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研修の様子

11月22日(火)ⅢC1111 (小中)音楽科授業実践講座

  

[研修の概要]

講義:音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力の育成をめざして

   -指導と評価の一体化に向けた音楽科の授業づくり-

   大阪教育大学 兼平 佳枝 准教授

発表:音楽的な見方・考え方を働かせる授業の提案

   ・タブレット端末の効果的な活用

演習:知覚したことと感受したこととの関わりについて考えさせる指導の工夫

[受講者の感想]

・兼平先生の講座では、今まで指導しにくいなと感じていた「雅楽」について新たな視点で教材を見ることができました。音楽的な見方・考え方を働かせるためには、共通事項のどの部分を身に付けさせたいのか、焦点化させることが大切だということを認識できました。また、知覚と感受のプロセスは普段から意識していたので、改めて大切だということを感じることができました。

・指導と評価の一体化については、よく聞く言葉だと思います。しかし、具体的にどうすることなのかが分かっていなかったと思いました。また、授業の中で、見えない音を共有するのは難しいと思っていますが、図形楽譜にし、見える化することで子ども達の思考が深まることがわかりました。

・授業内容の焦点化をすることが大切なことがよく分かりました。そうでなければ、目標や評価も曖昧になってしまうと感じました。ここで、必ず子ども達に身に付けさせたい力を中心に据えながら、授業を展開していくことが重要であると感じました。また、本校は小中一貫校なので、後期課程の先生とも連携して、小学校段階で身に付けさせたことがどう繋がるのか意識した指導をしていきたいです。

11月18日(金) ⅢC1105(小)外国語科授業実践講座

(研修の概要)

発表・実習

 言語活動の充実に向けたICTの効果的な活用

 

公開授業(VTR動画)

 考えや気持ちなどを伝え合う力を育む授業

 

演習

 指導と評価の一体化に向けた授業づくり

  ・コミュニケーションを行う目的、場面、状況を明確に設定した言語活動の充実

  ・評価を生かした授業改善

 

(受講者の感想)

・考えや気持ちを伝え合う授業について、具体的に教えていただき、とても参考になりました。授業の組み立てや言語活動について、色々と試してみたいと思いました。

・今まで自分自身が経験してきた英語の学習方法を押し付け、実際に使える英語を身に付けられるような授業になっていなかったと自覚できました。これからは正しい英語にこだわり過ぎず、何とか相手に自分の言いたいことを伝えようとすることができる手立てを考えて実践していきたいです。 

・外国語の授業は専科ではなく担任で行っていますが、まさに、教科書を教えているなあと振り返って感じました。何を教えるのか、どんな子どもを育てたいのかが明確ではなかったのだと思います。結局は、どんな子どもを育てることを目標にするのか、そのために何を使って何を教えるのか、何を経験させるのかということが、どの教科においても大切であることがわかりました。上村先生の実践をお聞きして、スラスラ言えなくても一生懸命相手に伝えようと思考し、知っている知識を使って伝えようと努力することが大切なのだとわかり、外国語科に感じていた苦手意識が少し克服されたような気がしました。

11月25日(金) ⅢC1108(中)数学科授業実践講座

(研修の概要)

公開授業・演習

 批判的に考察し判断する力の育成をめざした授業の提案

 ー「データの活用」領域における学習過程を意識してー

  明石市立魚住中学校 教諭 福嶋 佳男

 

 

 

 

 

発表

 「データの活用」領域の授業づくり

  三木市立三木東中学校 教諭 上村 裕之

 

 

 

 

 

演習

 数学的に考える資質・能力を育成するためのICTの活用

 (受講者の感想)

・批判的に考察することに初めて触れました。批判的と言っても、いい方向になるようにさまざまなことを考えることと知りました。生徒がいろいろな視点から物事を考え、生徒間で意見を共有するような授業を展開してみたいです。午後の箱ひげ図は、中学校に移行された学習内容なので、私自身もまだまだ勉強不足だと実感しました。たくさんの過去問や演習問題を解いて知識を深め、教材研究に努めたいです。Googleフォームで問題を作って実施してみたいです。スグラパ、GeoGebraも使いこなせるようになりたいです。

・データの活用では、自分自身の授業の中で深い所まで生徒に考えさせていない部分があると今回の研修を受けて思いました。多面的に考えさせるという点において、工夫した教材の提示や授業づくりが必要だと感じました。それが批判的な考察へとつながるのだと思いました。そのためにもICTなどをもっと活用していく方法を検討し、実践していかなければならないと思いました。また、Googleフォームは活用したいと思いました。 

 

11月11日(金)ⅢC1110 (中)英語科授業実践講座

〔研修の概要〕

講義: コミュニケーションを図る資質・能力の育成をめざして

   ―話すこと(やりとり)の言語活動を充実させる授業づくり―

 

 

 

発表:生徒が主体的に伝え合う力を育む授業実践

 

 

演習:生徒のアウトプットの質を高めるタブレット端末の活用  

   ・生徒が話したくなる目的や場面、状況の設定

   ・生徒の思考や情動が伴うやり取りの活動      

〔受講者の感想〕

・今まで取り組んできたところに、少し工夫をプラスすることで、もっと活発なコミュニケーション活動にできそうだと感じました。今の授業形態では、まだ主体的な活動が不足していると思うので、今日の講義や演習で学んだことを取り入れて、もう一度自分の授業を改善したいと思います。

・パフォーマンステストの評価については、そのテストの目的や何の力を評価したいかということをしっかりと持ちルーブリック作成しなければならないと再確認しました。英語でのやりとりを主体的に行える生徒を育成するために、見通しを持って帯学習などで積み上げたやりとりする力を身に付けさせる工夫をしていきたいと思います。英語教員としてアップデートすることができました。

11月15日(火) ⅢC1112(小中)図画工作・美術科授業実践講座

(研修の概要)

講義

 造形的な見方・考え方を働かせる図画工作・美術科の実現に向けて

    

 

 

発表 

 対象や事象に働きかけ、児童生徒が自ら主題を生み出す授業

 明石市立和坂小学校 主幹教諭 河合 健次

 

演習

 「表現」領域における造形的な視点を踏まえた授業づくり

  ・一人一人が表したいことを見付け、豊かに表現する題材の工夫

 

(受講者の感想)

・図工は、子どもたちが大好きな教科だけれど、指導するのは難しいと思っていました。子どもたちの豊かな想像力を生かした作品を期待して授業を行うのですが、「もう少し世界が広がればいいのになあ。図工を教えるとはどういうことだろう。」と悩んでいました。今日の講義で、図工における知識及び技能、造形的な見方・考え方、それを生かした作品制作とはどういうことかなど、今までなかった視点で考えることができ、非常に学びの多い研修となりました。多くの刺激を受けたので、早速明日からの図工の授業に生かしたいとワクワクしています。導入について具体的な方法を共有することができ、非常によかったです。何を学ばせたいのか明確に持つことで、作品が広がったり、正しい知識を得ながら楽しく学ぶことができたりするのだと感じました。図工についての疑問が少し減り、楽しかったです。

・題材を重ねる、足し算で考える、人間の総合力みたいな河合先生の話が良かったです。

・教員主導ではなく、子どもたち自身が考えた主題を大切にしたいと思いました。一人一人の作品にその子の思考が見える作品、また思考を見取ることができる教員をめざしたいと思います。