日誌

稲美町人権大会・万葉の森

 8月25日(日)、第33回稲美町人権大会(こころあった会)が、稲美町文化会館で開かれ、運営委員として参加してきました。
 司会は、地元稲美町の放送部員が務めました。閉会式では、松尾教育長より18年ぶりのNHK杯優勝が紹介され、会場から大きな拍手をいただきました。




 大会終了後、会場近くの稲美中央公園内にある「万葉の森」を訪ねました。新元号「令和」の典拠となった歌のプレートがあることから、テレビなどでも紹介され話題になった所です。





 秋の七草の一つである萩(ハギ)が咲き始めていました。





プレートは本校の万葉の庭のものです。

 後れゐて 吾はや恋ひむ 稲見野の 
                                          秋萩見つつ 去(い)なむ子ゆえに
                                                          阿部大夫(巻9ー1772)

【歌意】後に残る私は恋い慕うことでしょう。印南野(いなみの)の秋の萩を見ながら去って行くあなたのために。

 萩は141首も詠まれており、万葉集を代表する植物のひとつです。「万葉の森」はとても静かで落ち着いた場所です。秋の散策にぜひおすすめします。