北高ダイアリー
普通科2年生 染色体学会高校生ポスター発表で最優秀賞を受賞
2025年11月30日
11月30日に関西福祉科学大学で行われた染色体学会の高校生ポスター発表で、普通科二年生の研究「ピンクカビとの激闘(メチロバクテリウムへの抗菌作用について)」が最優秀賞を受賞しました!
この研究は普通科「リス探」で行っている探究活動の一つで、お風呂でよく見かけるピンク汚れを身の回りの物質で抑制することを目的とした研究です。発表した二人は、これまで授業だけでなく放課後の時間も使いながら、熱心に研究に取り組んできました。ポスター発表を通して、多くの大学の先生から有益な助言を頂き、更に探究心が高まっている様子です。今後の研究の発展に注目していきたいところです。
GS科 GS科1年 ミニ探究
2025年12月
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業で「ミニ探究」を実施しています。各班に分かれて「ダニエル電池について」または「電気分解について」課題を見つけ実験を行っています。班によっては授業時間に限らず、放課後も実験を行うなど、2年生での本格的な課題研究に向けて、探究活動ってどんな感じなのか体験しています。年によってはここでのミニ探究がそのまま2年生での課題研究のテーマになったりします。今年は何かおもしろい疑問が見つかるでしょうか?
冬休みのうちに発表の準備を進め、1月7日に大阪大学理学部の講義ホールを会場に、先月ご講演いただいた大阪大学大学院理学研究科教授 久保孝史先生、同研究科教授 舩橋靖博先生をアドバイザーにお迎えし、保護者の方の参観のもと、「ミニ探究発表会」を実施します。そこでの最優秀発表を実施した班は、1月25日(日)に開催するサイエンスフェアin兵庫でGS科1年代表として発表を行います。
生物部 近畿高等学校総合文化祭鳥取大会 生物部門 優秀賞受賞
11月22、23日
鳥取県米子市にある文化センターさなめホールで、第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会が開催され、本校生物部1年生2名が生物部門の口頭発表に出場し、優秀賞を受賞しました。発表したのは「ホウレンソウの白色顆粒は葉を守るのか~抗菌性および耐凍性に関する実験的検証~」という、ホウレンソウについている白い粒にどんな役割があるのかを調べた研究です。1年生にとって、自分たちだけで挑戦する初めての大舞台でしたが、立派に発表することができ、多くの質問にも適切に答えることができていました。これからの成長が楽しみです。
生物部 JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ)2025 敢闘賞 受賞
11月19日
生物部の研究「ホウレンソウの白色顆粒は葉を守るのか~耐寒性と抗菌性の実験的検証~」が、JSEC2025※において敢闘賞を受賞しました。
JSECホームページ https://manabu.asahi.com/jsec/2025/award/index.html
本校生物部では代々ホウレンソウの白色顆粒に関する研究を続けてきましたが、今回の受賞は、39回生(現3年生)の生徒3名を中心に行われた研究内容が高く評価されたものです。
生物部では今後もホウレンソウの白色顆粒についての研究を継続していく予定です。
身近な植物であるホウレンソウの小さな粒に隠された“生存戦略”を、高校生自らの手で解き明かしていくという大きな挑戦は、これからも続きます。
※JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ)は、全国の高校生・高等専門学校生を対象
に、科学技術水準の向上を目的として2003年に始まりました。また国際競争力を身につけ
るために、上位受賞者は国際大会「ISEF」に日本代表として派遣されるものです。
GS科 GS科3年 JSEC2025(高校生科学技術チャレンジ)結果報告
2025年11月19日
GS科3年生が応募した科学コンテストでの受賞がまたまた報告されました。
GS科では、1年生でGSⅠの授業を通して探究的技法、マインドを学び、リサーチプランを立てます。2年生でGSⅡの授業を通して課題研究に取り組み、発表します。3年生で課題研究を論文としてまとめ、科学論文コンテストへ投稿します。
今回の報告はJSEC2025(高校生・高専生科学技術チャレンジ)です。本コンテストは、全国の高校生・高等専門学校生を対象に、科学技術水準の向上を目的として2003年に始まりました。また国際競争力を身につけるために、上位受賞者は国際大会「ISEF」に日本代表として派遣されるものです。
グランドアワード、主催者奨励賞、審査委員奨励賞、優秀賞 《なし》
敢 闘 賞 10件 :《ク ラ ド ニ 班》:逆クラドニ図形を利用した細粒の選別
入 選 60件 :《カ ラ メ ル 班》:カラメル化反応機構およびそれへの金属イオンの影響
佳 作 20件 :《チョコレート班》:牛脂チョコレートにおけるファットブルームの抑制
まだまだ受賞の報告は続いています。後日報告します。
化学部 県高校総合文化祭自然科学部門 最優秀賞 3連覇!
2025年11月8日(土)、9日(日)
化学部が県総合文化祭の研究(口頭)発表部門で最優秀賞を受賞し3連覇を達成しました。
本発表会は兵庫県下の自然科学系の部活動が1年間の研究や活動の成果を発表するものです。
本発表会の3連覇は少なくとも近年なく快挙です。そして、来年8月開催の全国総合文化祭(秋田総文祭)への出場が決まりました。
先輩から後輩へ、着実に技術や精神が受け継がれていることがすばらしいですね。
研究は、「銅の煮色着色技法への科学的アプローチ」です。煮色着色技法は古くから行われている巧みな伝統工芸で、銅やその合金でできた品を煮液で煮沸し条件によって様々に発色させることができるというものです。
その処方と色との関係を化学的に解明しようという挑戦的なテーマです。
今回着色の機構について新たな説を提案することができました。今後より詳細に検証し、私たちが見出した説の信憑性を高めていきます。
今年度、1年生も頑張ってポスター発表を行い、優秀賞に輝き、近畿総文の出場権を獲得しました。
発表して、「それはおもしろい」と言ってもらえるとがんばってよかったって思います。なかなか思うように結果がでなかったところで諦めずに粘り強く頑張った最高のご褒美です。
