き、その後生徒代表として2組のK.Mさんがオリエンテーション週間を過ごす心構えを話してくれました。
2時間目は、総合学科と人と自然科に分かれそれぞれのガイダンスを行いました。総合学科のガイダンスでは、「産業社会と人間」の授業についての説明を聞いた後、コミュニケーショントレーニングとして1分間スピーチを実施しました。
前日の能率手帳講習会を生かして、メモを取りながら説明を聞く姿も多く見られました!
3・4時間目は、スタディーチャージを進めていきました。各HR教室で英国数の3教科のいずれかを1時間自分で解き進めた後、残りの1時間でお互いに教え合っていました。積極的に意見を出し合い、学びを深める姿が多く見られました。
午後は、適性検査を行い進路について考えたり、各クラスのクラス役員決めを行いました。本校では、2年次からの科目選択に向けて、1年次のこの時期から進路について考える時間を設けています。自分の進路について真剣に考え、進路実現に向けた科目選択をしてもらいたいです。
76回生総合的な探究の時間ガイダンス&小論文事後指導
4月12日(火)5,6限を活用し、「総合的な探究の時間」ガイダンスと小論文事後指導を実施しました。
「総合的な探究の時間」は1年次の「産業社会と人間」を発展させたもので、3年次課題研究へとつながる大切な時間となっています。現代の社会問題を知り、他者の意見を理解しながら、さまざまな角度から解決への手段を考えることを目標としています。
また、1年次働くことについて小論文を書きました。振り返りと今後の取り組みへのアドバイスとして第一学習社より森岡先生にお越しいただき、お話を聞きました。それぞれ自分の答案に書かれたポイントを読み取りながら真剣に話を聞いていました。相手に自分の考えを伝えることは社会に出てからもとても大切な要素になります。「総合的な探究の時間」でも言語力ドリルを活用し、論理力を鍛える一助としていきたいです。
さて、次週はさっそく「三田市の魅力化」についてグループで考えていきます。身近な課題に触れ、その解決をそれぞれ考えていきたいと思います。
77回生オリエンテーション&能率手帳講演会
先週の入学式を終え、いよいよ77回生の高校生活がスタートしました。
4月11日(月)の1時間目では、講義棟で年次を担当する先生を改めて紹介しました。その後、年次の進路係・生活指導係・教務係・副主任と、それぞれの視点から、高校生活についての話を聞きました。充実した高校生活を送るために、今日の話を胸に日々過ごしてもらいたいと思います。
5時間目には、再び講義棟で能率手帳講習会が行われました。有高手帳(能率手帳)の使い方について説明を聞き、スケジュール管理やメモの取り方などを学びました。高校では各授業から様々な連絡が行われます。本日の講習を生かし、自立して物事に対応できる力を身につけてもらいたいと思います。
令和4年度 離任式
4月11日(月)午後から体育館で離任式を行いました。ご多忙の中、8名の先生が来校し、一人ずつ離任の挨拶をしてくださいました。
先生方の話を聞き、出会いと別れの重みを実感することができました。離任される先生方の想いを引き継ぎ、
これからの高校生活を送ってもらいたいです。
生徒会よりお世話になった先生方に花束が贈呈されました。
離任される先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
人と自然科 有名洋菓子店との連携活動に関するTV放映時間の変更について
先日、人と自然科と有名洋菓子店との連携活動に関するTV放映について紹介をさせていただきましたが、急遽放送時間が変更となった旨、記事の中で報告しておりました。詳細は以下の記事をご覧下さい。
人と自然科 有名洋菓子店との連携活動に関するTV放映についての記事はこちら
改めて変更された放送予定日の連絡が入りましたので、連絡させていただきます。
【ダイコンティラミス】の放送につきまして、
NHK総合・神戸4月13日(水)18時59分から
となります。なお、緊急のニュースなどにより、放送日が変更になる場合がございますので、ご了承いただければと思います。
