記録・成績・お知らせ

天文研究部の記録・成績・お知らせ

<天文研究部> 天体観測(技術引継ぎ)をしました。

1月12日(金)天体観測をしました。望遠鏡を扱う技術の引継ぎを兼ねて、木星とヒアデス星団の観測をしました。

18時から雲が晴れるという情報を信じて、17時半から天体観測室で準備を始めました。情報通り、雲が晴れてきて、木星が見えてきました。早速望遠鏡を木星に向け、観測・撮影会です(写真左)。とりあえず衛星が一つ見えたので「今日は一つしか見えないね」と言いながら、スバル(プレアデス星団)へと望遠鏡を向けることになりました。ところが天体観測が久しぶりのためか、自動導入にトラブルが発生し、目視でスバルを入れることになりました。自動導入技術の引継ぎは「次の機会へ」となりました。

「アルデバランの近くのはず」ということで、「何となく明かりの塊が見える」という2年生が、望遠鏡を手動で扱い、きれいな星々を視野に入れることに成功しました。早速観測と撮影会です(写真右)。「美しい」という声が上がりました。※本校では、町の明るさのため肉眼で見える星が少ない。

木星を拡大すると、衛星は4つ映っていました(写真中央:ただしこの写真では、4つ目は判読できない)。また、スバルだと思っていたのはヒアデス星団だとわかりました(この写真の上辺左から三分の一のところ、視野ぎりぎりに薄く映っているのはアルデバランと思われる)。

 

木星1木星2 拡大実はヒアデス星団

<天文研究部> SSH関連事業として「プラネタリウム解説体験」を行ってきました。

 8月26日(土)27日(日)と二日間(メンバー入れ替えで)、明石天文科学館で「プラネタリウム解説体験」を行ってきました。お昼の時間 12:15 から 12:55 までの40分間です。春夏秋冬の各季節の星空を5分間ずつ分担して解説してきました。お年寄りから子供まで、来館のお客様が対象です。参加高校は本校を入れて6校です。学校間の交流も目的の一つなので、他校の生徒と一緒に解説内容を考え、発表しました。

 これに先立つ21日(月)の科学館の定休日に、6校の生徒約50名が集まり、解説内容の案を練りました。その日のうちに、その案にしたがって(定休日だったので安心して)プラネタリウム解説を初めて経験しました。真っ暗さに驚いたり、星を示すポインターの操作に戸惑ったりしました。

 来館の一般のお客様が対象の本番当日、10時に集まり、5分間という制限に合うように内容を手直しし、真っ暗なところでも語れるように、声出しをし、時間をはかったりして準備をしました。(合間に発声練習(外郎売など)や昼間なのに金星・シリウス観測もしました。)

 「わかりやすい表現を選ぶようになった。」「伝えたいという気持ちをもって解説することが大切だと思った。」「語りかけるようにするようになった。」など、コミュニケーションの基本を考えるようになりました。

自己紹介から始まりました。発声練習(16階の天体観測室で!)

これで観測します。真昼の金星です! 

 

<天文研究部> SSH関連事業として明石市立天文科学館へ行ってきました。

8月1日、SSH関連事業としての「プラネタリウム解説体験」の最初のステップとして明石市立天文科学館へ行ってきました。

学芸員の方の素晴らしいプラネタリウム投影(解説)見学の後、装置の説明を伺いました。

投影装置は63年前のもので、コンピュータによる操作ではなく、人間の手で機械を操作しているそうです。夕方の明るさなど操作の都度微妙に違っていて、おなじものは二度と現れないということです。

投影終了後、私たち天文研究部員は、操作盤を触らせていただきました。太陽の光の調節や、星座の絵を動かすなどの操作をしました。また、星を指示する矢印(ポインター)の操作のコツも教えていただき練習しました。

次は、参加校をつないでのZoomによる講義と交流だそうです。ステップが進んでいくのが楽しみです。

本体です操作盤です

<天文研究部> 明北祭を頑張りました。

 6月15日・16日 本校の文化祭(明北祭)で、昨年に引き続きプラネタリウムと天体観測室の開放を、今年新たに天体クイズを行いました。

今年は、プラネタリウム解説では録音に、天体観測室では金星の昼間の観測に挑戦しました。

プラネタリウムは、独特の暗さの中での星座の投影でリラックスしていただけたものと思います。

金星の観測は、15日はあいにくの曇り空で、観測できなかったのですが、よく16日は晴れ間が広がり、月のように欠けた金星を観測していただきました(一時曇った時がありその時は観測できませんでした)。

クイズでは、「水星の一日は水星の一年よりも長い。〇か✖か」など意外な問いに楽しんでいただけたものと思っています。

写真は、天体観測室から「カラオケ大会」を眺めたものです。

天体観測室からの眺め

<天文研究部> 4月28日(金) 金星の望遠鏡の視野への自動導入に成功!