分析でお世話になった神戸大学大学院教授の谷先生本当にありがとうございました。
GS科2年 課題研究中間検討会
2025年10月28日(火)
GS科2年生が学校設定科目「GSⅡ」の授業で取り組んでいる「課題研究」の中間検討会を実施しました。本年度は10班で課題研究に取り組んでいます。
助言者に、京都大学大学院名誉教授 馬場正昭先生、神戸大学大学院教授 谷篤史先生、京都大学大学院、本校GS科OBの尾藤太宇さんをお招きし、班ごとに資料をパネルに貼り、目的、検討方法、現状の結果、課題、展望を発表し、助言者の先生方からの質問に答えたり、アドバイスを受けたり、クラスメイトとのセッションを行ったりしました。
なかなか思うように研究が進まなかったり、今後どうしていけばよいのか悩んだりで、研究の道半ばですが、専門家の視点やOBの視点、クラスメイトの視点など様々な視点からのアドバイスを受け、自分たちの研究を見つめ直し、今後の方針をたてる上で非常に貴重な時間となりました。
お忙しい中時間を割いてお越しくださり、親身に耳を傾けアドバイス下さった馬場先生、谷先生、尾藤さん、本当にありがとうございました。
本年度40回生の課題研究発表会は令和8年3月21日(土)、兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホールで行います。保護者の方に加えて、中学生やその保護者の方の観覧も予定しています。
GS科3年 大阪府生徒研究発表会~大阪サイエンスデイ~で招待発表を行いました
2025年10月18日
大阪府立天王寺高校で開催された「大阪府生徒研究発表会~大阪サイエンスデイ~」において、GS科39回生課題研究オートマトン班が招待を受け、代表生徒による特別発表を行いました。本発表会は、大阪府内の高校生を中心に理数系分野への興味関心を喚起するために毎年開催されているもので、今年度は130本を超える発表が集まりました。
オートマトン班は、セルオートマトンという複雑な対象を、単純なモデルによる近似を通してコンピューターで分析する課題研究に取り組んできました。そして、卒業論文としてまとめ大学の先生に査読を受けています。今回、その査読を依頼した大阪大学の先生の目にとまり大阪府の研究発表会に特別発表として招待を受けたものです。
今回の発表では、ポスター形式の良さを活かし、手元に用意した端末でセルオートマトンを実際に体験していただきながら、複雑な内容もわかりやすく伝えることができました。他校の生徒や大学関係者の先生方とも互いにセッションを交えながら活発な交流を行い、その名の通りサイエンスに浸る貴重な一日になりました。
一つ一つの様々な活動から輪が広がり大きな和になっていくことを実感することとなりました。まさにGS科が目指す5つの力のうちの「つなぐ力、つながる力」の体現でした。
なお、オートマトン班は、本発表会とは別の第35回日本数学コンクールにて優秀賞(第3~6位相当)を受賞しています。
参加にあたってご協力いただいた関係者の皆さまありがとうございました。
*セルオートマトン:格子状のセルと単純な規則による離散的計算モデル
GS科1年生 「GSⅠ」探究基礎講座 科学講義
11月18日(火)
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業として、大阪大学大学院理学研究科 教授 久保孝史先生、同研究科 教授 舩橋靖博先生 をお招きし、講義を受けました。
ご講義の題目は「環境問題と新エネルギーシステム」、「酸化還元とエネルギー」で、エネルギー問題と酸化還元反応との関わりを交えつつ最近の研究のトレンドについてお話を伺いました。
「理数化学」の授業で「酸化還元」について学習し、それがどのように自然や社会と繋がっているのかを考える良い機会となりました。久保先生、舩橋先生 ありがとうございました。
これから「GSⅠ」では、2年生での課題研究に向けてミニ探究講座が始まります。授業時間、そして希望者は放課後を使って「電池」や「電気分解」についてのミニ探究をチームで実施していきます。その成果についての発表会を、1月7日大阪大学豊中キャンパスで、久保先生、舩橋先生にもご参加頂き開催します。保護者の参観も予定しています。
2年生から始まる課題研究はもうすぐそこです。
GS科1年 「GSⅠ甲子園2025」を開催しました
2025年10月25日
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業で、「GSⅠ甲子園2025」を開催し、チームに分かれて数学、理科の知識、技能、思考力を競いました。
この「GSⅠ甲子園」は兵庫県で毎年開催される「数学・理科甲子園」を模した内容で実施し、今年度は「数学・理科甲子園2025」と同日開催となってしまったことより、出場する2年生チームの参加は叶いませんでしたが、甲南大学で奮闘している2年生に負けないように、本校第二セミナー教室で熱戦を繰り広げました。
クラスを8班に分け、前半は数学や理科の問題を個人で解いたり、班全員で考えて解答したり、後半は班員で発射台を作製し、あの(木製ではない)大屋根リングをビー玉が何周できるかを競う実技競技を行いました。難問にも、班で協力して取り組み、大いに盛り上がりました。最後はチーム力で大逆転し、憧れの総合優勝のカップを手にしました。
また、多くの1年生の保護者の方にも参観いただき、一緒にはらはらドキドキを感じて頂きました。授業参観にお越しくださり、本会を盛り上げて頂きありがとうございました。
保護者の方の感想の一部をご紹介します。
・長時間の参観でしたが、内容が濃く見ていてとても面白かったです。
・競う気持ちを醸成できるし、ディスカッションしながら取り組む事が学べる。
・考える問題や班でのワークなど相互的な科学教育として大変有効であると思われる。
・短い制限時間内にグループで課題を解決するという経験は非常にいいと思いました。
・科学教育の将来に期待が持てる時間になりました。
GS科2年 数学・理科甲子園2025に出場しました
2025年10月28日(土)
甲南大学・岡本キャンパスで行われた「数学・理科甲子園2025」にGS科の2年生から6名が出場しました。
兵庫県内65校のチームが集まり、数学・理科分野の問題について、個人戦および団体戦で行われる予選に臨みました。本校チームは予選(筆記)を13位で通過し、見事、上位16校で行われる本戦に進出しました!
