【美術部】総合文化祭にて作品展示
第47回兵庫県高等学校総合文化祭・第72回兵庫県高等学校美術展に、本校美術部からは絵画3点、立体1点、計4点の作品を出品しています。
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F
開催期間:11月9日(木)~11月12日(日) 10:00~17:00
(最終日は16:00まで)
納得する作品に仕上がるまで前日まで連日集中して制作が続きました。部門ごとに出品できる作品数に限りがあるため、立体作品に初挑戦した部員もいます。
まだ熟れきらぬ青りんごのような部員たちの思いのこもった作品が、多くの方の目に留まり、心に残れば嬉しく思います。 会場近くにお立ち寄りの際にはぜひ直接ご覧ください。
「待ち合わせ」
「夜半」
「陰日向」
「CRAZY RACE in USA」
8日の展示作業後には、県立美術館のコレクション展・特別展(アーティスト「Perfume」の衣装展)を鑑賞するワークショップに参加し、他校の美術部生徒とも交流しました。
建築家 安藤忠雄氏 作、青春の青りんごの前で。
青りんごのオブジェは、兵庫県立美術館を設計した安藤忠雄氏が米国の詩人サミュエル・ウルマンの「青春の詩」から着想を得て制作・寄贈されたものです。最後に、その詩をご紹介します。
「Youth」 Samuel Ullman
Youth is not a time of life ― it is a state of mind ; it is a temper of the will, a quality of the imagination, a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity, of the appetite for adventure over love of ease.
Nobody grows old by merely living a number of years ; people grow old only by deserting their ideals.Years wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul.
Worry, doubt, self‐distrust, fear and despair ― these are the long, long years that bow the head and turn the growing spirit back to dust.
Whether seventy or sixteen, there is in every being's heart the love of wonder, the sweet amazement at the stars and the starlike things and thoughts, the undaunted challenge of events, the unfailing childlike appetite for what next, and the joy and the game of life.
You are as young as your faith, as old as your doubt ; as young as your self‐confidence, as old as your fear, as young as your hope, as old as your despair.
So long as your heart receives messages of beauty, cheer, courage, grandeur and power from the earth, from man and from the Infinite, so long you are young.
When the wires are all down and all the central place of your heart is covered with the snows of pessimism and the ice of cynicism, then you are grown old indeed and may God have mercy on your soul.
青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。