2年リーガルマインド類型生徒の活動風景
2年生模擬裁判
12月16日(金)の午後、リーガルマインド類型2年生の生徒が甲南大学の法廷教室をお借りして模擬裁判を行いました。
コンビニエンスストアで起きた強盗致傷事件について、2学期に入ってから2班に分かれ、裁判に向けて準備を重ねてきました。今日はその総仕上げです。1年生は来年の模擬裁判に向けて、先輩の裁判を傍聴しました。また、今年は甲南大学法学部の松原英世教授にも模擬裁判の様子を見て頂きました。
実際の法廷を再現した教室に裁判官が入場すると、法廷内の空気が一瞬で変わり、緊張した雰囲気の中、裁判が始まりました。まずは、「人定質問」から始まり、「起訴状の朗読」、「罪状認否」に「冒頭陳述」と本当の裁判のように厳粛な雰囲気の中で裁判が進んでいきました。
そしてこの模擬裁判の最も重要な「証人尋問」と「被告人質問」です。それぞれが準備してきた質問を証人や被告人に行いました。2班とも11月末に行ったプレ尋問とは比べものにならないくらいに内容がよくなっていました。また、相手側が質問しているときも、必死にメモをとり「どこか矛盾がないか。」「何か攻められるところがないか」と必死で考えていました。どの役割の生徒も役になりきった迫真の演技で、傍聴している1年生の生徒たちも固唾をのんで裁判を見守っていました。
尋問終了後は裁判官による評議を行いました。これも3人の裁判官が、意見を戦わせ限られた時間の中で慎重に判決を決定しました。結果は2班とも「被告人は無罪」。裁判官のメンバーは検察官にも弁護人にも納得してもらえる理由をしっかりと考えて丁寧に伝えていました。
最後に松原教授よりご講評を頂きました。裁判の意義であったり、物事を論理的に考えていくことの重要性などの貴重なお話を伺うことができました、また、この模擬裁判の経験はディベートや面接、人に何かを伝えていく上で貴重な経験になるというお言葉も頂きました。
この2学期の模擬裁判の授業を通して、自分たちの主張をいかに論理的に積み上げ、相手を説得できるかを考えていくことができました。この経験を今後に役立てていきましょう。リーガル生徒の成長を感じることのできた1日でした。
模擬裁判のプレ尋問
11月21日(月)は弁護士の先生をお迎えして模擬裁判の本番に向けて、プレ尋問を行いました。プレ尋問は今までの授業で考えてきた「証人尋問」や「被告人質問」を初めて実際に行うものです。
今までの授業では様々なシチュエーションを想定しながら尋問内容を考えてきました。実際にやってみると、限られた時間の中でより的確な尋問を行っていくことの難しさを改めて感じたようでした。尋問終了後の弁護士の先生のアドバイスに生徒たちは熱心に耳を傾け、本番に向けて、尋問のさらなる改良を行っていました。自分たちの足りない部分やもっと深く考えなければならないことに気づくことができた貴重な一時間でした。終了後には自分たちから弁護士の先生に質問に行くグループもありました。
本番まで残り時間はあと少しですが、どのグループも最善を尽くしてよい模擬裁判になるようがんばりましょう。
弁護士による授業
2年生リーガルマインドⅠの授業の2学期の大きなテーマは模擬裁判です。
10月3日(月)の7時間目は、弁護士の先生による授業を行いました。
まず、弁護士の先生より裁判についての説明と裁判で重要となる「証拠」についてのお話をしていただきました。今後の模擬裁判に向けて、大変貴重なアドバイスをいただきました。
その後、裁判官、検察官、弁護人に分かれて今回の模擬裁判の「証拠」の検証を行いました。これがなかなか難しい・・・。どのグループも今回の事件の証拠がどういう意味をもつのかということを、それぞれの立場から慎重に考えていました。その後、グループごとに弁護士の先生から考え方についてのアドバイスをいただきました。
次回の授業からは、いよいよ尋問の内容を考えていきます。今日受けたアドバイスを次にしっかりと活かしていきましょう。
お忙しい中、授業をしていただきありがとうございました。
検察官による出前授業
9月5日(月)より2学期のリーガルマインドⅠの授業が始まりました。今学期の大きなテーマは「模擬裁判」です。その最初として神戸地方検察庁から検察官と検察事務官の方をお迎えして、裁判制度の理解や模擬裁判のポイントなどをテーマに出前授業をしていただきました。
まずは、刑事裁判と民事裁判の違いからお話いただきました。そして、そもそも「犯罪」とは何かという根源的なテーマから裁判について考えました。