本戦(実技)は数学分野からトランプのリフルシャッフルに関する出題がありました。数式化が難しく、どのように数え上げるか、どのように一般化するかに工夫を必要とする問題でした。解法に気づくまでに時間がかかってしまい、残念ながら決勝進出の3校には選ばれませんでしたが、6人でアイデアを出し合い協働的に取り組むことや、競技自体を楽しむことができました。
忙しい日々の中で健闘した皆さんの健闘を称え、これからのますますの活躍を期待したいと思います。
GS科2年1年 Perryさんとの交流会
2025年10月27日
GS科の一つの目玉行事は「シアトル研修」です。このシアトル研修を現地で支えて下さっている日米国際交流協会の“Perry”さんが来校されました。
GS科2年生とはランチをご一緒しました。この夏のシアトル研修で大変お世話になった以来の再開で、思い出話で懐かしみました。
GS科1年生とは初対面で、次のシアトル研修に向けて英語で自己紹介をしました。はじめは緊張感満載でしたが、Perryさんの暖かい、ユーモア溢れる人柄に引き込まれ、安心感とともに9か月後のシアトル研修が心待ちになりました。
今度はシアトルでお出会いできることを楽しみにしています。
GS科3年 テクノ愛2025 最終審査で奨励賞、テクノ愛賞を受賞
2025年11月23日(日)
GS科39回生課題研究和蝋燭班が「テクノ愛2025」高校の部で奨励賞、そして大学の部と高校の部を併せた総合の部でテクノ愛賞を受賞しました。この科学コンクールは、1997年に京都大学の学内の技術コンテストとして始まり、今では公財)京都技術科学センターと京都大学が協力して、対象を全国の高校生と大学生へと拡大し、産業界への人材育成、アントレプレナーシップマインドの育成を目的として行われているものです。
今回39回生GS科からは、時計班の「どの方向からでもミエール画像表示装置」、物理蓄電池班の「振り子を利用した歩行発電デバイス」、和蝋燭班の「芯切り不要な和蝋燭の開発」の3件の研究を応募しました。結果、高校部門では500件を超える応募があり、その中の68件が1次書類審査を通過し、GS科の3件全てが2次審査へ進みました。そして2次審査では9件に絞られ、その中に和蝋燭班の研究が選ばれました。
最終審査では京都大学の素晴らしい講義ホールで10人の専門家の審査員の前で発表しました。受験勉強の傍らでの発表準備で、十分な準備ができていない上、久しぶりの発表でしたが、堂々と自分たちが考案した「芯切り不要な和蝋燭」をアピールしました。
テクノ愛賞受賞にあたる審査委員長の講評です。
「和蝋燭というのはハイテクという感じはしないかもしれませんけれども、芯切りをしなくてよい和蝋燭を実現するために、本当に試行錯誤、色んなことに配慮をなしてやっていって、最終的に、僕は真っすぐに短芯が落ちていく動画を見て感動したんですけれども、そこまで持ってきたことがやっぱりすばらしいと思いました。そういう風に、問題意識を持って何をすれば解決できるか、そういったところを着実に対策練って具体的に詰めていく姿勢はどんなテクノの課題解決においても重要です・・・(以下省略)」と。
これまでGSⅠ,Ⅱで学んできた、論理的な思考と実践、共感を得る発表技術、科学技術へのマインドが着実なものとなり、それが評価され、やってきてよかったと感じる一時となりました。
化学部 高校化学グランドコンテストにおいて優秀賞・IHI企業賞を受賞
10月25日(土)、26日(日)東京 芝浦工業大学豊洲キャンパスで行われた「化学Chemistryの甲子園」と言われる、「高校化学グランドコンテスト」の最終審査会に参加してきました。
全国の高校から集まった化学研究の論文について一次審査により110件に絞られ、その中の上位10件でのグランドアワードを決定する最終審査に挑みました。審査は英語による12分の口頭発表と7分の専門家による質疑応答でした。
3年生にとっては高校生として本当に最後の発表で、悔いのないように、自分たちが育ててきた「天然多糖類による固体二次電池」を精一杯全国に紹介しました。
英語のスライド作成、英語のみの発表は今回初めてで発表準備が大変でなかなか間に合わず、発表練習もほとんどできないまま当日を迎え不安で一杯でしたが、自分たちのできることを最後の最後まで追求し悔いのない発表を行いました。専門家による厳しい質疑にも、日頃から何度も何度もディスカッションしてきたことが功を奏してしっかりと乗り切ることができました。これまでの豊富な経験値がこのような大舞台での落ち着いた発表に確実につながったことを実感。
結果は、惜しくも第1位の文部科学大臣賞を逃したものの、第3位のグランドアワード化学技術賞を頂くことができました、あわせてIHI賞という企業賞も頂きました。
併せて、Singaporeで開催される「18th International Science Youth Forum @Singapore 2026」に1月4日から1月10日まで派遣されることが決まりました。3年生は受験のため参加できませんが、代表して2年生が私たちの「天然多糖類による固体二次電池」と「宝塚北高校」を世界に紹介してきます。
研究においては川西市の公益財団法人東洋食品研究所様に分析でご協力頂き感謝申し上げます。
また、とことん研究活動に向かえる宝塚北高校の環境や多くの先生方のサポートに感謝します。
News Week 日本版 にも掲載されています。
https://www.newsweekjapan.jp/press-release/2025/10/20-2028.php#google_vignette
発表の様子はYou tubeにて公開されていますのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/live/FKgWTCefPWw 1時間30分~, 7時間30分~、7時間40分~
日本金属学会高校生ポスターセッションで最優秀賞、優秀賞をトリプル受賞
2025年9月25日
化学部がオンラインで行われた2025年日本金属学会秋期講演(第176回)大会 高校生ポスターセッションで3件の発表を行い、最優秀賞(2~4位相当)2件、優秀賞(5~13位相当)1件のトリプル受賞となりました。
本発表会は、日本の科学技術を支えてこられた歴史と伝統の日本金属学会の定期発表会の中で、高校生も参加しポスターセッションを行うというものです。本年度の会場は北海道大学ということで、本校はオンラインでの参加となりました。
研究は「銅の煮色着色技法への科学的アプローチ」、「天然多糖類を用いた固体ダニエル二次電池の開発」、「糖アルコールはカラメル化するか」の3件で、何れも本年度になってから1,2年生でコツコツと実験に励んできたものを一所懸命に伝えました。本テーマでは初めての発表ということもあり、研究内容がどのように他の方々に受け止められるか「ドキドキ」でしたが、受賞につながり「ホッ」としました。ここでのアドバイスや経験を今後に生かし、よりよい研究、発表に深めていきます。
Dr. Matthew Spry 講演会 - Science Dialogue
2025年10月24日
GS科3年生が学校設定科目「GSⅢ」の授業で 大阪大学産業科学研究所 准教授 片山 祐 先生、博士研究院 Dr. Matthew Spry をお招きし、持続可能な社会の実現と環境に優しい電気化学手法によるアンモニアの合成についてご講演いただきました。本講演は独立行政法人日本学術振興会のプログラムを活用したものです。
All English の講演は2年生でのシアトル研修以来ということで、いくらかの懐かしさも感じるものでした。しかし、2時間みっちりのご講演ということで、不安でいっぱいでもありました。
前半は地球環境の持続性についてクイズを交えながらお話し頂き、スライドもわかりやすく、大方の理解が可能でした。後半はいよいよ専門的な研究内容に入り、幾分苦しい生徒も出てきましたが、理解しようと必死にくらいつきました。
講義後のアンケートでは
1)講義における英語は、理解できましたか? Y:45%
2)講義を聞き、科学や研究に対する関心は高まりましたか? Y:84%
3)全体として、今日の講義はよかったですか? Y:87%
4) 再度、外国人研究者からの講義を聞きたいと思いますか? Y:93%
となり、完全には英語が聞き取れなくても、スライドや身振り、表情、雰囲気から読み取り、内容を理解する能力、興味を持って取り組み自分のものにしようとする姿勢が表れ、GSⅠ、Ⅱ、Ⅲをとおして育んできた力が着実なものとなってきていることが窺えました。
生徒から講師の先生へ
・I realized how amazing it is that the power of science can help solve the problems we are facing today.
・Through your talk, I learned that the development of science is essential to solve the various problems that humanity is facing.
・Your research was very interesting. I become to want to be a good researcher such as you in the future.
