兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
2022-3 Blog Entry List
「学習活動発表会」
3月16日(水)は、「令和3年度学習活動発表会」を実施しました。
今年は1月29日(土)の予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響により延期となり、各教室でのリモートによる
実施となりました。
第1部は、
1 オープニング
2 開会宣言
3 総合学科「産業社会と人間」~Making a dream~
4 人と自然2・3年「プロジェクト発表」~トクサで切り開く未来の農業~
5 総合学科2年次「総合的な探究の時間」~わたしたちにできること~
6 人と自然科2年「修学旅行」~人と自然NEO 循環型社会の実現に向けて~
7 総合学科 特色ある授業「ダンス」~Varmos a divertimos~
第2部は、
8 総合学科 特色ある授業「中国語」~学会説中文 中国語が話せるように~
「朝鮮語」~韓国の高校とのオンライン交流~
9 総合学科 課題研究「国語」~ディズニー作品における女性像の変遷~
10総合学科 課題研究「外国語異文化」~What you can learn from proverbs「ことわざから学べること」~
11農業意見発表「竹から始まる道しるべ~循環型農業の普及をめざして~」
12生徒代表あいさつ
13閉会宣言
のプログラムで進みました。
あいにくの動画による配信とはなりましたが、生徒たちの日ごろの学びの集大成とも言える発表は、
どれもすばらしく、1年間の成長を感じずにはいられませんでした。
人と自然科2年生進路実現に向けスタート 卒業生を囲む会実施
人と自然科2年生では1年後の進路実現に向け、本格的にスタートを切っています。
74回生が卒業式を終え1週間・・・3月8日(火)人と自然科2年生(75回生)の生徒を対象に、卒業生を囲む会が開催されました。卒業を迎えたばかりの先輩方に来校いただき、自分の目標としてきた進路を実現した経験を後輩に伝えるという、先輩、後輩のつながりが強い人と自然科ならではの伝統行事です。
速報!!74回生人と自然科進路実績は
↓↓こちら
今年も京都府立大学、龍谷大学、大阪電気通信大学、岡山県立農業大学校・神戸国際調理製菓専門学校、共和薬品工業株式会社、エフピコウエストロジ株式会社に進学、就職する7名の卒業生に囲む会への参加を快諾していただきました。つい一週間前まで制服姿で顔を合わせていた先輩方ですが、全員スーツ姿に変わり、大人の顔つきに見えました。
まずは全体会。自己紹介に加え、【なぜ、そしてどのようにして進路先を決定したのか】【在学中に取り組んでおいた方が良いこと】についてお一人ずつアドバイスをいただきました。
コロナ渦で積極的にオープンキャンパスに参加できない中で、3年生に入るまで進学、就職、公務員など自分の進路について迷っていた先輩も多く、保護者はもちろん担任の先生や農場の先生に相談に行って進路を決めたとのことでした。また、昨年2年生として参加した、この会(卒業生を囲む会)で先輩からいろいろな話を聞き、自分の進路が定まったと言う先輩も複数いらっしゃいました。
在学中に取り組んでいた方が良いこととして、建機系の資格やビジネス文章実務検定など、人と自然科の特長である様々な資格取得、プロジェクト活動や意見発表などの農業クラブ活動、さらには小論文の練習などなどたくさんのアドバイスをいただきました。
全体会の最後には【後輩に伝えたいこと】を一言ずついただきました。『進路を勝ち抜くには、健康が不可欠。しっかり食べて、早く寝ることが本当に大切です。』『遠慮無く担任や農業部の先生に相談した方が絶対良いです』『3年生の前期が絶対に勉強しておくことをおすすめします』などアドバイスはもちろん、最後の『応援しています。』と言う言葉がとても印象的でした。
そして大学、農業大学校、専門学校、就職の4グループに分かれて分科会です。
先ほどの全体会で意識が高まっていたせいもあり、2年生からたくさんの質問が飛びだし、先輩は質問に一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
そして先輩からのアドバイスを忘れないように、メモをとる姿が印象的でした。あまりにも熱が入りすぎて、終了時間になっても2年生、卒業生ともに話が止まらず時間も延長となりました。