また今後も、トワステキッズの森【ダイコンティラミス】【ハクサイマフィン】、Live Love ひょうご内でのタイトルコールについては定期的に放送される予定です。
まずは4月13日(水)の放送を是非ご覧下さい。
令和4年度 着任式・始業式
4月8日(金)赴任された先生方の着任式と令和4年度始業式が行われました。
今年度も感染対策を十分に行った上で、新2、3年生が体育館に集合し実施しました。
本年度も引き続き感染状況を踏まえながら、感染防止策を創意工夫して、教育活動を行っていきます。
新たな先生を迎え、本日より新学期が始まります。期待や不安など様々な気持ちを抱えながら、
皆さんが良いスタートを切ってほしいと思います。
令和4年度入学式
4月8日(金)午後からは、第77回入学式が挙行されました。
人と自然科37名、総合学科200名の入学許可がされました。
新入生代表の宣誓、学校長の式辞、来賓紹介、校歌清聴などが行われ、滞りなく閉式となりました。
式の終了後、吹奏楽部による祝賀演奏、学年団の紹介が行われました。
また、学年副主任による挨拶が行われました。
77回生のみなさまがこの有馬高校で素晴らしい高校生活を送られるよう、心よりお祈り申し上げます。
人と自然科 有名洋菓子店との連携活動に関するTV放映について
先日有名洋菓子店との連携活動に関する取組みについて紹介しました。
人と自然科 有名洋菓子店とのコラボに向けた事前特別授業 presented by県立こどもの館&西宮市 に関する記事はこちら
地域の食材を大切にする料理人と地元の高校生が、親子で楽しく作れる料理のレシピを紹介する取り組みとして、今回は人と自然科の生徒が丹精込めて栽培している野菜を使って、西宮市の有名洋菓子店エルベランのオーナーシェフ柿田様がオリジナルレシピを考案してくださいました。その活動が『NHKトアステキッズの森』にて紹介されます。
取材当日は農業クラブの生徒が自分たちで栽培したダイコン・ハクサイを収穫し、自信を持って紹介しました。
また、収穫した野菜を自分たちの手でエルベランのオーナーシェフ柿田様に届け、
今回のコラボで生まれた『ハクサイマフィン』と『ダイコンティラミス』を試食させていただきました。
ハクサイマフィンは、ハクサイとイチゴのペーストがマフィンの中入っています。冬のハクサイの甘みを活かした一品です。
そしてダイコンティラミスは、ダイコンをコーヒーと砂糖で煮込んだコンポートをのせたティラミスで、甘いダイコンがまるで梨のような味がしました。
2品とも、野菜を感じさせないため、野菜嫌いの子どもでも気付かず食べてしまうデザートです。
さて、気になる『NHKトワステキッズの森』の放映日ですが、
【ハクサイマフィン】
NHK総合・神戸 4月6日(水)18:59から 約1分間
【ダイコンティラミス】
NHK総合・神戸 4月7日(木)18:59から 約1分間
急きょ別番組変更との連絡が入りました。放送日が決まりましたら本ページにて連絡します。
です。19時のニュースの直前になります。また今後も一定期間、同時間帯ならびに午後12時45分からの朝ドラ再放送直前の時間で、繰り返しゲリラ的に放送される予定です。
さらに取材当日、NHK『LIVELOVEひょうご』内で使用する、タイトルコールの撮影もしていただきました。
4月6日(水)か7日(火)18:30からの『LIVE LOVEひょうご』の番組内で放送される予定です。また『NHKトワステキッズの森』と同様に、この日以降も『LIVE LOVEひょうご』内でゲリラ的に放送予定です。
本校人と自然科の学びの成果を是非ご覧下さい。
有馬高校のホームページが新しくなりました
令和3年度より有馬高校のホームページがリニューアルします。
パソコンからの閲覧はもちろんのこと,スマートフォンからの閲覧に対しても見やすい文字や画像の大きさに最適化されます。(レスポンシブ対応)
生徒の皆さんをはじめ,地域の皆様におかれましても,今まで以上に本校の特色ある教育の情報発信に努めてまいりますので,今後ともお願い申し上げます。
なお,旧ホームページや旧ブログの内容についても閲覧は可能です(最新の情報ではありませんので,ご注意ください)。トップページのリンクメニューから参照して頂くか,以下のリンクからご覧いただけます。旧ホームページ
旧ブログ