片山 祐 先生もDiscussionに加わってくださりありがとうございました。
地域ボランティア清掃
11月12日(水)6時間目に学校周辺の通学路の清掃を1年生の生徒全員と地域の方々で実施しました。道路沿いや交差点の落ち葉やゴミを集めて街の美化に取り組みました。短い時間でしたが、この活動を通じて地域の方々との交流も深まり、住みよい街づくりに少しでも貢献できた貴重な機会となりました。今後も継続して活動に取り組んでまいります。
GS科3年 科学コンクールでの受賞
2025年10月01日
GS科3年生が応募した科学コンテストで多数の受賞が報告されました。
GS科では、1年生でGSⅠの授業を通して探究的技法、マインドを学び、リサーチプランを立てます。2年生でGSⅡの授業を通して課題研究に取り組み、発表します。3年生で課題研究を論文としてまとめ、科学論文コンテストへ投稿します。今回受賞となったのは以下のとおりです。
東京理科大学主催【第16回坊ちゃん科学賞】
優良入賞:《波消し班》:ケーソンを用いた消波効果-モデル実験による試み-
佳 作:《シャトル班》:横風の影響を受けにくいシャトルの開発
佳 作:《Wallstat班》:筋交いの配置による倒壊方向の制御
奨 励 賞:《甲 虫 班》:オオクワガタのフンが持つ抗菌作用
なお、優良入賞論文は、作品集に収録されます。
東京家政大学主催【第23回生活創造コンクール】
AAA(先端加速器科学技術推進協議会)賞:《カラメル班》:カラメルのヒミツ
「高校生の萌芽的研究No.5」に収録されます。
兵庫県教育委員会、読売新聞社 他主催【第69回日本学生科学賞兵庫県コンクール】
佳 作:《和蝋燭班》:芯切り不要な和蝋燭の開発
まだまだ受賞の報告は続いています。後日報告します。
GS科1、2年合同 科学講演会
2025年9月30日
GS科1,2年生合同の科学講演会を時間割変更により6,7時間目に実施しました。講師には、国立研究開発法人 物質・材料研究機構NIMSの高分子・バイオ材料研究センター 電子機能高分子グループ グループリーダー、大阪大学大学院情報科学研究科招聘教授の樋口昌芳先生をお招きしました。
有機分子と金属が結合してできる「メタル超分子ポリマー」によるエレクトロクロミック材料の開発研究についてやNIMSはどんなところかなどについてご講義頂きました。研究機関は、大学や企業だけではなく、国の研究機関もあることを知り、将来のキャリアの幅が広がりました。
エレクトロクロミック材料とは電気のON、OFFで色が変わる材料で遮光、遮熱を自在に制御できる窓や様々な表示デバイスへの応用が期待されています。シアトル研修で乗ったボーイング787機にも使用されていることから、この技術を身近に感じ、より興味を持つことになりました。
講義を聞くだけではなく、実際に乾電池で駆動する小型のエレクトロクロミック調光ガラスの作成に挑戦しました。通電することで色が変わった瞬間は、自分たちが授業で習った「酸化還元」や「電気」、「分子」や「配位」といったことがつながってこうして形に現れ、それらが社会の役にたつテクノロジーとなることを目前で感じることとなりました。
難しい内容もわかりやすくお話しくださり、実験キットもご用意いただき、はるばる筑波からお越しくださった樋口先生に感謝申し上げます。
今回はGS科1、2年生が1つの班になりました。先輩が後輩を先導して実習を進める姿もGS科ならではの縦の繋がりでしたね。
ふれあいフェスティバル
10月26日(日)に、ラ・ビスタ宝塚団地自治会による「ふれあいフェスティバル」が開催され、生徒会の生徒2名がフェスティバルの司会を、6名が模擬店(スーパーボールすくい)のお手伝いをし、演劇科2年生がオープニングでダンスと歌を披露し会場を盛り上げました。
司会の2名は状況に応じてアドリブを用いながら進行をスムーズに行い、手拍子で歌唱を盛り上げたりもしました。
スーパーボールすくいの6名は、テント内の足もとが雨の影響でぬかるんだ状態だったので、急きょブルーシートを敷いて対応しました。また、小さなお子さまや小学生にやさしく声をかけるなどの寄り添った応対で、安心して接客を任せることができました。
そして、オープニングの大役を果たした演劇科の2年生たち。まずは宝塚市といえば!ということで「鉄腕アトム」、そして、授業で作詞に取り組んで作り上げたオリジナルソング「ハロウィンナイトパレード」の2曲を披露、続いて、夏休みに稽古を重ねて作り上げた40回生学年ダンスを元気いっぱい踊らせていただきました。学校以外の場所で歌やダンスを披露するのは初めての機会であり、普段とは異なる環境のステージではありましたが、観客のみなさまからの惜しみない拍手や歓声を受け、積み重ねてきた稽古の成果を充分に発揮してすることができました。
なにより、前夜から断続的に降る雨でステージ発表が実施できるか非常に悩ましい中、雨に濡れた舞台をみんなで拭いたり、時間変更をしていただいたりと、自治会のみなさまにもご尽力いただき、なんとか無事にステージで発表することができましたこと、心より感謝申し上げます。
生徒会・演劇科の生徒たちは地域の方々のお役に立てたことを大変嬉しく思うとともに、多くの学びを得ることができた貴重な一日となりました。
GS科1年 GSⅠフィールド実習-丹波竜発掘現場-
2025年10月5日
GS科1年が学校設定科目「GSⅠ」の授業として兵庫県丹波市の丹波竜発掘現場を訪問し、フィールド実習を行いました。SSHの事業の一貫として大型バスを借り切って現地に向かいました。
講師として兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授)の池田忠広先生にお越しいただき、特別に丹波竜発掘現場の篠山川の岩場に降りて解説していただく予定でしたが、生憎の雨による激流のため川岸や旧上久下村営上滝発電所記念館からの観察となりました。
化石の発掘事業にあたられている池田先生から、世界に比べての日本の地層研究のち密さや、地学だけではなく生物学、語学を初め様々な学問に精通することの大切さ、そして最初の化石の発見から発掘までの壮大な事業の舞台裏の苦悩までもお聞きすることができました。発掘現場跡を見ながら聞く講義は臨場感があり、発掘調査のスケールの大きさや意義深さを感じることができました。お忙しい中、わざわざ足をお運びくださった池田先生本当にありがとうございました。
次週の「GSⅠ」では、統計的な処理を活用して、恐竜の脚の長さから歩行速度を算出しました。
化学部 全国総文(かがわ総文)で研究発表(化学分野)において奨励賞を受賞
7月26日(土)~28日(月)
香川大学で行われた第49回全国高等学校総合文化祭の研究発表(化学分野)において、化学部の「安全で環境にやさしい充電池の開発」に関する研究発表が奨励賞(4~8位相当)に選ばれました。
発表は、昨年の兵庫県総合文化祭自然科学部門の発表会にて最優秀賞となったことを受けて県の代表として推薦いただき、二年連続の出場となったもので、県代表としての責任と昨年を上回る発表をしようと挑んだものです。その結果、文部科学大臣賞には及ばなかったものの、こうした栄えある賞を頂きがんばってきた甲斐があったと喜びました。さらに受賞に加えて、自分たちで育ててきた電池を全国のみなさんに知ってもらい共感してもらったことにより喜びを感じることになりました。
