研修の様子
6月5日(月)ⅢB1201 教育経営講座A(第1回)
講 義
学校経営を振り返って
県立三木高等学校長 桂 敦子
講 義
教育法規の基礎
演 習
教育活動を支える教育法規Ⅰ
・学校教育活動と教育法規
(受講者の感想)
・日常の業務の中で、教育法規をあまり意識することはありませんでしたが、学び直す良い機会になりました。桂校長先生のお話もとても魅力的でした。
・私たち教職員の服務が教育法規に基づいていることが良く理解できました。教育法規への正しく、深い理解は今後の勤務に役立つと感じました。
・教育法規を理解することが、自分自身や生徒たちを守ることにつながると感じました。自分の資質向上が、学校全体や教職員に還元できるように取り組んでいきたいと思います。
5月18日(木) ⅢF1302 教員のためのICT活用講座
講義・演習
ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性について
・一斉学習における教員による教材の提示
演 習
学習効果を高めるためのICTの活用
・写真教材の作成
・アプリを活用した動画の作成
演 習
教育の情報化の推進について
・ICTを活用した授業の充実のための校内研修のあり方
(受講者の感想)
・今まであまり積極的にICTが使えていなかったのですが、今後は、子どもの主体的な学びを促したり学びを深めていくために、有効に使えるようどんどんICTを使うことにチャレンジしたいと思いました。
・ICT はあくまでツールであることを意識しておかないと使う事自体が目的になってしまうと改めて思いました。また、効果的なものにするためにもしっかりと考えて準備しないといけないと思いました。
・情報においては特に得意不得意が多く、自分自身も情報担当として、それに困っていたが、今年度はそれを見越した上で研修を企画し、勤務校のために頑張りたいです。
12月9日(金)ⅢD1104 人権教育講座
(研修の概要)
講義:SNSとの上手なつきあい方-匿名の誹謗中傷 その現状と対策-
講師 (株)情報文化総合研究所 代表取締役 佐藤 佳弘 先生
演習:SNSによる人権侵害をさせない指導の工夫と改善
・SNS の「上手なつかいかた」を考える教材の活用
・事例集(文部科学省、総務省等)を基にした指導プランの作成
(受講者の感想)
SNSでの人権侵害に関する指導案をグループで考えるのは面白かったですし、作成した指導案を異なった校種の先生と交流できたことが大変参考になりました。教材の参考になる動画コンテンツの種類の多さにも驚きました。実際に取り入れていきたいです。
午前中の講義では、なんとなく気になっていたSNS(インターネットのトラブル)についての事実が明確になり、新しい知識を得ることができました。午後からの演習では、様々な角度からの意見やアイデアを聞くことができました。非常に実りの多い1日となりました。
11月25日(金)ⅢC1107 (中)社会科授業実践講座
(研修の概要)
公開授業
社会的事象を多面的・多角的に考察する力の育成をめざした授業の提案
姫路市立白鷺小中学校 教諭 細野 翔太
発表
課題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業実践
丹波市立山南中学校 教諭 川崎 良太
演習・協議
タブレット端末等を活用した「歴史的分野」の授業づくり
・Jamboardを活用して、情報を共有、分類、比較、関連付ける活動
(受講者の感想)
・単元を貫く問いを設定したいです。また生徒が考える幅が大きくなるような授業を展開していきたいと思いました。社会科は知識を暗記する教科ではなくて、知識を活用したり、思考したりする授業でありたいと思います。
・授業を組み立てていく時に、問いの設定や資料の精選、生徒がより思考を深めることができるような学習活動を取り入れることなど意識して取り組んでいきたいと思います。研究授業のように時間をかけて取り組むことは難しいと思いますが、今日の講座の中で普段の授業の中でも生かせる様々なアドバイスを得ることができたので、今後につなげていきたいです。
・2つの授業実践の実例やその考察を通して、多面的・多角的な思考を深めるヒントがたくさん得られました。細野先生の実践では、同じ意見の生徒同士でも意見を交流させていた点、他の意見の理由についても考察し、自分の意見を裏付けるように指示を出していた点、交流後に意見の変化をアウトプットさせていた点が効果的で面白いと感じたので、実際に実践していきたいと思いました。川崎先生の実践では、生徒自身の活動を通して単元の問いを設定する点が斬新でした。実際に担当している生徒の実態などに合わせて工夫して実践してみたいです。社会科は内容も多く、全てにおいて活動を取り入れるのは難しいですが、単元ごとにこうした授業の機会を設定していきたいと思いました。
11月24日(木)ⅢC1256(高)農業科・水産科教育講座B
〔研修の概要〕
講 義 野生動物管理の進め方
ー野生動物による農林業被害対策ー
兵庫県立大学 教授 横山 真弓
演習・協議 科学的、計画的な野生動物管理の手法
・野生動物管理の実践から学ぶ
講義・演習 人と動物との共存に関する学習の在り方
・プロジェクト学習を活用した学習展開
〔受講者の感想〕
- 今回の研修を受講し、野生動物による被害増加の要因と科学的管理の基本的な知識を身に付けることができた。また、被害対策では、防護柵の実際の設置方法について理解を深めることができた。
- 学校内の圃場で実際に鳥獣被害に遭うこともあり、授業でその対策について指導することがある。したがって、鳥獣被害については十分理解しているものと思っていた。しかし、わずか10年足らずの間に、被害状況も対策も大きく変化していると知り、たいへん驚いた。最新のトピックとして、自分の知識もアップデートし、生徒にも過去からの変遷も含めて教えていく必要があると感じた。
- プロジェクト学習における課題設定についてのプロセスを学ぶことができ、指導方法についてイメージすることができた。今後も生徒へのコーチングの方法を意識しながらプロジェクト学習の指導に取り組んでいきたい。