兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
2021年11月の記事一覧
産業社会と人間
11月5日(金)の「産業社会と人間」は、「プロフェッショナルin有馬」を実施しました。
「プロフェッショナルin有馬」とは、職業人をお招きし、仕事についてインタビューさせていただく、本校総合学科1年生の目玉となるプログラムです。
本年度の講師は牧場経営者、通訳士、博物館員、看護師、コンサルタント、ダンサー、消防士として三田市やその近隣都市で活躍されている方々です。
生徒たちは一人ずつ、高校時代の部活動や、勉強のこと、その仕事で一番大変だったこと、やりがいなどについてインタビューし、職業についての理解を深めました。
先生方のお話は、どれもその道のプロならではの、重みのある、興味深いもので、生徒たちは真剣なまなざしで話に聞き入っていました。
有馬高校生は、地元の方々に支えられながら学びを深めていることを実感したひと時でした。
講師の先生方本当にありがとうございました。
牧場経営者
通訳士
博物館員(大学教員)
看護師
コンサルタント
ダンサー
消防士
人と自然科 人博連携セミナー『秋の野原の虫取りで 触って感じる生物多様性』
10月29日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、今年度4回目となる「ひとはく連携セミナー」を受講しました。
第3回 人博連携セミナー『公園をデザインしよう』に関する記事はこちら
有馬高校 人と自然科 と 県立人と自然の博物館 とは、ひとはくセミナーの受講について協定を結んでおり、学校設定科目「人と自然」の授業で年間8回、生徒が県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から直接専門的な講義を受講してます。この日は『秋の野原の虫取りで 触って感じる生物多様性』をテーマに、八木剛研究員に講義をいただきました。
生物多様性とは生きものの豊かな個性とつながりのこと。地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で様々な環境に適応して進化し、3000万種とも言われる多様な生きものが生まれています。そして全てが直接的、間接的に繋がり合って生きています。講義後、生物多様性を実際に感じるため、人と自然の博物館の隣にある深田公園で昆虫を中心とした生きもの採集を行いました。虫とり網を手に、公園に繰り出します。
さあ、みんなで捕まえましょう。目標は一人3匹です。
先生からのアドバイスとして、がむしゃらに捕まえるのではなく、どこにいるのか考えることが大切とのことです。たとえば風が吹いているときには虫の行動が少ないので、止まってじっとしていることが多い・・など昆虫の行動を知っておくことも重要とのことです。
GETしました。捕獲した昆虫は、チャック付きの袋に入れておきます。
最初は「触るのが苦手・・・」と言っていた生徒も楽しく全力で捕獲している姿が印象的でした。
約40分かけて捕獲した昆虫を研修室に持ち帰り、ボードに書かれた種類ごとに貼っていきます。(かわいそうに見えますが、チャック付き袋に入れる方法が、羽などを傷めずに捕かまえておく、最善の方法なのだそうです。)
貼られた昆虫(生きもの)を先生が同定し、名前を記入していきます。結果はこんな感じです。
今回41名で虫とりし、60種類131個体を捕獲することができました。身近な公園だけでも生物多様性を感じることができましたね。
先生のお話では他のイベントに比べても多くの種類が捕獲できたとのこと。また、トンボや蝶など、飛行系の昆虫の捕獲割り合いが多いと言う結果でした。(小学生が同じプログラムを行うと、蝶よりもバッタが多くなる傾向があるとのことです。)さすが高校生ですね。
八木先生、興味深い講義、実習をありがとうございました。次回は11月5日(金)「第4紀末大量絶滅~失われた巨獣たちの世界」をテーマに、ゾウやサイなどの大型獣の絶滅と人間との関係について三枝春生研究員から講義をいただく予定です。楽しみですね。
福祉講演会(対人援助職のセルフケアとエンパワメント)
11月4日(木)Office Kuriharaより栗原先生をお招きし、セルフケアやエンパワメントについてお話を伺いました。対象は総合学科福祉系列の3年生です。
セルフケアの語源はもとは旅客機に関する用語で、事故などで酸素マスクをつけなければならない時、まず自分がマスクをつけて、それから子どもなど自分でつけられない人につける、という手順から来ています。すなわち、セルフケアは自分で自分の健康を管理することですが、対人援助に就く人は、自分のことを後回しにしがちと伺いました。そしてストレスに気づけないうちに身体を壊してしまうこともあるようです。
そういったストレスにも、不快ストレスと快ストレスがある、ということを学びました。何か目標に向かって努力するときの頑張りなどは快ストレスに分類されるそうです。自分のこころの状態をよく知ろうとすること、またストレスに対応する術をたくさん身につけておくことが重要です。まとめとしてグループワークを実施し、今日の気づきをシェアすることができました。
また、栗原先生は相談業務や人権擁護のお仕事もされており、さまざまな人とコミュニケーションを取ることの大切さを教えてくださいました。これから対人援助に就く生徒たちにとっても大変有意義な情報だと思います。コミュニケーションツールが一つでも増えると、患者さん、利用者さんとの交流が一歩前進するのではないでしょうか。子育てや認知症高齢者とのコミュニケーションにも役立つそうです。早速実践していきたいと思いました。
