研修の様子
11月2日(火) ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座
11月2日(火) ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講 義:児童虐待等の問題と関係機関との連携について
講義・演習:学校における児童虐待等の問題への対応について
〔受講者の感想〕
- 教員は、児童と過ごす時間が長く、普段から児童のことを観察し、少しの変化にでも気づける存在であるため、虐待があったり虐待と疑われたりするときは学校組織として早急に対応し、できるだけ早く関係機関につなぎ通告する必要性を改めて感じました。また、虐待の背景には児童本人や家庭が困っていることを意識し、虐待によるトラウマがあることも意識しながら、学校での児童の問題行動等にも対応していきたいと思います。
- 児童虐待問題への対応について、研修前より具体的にイメージすることができました。特にジェノグラムやエコマップを描くことで、関係性や課題点の整理にもつながり、対応を検討していく上で必要だと分かりました。早速児童への対応に生かしていきたいです。
- 前半はこども家庭センターや福祉組織の概要について幅広く情報を得られました。学校現場からは見えない組織の実態は、共に協力体制にを築いていく立場として必要な知識でした。後半は、もし学校に対象児童がいたら?と具体的に考えることにより、勉強になりました。専門機関の知識を持っていること、エコマップなど組織で理論的に思考することが、より良い支援につながるのだと再確認しました。
11月1日(月) ⅢC1245(高)実習教員のための観察・実験講座
〔研修の概要〕
講義・実習 観察・実験、実習に関する基本的な知識について
協議・演習 観察・実験、実習を効果的に行う工夫について
〔受講者の感想〕
- タブレットを利用して、教科書に記載されているQRコードを読み取り、映像を生徒に見せることは、理解を深めることにつながると思った。
- 今回の研修で色々な知識やアイデア、技術、工夫を聞くことができ、本校でも取り入れたいと思った。
- 予備実験の様子を動画等で事前に生徒に見せることは、効果的であると感じた。
10月28日(木)ⅢC1241(高)商業科教育講座B
〔研修の概要〕
講 義 地域社会の課題解決をめざしたビジネス創造
-地域社会の課題をビジネスに変える-
NPO法人 cambio 代表 後藤 高広
協 義 高等学校と大学の接続・連携
-発展的で持続可能な商業教育をめざして-
中村学園大学 講師 土井 貴之
協 義 課題研究と商業教育の在り方
-主体的な学びを促す取組-
NPO法人 カタリバ 職員 土屋 果樹
〔受講者の感想〕
- 商品開発の授業は今までも行っていましたが、もっと地域に目を向けていかなければならないと気付きました。今後は、そのことを踏まえて授業を行いたいと思います。
- 経験を積んでいくなかで、自分自身がスキルアップを心がける大切さを再確認できました。
- 総合的な探究の時間や課題研究において、生徒のやる気や探究心を引き出すヒントが得られたように思います。しっかりと指導できるように努力したいです。
10月25日(月)ⅢC1219(高)地理歴史科・公民科授業実践講座(第2回)
〔研修の概要〕
演習・協議 1人1台端末を活用した授業実践
〔受講者の感想〕
- ICTの活用方法をたくさん紹介していただいて、とても参考になりました。ICTを活用しながら生徒の深い学びにつなげていきたいと思いました。また、「社会的な見方・考え方」を意識しながら授業づくりを行っていきたいと思いました。
- たくさんの先生の授業におけるICT活用方法を聞き、自分では思いつかない発想を得られ、良い刺激となりました。
- 本日の研修を通じて、新たな授業の切り口を発見することができました。新たに学んだ方法を実践して、生徒がより興味関心をもって主体的に取り組めるような授業を目指したいと思いました。
10月22日(金)ⅢC1221(高)数学科授業実践講座(第2回)
〔研修の概要〕
演習・協議 1人1台端末を活用した授業実践
・ICTを活用した数学的活動の充実
〔受講者の感想〕
- 各グループの発表は、自分が気づいてない内容が多くあり大変参考になった。今日得たことを参考にしながら、ICT機器を活用することが自己目的化してしまわないように、場面に応じて活用していきたい。
- 本日の学びは勤務校に持ち帰り、個人だけでなく、数学科としてチームで取り組み、実践していきたい。
- ICTを活用するにあたって、生徒の実態を把握することは不可欠である。演習・協議の中で、勤務校の生徒に合うと考えられる活用法を多数得ることができた。
10月22日(金)ⅢC1223 (高)理科授業実践講座(第2回)
〔研修の概要〕
演習・協議 1人1台端末を活用した授業実践
・観察、実験の過程におけるICTの活用
〔受講者の感想〕
