本校では、「地域社会と共創することによって、Society5.0を見据えた国際的に活躍できる科学技術人材」を育成することを自然科学科の教育目標としています。
“国際的に活躍できる”とは
→国連の提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールを理解し、その解決のために行動できる人材
“科学技術人材”とは
→STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)の視点に立ち、課題研究を通じて探究心や情報発信力等を身につけた人材
今回、STEAMを重視した英語による「探究型」のプログラム(STEAM Empowerment Program)を実施しました。これにより、生徒のSTEAMへの理解と英語によるコミュニケーシヨン能力を育成します。この3日間のプログラムを通じて、上記の目標を達成するとともに、グローバル・シチズン(地球市民)としての資質を身に付けるきっかけになることを願っています。
【対象生徒】
1年生自然科学科40名
【日 時】
2021年3月24日(水)~26日(金) 9:00~15:20 ※3日間で900分の英語でのディスカッション
【内 容】
国内の大学院、大学に在籍する外国人留学生と3日間、科学技術に関する様々な討論を英語のみで行う。最終日には、自分の夢や希望を英語でプレゼンしました。
【主なプログラム内容】
・有史以来の最大の発明とは?
・20年後の未来を考えよう。Society5.0、SDGsの達成は未来にどのような変化をもたらすのか
・科学発展におけるポジティブシンキングの重要性
・学校教育に役立つゲームソフトを開発しよう!
・SGDsの目標を踏まえ、テクノロジーで社会の様々な問題を解決しよう
・グローバルな諸問題の解決に、自分のScientific backgroundを活かしてSociety5.0で実現される社会にどのように
貢献できるか、貢献したいか
・テクノロジーを使って社会貢献した若者に学ぶ
・科学を自分の目標にどう生かすか?
【生徒感想】
●英語に対する姿勢であったり考え方が変わった。また、コミュニケーション能力が上がったと実感できた。
●しんどいかもしれないけれど、確実に英語力が上がるものだった。
●日が経つほど自分にリスニング能力やスピーキング能力が向上していくのがわかった。
●グループで一つの議題を話し合ってプレゼンをするというのが、初めはとても苦手だったが何度もしていくうちに
とても好きになった。自己評価ではあるが、最後のスピーチは初日の私では絶対にできないぐらい完成度の高いス
ピーチで、このプログラムがなければここまで完成したスピーチをすることはできなかったと思った。
●今までは恥ずかしがってやらなかったことも、自分の殻を破って色々なことにチャレンジ出来た。
●前で話す機会がたくさんあったので自分が苦手なことを克服することができた。
●英語でプレゼンテーションをするのは、自分の夢を考え直すいい機会になるし、色々な国の人の英語を一度に聞け
るのは滅多にない機会だと思う。
●内向的な性格を変えたいと思っている人にはとてもいいチャンスになると思う。
●自分からどんどんと発言し、分からないことは分からないと言って留学生に話を聞いているとスキルがとても伸び
ると思います。また、違う文化に触れられることができました。