投稿日時: 2023/11/15
教育研究部
11月11日(土)神戸薬科大学の高大連携事業「薬学への誘い」に10名(1年普通科5名、1年自然学科5名)で参加してきました。貸していただいた白衣・防護ゴーグルを身に付けて、二つの研究室を訪問しました。
① 生命有機化学研究室:触媒(反応速度を速める物質)の説明から始まり、有機化学の生命における重要性、有機化学の選択性制御の大切さなど平易だけど深い講義がありました。実験では、茶葉からカフェインを取り出すことを経験しました。40gの茶葉から20mgのカフェインの結晶を取り出せました。
② 医療薬学研究室:動脈硬化やアルツハイマー型認知症の詳しい説明があり、血管の老化とのつながりを考える内容の講義を受けました。また、ネズミの脳の顕微鏡の観察をしました。実験では、-20℃で冷凍されているネズミの心臓から10μmの厚さの細胞切片を取り出し、プレパラートを作り顕微鏡で観察しました。
参加した生徒の感想を抜粋しておきます。
「化学は全く学校でしていなくて、あまり知らない単語がたくさん出てきてよく分からなかった事も多かったがとても分かりやすい説明をしていただいて分からない単語でも意味を掴むことが出来た。」「初めて薬学に触れて、創薬などのイメージでしたが、有機物や生物を使っての実験など様々な側面を知ることができました。」「お茶からカフェインを抽出したり、マウスの心臓をスライスしたり、たくさんの体験ができてとても楽しかったです。」「ねずみの動脈硬化についてや、アルツハイマー病についての講義が印象に残りました。」「実際に研究している内容やを実際に見てみて、興味を持ったところが多かった。」