学年・専門部

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75回生修学旅行 人と自然科その8 早和果樹園見学 前半

 こちらは人と自然科です。

 二日目の午後からは和歌山県有田市にある早和果樹園の見学です。到着したら目の前に山積みのミカンが驚きです。

 

 早和果樹園さんは「みかん1個の価値」を高めるをモットーに、生産から加工、販売まで一貫して行う6次産業を先進的に行っています。また 全国果樹技術・経営コンクール農林水産大臣賞を始め、様々な賞を受賞されていることはもちろん、日本だけでなく世界中から多くの方が視察に来られるなど、今最も注目されている農業法人の一つです。その活躍から、若者が全国から集まってきている企業です。

 4班に分かれ、まずは加工場&農園の見学です。

 早和果樹園では皮をむいてから、薄皮ごと裏ごしするように搾るチョッパーパルパー方式を採用しています。この方式では最終的にはひとつひとつ人間の手でむいていくという過程が必要とのこと。手間暇かけていますね。

 次は選果場です。早和果樹園は自前で大きな選果場を所有しています。

 選果場には光センサーで1個ずつ糖度と酸度を測定するシステムを導入し高確率で品質をそろえることが可能となったようです。今は少し流れていくミカンの数が少ないですが、収穫がピークを迎える年末には圧巻の光景が見られるようです。

最後は果樹園です。

 施設の周りには早和果樹園が管理するミカン畑が見渡す限りに広がっています。

 収穫の時期には一面がオレンジ色の光景が広がること、そしてこの園地で消費者の方との交流会を行なっていることなどつながりの大切さを教えてもらいました。そして早和果樹園オリジナル品種 早和の香の紹介もありました。

 約1時間の見学は驚きの連続です。最後は社長さんからのお話と楽しいショッピングタイムです。この様子は 早和果樹園見学 後半で紹介します。

福祉講演会(介護職員が行える医療行為について)

1月13日(木)生活支援技術選択生徒対象に、「介護職員が行える医療行為」についてご講義いただきました。

医療行為とは、人の傷病の治療や診断または予防のために医学に基づいて行われる行為で、本来介護職ができないことです。しかし、利用者の状態が安定していることや医師からの指示等条件が整えば、行える行為もあります。例えば、体温測定や自動血圧計による血圧測定、異常のない爪の爪切り、自己導尿の補助などです。

特に介護の現場で需要の高い「喀痰吸引」「経管栄養」「胃ろう・腸瘻」などは、平成24年から研修・資格を受ければ可能なものとされています。しかしながら、看護師のように何でも実施できるわけではなく「咽頭の手前まで」といった条件があります。介護現場などではその制限に頭を抱えることもありますが、法律に反することのないよう自己判断は禁物です。

 

難しい内容もありましたが、生徒からの質問にも一つひとつ丁寧に答えていただき、大変有意義な時間となりました。最後にピンクリボン啓発運動のグッズ等いただき、その日一番の笑顔を見せていました。冨田先生、お忙しい中ありがとうございました。