8月28日(金)、岩岡町の国立研究開発法人情報通信研究機構未来ICT研究所に訪問させていただき、1年8組5名が、最先端の研究機関で生物分子モーターが歩く様子を顕微鏡で観察する等の実験を体験する中で、研究者としての基本姿勢を学んできました。
情報通信の研究と活用の未来について、未来ICT研究所の取り組みと意義を知り、研究施設の見学もさせていただきました。
そして、3Dプリンターで作製した微小管とキネシンの模型も用いながら、丁寧にわかりやすく実験内容の講義をしていただき、当然見ることのできない世界、細胞内の細かな動きが、命を支えていること、生命の神秘的な緻密な構造のすごみを感じながら、いよいよ実験に入りました。
実際に、ガラスチャンバーを作成し、その隙間に、マイクロピペットを用いて自分たちで調製した試薬を順番に充填し、標識したキネシンが標識した微小管の上を歩く状況を作ります。特定の波長の光を当てて、画像をリアルタイムで重ね合わせ、顕微鏡でその様子を観察。映像を記録し、先生の作られた解析ソフトを用いてヒストグラムを作製。移動速度や移動距離について分析しました。
また、最新技術の基礎研究が「好き」や「興味」といった素直で内発的な原動力から取り組んでおられる姿に感銘を受け、自然科学に対する興味と、将来、自分たちが目指すべき姿に向けて強烈な意欲を持つことができました。
以下、生徒の感想の一部を紹介します。
生物の働きを解明することによって人間の実社会に役立つ技術を作ることができるという話が印象的でした。生物分子を再構成することで、応用を目指していると仰っていて、基礎研究や実験を行う意味が理解できたことで、より楽しく研修を受けることができました。
顕微鏡で見たときにキネシンは微小管のレールの上を全て同じ向きに動き、向きにはプラスとマイナスが存在するということ、体内中にたくさんあるリン酸を使用して、ATPに合成したり、逆に分解することで歩行を可能にしているというのがとても興味深かったです。
研究者の方々はとても楽しそうで、目が輝いていた。研究者は楽しく実験するのが一番、とおっしゃっていたので研究への姿勢を学べた。