午後5時半。USBシリアル変換ケーブルを新品に変えて、自動導入を試みました。お天気が良かったので、まず、太陽を基準にして、月の自動導入を試みました。望遠鏡が、わずかな音を立てて回転を始めました。望遠鏡が止まったところに向けて、観測ドームの観測窓を向けると、そこに月がしっかりと見えました。改めて月を基準にし、金星の自動導入を試み、望遠鏡の回転が止まったところに観測窓を向けました。

 明るい青空しか見えません。しかし、望遠鏡の副鏡を覗くと、きらりと白く光る点が見えました。副鏡を動かして光る点を中心に持ってき、主鏡を覗いてピントを合わせると、金星をとらえることができました。よく見ると、一部が欠けていました(内惑星※なので月と同じように満ち欠けがあります)。主鏡の視野左の写真は望遠鏡の視野全体をスマートフォンでとらえたものです(背景はもちろん青空です)。次の写真は、それを拡大して、金星が欠けている(写真下側=太陽の反対側)様子が分かるようにしたものです。金星の拡大

 ※内惑星:太陽の周りをまわっている惑星で、地球より太陽に近い側をまわっている惑星(水星と金星がある)。

<天文研究部> 11月8日(水) 皆既月蝕と惑星(天王星)蝕の同時観測を行いました。

10月31日に、予備観測を行って、準備万端で本番11月13日に臨みました。

 二つの欠けた(?)月の写真を見てください。違いが判るでしょうか。(ピントの甘さがありますが。)一つは10/31に撮影した月齢6日の月です。もう一つは11/8に撮影した、月蝕時の月です。一方は、月自身の影によるもので、当然もう一方は地球の影によるものです。そう、月蝕の写真は左の写真です。よくみると、月蝕の写真ではクレーターの影も見当たりません。(太陽の光は正面から射しているので)。※比較するために像は回転させています。

 次の写真は天王星(右上青色)と共に写っている皆既月蝕中の月です。

右の大きな写真は、天王星(右上に見える)の一部が月に隠れている、決定的瞬間の写真です。

※ 望遠鏡を使っているので、像は左右・上下逆さまです。

<天文研究部>令和4年8月27・28日 明石市立天文科学館で、プラネタリウム解説をしてきました。

「プラネタリウム解説動画をつくり、星空の感動をつたえよう」というテーマで行われた兵庫県の「咲いテク」事業に参加し、「高校生がプラネタリウム解説に挑戦!」という時間枠の中で、各グループ5分程度の発表を行ってきました。

県下の9校、約50名が参加し、9グループに分かれて解説内容を作成し、四季それぞれの夜空の解説を行いました。本校は11名が参加しました。本校は、11名が、2・3名ずつに分かれて5つのグループに入りました。春・夏・秋・冬は2グループです。

夜空に現れる大三角形や星座、それにまつわる神話など、さりげなく説明する姿にあまり緊張はなく、盛大な拍手をもらっていました。

どきどきの自己紹介 やったー! 笑顔いっぱい

 

 

<天文研究部>令和4年8月22日 明石市立天文科学館で行われた、咲いテク事業に参加してきました。

午後1時に休館日である月曜日(8月22日)に、参加する他の8校と共に明石市立天文科学館に行ってきました。

「プラネタリウム解説動画をつくり、星空の感動をつたえよう」というテーマのもと、四季それぞれの星空の特徴を捕まえた解説を、他校と交流しながら作成するためです。

 少人数のグループに分かれて、意見を出し合い、資料にあたり、まとめていくという過程を経て、とにかく発表できるところまでこぎつけました。

 実際の真っ暗なプラネタリウムドームで手元が見えない中、(矢印の)ポインターで星を指し示しながら解説をする難しさと楽しさを満喫したのではないかと思います。時々、ポインターの矢印(⇒)が天空をさまようのも愛嬌でした。

 この日は、このプログラムの参加者が、お互い、お客さんになって解説を聞きました。しかし、8月27日・28日は、この明石市立天文科学館で、一般のお客様を前にして、解説することになっています。(12時から13時の間です。定時のプログラムの休憩の間に特別に入れてもらっています。)興味ある人は、是非科学館へお越しください。

 

 〔 天文科学館のホームページ(今回の分に関しての):https://www.am12.jp/topics/high-school_pla/

相談中窓の外は瀬戸内海プラネタリウム投影機のそばで

発表が始まります。

夜の観望会 明石海峡大橋も見える

 

 

 

 

 

 

 

<天文研究部>令和4年4月5日(火) 明石市立天文科学館の「シリウスB」観測会に参加しました。

 

 明石市立天文科学館から声をかけてもらって、三田祥雲館「科学部天文班」と一緒に「シリウスBの観測会」に参加しました。何人かの同好の方たちも一緒でした。

 自己紹介の後、館長の井上さんに展示物の説明を聞きました。日時計広場では、明石の夜景と、夕陽を受けて光りながら夕空を進む宇宙ステーションISSを観察、みんな携帯のカメラを向けていました。

いよいよ望遠鏡のある天体観測室へ。

 美しい、そしてクレーターのはっきり見える細い月を観察。本命の「シリウスB」の前に、「リゲルとその伴星」を観察しました。

いよいよ、「シリウス」ですが、…。「主星シリウス」は、はっきり過ぎるぐらい明るくみえるのですが、伴星「シリウスB」は、「みえた!」という声と「見えない…」という声が混じりました。見えない人は、何度も望遠鏡をのぞいていました。 

 

帰り道は、三田祥雲館の生徒と話をしながら明石駅へ向かっていきました。