- 各先生方の取組から、実験動画の効果的な使い方や課題の設定など、ICTの活用方法について学ぶことができました。
- ICTを使った授業のアイディアを得ることができました。生徒の学習の補助となる考え方や、実験への活用方法について今後、工夫していきたいと思います。
- ICT活用が目的ではなく、あくまでも生徒の学びのための手段であり、ICTを活用する場面と活用しない場面を使い分けることが大事だと分かりました。
10月25日(月)ⅢB1202 教育経営講座Ⅱ
〔研修の概要〕
講 義 学校改善における組織マネジメントの在り方
兵庫教育大学大学院 特任教授 浅野 良一
演習・協議 学校の課題をチームとして解決するために
〔受講者の感想〕
- マネジメントをどのように活用してどのように実践すれば良いのか理解できた。
- 学校の教育目標を達成するために強み弱みを考えて方策を立てるという点は、今後実施していかなければならないことだと思い、良いきっかけになった。
- 学校を俯瞰的に見ることの必要性を知ることができた。
10月20日(水) ⅢC1104 ⅢC1110 (小中)理科授業実践講座
〔研修の概要〕
【小・中共通】
講義 問題解決の力を育成する学習過程の充実と学習評価の在り方
【小学校】
演習 問題を科学的に解決する資質・能力を育成する授業づくり
実習 「地球」を柱とする領域の観察、実験
【中学校】
演習 科学的に探究するために必要な資質・能力を育成する授業づくり
実習 「地球」を柱とする領域の観察、実験
〔受講者の感想〕
【小学校】
・今回の研修で科学的に問題を解決するよさや面白さを再認識でき、実践してみようと思いました。
・学習問題の設定の仕方については、今後どの単元でも使っていけそうです。導入から繋がりを持って学習に取り組んでいけるように仕組んでいきたいと思います。
・ICTの活用により、学びの手助けになったり、より深い理解につながったりすることを学びました。ICTの活用もよく考えて工夫することでより子どもたちの理解や学びにつながると思うので、また今日の学びを活かしていきたいと思います。
【中学校】
・問いの設定からしっかりと行うことが大切だと学ぶことができました。明日の授業から自身の授業を見直し、授業改善を図っていきたいです。
・lCTの活用例を体験することができたので、効果的な場面を考えながら、授業でも実践してみたいと感じました。
・学習評価に関してまだぼんやりとしか理解できていなかった部分について、自分の中で形になりそうな考え方を得ることができました。
10月19日(火)ⅢE1307(高)県立学校情報担当者養成講座(第2回)
10月19日(火)ⅢE1307(高)県立学校担当者養成講座(第2回)を実施しました。
(研修の概要)
協 議 校内研修の実践発表
講 義 学校教育情報セキュリティ・システム担当者の役割
演 習 校内LANの運用・管理と障害対応
・セキュリティの考え方
・L2スイッチ、アクセスポイントの障害対応
(受講者の感想)
・インターネットに繋がらない際の対処方法について、コマンドプロンプトでpingを飛ばす方法を学ぶことができた。
・色々な学校の取り組みが聞けたり,困難を共有できたことが次の学びにつながっていくと感じた。
・情報機器に長けた先生に頼るだけでなく学んだことを活かして、協力していきたい。
・教育の情報化を進めるにあたり協力してもらえる教員を増やして、より良い職場環境をつくっていけるように自分自身が動いていきたい。
10月15日(金)ⅢC1227(高)保健体育科教育講座
〔研修の概要〕
講 議 豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
ー主体的に健康を管理し改善する力を育むー
演習・協議 計画的、継続的に運動やスポーツを実践する力を育成する実技指導の在り方
・安全に配慮した指導
・発達段階を踏まえた指導
・主体的に体力向上を図る態度の育成
〔受講者の感想〕
- 評価規準の作成については、学校で取り組んでいるところであり、大変参考になりました。また、生徒の個性を引き出しながら、適正に評価の場面を作っていく必要があると感じました。
- 演習・協議では、簡単なものから徐々に難易度を上げるための指導方法を知ることができました。今後は、生徒の実状に合わせて活用していきたいと思いました。
- 自分とは違う視点から、様々な体つくりや体ほぐしの実践例を見ることができました。また、発達段階に応じた指導を行い、計画的、継続的にスポーツを楽しむ実技指導の在り方について学ぶことができました。
10月11日(月)ⅢC1226(高)英語科授業実践講座(第2回)
10月11日(月)ⅢC1226(高)英語科授業実践講座を実施しました。
(研修の概要)
演習・協議:1人1台端末を活用した授業実践
・英語によるコミュニケーションを活性化するICTの活用
(受講者の感想)