新生活の準備で忙しい中、後輩のために時間を作ってくださいました7名の卒業生の皆さん。本当にありがとうございました。このようにOB・OGがサポートしてくれるのも人と自然科の大きな魅力です。
75回生「総合的な探究の時間」1年のまとめ
3月の特別編成授業を活用し、総合学科2年次生の1年の学びとして、各クラスでポスターを作成しました。
「新聞読み方講座」を通して社会の出来事に目を向け、多角的に物事を捉えることを意識しました。SDGsワークショップも実施し、世界や日本がどのような行動をすべきか知ることができました。
また、「探究基礎講座」では3年次の課題研究に向け、基礎力をつけるべく、探究のサイクルを一通り体験しました。SDGsをベースに個人で課題を設定し、さまざまな社会問題を解決するために私たちができることについて発表しました。
その他にも、言語力ドリルや小論文模試を通して、進路実現に向け、自分の意見が他者に伝わるように文章で表現する力を養いました。このポスターは1月の学習活動発表会で展示する予定でしたが、体育館での実施が見送られましたので、ブログでご紹介します。
最後は修学旅行についての紹介です。
2年次の学びを、3年次でも存分に活かしてください!
「産業社会と人間」
3月9日(水)の「産業社会と人間」は、次年度の「総合的な探究の時間」のためオリエンテーション講座を、甲南大学経済学部教授 石川路子先生に実施していただきました。
探究には、洞察力、観察力が必要であるということを、「金持ちになるためには」「イケメンはお金持ちになれるのか」と言ったわかりやすい話題から話していただきました。
「一つのテーマを探究するプロセスを学ぶことによってビジネスパーソンに必要不可欠な洞察力を身につける」
そのためには、「『なぜ?』といろいろなことに疑問を持つようになってみる、世の中の事象に疑問を持ってみる」
というお話は、探究活動の目指す学びの姿であり、生涯にわたって学び続けることの大切さを考えさせてくれる授業でした。
おもしろく、引きつけられる先生のお話に、生徒たちは、真剣に自分で考え、周囲の友だちと考えを共有し、90分の授業は存分に頭を動かし、心を動かしていました。
今日のお話をもとにして、春季休業中に三田市の課題や魅力化について考えてくることが宿題となります。
ぜひ、当たり前に考えていることが当たり前ではないことに気づき、洞察力を働かせて、探究に望んでくれることを願います。
課題研究ガイダンス
3月8日(火)3,4限を活用し、総合学科2年次生に向けて課題研究ガイダンスを実施しました。課題研究は、総合学科の学びの集大成と言われており、自らが設定した課題の解決に向けて調査・研究していきます。その事前指導として、身近な三田市の課題について知るべく、三田市役所職員の方々にご講演頂きました。
①若者のまちづくり課より 「三田市全体の課題」
②まちのブランド観光課より「市外から見た三田の課題」
③産業政策課より 「内側からみた三田の課題」
と題し、さまざまな角度から三田市の課題について教えていただきました。三田市は過去10年連続日本一の人口増加率を誇り、現在11万人の人口を抱える都市です。しかし、移り住んできた世帯が今まさに高齢化を迎えており、今後も急速に進むと言われています。また、三田の観光や産業とも絡め三田の強みや課題について知ることができました。最後に
「あなたの夢は何ですか?将来の設計図、どのような未来を生きたいと思うか、どのような社会にしていきたいか、そういった視点を大切に課題に取り組んでいってほしいです」とのお言葉を頂きました。
本日伺った内容をもとに、3年次の課題研究へと進んでいきます。ぜひ大きな視点を持って研究に取り組んでいってください。三田市役所の皆様、お忙しいところ本日はありがとうございました。
2学年 進路ガイダンス~進路別説明会~
3月3日(木)、2学年(75回生)の生徒が「進路別説明会」を受けました。
まず「大学・短大・看護」、「専門学校」、「就職・公務員」の3分野に分かれ、それぞれの入試や試験の種類や特徴、今行っておくべきことなど、3年生になる前に知っておくべき事を中心に説明を受けました。