貴重な資料やお話をありがとうございました。次回は11月18日に「虐待予防」についてご講演いただく予定です。
人と自然科 農業クラブ ハニーFMに出演し全国大会報告&秋の農業祭告知
11月2日(火)地元FM局『ハニーFM』のハイスクール特派員登場のコーナーに人と自然科の生徒4名が出演し、農業クラブ全国大会開催の報告と秋の農業祭の告知を行いました。
今回の放送のアーカイブリンク先(HONEYFM HP)はこちら
現在ハニーFMでは、三田市内4校が持ち回りで毎週火曜日17:15から ハイスクール特派員登場 のコーナーを担当し、学校行事や大会、特色ある授業について紹介しています。今回担当したのは、第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会意見発表会生徒実行委員長、副委員長の生徒と、有馬高校農業クラブ会長・副会長の生徒の4人です。生放送の前最後の打ち合わせです。
まずは第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会意見発表会運営の報告です。
2人は約3年前、入学した瞬間からこの大会を運営することを決意し、準備してきました。
第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会意見発表会運営頑張りましたの記事はこちら
準備で大変だったこと、7月のリハーサル大会を踏まえ、自分たちで考え様々なことを改善したこと、全国から集まった農業高校生との交流、参加者アンケートでたくさんの嬉しメッセージが書かれていたこと・・・など大成功に終わった意見発表会について紹介しました。また、3年間の学びの集大成である課題研究発表会についても紹介。「最後まで人と自然科で農業を楽しく学びたい。みんなで楽しく卒業したい。」の言葉で前半は終了しました。
後半は来週の11月13日(土)に開催される秋の農業祭についての告知です。先日農業クラブ会長、副会長に立候補、信任された2年生の生徒にバトンタッチしました。
2人が会長、副会長に信任された令和3年度農業クラブ総会の記事はこちら
自分たちで栽培したダイコン・ハクサイなどの野菜、パンジー・ビオラなどの花苗、ハボタンやモチ米、ギンナンなど、自分たちの学びの成果である農産物販売についてアピールしました。また、焼き餅やポン菓子などの食品バザーが新型コロナウィルスの感染防止のため中止となったこと、そして食品バザーの代わりに農業クラブが販売する物品バザーとして、オリジナル缶バッジやTシャツを販売することなどを紹介しました。
「ダイコン・ハクサイなど人気なものは売り切れてしまうのでお早めに・・・モチ米もとても人気なので早めに手に入れて下さい。Tシャツも忘れずに・・・」というメッセージで、楽しかった放送時間は終了となりました。
秋の農業祭に向け、人と自然科一丸となって頑張りましょう。地域の皆さまのお越しをお待ちしております。
人と自然科 第72回日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会にて優秀賞受賞
第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会農業鑑定競技会に人と自然科生徒2名が出場し、K・Sくんが見事優秀賞を受賞しました。
第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会公式HPはこちら
全国の農業高校生にとって最大のイベント、「農業高校の甲子園」、「農業高校のインターハイ」と呼ばれているのが農業クラブ各種競技会です。その全国大会が今年は兵庫県で開催され、10月26・27日には有馬高校でも『意見発表会』が開催されました。
県内各地で競技を終え、10月28日(木)には神戸文化ホール&総合体育館に全国の参加者が集合し、大会式典が開催されました。
式典会場には兵庫の農業や県内11校ある農業高校も紹介。有馬高校 人と自然科ブースも生徒実行委員が設営しました。
早速大会式典会場、神戸文化ホールに入ります。
兵庫県の紹介などの動画を見た後、いよいよ式典開始。大会式典生徒実施委員長の開会宣言の後、クラブ旗入場。大会旗に続き、全国49の単位クラブ旗が入場し壇上に並びます。
式典では、生徒実行委員長、日本学校農業クラブ連盟会長のあいさつはもちろん、末松文部科学大臣も来賓としてご臨席いただき、励ましのメッセージをいただきました。
いよいよ結果発表。最優秀賞には名前が呼ばれませんでしたが、見事優秀賞を受賞することができました。
模範発表の後、最優秀賞者に日連表彰、文部科学大臣表彰、農林水産大臣表彰などが授与されました。そして大会旗が兵庫県から次年度開催県の石川県に手渡され、最後はFFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌です)清聴、大会旗の退場で大会は幕を閉じました。
1.2年生の皆さん、先輩の活躍に負けないように、来年の北陸大会出場、そして入賞を目指し頑張りましょう。中学生の皆さん、人と自然科に入学し、農業高校の甲子園で日本一を目指してみませんか?皆さんの入学、活躍をお待ちしています。
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