1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

SDGs探究テーマを考える①

6月6日(火)の7時間目の授業は「好きからSDGsのテーマを考える」という内容で、東京の朝日新聞社とオンラインで結び授業を行いました。

最初はアイスブレークも兼ねてグループごとに1人1分程度で「自分の好きなもの」をメンバーに紹介していきます。前回の新聞活用授業と同じメンバーだったので、大いに盛り上がりました。

続いて個人ワークです。まずは自分の「好きなもの」をワークシートの真ん中に書きだします。その「好きなもの」をどんどん分解し、そのワードのつながりがSDGsの17目標のどれにあたるかを考えてSDG付箋を貼っていきます。

オンラインで説明を受けた後、作業開始です。

始める前は、どれくらいワードが広がっていくだろうかと心配していましたが、生徒たちの想像力は素晴らしい!あっという間にワークシートいっぱいに様々なワードが広がっていきます。付箋もどんどん貼られていきます。朝日新聞社の方も生徒たちの想像力の豊かさに驚かれていました。

個人ワークの後はグループワークです。一人ずつ自分のワークシートを見せながら、ワードのつながりや付箋を貼った理由などを説明していきます。入学して2か月、発表にも慣れてきました。

そして、今日の授業の最後はメンバーのワークシートを机に並べ全員で俯瞰します。ファシリテーターを中心に共通のワードや似ているワードを見つけて抜き出していきました。どのグループも活発な意見が交わされていました。

 

 今日は時間の都合でここで終了です。次回は、今日の作業をもとにそこから見えてくる課題や疑問点を深めグループのテーマを考えていきます。来週もがんばりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞活用授業

5月30日(火)の7時間目の1年生リーガルマインド特別授業は先週に引き続き、朝日新聞社の方に講師として来ていただき「新聞活用授業」を行いました。

この授業は、新聞を「SDGsの17の視点」から読むことを目標としています。新聞をただ読むのではなく、SDGs付箋を使用することで「思考を見える化」していくというものです。

まず、前回の授業を振り返ったあと、一部ずつ配られた今日の朝刊を読み、新聞記事がSDGsのどのゴールに関連していくかを考え付箋を貼っていきます。その付箋には「なぜそう思ったか」の一言つぶやきをメモします。

新聞を読む時間は20分、生徒たちの眼差しは真剣です。生徒たちの中には新聞を読むのが初めてという生徒もいました。最初は、付箋をどこに貼るか悩んでいた生徒たちも、時間が経つと新聞は付箋でいっぱいになっていきます。その後、班の中でどこに付箋を貼ったかを共有しました。

班で共有した後、教室に掲示してある新聞に付箋を貼りかえていきます。その中には、たくさんの付箋が貼ってある記事や、同じ記事でも違うゴールの付箋が貼られているものもありました。一つの問題には多くのSDGsが複層的に絡んでいることに気づくことができたようです。

 

最後は、全体で今日の授業の気づきを共有しました。

来週はいよいよテーマを決定を行い、本格的な探究活動に入っていきます。SDGsを身近なこととして捉え、日々意識していくことが大切です。そしてより深堀りできるよう来週からもがんばりましょう。

SDGsゲームを通して考える

考査最終日の5月25日午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社の方を講師に招き、「2030 SDGsゲーム」を行いました。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシミュレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたゴールを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会の状況)が刻々と変わっていきます。この24名の考え方や行動により2030年の世界が作られていくのです。

ファシリテーターより簡単に説明を受け、各グループ作戦タイム!どのグループも活発に意見を出し合い準備は万端!前半のゲームがはじまりました。時間は8分、前半終了後にはどのような世界ができあがっているでしょうか。ゲームが始まるとどのグループも自分たちのゴールを達成するために必死です。しかし、自分たちのことだけに必死になっていると、世界のバランスは崩れていきます。 

   

                  

前半終了時点で、自分たちのゴールを達成できたグループは10班中3班。取り残されている班がまだ多くあります。世界の状況メーターも環境破壊が進んでいる状況です。この後どうなっていくでしょうか。

前半終了後の休憩時間は、どのグループも休むことを忘れ作戦を練ったり、水面下でほかのグループとの交渉を行っていました。そして、いよいよ後半の11分がスタートしました。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。後半になると交渉の輪が少しずつ大きくなっていきます。世界の状況にも目を向け始める人も増えてきました。さて、結果は、、、。みんなの協力がありゴールを達成できたチームは10チーム中8チームでした。世界の状況も授業の前半よりは環境が少しよくなり、全体のバランスも改善されました。

ゲーム終了後の振り返りの時間には、多くの人がゲームを通してSDGsや社会について考えさせられたり、新たな気づきがあったという発表をしてくれました。

これから本格的なSDGsの探究活動が始まります。今日のゲームでは多くの学びがあったと思います。まず様々なことを知り「意識」をすることが大切です。今日の学びをこれからの探究活動に最大限活かしていきましょう。

弁護士によるいじめ予防授業②

 5月16日(火)の7時間目は、前回に引き続き弁護士の先生による「いじめ予防授業」を行いました。今日の授業のテーマは、前回出た宿題をもとにグループで議論を行い、いじめの本質に迫り解決策を考えるというものです。

宿題は①なぜいじめがいけないのか、②なぜいじめがなくならないのか。③いじめをなくすためにはどうすればよいか、について考えてくるというものでした。全員がしっかりと宿題に取り組んできたようで、グループ議論ではホワイトボードいっぱいの意見が出ていました。

 その後は各グループの発表です。発表では各グループの書いたことについて弁護士の先生から質問が出ます。その質問は書いたことをより深めるもので、質問に答えることで自分たちの意見を改めて振り返ることもできました。どのグループも多様性を認め合うことの大切さやいじめをなくすための具体的な意見を活発に議論していました。

 この2回の授業を通して、弁護士の先生方から「自分の意見や考えをしっかりと持つこと」、「周囲の意見や考えをよく聞くこと」、「議論の積み重ねによって具体的な結論を導き出すことの重要性」などについても話していただきました。まさにリーガルマインドでの学びです。今日学んだことをこれからの学校生活の中で意識して行動していきましょう。お忙しい中、2週にわたり授業をしていただいた弁護士の先生方、本当にありがとうございました。

弁護士によるいじめ予防授業①

 リーガルマインド特別授業では5月9日(火)16日(火)と2週にわたり2名の弁護士の先生に来ていただき「いじめ予防授業」を行いました。

 この授業は毎年この時期に行っており、「いじめ」を本質的に理解し、様々な立場から物事を考えていくことを目的としたものです。

 9日(火)の1回目の授業は、弁護士の仕事についてもお話をしていただきました。普段はあまり接することのない弁護士の仕事に生徒たちは興味津々。一人の弁護士の先生の抱える件数の多さに驚いていました。

 授業の前半にはいじめについてのロールプレイを行いました。入学してまもない授業なので、恥ずかしさが出てしまうかと心配しましたが、積極的に取り組むことができました。ロールプレイを通していじめについてより深く考えることができたように思います。

 その後も弁護士の先生から様々な質問がでました。それに対して生徒たちは、一人ひとりが一生懸命考えて自分の意見を発表していました。授業の最後には3つの宿題が出ました。次回はその宿題に基づいてグループでの活動を行う予定です。