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〈生物部〉日本生態学会大会で、審査員特別賞を受賞!!
科学探究部生物班(以下、生物部)の生徒が、2025年3月16日(日)に札幌コンベンションセンターで行われた第72回生態学会大会 高校生ポスター発表会に参加し、審査員特別賞を受賞しました。
発表のタイトルは「絶滅危惧種ネビキグサにおける有性生殖が制限されている要因と生育環境の解明」です。それ以外に、「特定外来生物クビアカツヤカミキリの分布拡大阻止へ~地域・企業・専門機関と連携した取組~」も同時に発表しました。いずれの発表も、英語および日本語のバイリンガルで発表を行いました。英語が苦手な生徒も、この発表にあたって、難解な専門用語を含む科学英語を1つずつ学び、ALTから指導を受けるなどして、発表当日は原稿もほとんど見ずに堂々と英語で発表をしていました。
学会発表以外に、北海道大学(博物館)や、千歳水族館(サケの仲間の展示が特徴)の研修を行い、日頃学校で学習している内容と関連させて、知識を深めることができました。生徒たちは北海道研修を通して、とても貴重な経験をしました。
〈生物部〉生物多様性フォーラムの様子が「まるちゃんねる(明石市長動画ページ)」で視聴可能
科学探究部生物班(以下、生物部)の生徒が登壇しました、生物多様性フォーラム(神戸市・明石市共催)の模様が、「まるちゃんねる(明石市長 動画ページ)」にアップロードされています。
ご興味のある方は下のリンクから、生徒たちの活動に関する発表などが視聴できます。
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/shichou_shitsu/maru_channel.html
第1回ひょうご科学塾に出展しました
みなと銀行と兵庫県立大学主催の「第1回ひょうご科学塾」がアクリエ姫路にて開催されました。
本校からは、折り紙で天体を表現する取組や、WEBアプリで太陽系の惑星の距離感を体験する取組の出展をしました。700名を超える小中学生とその保護者が参加し、大盛況となりました。
「第14回クラブユース・フォーラム」(国際ソロプチミスト明石主催)で発表
2025年5月3日(土)、グリーンヒルホテル明石にて「第14回クラブユース・フォーラム」(主催:国際ソロプチミスト明石)で本校生徒が発表しました。
国際ソロプチミストは、地域社会および世界において女性の人権と地位向上を目指す奉仕団体であり、本フォーラムはその活動の一環として行われています。明石市内の各高等学校から1名ずつ女子生徒が代表として選ばれ、テーマ「未来に輝く女性の生き方~いにしえの女性から学ぶ」について、論文発表とディスカッションを通じて自らの考えを発信しました。
本校からは、自然科学科2年の樫野 智咲さんが代表として出場しました。
樫野さんの発表では、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組みである「サイエンスガールズサロン」に参加し、仕事と家庭(プライベート)の両立に挑む女性研究者たちの姿から、自分の興味や夢を追求し続けることの大切さを学びました。さらに、日本初の女性一級建築士として「キッチン革命」を起こした浜口ミホさんへの憧れを語りつつ、自身も将来は建築士として活躍し、理系分野を目指す後輩たちの道しるべとなるような存在になりたいという思いを熱く述べました。
ディスカッションでは、他校の生徒ともに、テーマや発表論文について、相互に語り合い、理解を深めました。
女性の人権と地位向上について、深く考えるよい機会となりました。今後の樫野さんの活躍にも、ご期待ください!!
プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~の申し込みについて
兵庫県五国SSH連携プログラムの一環として、明石北高校と明石市立天文科学館による「プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~」を開催いたします。
一般の方に向けて各季節の星座の由来や解説を、令和7年7月31日(木)または、令和7年8月1日(金)に明石市立天文科学館にて行います。
事前研修・解説準備は令和7年7月28日(月)に行い、その後希望者による天体観測会を行います。詳しくは以下の募集要項をご覧ください。
〈科学探究部生物班〉読売テレビ「ええこと+」でネビキグサ研究が放映
本校科学探究部生物班が近年取り組んでいる、絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する研究が、読売テレビの「ええこと+(プラス)」で紹介されました。
この番組は、生活協同組合コープこうべが提供するミニ番組で、同組合の環境基金より本研究に助成金をいただいております。
撮影は、ネビキグサの花が見頃を迎えた4月に、生育地であるため池と本校の2か所で行われました。参加した生物班の2・3年生は、最初はやや緊張した様子でしたが、これまでの大会やコンテストでの発表経験を活かし、堂々と取材に応じていました。
ご興味のある方は、ぜひ下記の公式ホームページのURLより番組をご覧ください。
〈生物班〉公立鳥取環境大学(TUES)で研究発表
本校科学探究部生物班の生徒が、公立鳥取環境大学(通称 TUES(Tottori University of Environmental Studies))にて開催された脱炭素・生物多様性などのSDGsに関するイベント「Sustainability Week」に参加し、近年の取り組みである「特定外来生物・クビアカツヤカミキリ」および「絶滅危惧種・ネビキグサ」に関する実践発表を行いました。
発表を担当したのは、2年生2名と、入部からまだ3か月の1年生8名です。発表に向けて練習を重ねた結果、大学生に劣らぬ堂々としたプレゼンテーションを披露し、大学関係者の皆様から賞賛のお言葉をいただきました。
また、発表後のパネルディスカッションでは、本校2年の川端莉子さんが、鳥取環境大学の学部生らとともに登壇し、生物多様性をテーマに意見を交わしました。川端さんは自身の探究活動をもとに建設的な意見を述べ、会場を沸かせました。
当日はこのほか、大学生による学内ツアーも実施され、環境に配慮した設備が随所に見られ、環境と都市との融合について知ることができました。また、小林学長による本校生のみ対象の特別講義「ニホンモモンガの行動・保全・地域活性化」を受講し、保全と地域活性化を組み合わせた研究に新しいヒントを得ることができました。さらに、大学生との交流の時間も設けられるなど、生物多様性を多角的に学ぶ貴重な機会となりました。
最後になりましたが、実行委員会の学生の皆様をはじめ、鳥取環境大学の教職員の皆様に心より感謝申し上げます。
〈生物班〉クビアカツヤカミキリ被害防止講習会での活動発表(兵庫県主催)
2025年7月24日、子午線ホール(アスピア明石9F)にて、「クビアカツヤカミキリ被害防止講習会」(兵庫県主催、神戸市・明石市共催)が開催され、丸谷聡子明石市長も出席されました。
その講習会において、本校科学探究部生物班が、明石市での取組を発表しました。生物班の活動は、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの成虫や被害木(ソメイヨシノやウメ)の調査にとどまらず、樹木のナンバリングやコンピューターによる樹木マップの作成、近隣小学校での環境教育授業など、多岐にわたります。地域の行政・専門機関・学校と連携しながら、幅広く取り組んでいます。
講習会では、クビアカツヤカミキリ対策の専門家である樹木医・環境カウンセラーの宗實久義先生や、神戸市の職員の方々も、それぞれの取組を発表されていました。生徒たちは他団体の発表を聴くことで、対策への理解をより深めるとともに、外来種対策における協働の重要性を改めて実感しました。
〈生物班〉第49回全国高等学校総合文化祭・自然科学部門で研究発表
2025年7月26日から28日にかけて、香川県高松市で開催された「第49回全国高等学校総合文化祭 かがわ総文祭2025」自然科学部門・研究発表(生物分野)において、本校科学探究部生物班が出場しました。
発表テーマは、「ネビキグサの種子はなぜ発芽しないのか? 有性生殖の過程から解明する種子発芽の謎」。本研究は、生物班が2022年から本格的に取り組んでいる校内周辺の湿地に自生する絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する保全生態学的な調査・研究です。
惜しくも入賞には至りませんでしたが、本番では練習の成果を十分に発揮することができました。ネビキグサの研究は現在も途中段階であり、今後もさらなる探究を進めていく予定です。
また、全国大会では、他都道府県の高いレベルの研究発表を聴くことができ、生徒たちは大いに刺激を受けていました。
今後の生物班のさらなる活躍にも、ぜひご期待ください。
STEAM研修「天体観測」を実施しました
明石市立天文科学館の井上館長をお招きし、本校自然科学科と普通科の希望者向けに天体観測講座を行いました。ガリレオガリレイが実際に開発した望遠鏡のレプリカの説明や、当時の星座早見盤の説明、日没後からの空の明るさの測定や実際に星空観察を行い、月面観察まで行いました。曇り空の雲の切れ間で星が見えるたびに生徒は歓声を上げて楽しんでお観測をしました。観測当日は、月面のクレーターがXの文字を浮かび上がらせる「月面X」が観測できるタイミングでした。無事にXを観測できたことで、飛び跳ねて喜ぶ生徒もおり、大変有意義で楽しい観測講座となりました。
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