続いて、検察官の役割や仕事内容について詳しく説明していただきました。生徒の中には検察官という仕事に強い関心を持っている生徒も多くとても熱心に耳を傾けていました。
そして模擬裁判をやる上での重要な視点についてのアドバイスをいただきました。まだ模擬裁判の役割は決定していませんが、裁判官、検察官、弁護人のそれぞれの立場での着目点をお話いただいたので、役割決定にむけても大いに参考になりました。
最後の質疑応答では、「印象に残っている裁判事案は?」という質問などが出て、実際の体験談を交えながら丁寧に答えて頂きました。授業終了後には検察官という仕事に興味を持つ生徒の追加の質問にも熱心に答えていただき、今後の進路を考えていくうえでも貴重な体験となったと思います。
お忙しい中、出前授業にご協力いただいた神戸地方検察庁の皆様、本当にありがとうございました。今日の経験を今後に活かしていきましょう。
神戸地方裁判所への校外学習
8月18日(木)の午後、リーガルマインドⅠの授業の一環として神戸地方裁判所へ校外学習へ行ってきました。
本来であれば7月の中旬に行く予定でしたが大雨警報が発令されたため夏休み中に延期となっていました。今回は天気にも恵まれ無事に見学に行くことができました。
到着後すぐに裁判の傍聴をさせていただきました。昨年度は新型コロナ対策として短時間しか傍聴できなかったのですが、今年度はほぼ裁判の最初から最後まで約1時間傍聴することができました。初めて裁判を傍聴するとあって、みんな緊張気味・・・。ピリッと張り詰めた空気の中での裁判傍聴は非常に良い経験になりました。弁護人や検察官が一つひとつの事実を丁寧に被告人に質問している様子を見学することができ、2学期から始まる模擬裁判に向けて多くの事を学ぶことができました。
その後は法廷を実際に見学させていただき、普段は座ることのできない裁判官の席などに座らせていただきました。そして最後は、質問タイムです。裁判所内部に関する質問や、裁判に関する質問に答えて頂きました。
今回、急遽計画を変更したにも関わらず、丁寧に対応してくださった裁判所の方々本当にありがとうございました。
今回の学びを2学期からの授業に活かしていきましょう。
リーガルマインドⅠ 1学期最後の授業
6月27日(月)は今学期最後のリーガルマインドⅠの授業でした。1学期は『街中で見かけた あれ?』をテーマに、社会の中にある矛盾や不合理なことを注意深く観察し、それを改善していくための方法などについて班で協議をしてきました。今日はその成果を発表するパフォーマンステストを行いました。
各班とも短い準備期間の中で、しっかりと情報収集を行い多面的な考察ができていたように思います。資料も見やすく、的確に選択した情報をのせていました。発表についても、原稿をしっかりと頭にいれ抑揚をつけたりジェスチャーを使って、わかりやすく相手に伝えようとどの班も工夫ができていました。昨年度のSDGs探究活動で学んだことが今回の発表に十分に活かされていたように思います。
2学期はいよいよ2年生のメインテーマ「模擬裁判」です。それに向けて考査後には「神戸地方裁判所」への校外学習も予定されています。しっかりと学んで「模擬裁判」への準備をしていきましょう。
リーガルマインドⅠ 講演会
リーガルマインドⅠの授業では、4月から「法」について考えたり、自分たちの身の回りのことに目をむけて「世の中の当たり前に疑問を持つ」ということを行ってきました。そしてGWには「街中でみかけたあれ?」というテーマで社会にある矛盾や不合理なことを観察してくるという宿題に取り組みました。
それらを踏まえながら、5月9日(月)7時間目に京都芸術大学の吉田大作先生をお招きして「地域社会の課題の改善策を考えるために」というテーマで講演をしていただきました。
講演会では、社会に存在する矛盾や不合理を解決に導く際の議論や考察の方法を、具体的な例をあげながら大変分かりやすくお話していただきました。
特に、『問題を発見することの重要性』や『現状を分析するためには「情報」を整理する力を身につけることが大切である』などリーガルマインドの授業だけではなく、社会に出てからも大切なことをたくさん学ぶことができた1時間でした。今日の学びをこれからに活かしていきましょう。
吉田先生、本当にありがとうございました。
44回生のリーガルマインドⅠの授業が始まりました!