- 日頃から英語による大量のインプットの重要性を感じていたが、その手段がなかなか思いつかなかった。多くの先生方の授業実践を見せていただいて、様々なヒントや気づきを得ることができたので、授業の実践に役立てたい。
- Good noteを使用した教材を提示、フリップグリッドを使用した生徒のスピーチ動画の共有やディベートを準備する方法など、具体的なICTの活用方法について学ぶことができた。
- 普段の授業で使えるアプリや、国際交流におけるICTの活用など幅広い実践方法を学ぶことができた。先生方の取組を見て、これからも様々なICT活用に積極的にチャレンジしていきたいと思った。
10月12日(火)ⅢC1239(高)工業科教育講座B
〔研修の概要〕
演 習 実習等における安全教育
・安全教育のための教材作成
演 習 実習等における安全管理
〔受講者の感想〕
- 安全管理と危機管理の違いや、学校安全マニュアルの大切さを改めて学ぶことができた研修でした。今後の授業では、怪我をしないための安全管理と何かが起こったときの危機管理を考え、教育活動を行っていきたいと思います。
- 技術は常に更新されているので、最先端の技術を得るために情報収集を行い、安全管理や危機管理に努めなければならないことを学びました。
- 今回の研修を通して、安全の重要性や法令を遵守することなど、実習における指導方法について理解を深めることができました。
10月11日(月)ⅢC1217(高)国語科授業実践講座
〔研修の概要〕
演習・協議
1人1台端末を活用した授業実践
- 思考・表現のツールとしてICTを活用する
〔受講者の感想〕
- Wordの合理的な使い方を覚えたので、早速使用していこうと考えています。今回自分たちが取り組んだことが生徒もできるようになれば、どのような授業が可能になるかということがイメージできました。
- 「文章を書くことにICTを活用する」という考えのもと、アウトラインプロセッサを生徒に使用させるというのは、ぜひ私自身実践したいと思いました。国語の授業はもちろんですが「総合的な探究の時間」で論文を作る際にも実践したいと思いました。
10月5日(火)ⅢC1335(高)情報科教育講座C
〔研修の概要〕
講 義 高等学校段階におけるプログラミング教育
・共通教科情報科におけるプログラミングの指導内容
発 表 高等学校におけるプログラミングの授業実践
・プログラミングに関する自校の取組
演 習 プログラミングを使った問題の解決
・Pythonを利用したシミュレ-ション
〔受講者の感想〕
・教科「情報」としての情報教育を学べた。アルゴリズムを教える導入の仕方、pythonについて学べた。
・Pythonのプログラミングは初めてだったので、研修に参加することができてよかった。また、他校の先生方と情報交換することができ、有意義であった。今後も色々とチャレンジし、授業で取り入れていきたい。
・生徒に考えさせる活動を取り入れることの重要性を実感した。時間の関係もあり、プログラミングをやっていると、プログラムのコードをすぐに提示しがであるが、どのように処理を行うかの流れを生徒に考えさせることが大事だと感じた。
10月1日(金)ⅢC1244(高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座
〔研修の概要〕
講 義 探究的な学びを実現する授業とその評価の在り方
京都大学大学院 准教授 石井 英真
演習・協議 生徒の探究的な学びを実現するための課題を構想する
・探究の過程を高度化させるための教師の支援
〔受講者の感想〕
- 講義での「教師の学びと子どもの学びは相似形」という言葉が印象に残りました。BYODも始まるため、教員全員の意識が変わるような取組に挑戦できればと思います。
- 総合的な探究の時間を学校カリキュラム全体の背骨として位置づけ、他の教科とも連動させる必要があることを学びました。
- コンピテンシーベースの学びを進めるにあたり、本日学んだ内容は積極的に実践していきたいと感じました。
- 演習・協議では、実際に体験することで「課題の設定」は難しいと感じることができました。生徒にとって身近で興味のあることにスポットをあてられるように、対話をし、外部の専門家などと連携ができるように教師は支援することが大切だと学びました。
令和3年9月27日(月)ⅢC1218(高)地理歴史科・公民科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 新学習指導要領でめざす授業の在り方
ー新科目「公共」を中心にー
講 師 福井大学 教授 橋本 康弘
演習・協議 社会に見られる諸課題を解決する力を育成するための授業づくり
ー新科目「公共」を見据えてー
〔受講者の感想〕
- 講義では、授業の動画を見せていただいたので、社会的な見方・考え方を身につけさせる授業展開を具体的にイメージすることができました。
- 「公共」では、生徒が考察・構想することが重要であるため、その思考や議論を深めるための教員の支援・発問がこれまで以上に重要であることがわかりました。育成したい生徒の資質・能力を見据え、見方・考え方を働かせる問いを設定することを意識し、授業改善に努めたいと思います。
