北高ダイアリー
普通科リス探 課外活動インタビュー
11月28日
本校普通科では、探究活動の一環として、さまざまな場所へ足を運び、アンケートやインタビューなどの活動に取り組んでいます。
11月28日には、「レトロブーム」をテーマに探究している班四名が、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の本社を訪問し、阪急百貨店の企画担当者の方にインタビューをさせていただきました。
阪急うめだ本店では、レトロをテーマにしたイベントが数多く開催されており、今年9月には「ときめきレトロ巡り」というイベントも行われていました。インタビュー中は緊張しつつも、「探究活動に少しでも生かしたい」という生徒たちの思いが伝わる、非常に充実した時間となりました。
来年の3月には探究の成果を発表する「探究の日」があるので、そこに向けてテーマに対する理解をさらに深めていってほしいと思います。
生徒たちのインタビューを快くお引き受けくださったことに、心より感謝申し上げます。
GS科1年 物理トレセン(第1回)
2025年11月15日(土)
GS科1年生3名が五国SSH連携プログラム「物理トレセン兵庫 第1回」(主催:兵庫「咲いテク」推進員会、担当:県立神戸高校)に参加してきました。このプログラムは来年度の「全国物理コンテスト物理チャレンジ2026」に挑戦しようと考えている高校1年生を支援することを目的としています。
第1回目は神戸大学理学部で行われました。神戸大学教授の小手川恒先生の講義・理学部の見学・強磁性体の作成実験など中身の濃い内容でした。第2回目は12月に開かれます。実際に行われた物理チャレンジの課題に関する実験の予定です。磁性については、まだ未習分野ですが、2回目に備えて頑張って勉強しようという気持ちが高まりました。
GS科2年 京都大学での課題研究発表会
2025年11月3日(日)
GS科2年生が「高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学」(主催:兵庫県教育委員会,共催:京都大学)でポスター発表をしてきました。発表班は次の通りです。
竜巻班「竜巻状渦流の蛇行化」
圧電班「圧電素子によるスモール発電~効果的な置場所を探る~」
電気分解班「海水電解における塩素の削減」
エアロゲル班「断熱効果をもつ有機多孔質ゲルの作製」
兵庫県内から15校,113名が参加する大きな発表会でした。初めて外部発表する班もありましたが,発表練習を重ね,自信をもって発表することができました。京都大学の先生方や大学院生の方々から研究内容について様々な助言や励ましの言葉を頂きました。また、他校の生徒とも発表を通じて交流することができました。この発表会に参加したことで、さらに研究を高めていく気持ちが高まったようです。
最後にこの会を準備して頂いた県立加古川東高校の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
普通科2年生 染色体学会高校生ポスター発表で最優秀賞を受賞
2025年11月30日
11月30日に関西福祉科学大学で行われた染色体学会の高校生ポスター発表で、普通科二年生の研究「ピンクカビとの激闘(メチロバクテリウムへの抗菌作用について)」が最優秀賞を受賞しました!
この研究は普通科「リス探」で行っている探究活動の一つで、お風呂でよく見かけるピンク汚れを身の回りの物質で抑制することを目的とした研究です。発表した二人は、これまで授業だけでなく放課後の時間も使いながら、熱心に研究に取り組んできました。ポスター発表を通して、多くの大学の先生から有益な助言を頂き、更に探究心が高まっている様子です。今後の研究の発展に注目していきたいところです。
GS科 GS科1年 ミニ探究
2025年12月
GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業で「ミニ探究」を実施しています。各班に分かれて「ダニエル電池について」または「電気分解について」課題を見つけ実験を行っています。班によっては授業時間に限らず、放課後も実験を行うなど、2年生での本格的な課題研究に向けて、探究活動ってどんな感じなのか体験しています。年によってはここでのミニ探究がそのまま2年生での課題研究のテーマになったりします。今年は何かおもしろい疑問が見つかるでしょうか?