また、発表以外では他校の生徒と交流を深めたり、香川大学での希少糖の研究施設を訪問したりと全国総文ならではの貴重な経験ができました。さらに、自校部員との絆を深め、もちろん本場のさぬきうどんもしっかりと味わいました。充実した2泊3日の夏の思い出の一つとなりました。
研究においては川西市の公益財団法人東洋食品研究所様に分析でご協力頂き感謝申し上げます。
また、とことん研究活動に向かえる宝塚北高校の環境も大きいと感じました。
運営においては香川県の全国総文運営の生徒のみなさん、先生方、参加の手配でお世話になった兵庫県の先生方ありがとうございました。
秋季学校説明会(3科)
10月25日(土)に中学生向けの学校説明会を実施しました。
約60校から多くの中学生と保護者の方が参加してくださいました。
(プログラム)
(1) オープニング(演劇科2年生による創作ダンス披露)
(2) 3科合同説明会
① 校長挨拶
② 学校概要・入学者選抜について
③ スーパーサイエンスハイスクール事業について
④ 進路指導について
⑤ 生徒会生徒による学校紹介
以降は自由参加
〇 普通科 個別相談ブース
〇 演劇科 学科説明会・演劇科生による個別質問ブース
〇 グローバルサイエンス科 学科説明会・相談会
〇 SSH見学ツアー
〇 生徒会生徒による個別質問ブース
〇 PTA役員による個別質問ブース
〇 部活動見学
見学された方から、「先生方も生徒さんも、お話が大変お上手で分かりやすく面白かったです」、「個別相談で詳しくお話しを聞かせて頂き、大変参考になりました」、「GS科の生徒さんとの座談会で、聞きたいことが直接聞けてとてもよかったです」、「生徒さんたちがみんな明るく喋りかけてくれて嬉しかったです」、「学校全体で探究に力を入れておられることがよく分かった」、「何度か参加させていただいてます。学校の雰囲気がいつも明るくて、娘が第一希望を熱望している理由が分かります」などの感想をいただきました。
ご来校いただき、ありがとうございました。
第41回体育大会
10月3日(金)に第41回体育大会を実施しました。
全校生徒による北高体操で演技が始まり、続いてのGP100m走、GP200m走、スウェーデンリレーでは熱い声援の中行われました。1年生の学年演技である「地域伝承芸能」では、すみれガ丘小学校3年生の児童とともに「千吉おどり」が披露されました。生徒会種目である「むかでリレー」では、息を合わせて前進する姿やジャンプや小走りなどユニークな方法で前進する姿に多くのエールが送られました。2年生の学年演技「組立体操」では、一糸乱れぬ動きや掛け声、動作が観客を魅了しました。午後には、北高名物の全学年全クラスによる「応援合戦」が行われました。今年も各クラスの個性あふれる40秒が繰り広げられました。部活動有志による部活動対抗リレーでは文化部も混じって行われ、それぞれの部によるユニークなリレー(パフォーマンス?)が観客の笑いを誘っていました。北高杯リレーでは真剣勝負の空気にガラッと変わり、クラスの栄光をかけたレースが展開されました。3年生の学年演技「フォークダンス」はオリジナルの構成で、これまでの学校生活に感謝を込めて、全員で思い切り楽しみながら踊りました。
一時雨に見舞われることがありましたが、無事にプログラムを終えることができました。笑いあり、青春あり、感動あり、涙ありの素晴らしい大会となりました。ご来校いただきました保護者の皆さま、地域の皆さま、温かいご声援、ありがとうございました。
PTAによる体育大会の記事もご覧ください。
オープン・ハイスクール(授業・部活動見学)
9月19日(金)に中学生と保護者対象のオープン・ハイスクール(授業・部活動見学)を実施しました。
内容は、5時間目と6時間目の授業と部活動を自由に見学していただくというものでした。
授業見学では、数学・理科・国語・地歴公民・英語といった教科科目に加え、2年生普通科の探究活動である「リス探」やグローバルサイエンス科のオリジナル科目である「GSⅡ(課題研究)」、さらには演劇科の「モダンダンス」、「日本舞踊」、「演劇論」など多彩な授業を見学していただきました。
授業見学のあと、演劇科アポロンホールでは2年生の創作ダンスの発表がありました。部活動の様子も見学をしていただきました。
参加された方から、「説明会だけでは学校や生徒の雰囲気がわからないことが多いので、実際の授業を見ることができて良かったです」、「生徒の皆さんが活き活きとしていて、楽しそうに授業を受けているのが印象的でした」、「リス探では生徒1人ひとりが積極的に実験に参加していたことが印象的でした」、「GS科の先輩方にGS科は何をしているのか直接きくことができたので、自分の中で高校の選択の視野が広がりました」、「演劇科のダンスがとてもステキでよかったです」などの感想をいただきました。
ご来校いただき、ありがとうございました。
学校説明会(グローバルサイエンス科)
9月13日(土)に中学生向けのグローバルサイエンス科説明会を実施しました。
(プログラム)
(1)学科説明会
(2)シアトル研修報告会
(3)探究実習
(4)課題研究発表会
受付・司会進行・説明・発表等はすべてGS科生徒が行いました。探究実習ではサポーターとして教室に入り、中学生の皆さんの活動を手伝いました。
参加された方々からは、「生徒の方々からの説明が非常に良かったです。我が子もこんなふうになってくれたらと願います」、「生徒の皆さんが主体的に意欲をもって発表している姿が大変魅力的でした。高校生として充実しているのだなと感じました」、「話を聞くだけではなく、自分たちも話し合ったり相談したりすることができてとても良かった」、「すごくいい雰囲気だと感じました」、「探究学習が楽しかった」、「シアトル研修にすごく興味を持った」などの感想をいただきました。
参加してくださいました中学生・保護者の皆さま、ご来校いただきありがとうございました。
化学部 SSH全国生徒研究発表会 生徒投票賞
8月6日(水)、7日(木)
化学部がSSH全国生徒研究発表会にて生徒投票賞を受賞しました。本発表会での受賞は、兵庫県からは神戸大学付属中等教育学校と本校の2校で、本校は、昨年度のGS科の発表に引き続き2年連続の受賞となりました。
本発表会は全国のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校や過去に指定を受けたことがある学校(経験校)から、SSH事業採択による研究成果を各校が持ち寄り発表するもので、全国から238件の発表がありました。化学部の発表は校内選考を経て、北高代表として発表しました。
内容は、昆布などから採れる天然多糖類であるアルギン酸を使って電池を固体化し、本来充電できない電池を充電できるようにしたものです。乾電池で充電した電池でプロペラを回す実演も行い、斎藤兵庫県知事をはじめ、非常に多くの方々に見て頂きました。休む暇なく、説明をくり返しました。その結果、生徒の投票で12件が選ばれる「生徒投票賞」を受賞することができました。また、観覧に来ていたGS科生も、斎藤知事に話しかけられサプライズ!
