兵 庫 県 立 須 磨 東 高 等 学 校
2年リーガルマインド類型生徒の活動風景
弁護士による授業
2年生リーガルマインドⅠの授業の2学期の大きなテーマは模擬裁判です。
10月3日(月)の7時間目は、弁護士の先生による授業を行いました。
まず、弁護士の先生より裁判についての説明と裁判で重要となる「証拠」についてのお話をしていただきました。今後の模擬裁判に向けて、大変貴重なアドバイスをいただきました。
その後、裁判官、検察官、弁護人に分かれて今回の模擬裁判の「証拠」の検証を行いました。これがなかなか難しい・・・。どのグループも今回の事件の証拠がどういう意味をもつのかということを、それぞれの立場から慎重に考えていました。その後、グループごとに弁護士の先生から考え方についてのアドバイスをいただきました。
次回の授業からは、いよいよ尋問の内容を考えていきます。今日受けたアドバイスを次にしっかりと活かしていきましょう。
お忙しい中、授業をしていただきありがとうございました。
検察官による出前授業
9月5日(月)より2学期のリーガルマインドⅠの授業が始まりました。今学期の大きなテーマは「模擬裁判」です。その最初として神戸地方検察庁から検察官と検察事務官の方をお迎えして、裁判制度の理解や模擬裁判のポイントなどをテーマに出前授業をしていただきました。
まずは、刑事裁判と民事裁判の違いからお話いただきました。そして、そもそも「犯罪」とは何かという根源的なテーマから裁判について考えました。
続いて、検察官の役割や仕事内容について詳しく説明していただきました。生徒の中には検察官という仕事に強い関心を持っている生徒も多くとても熱心に耳を傾けていました。
そして模擬裁判をやる上での重要な視点についてのアドバイスをいただきました。まだ模擬裁判の役割は決定していませんが、裁判官、検察官、弁護人のそれぞれの立場での着目点をお話いただいたので、役割決定にむけても大いに参考になりました。
最後の質疑応答では、「印象に残っている裁判事案は?」という質問などが出て、実際の体験談を交えながら丁寧に答えて頂きました。授業終了後には検察官という仕事に興味を持つ生徒の追加の質問にも熱心に答えていただき、今後の進路を考えていくうえでも貴重な体験となったと思います。
お忙しい中、出前授業にご協力いただいた神戸地方検察庁の皆様、本当にありがとうございました。今日の経験を今後に活かしていきましょう。
神戸地方裁判所への校外学習
8月18日(木)の午後、リーガルマインドⅠの授業の一環として神戸地方裁判所へ校外学習へ行ってきました。
本来であれば7月の中旬に行く予定でしたが大雨警報が発令されたため夏休み中に延期となっていました。今回は天気にも恵まれ無事に見学に行くことができました。
到着後すぐに裁判の傍聴をさせていただきました。昨年度は新型コロナ対策として短時間しか傍聴できなかったのですが、今年度はほぼ裁判の最初から最後まで約1時間傍聴することができました。初めて裁判を傍聴するとあって、みんな緊張気味・・・。ピリッと張り詰めた空気の中での裁判傍聴は非常に良い経験になりました。弁護人や検察官が一つひとつの事実を丁寧に被告人に質問している様子を見学することができ、2学期から始まる模擬裁判に向けて多くの事を学ぶことができました。
その後は法廷を実際に見学させていただき、普段は座ることのできない裁判官の席などに座らせていただきました。そして最後は、質問タイムです。裁判所内部に関する質問や、裁判に関する質問に答えて頂きました。
今回、急遽計画を変更したにも関わらず、丁寧に対応してくださった裁判所の方々本当にありがとうございました。
今回の学びを2学期からの授業に活かしていきましょう。
リーガルマインドⅠ 1学期最後の授業
6月27日(月)は今学期最後のリーガルマインドⅠの授業でした。1学期は『街中で見かけた あれ?』をテーマに、社会の中にある矛盾や不合理なことを注意深く観察し、それを改善していくための方法などについて班で協議をしてきました。今日はその成果を発表するパフォーマンステストを行いました。
各班とも短い準備期間の中で、しっかりと情報収集を行い多面的な考察ができていたように思います。資料も見やすく、的確に選択した情報をのせていました。発表についても、原稿をしっかりと頭にいれ抑揚をつけたりジェスチャーを使って、わかりやすく相手に伝えようとどの班も工夫ができていました。昨年度のSDGs探究活動で学んだことが今回の発表に十分に活かされていたように思います。
2学期はいよいよ2年生のメインテーマ「模擬裁判」です。それに向けて考査後には「神戸地方裁判所」への校外学習も予定されています。しっかりと学んで「模擬裁判」への準備をしていきましょう。
リーガルマインドⅠ 講演会
リーガルマインドⅠの授業では、4月から「法」について考えたり、自分たちの身の回りのことに目をむけて「世の中の当たり前に疑問を持つ」ということを行ってきました。そしてGWには「街中でみかけたあれ?」というテーマで社会にある矛盾や不合理なことを観察してくるという宿題に取り組みました。
それらを踏まえながら、5月9日(月)7時間目に京都芸術大学の吉田大作先生をお招きして「地域社会の課題の改善策を考えるために」というテーマで講演をしていただきました。
講演会では、社会に存在する矛盾や不合理を解決に導く際の議論や考察の方法を、具体的な例をあげながら大変分かりやすくお話していただきました。
特に、『問題を発見することの重要性』や『現状を分析するためには「情報」を整理する力を身につけることが大切である』などリーガルマインドの授業だけではなく、社会に出てからも大切なことをたくさん学ぶことができた1時間でした。今日の学びをこれからに活かしていきましょう。
吉田先生、本当にありがとうございました。
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