冬休みのうちに発表の準備を進め、1月7日に大阪大学理学部の講義ホールを会場に、先月ご講演いただいた大阪大学大学院理学研究科教授 久保孝史先生、同研究科教授 舩橋靖博先生をアドバイザーにお迎えし、保護者の方の参観のもと、「ミニ探究発表会」を実施します。そこでの最優秀発表を実施した班は、1月25日(日)に開催するサイエンスフェアin兵庫でGS科1年代表として発表を行います。
生物部 近畿高等学校総合文化祭鳥取大会 生物部門 優秀賞受賞
11月22、23日
鳥取県米子市にある文化センターさなめホールで、第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会が開催され、本校生物部1年生2名が生物部門の口頭発表に出場し、優秀賞を受賞しました。発表したのは「ホウレンソウの白色顆粒は葉を守るのか~抗菌性および耐凍性に関する実験的検証~」という、ホウレンソウについている白い粒にどんな役割があるのかを調べた研究です。1年生にとって、自分たちだけで挑戦する初めての大舞台でしたが、立派に発表することができ、多くの質問にも適切に答えることができていました。これからの成長が楽しみです。
生物部 JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ)2025 敢闘賞 受賞
11月19日
生物部の研究「ホウレンソウの白色顆粒は葉を守るのか~耐寒性と抗菌性の実験的検証~」が、JSEC2025※において敢闘賞を受賞しました。
JSECホームページ https://manabu.asahi.com/jsec/2025/award/index.html
本校生物部では代々ホウレンソウの白色顆粒に関する研究を続けてきましたが、今回の受賞は、39回生(現3年生)の生徒3名を中心に行われた研究内容が高く評価されたものです。
生物部では今後もホウレンソウの白色顆粒についての研究を継続していく予定です。
身近な植物であるホウレンソウの小さな粒に隠された“生存戦略”を、高校生自らの手で解き明かしていくという大きな挑戦は、これからも続きます。
※JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ)は、全国の高校生・高等専門学校生を対象
に、科学技術水準の向上を目的として2003年に始まりました。また国際競争力を身につけ
るために、上位受賞者は国際大会「ISEF」に日本代表として派遣されるものです。
GS科 GS科3年 JSEC2025(高校生科学技術チャレンジ)結果報告
2025年11月19日
GS科3年生が応募した科学コンテストでの受賞がまたまた報告されました。
GS科では、1年生でGSⅠの授業を通して探究的技法、マインドを学び、リサーチプランを立てます。2年生でGSⅡの授業を通して課題研究に取り組み、発表します。3年生で課題研究を論文としてまとめ、科学論文コンテストへ投稿します。
今回の報告はJSEC2025(高校生・高専生科学技術チャレンジ)です。本コンテストは、全国の高校生・高等専門学校生を対象に、科学技術水準の向上を目的として2003年に始まりました。また国際競争力を身につけるために、上位受賞者は国際大会「ISEF」に日本代表として派遣されるものです。
グランドアワード、主催者奨励賞、審査委員奨励賞、優秀賞 《なし》
敢 闘 賞 10件 :《ク ラ ド ニ 班》:逆クラドニ図形を利用した細粒の選別
入 選 60件 :《カ ラ メ ル 班》:カラメル化反応機構およびそれへの金属イオンの影響
佳 作 20件 :《チョコレート班》:牛脂チョコレートにおけるファットブルームの抑制
まだまだ受賞の報告は続いています。後日報告します。
化学部 県高校総合文化祭自然科学部門 最優秀賞 3連覇!
2025年11月8日(土)、9日(日)
化学部が県総合文化祭の研究(口頭)発表部門で最優秀賞を受賞し3連覇を達成しました。
本発表会は兵庫県下の自然科学系の部活動が1年間の研究や活動の成果を発表するものです。
本発表会の3連覇は少なくとも近年なく快挙です。そして、来年8月開催の全国総合文化祭(秋田総文祭)への出場が決まりました。
先輩から後輩へ、着実に技術や精神が受け継がれていることがすばらしいですね。
研究は、「銅の煮色着色技法への科学的アプローチ」です。煮色着色技法は古くから行われている巧みな伝統工芸で、銅やその合金でできた品を煮液で煮沸し条件によって様々に発色させることができるというものです。
その処方と色との関係を化学的に解明しようという挑戦的なテーマです。
今回着色の機構について新たな説を提案することができました。今後より詳細に検証し、私たちが見出した説の信憑性を高めていきます。
今年度、1年生も頑張ってポスター発表を行い、優秀賞に輝き、近畿総文の出場権を獲得しました。
発表して、「それはおもしろい」と言ってもらえるとがんばってよかったって思います。なかなか思うように結果がでなかったところで諦めずに粘り強く頑張った最高のご褒美です。
分析でお世話になった神戸大学大学院教授の谷先生本当にありがとうございました。
GS科2年 課題研究中間検討会
2025年10月28日(火)
GS科2年生が学校設定科目「GSⅡ」の授業で取り組んでいる「課題研究」の中間検討会を実施しました。本年度は10班で課題研究に取り組んでいます。
助言者に、京都大学大学院名誉教授 馬場正昭先生、神戸大学大学院教授 谷篤史先生、京都大学大学院、本校GS科OBの尾藤太宇さんをお招きし、班ごとに資料をパネルに貼り、目的、検討方法、現状の結果、課題、展望を発表し、助言者の先生方からの質問に答えたり、アドバイスを受けたり、クラスメイトとのセッションを行ったりしました。
なかなか思うように研究が進まなかったり、今後どうしていけばよいのか悩んだりで、研究の道半ばですが、専門家の視点やOBの視点、クラスメイトの視点など様々な視点からのアドバイスを受け、自分たちの研究を見つめ直し、今後の方針をたてる上で非常に貴重な時間となりました。
お忙しい中時間を割いてお越しくださり、親身に耳を傾けアドバイス下さった馬場先生、谷先生、尾藤さん、本当にありがとうございました。
本年度40回生の課題研究発表会は令和8年3月21日(土)、兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホールで行います。保護者の方に加えて、中学生やその保護者の方の観覧も予定しています。
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