元素の定量測定を行って下さった、(公財)東洋食品研究所様をはじめ、多くの方々にご助言を頂きありがとうございました。
演劇科1年生 特別講義「劇作に取り組もう」
8月4日(月)15日(金)18日 (月) 25日(月) 於 本校アポロンホール、被服室
演劇科1年生が、高校生魅力アップ推進事業として、特別講義「劇作実習:劇作に取り組もう」を行いました。講師として、劇作家・演出家の小原延之氏、高橋恵氏、筒井潤氏、橋本匡市氏、村上慎太郎氏をお迎えしました。
今回のテーマは「外」。5班に分かれ、4回にわたり、班ごとに講師の先生方のアドバイスを受けながら、戯曲作りに取り組みました。
最終日には各班の代表作品を、班全員でリーディング発表しました。講師の先生によって、戯曲を創作する過程や手法も異なり、「外」というキーワードが、作者一人一人の解釈によって、さまざまな捉え方、考え方、表現方法で描かれており、生徒同士はもちろん、講師からも感嘆の声があがりました。ほとんどの生徒にとって戯曲を書くということ自体が初めての挑戦ではありましたが、劇作の面白さを十分に実感し、興味関心を深める貴重な経験になりました。
演劇科2年生 集中講義「日本舞踊」
8月18日(月)、22日(金) 於 本校アポロンホール
演劇科2年生の「日本舞踊」集中講義を、3年生で専門科目として受講する日本舞踊の先取り講義として実施し、二日間にわたり上方舞山村流山村若先生にご指導いただきました。
あいさつの仕方や扇子の扱い方、手ぬぐいの持ち方といった基本から始まり、夕暮れに散歩をする女性の様子を描いた「夕暮れ」という曲の稽古を行いました。「夕暮れ」では、足の運び方や手の位置、身体の使い方など細やかな表現を教えていただきました。日本舞踊は本来、お座敷などの狭い空間で演じられるため、体の向きや手の動きに工夫が必要であること、顔や手のちょっとした角度で雰囲気が変わることなど、これまで経験してきた舞踊とはまた違った身体表現を学ぶことができました。
コミュニティすみれ主催「盆おどりの夕べ」
8月23日(土)にすみれガ丘中央公園で、コミュニティすみれ主催の「盆おどりの夕べ」があり、生徒会執行部8名がスタッフとして参加しました。地域の多くの方がお越しになり、大盛況となりました。生徒会は、司会進行、模擬店手伝いに分かれて従事し、楽しいひとときを過ごすことができました。また、地域の方と仲良くなりました。世代間交流の良い機会となりました。
演劇科2年生 集中講義「舞台技術実習」
8月14日(木)、15日(金)、19日(火)、21日(木)の4日間にわたり、アポロンホールで舞台技術実習を行いました。
設備や機材の説明、プランの立て方などの講義を受け、その実践として、朗読劇の上演に向けて音響や照明、舞台美術、衣裳、演出等の役割分担を行い、実際にプランを作成し準備を進めました。
限られた時間の中で、やるべきこと、できることを判断し、自分たちで作業をしなくてはなりません。
これまでの舞台技術の授業や校外学習、アポロンシアター、卒公の手伝いなどで、舞台技術に関する「知識」を得て、見聞きしてきたはずなのに、実践になるとなかなか思うように生かすことができず、四苦八苦……。
欠席者が多くて役割の調整に手間取ったり、予定がどんどんと後ろへずれ込んだり、コミュニケーションがうまくとれなかったり、技術に関することだけでなく、チーム作りに関しての課題にも直面しました。ちょうど卒業公演に向けての話し合いや学年ダンスの創作も同時進行で行っている今、人に何かを伝えるには聞く力も必要だということや、やりたいことをどうすれば実現できるかを工夫する楽しさなどを学ぶ機会ともなりました。
外部出演「人形劇フェスタ阪神」
7月31日(木)、8月1日(金) 於 ピッコロシアター中ホール
演劇科3年保育基礎選択者・演劇科1、2年生有志
毎年夏休みにピッコロフェスティバルの一環として開催されている「人形劇フェスタ阪神」に参加しました。
昨年度より開講している3年生の選択科目「保育基礎」受講生を2グループに分け、それぞれ演目「ひっぱれ!すいか大作戦」と「カバくんと魔法のパン」を上演しました。劇表現等の学びを応用し台本・人形作り・背景画・小道具・音響・演奏を準備し、演出なども協力して全員で取り組みました。
1、2年生有志のメンバーは恒例のジェスチャークイズを担当しました。ジェスチャーで動物やスポーツを表現し、その面白い仕草が子どもたちに好評でした。
会場設営や照明、司会、幕、マイク係などスタッフワークも担当し、地域の人形劇ボランティアの皆様や他校の高校生の演目を見学、協力を通して交流体験をし、子どもと関わる貴重な二日間となりました。
<来場者の感想より一部抜粋>
*高校生とは思えないすばらしい劇でした。子どもの相手までしていただきありがとうございました。(おとな)
*高校生の人形劇かわいいお話を楽しめました。(おとな)
*ジェスチャークイズたのしかった。(4歳)
*毎年、高校生たちが一生懸命に歌をうたったり子どもと接している姿を見て元気をもらいます。(おとな)
夏季学校説明会(普通科・演劇科)
7月26日(土)に中学生向けの学校説明会を実施しました。
(普通科プログラム)
(1)全体説明
①学校長挨拶
②紹介動画(生徒作成)
③普通科説明(生徒によるプレゼンテーション)
④卒業生からのビデオメッセージ
⑤進路について(本校教員)
(2)体験授業
(3)個別相談・部活動見学
説明会場では基本的に本校の生徒が進行、説明、パソコンの操作等をすべて行いました。
参加された方々からは、「説明会の生徒さんや動画制作など、生徒たちの自主性がとても素晴らしかった」「探究を体験授業に入れておられたのが良かった」「北高の雰囲気がよく伝わりました」「生徒主体で説明会が行われて、司会進行も上手で満足できました」「涼しい会場でよかった」「部活動見学ではいろんな部活を見ることができた」などの感想をいただきました。
(演劇科プログラム)
(1)全体説明
(2)体験授業
①劇表現
②歌唱
③舞踊(バレエ)
演劇科は学科の説明に加え、3種類の体験授業(劇表現・歌唱・舞踊(バレエ))を用意しました。演劇科3年生が歓迎のダンスを披露し、その後すべての授業にサポートの手伝いをしてくれました。見学していただいた保護者の方も授業を楽しまれました。「生徒さん達がめちゃくちゃ楽しくやっているのが感じられて、見てる側も引きこまれました」「先輩方と先生方がとても親切に教えてくれて分かりやすくて楽しかった」「実際にどんなことをやっているのかがしっかり分かりました」「生徒さんたちの挨拶が元気でもても良かったです」などの感想をいただきました。
暑い中、参加してくださいました中学生・保護者の皆さま、ご来校いただきありがとうございました。
今後も本校の魅力の発信に務めてまいります。
特別講義「マイム実習」
8月6日(水) 1年生、 7日(木)2年生 於 本校アポロンホール
マイム俳優・演出家・振付家である本校卒業生のいいむろなおき氏をお迎えし、演劇科1,2年生がマイム実習に取り組みました。
1年生は、見えない「ボール」を投げたり、見えない「壁」に触れたりというマイムの基礎的な表現や、「スローモーション」や「見えない綱」「動く彫刻」などの課題を通して、普段無意識に行っている動きや身体の使い方、息の合わせ方などについて考えました。
マイムそのものについての学びはもちろんのこと、相手と息を合わせることや、周囲を観察すること、信頼すること・信頼されることの大切さを学びました。
2年生は、昨年学んだことをふまえ、マイムの歴史や成り立ち、社会背景などについて理解を深めた上で、言葉を使わずに感情を表現する課題や、より物語性の高い課題に取り組みました。
相手との関係性やその場の感情を表現するため必要な、身体のコントロールの仕方や相手との息の合わせ方を考え、実践しました。
また、最後の質問コーナーでは、演劇科の先輩でもある講師から、卒業公演に向けて大切なことなどについても話していただきました。
演劇科2年生 特別講義「劇作について~実践編~」