その後、40校以上の大学・専門学校の方から各学校の特徴や学ぶ内容、入試について詳しく説明を受けました。生徒はその中から希望する2つの学校の説明を聞きました。少人数に分かれて実施されることもあり、生徒からも活発に質問が出て、進路について自主的に考えていこうとする姿が印象的でした。就職希望の生徒は、就職に臨む心構えや、今年度のインターンシップ参加者の体験談を聞きました。
最後は教室で、今回聞いた説明を自分の進路に落とし込んでいくためのワークシートを記入しました。
人と自然科と総合学科の幅広い進路希望の生徒に対応した進路別説明会を通して、3年生となる前に、自分の進路をしっかり見据え、モチベージョンを高める機会になりました。
1学年 進路ガイダンス~分野別模擬授業~
3月3日(木)、1学年(76回生)の生徒が「分野別模擬授業」を受けました。
今回のガイダンスでは、まず文学や経済学、外国語、理学など12分野に分かれ、各分野で具体的に何を学ぶのか、その学びがどのような職業に結びついていくのかなどを、大学の先生からの授業を体験しながら学んだ後、全体会で文系理系問わず様々な分野の説明を受けました。
ほぼ英語で展開される授業や、身近な牛丼の価格の変化を通して経済の仕組みを知る授業など、より専門性の高い授業を体験しました。高校での授業とは少し違った授業にワクワクしながら聞き入り、笑顔で体験をする様子が見られました。また、就職・公務員講座では、就職に臨む心構えと社会人に必要なコミュニケーションについて学びました。
2年生からそれぞれの進路に応じたカリキュラムで学んでいく1年生にとって、次に考えていくことになる「学部・学科、専門学校、職種」の情報を体験しながら得ることができました。ここで得た情報をもとに2年生では自分の進路を具体的に考えながら深い学びにつなげていって欲しいと思います。
カタリ場
3月4日(金)1時間目から3時間目、1学年行事として、「カタリ場」を実施しました。
「関西カタリ場」所属の大学生約40名の運営によるイベントで、将来のなりたい自分の姿を対話を通して
模索する時間となりました。
最初に体育館で音楽が流れる中、大学生が生徒たちを迎え、対面をしました。
自己紹介の後、今までの16年間の自分を振り返り、楽しかったこと、頑張ったこと、悔しかったことを
開示していきました。その後大学生の体験をグループに分かれて聞き、振り返りをしました。
最後になりたい自分の姿をイメージし、約束カードを使って誓いを立てました。
生徒たちは、年齢の近い大学生のお兄さん、お姉さんとしっぽりと話をし、とてもすっきりした表情で体育館を後にしました。
今日の誓いを時々思い出し、新たな高校生活を送ってくれることを望みます。
「関西カタリ場」のみなさん、ありがとうございました。
「こころとからだの理解」校外実習
3月2日(水)「こころとからだの理解」選択生徒4名で、以前講演に来ていただいた土田さん宅へ訪問してきました。頸髄損傷のため、首から下が動かない土田さんですので、どのように住みやすい環境を整えているのか実際に見学させていただきました。
一般のアパートに賃貸で住まわれているので、改修することはできません。さまざまな道具を作りだしたり、色々な工夫をされていました。例えば、テレビのリモコンを固定し、口に加えたお手製のタッチペンで押して操作する、車いすの段差を越えるためにスロープを設置する、多くのヘルパーさんが関わるので、物品の所在を分かりやすくするなど、至る所に土田さんの気遣いがちりばめられていました。
車いすからベッドへの移乗は、リフトを利用されているので、実際に体験させていただきました。片手でリモコンを操作しながら、利用者さんの動きをサポートしていく難しさを知り、机上で学ぶことでは得られない知識を得ることができました。長時間にわたりお邪魔させていただきありがとうございました。
第74回卒業証書授与式
令和4年3月1日(火)、第74回卒業証書授与式が行われました。
新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置が発出中ではありましたが、無事執り行うことができました。
式は次第通り、滞りなく進められました。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。皆さんの今後の活躍を祈念いたします。
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