- 身近な課題を通して、生徒に社会に参画する力をつけさせたいと思いました。
令和3年9月28日(火)ⅢE1303(中高)生徒が使って学ぶタブレット端末活用講座
〔研修の概要〕
講 義
ICTで学びを変える
・学習の基盤となる情報活用能力
・学習過程の質的改善につなげるタブレット端末活用
発 表
生徒がタブレット端末を活用した学習活動
-先進校の授業に学ぶ-
演 習
問題解決や探究における情報活用
〔受講者の感想〕
・今日の講座を受けて、まずはICT機器を積極的に使ってみようと思いました。初めは効果的に使えないかもしれませんが、試行錯誤を繰り返し、タブレット端末を有効に使っていけるように学んでいきたいと思います。
・授業のねらいとなる効果が出るよう、生徒にタブレット端末を使用させるには、まだまだ自身の勉強や研究が必要だと感じました。ICT活用の方法については、未知の部分を未知のまま通り過ぎてしまうのは、とても勿体ないので、様々な試みをしつつ、行き詰った際には周囲の協力も得ていきたいと思いました。
令和3年9月24日(金)ⅢE1308 児童生徒の情報モラル育成講座
〔研修の概要〕
講 義
児童生徒が利用するインターネットの世界
・ネットワーク上のトラブルの実態
情報社会に主体的に参画する態度を育む指導
・楽しいコミュニケーションを考えよう(LINE×静岡大学)
演 習
情報モラル育成のための授業づくり
〔受講者の感想〕
・具体的な指導について学ぶことができました。特に、人それぞれで価値観や感じ方が違うということを念頭に置き、議論し、リスクを共有することが大切であるというお話が印象的でした。また、リスクをグラデーションでとらえるという考え方も大変勉強になりました。子どもにルールを押し付けるのではなく、どうすれば楽しくコミュニケーションがとれるのか、リスクを回避できるのかについて、子どもたちとともに考えていきたいです。
・何のために情報モラルについて教えていく必要があるのかを再確認できました。学校生活の中のどのような場面で、どのような教育ができるのかも具体的に学ぶことができました。情報モラルに関する授業を設定することももちろん必要ですが、普段の生徒との関わりの中でできるアプローチもあるということがわかりました。できるところから実践していきたいと思います。
9月10日(金)ⅢC1216(高)国語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 新学習指導要領でめざす授業の在り方
―新科目「現代の国語」「言語文化」を中心に―
講 師 広島大学 副理事・教授 難波 博孝
演習・協議 新科目「言語文化」の授業構想
―生徒の具体的な学習活動を構想する―
・主体的•対話的で深い学びを実現する授業の工夫
〔受講者の感想〕
-
午前の難波先生の講義では、「現代の国語」「言語文化」について、自分たちでカリキュラムマネジメントを作る、というとても意欲が湧くお話をしていただきました。午後からはZoomを使って他校の先生方と具体的な話をすることができ、すぐにでも活用できそうなアイデアをたくさんいただきました。
-
本日の研修を通して、「現代の国語」と「言語文化」において何を中心に生徒に伝えていくのか、どのような気づきを与えるべきなのか、考えることができたように思います。特に古典分野については、古典と生徒との距離感を考え、それを縮めるためにどのような授業を展開すればよいか、考えることができました。新年度が始まるまでの残り半年、本日学んだことを意識して授業していきたいと思います。
9月13日(月)ⅢC1220(高)数学科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 これから求められる統計教育
-統計教育の充実をめざして-
神戸大学 教授 齋藤 政彦
演習・協議 統計的探究プロセスを経験させる授業の工夫
・「データ分析」の授業構想を中心に
〔受講者の感想〕
- PPDACサイクルについては、統計学習で意識したことがありませんでした。数Ⅰの最後の内容ということで、時間が押してしまい授業時間数を確保できていないことが多いですが、情報や総合的な探究の時間などとのつながりも意識して、少しでも内容を深められるようにしていきたいと思います。
- PPDACサイクルという新しい概念を学ぶことができました。PPDACサイクルにおいて、課題設定の段階から生徒自身が考え、次へのPPDACサイクルを考える意欲が湧くような授業の工夫をしていきたいと感じました。
- 統計教育については苦手意識がとても強かったのですが、データをもとに話し合って分析したりすることや、分析したことを数値に表したりすることは、生徒と一緒に授業を作っていく上でとても興味深いと感じました。PPDACサイクルを基準に授業計画を立てていこうと思います。