7月22日(火)3・4限、23日(水)3・4限 於 被服室 / アポ1・被服室
劇作家・演出家である6回生の角ひろみ氏を講師としてお迎えし、演劇科2年生が「劇作について」の講義を受けました。昨年、1年生の時にも、戯曲の構造や要素、作品作りの面白さについて講義を受けましたが、今回は、より実践的な内容で講義をしていただきました。
1日目は、4~5人が組になって、卒業公演の台本作りの参考としている作品をふまえ、聞き手が心をうつような内容を盛り込みながら、題名や登場人物などの作品設定を考えつつ、戯曲の構成を行いました。
2日目は、 一人一人が起承転結のそれぞれの部分を担当し、背景やどの登場人物に注目するのかを決めて一から取り組み、2日間で個性あふれる作品に仕上がりました。
2年生は、この夏休みから、いよいよ卒業公演の準備が始まります。
今回の講義は、集団創作の難しさと面白さを学び、卒業公演の作品作りにつながる非常に有意義な機会となりました。
演劇科1年生 特別講義「劇作について~入門編~」
7月22日(火) 5・6限 於 被服室
高校生魅力アップ推進事業として、劇作家・演出家である6回生の角ひろみ氏を講師としてお迎えし、演劇科1年生が「劇作について」の講義を受けました。前半は、劇作家として作品を立ち上げる面白さや「浦島太郎」を用いて戯曲の構造や要素、書き方についての基本を学びました。
後半は「トトロ」の物語を題材とし、実際に自分たちで戯曲を書いて発表しました。前半で学んだことを生かしながら物語の始まりを変えたり、オリジナルの登場人物を作成したりと様々な工夫を凝らし、思い思いの作品に仕上がりました。何人かの生徒の発表を聞きながら、予想外の展開や話の面白さに、とても盛り上がりました。
GS科 40回生 2年生 リサーチプラン検討会
7月31日(木)
GS科2年生が学校設定科目「GSⅡ」において、京都大学名誉教授馬場正昭先生、神戸大学教授谷篤史先生をお招きし「リサーチプラン検討会」を実施しました。
1年生の3学期には「リサーチプラン講習会」「リサーチプラン相談会」を実施し、2年生になって予備実験を実施し、今回「リサーチプラン」
をブラッシュアップするというものです。
事前に作成した最新版の「リサーチプラン」をパネルに貼り付け、班ごとに説明し、質疑に答えたりご助言を頂いたりしました。
答えが用意されていない課題研究を進めていくにあたり、本当にこの方向性でいいのか不安でいっぱいの中、励まされたり、気づかされたりと、課題研究を進めるための勇気となる検討会となりました。
今後本格的に課題研究に取り組んでいきます。どんな研究に仕上がるのか楽しみですね。
GS科 学校設定科目「GSⅠ」~データの解析法~
7月15日(火)
GS科1年生の学校設定科目「GSⅠ」で、データの解析法の授業を行いました。講師にお招きしたのは奈良女子大学 准教授 京極大助 先生です。GS科1年生は、2学期に研究のリサーチプランを作成し、2年生から始まる課題研究のテーマを3学期に決定します。どのような目的でデータを収集するのか、またデータに基づいて論じるためには統計学が不可欠なことなど、様々な内容について学ぶことができました。
多忙な中、本校に来ていただいた京極先生に感謝を申し上げます。
GS科41回生 1年生 【GSⅠ】生物学講座
7月15日(火)
学校設定科目「GSⅠ」の授業で、京都大学名誉教授の沼田英治先生をお招きし、生物学講座「クマゼミは雨の日に孵化する」を実施しました。
「どうしてクマゼミは雨の日に孵化するのか?」様々な実験結果から結論を導きました。
探究ってこう進めるのだということがよくわかる内容でした。
実際にクマゼミの卵がついた枝を何本も持ってきてくださり、顕微鏡で卵や孵化を観察しました。普段セミが木にとまって鳴いているのが日常ですが、卵が枝についているのや、孵化した直後などはほとんどの生徒が見たことがなく(気にも留めたことなく)、みんな興味深々でした。
また、中学校の国語2の教科書の「クマゼミ増加の原因を探る」の執筆者であることが明かされた時は「あれか!」と驚きと共感で、過去と現在が線でつながった瞬間でした。
まさか、あの教材の執筆者とここでお出会いするとは!
探究心をそそる非常におもしろい講義、実習をありがとうございました。
GS科39回生 和蝋燭班 松本商店訪問2
7月10日(木)
GS科 3年生 和蝋燭班の4人が和蝋燭メーカーの松本商店(西宮市)さんを再度訪問し、試作に立ち合い、打合せを行いました。
和蝋燭班は松本商店さんからの依頼を受けて「芯切り不要な和蝋燭の開発」について研究し今回実験室での研究結果をもとに、生産機での試作を目の前で行って頂き、商品化に向けた課題について打合せました。
提案した和蝋燭をどのように製造するか、そして実際に製造したものだからこそ課題として明らかになることがあり、これらについて意見交換を行いました。
ものづくりの奥深さと面白さ、生産者、販売者の思いを感じる貴重な機会となりました。
日本の和文化に携わる方々の作品が全国から集まる「日本和文化グランプリ」に,今回試作して頂いた和蝋燭を出品し、1次予選を通過しました。いよいよ最終審査です。選ばれても、選ばれなくても、和蝋燭の販促に少しでもつながればと思うところです。
芸術鑑賞会
例年この時期に実施している芸術鑑賞会。
今年度は、本校の卒業生でマイム俳優の いいむろなおき さんによるパントマイム「マイムの時間」を東リ いたみホールで鑑賞しました。
さまざまなテーマについて、ことばの発声がなく、動きだけで見事に演じておられ、時には大きな笑いがおこり、時にははっと考えさせられるなど、終始演技に引き込まれあっという間に時間が過ぎました。
後半ではパントマイム講座や生徒や職員がステージにあがって演技に挑戦するコーナーもあり、大いに盛り上がりました。
ソロプチミスト入会式
7月11日(金) 於 アポロンホール 新生徒会役員・演劇科2年生
国際ソロプチミスト宝塚Sクラブ兵庫県立宝塚北高等学校新入会員入会式がとり行われました。
式次第
1 開会宣言 演劇科生徒代表
2 スポンサークラブ会長挨拶 国際ソロプチミスト宝塚会長
3 生徒(Sクラブ)代表挨拶 本校生徒会長
4 新入会員紹介(名乗り)
5 バッジ授与
6 謝辞・誓約 演劇科生徒代表
7 式歌披露 演劇科2年生
「永遠の花」
8 閉会宣言 生徒会生徒代表
*国際ソロプチミストとは世界的な女性の奉仕団体である。1920年代アメリカで伐採されようとする木々を守るために女性たちが立ち上がったことから始まる。
*国際ソロプチミスト宝塚とは1979年日本で90番目のクラブとして誕生し、女性と子供たちのよりよい生活をめざして地域に根ざした奉仕活動を行っている。
*Sクラブの“S”とはサービス(奉仕)のSで、学校(School)、地域社会(Society)への奉仕のSであり、そしてソロプチミストの“S”でもある。
「GSⅠ」 演劇科卒業公演鑑賞会
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」において、本校演劇科3年生の卒業公演を鑑賞しました。
演劇科の学びの集大成を鑑賞し、演劇科から「表現」について学ぼうとするものです。作品は生徒たちが一から作ったものということで、始まる前は若干の不安もありましたが、最初の挨拶からその迫力に圧倒され、そこから引き込まれていきました。GS科の生徒らも瞬きすら忘れるくらい引き込まれ、見入っていました。
振り返りのアンケートでは、
92%の生徒が、「自身の意識の変化や成長につながるものであった」と回答しました。また、表現技法や意識、そこまでのプロセスを讃えるものに加えて▶個々の力では表現できないこともある中、仲間と協力する事でできる事が格段に増える。▶したいことに没頭し、それを外に出すことで人を感動させることができる。▶全力で取り組むことのかっこ良さ。▶見ている人に伝えたいという熱意が指先まで感じられて、それまでの道のりの長さが伝わってきた▶自分たちも、聞き手を感動させられる研究発表会にしたい▶三科が奏でるハーモニーでした!!
など、多くの気づきを振り返りに書いてくれました。
普段廊下ですれ違う演劇科生がここまで凄い演劇を造りあげていることに感動し、自分たちも形は違えど、同じように完成度の高い研究発表をしたいと思わされた鑑賞会でした。演劇科、普通科、GS科、3科がある宝塚北高校ならではの、大切なひと時でした。
GS科1年生 学校設定科目GSⅠ「探究基礎実習」
6月17日(火)
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業として、京都教育大学 村上忠幸先生、亀田 直記先生をお迎えし、探究実習を実施しました。
今回の実習は、単なる課題の探究ではなく、“マルチプル・インテリジェンス理論”に基づいて班を編成し、探究し、最後に“デノボの帽子思考法”を使って、進め方、行動、考え方について振り返るというものです。この理論に基づいて、個人の知能を8つに分類し分析し、お互いに補いあって8つの知能を集結させた班を編成し、探究活動に挑みました。お互いに苦手を得意でカバーしあった班編成の中で、自分の得意を発揮し、チームとして機能させます。北高GS科が目指す、チームでの探究活動の神髄ですね。そうしたチームで不思議現象の解明に挑みました。なかなか苦戦し探究のプロセスを何回も繰り返しましたが、最後は多くの班が仮説の実証にたどり着きました。誰かのちょっとした一言から一気に動き出す場面などもあり、ワイワイがやがや、あーでもないこうでもないと取組みながら、解明できたときの達成感はひとしおでした。探究後は、デボノの帽子という色別のカードを使って、活動での具体的な場面を思い出しながら振り返り、自分を見つめ直すことができました。また、教員を目指す京都教育大学の学生4名の方にも、実習をお手伝いいただきました。京都教育大学の先生方、学生さん、ありがとうございました。
第39回 演劇科卒業公演 『不滅のひと夏』
6月14日(土)演劇科39回生の卒業公演は無事終了いたしました。
今年の演目は、自分たちでゼロから物語を立ち上げた作品『不滅のひと夏』でした。
今年も、中学生の皆さまをはじめ、非常にたくさんのお客さまが足を運んでくださり、文字通り、満員御礼となりました。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
開催にあたりご支援いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。
演劇科3年生 メイク講習会
5月24日(土) 於 アポロンホール2F
講師として35回生の村山由芽さんをお迎えし、卒業公演に向けて舞台メイクの仕方について学びました。
先生方に助けていただきながら、悪戦苦闘でメイクを仕上げていきます。
最後は、それぞれの衣裳に着替え、役に合ったメイクの仕方、髪型などのアドバイスを受けました。
GS科40回生 2年生のイラストが神戸新聞に掲載されました。(GS科)
6月6日(金)
神戸新聞 教育・子育て欄の 子ども新聞まなびーでのコラム「理科の散歩道」にGS科2年生上条さんのイラストが掲載されました。
コラムは、オタマジャクシからカエルに成長していく過程で尾部がなくなるプログラム細胞死(アポトーシス)をもとに、植物やガンの細胞についても書かれたもので、生物の魅力的な世界が書かれています。年齢によっては少し難しい話かもしれない中で、誰もが知るところのオタマジャクシのプログラム死を経て力強く成長を遂げるカエルの姿を描き、コラムに花を添えてくれました。
第40回文化フェスティバルが開催されました
第40回文化フェスティバルが6月3日(火)・4日(水)に開催されました。
今年のテーマは「Requartet(リカルテット)」です。このテーマにはこれまでの「40年間」の伝統と「新たな挑戦」を組み合わせ、より楽しめるものにしたいという生徒会執行部の思いが込められています。
1学年は、合唱コンクールでクラス一丸となり、美しいハーモニーを奏でてくれました。振り付けがあるなど、それぞれのクラスの個性が見られました。2学年は、手の込んだアイデアたっぷりの展示でクラスの個性を表現してくれました。また、模擬店では電子決済を導入し、どの店も大繁盛していました。3学年は、クラス一丸となって舞台作品を作り上げ、工夫いっぱいの演出、演技、ダンスで観客を魅了しました。文化部の皆さんも、日頃の活動の成果を発表してくれました。
ご来場いただいた来賓や保護者の皆様、生徒会をはじめ、準備・運営に携わったすべての方々に、心よ りお礼申し上げます。
2日目は中学生対象のオープンハイスクールでもあり、校内のあちこちで北高の文化祭を楽しむ姿が見受けられました。生徒会執行部の思いが伝わり、エネルギーみなぎる素晴らしい2日間となりました。
PTAのページでも文化フェスティバルが特集されています。ご覧ください。
アンケートの適切な設定方法やインタビューなどの手法(リス探)
6月6日
普通科2年生を対象に、兵庫県立大学減災復興政策研究科の馬場美智子先生をお招きし、「アンケートの適切な設定方法やインタビューなどの手法」をテーマに講演会を実施しました。
講演では、アンケートの具体的な作り方や実施時の注意点について、詳細な資料をもとに分かりやすくご説明いただきました。また、講演会の後半では、ワークシートを用いた演習を通じて、調査目的や把握したい内容に応じて設問を工夫することの大切さを学びました。
今回の講演で得た知識や視点を今後の各ゼミでの探究に活かし、より深みのある活動につなげていってほしいと期待しています。
学校通信5月号
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