4月18日(月)7時間目、44回生のリーガルマインドⅠ(2年生)の授業がスタートしました。1年生ではSDGsについての探究学習を行いましたが2年生では、「法と私たち」「地域に学ぶ」「模擬裁判」「課題研究に向けて」の4つのテーマで授業を行う予定です。
今日は、「テレビ番組の中の法」というテーマでグループワークを中心に授業を行いました。今日の目標は社会に「法やルール」が存在している理由を理解することです。2年目ともなるとグループワークもとてもスムーズです。どの班も意見交換を活発に行っていました。また、班で出た意見をマナボード(小さなホワイトボード)を使って行った発表も、見やすいように工夫をしたり、ユーモアを入れて発表するなど、見せ方にも工夫が見られました。この1年、積極的に授業に取り組み、様々な力を身につけてほしいと思います。がんばりましょう!!
2年生校外学習(兵庫県庁)
3月22日(火)の午後、リーガルマインド類型2年生は兵庫県庁に校外学習へ行きました。本年度最後の授業です。
最初にみどり展望園において、建物に対する工夫や展望園から見える景色についての説明を受けました。あいにくの雨でしたが、普段は意識しない神戸市内の特徴に目をむけることができました。
その後、災害対策本部室において防災についての講義を受けました。災害対策本部室は新型コロナ対策の会議などでも使用されており、ニュース等でもよく映っている場所です。それぞれの役割の席に座り会議の雰囲気を味わいました。阪神淡路大震災の状況を改めて知るとともに、現在の兵庫県の防災に対する取り組みについて多くのことを学ぶことができました。また、今後起こりうる災害に対して、自分たちがやらなければいけないことを考えることのできた充実した時間となりました。
そして最後に兵庫県公館にある県政資料室を見学し、兵庫県の歴史やまつわる人物について学ぶことができました。自分たちの住む兵庫県について改めて考える良い機会となり、視野を広げることのできた校外学習でした。
リーガルマインド類型の生徒は3年生になるといよいよ卒業論文に取り掛かります。この1年の学びをしっかりと活かしていきましょう。
模擬裁判
12月17日(金)の午後から甲南大学の法廷教室をお借りして模擬裁判を実施しました。今回の裁判はコンビニエンスストアで起きた強盗致傷事件です。2年生は2学期に入ってから2班に分かれ今日の日のために準備を重ねてきました。また、1年生は来年の模擬裁判に向けて、先輩の裁判を傍聴しました。
実際の法廷を再現した教室を前にどちらの班も緊張した面持ちで裁判が始まりました。2班とも11月末に行ったプレ尋問とは比べものにならないくらいに内容がよくなっていました。どの役割の生徒も役になりきり迫真の演技で尋問を行っていました。尋問終了後は裁判官による評議を行いましたが、これも3人の裁判官が意見を戦わせ限られた時間の中で慎重に 判決を決定しました。結果は2班とも「被告人は無罪」。緊張した面持ちで判決を聞く検察官と弁護人の姿はさながら本当の裁判のようでした。
この2学期の模擬裁判の授業を通して、自分たちの主張をいかに論理的に積み上げ、相手を説得できるかを考えていくことができました。この経験を今後に役立てていきましょう。リーガル生徒の成長を感じることのできた1日でした。
模擬裁判に向けて
2学期のリーガルマインドⅠの授業では、12月に甲南大学の法廷教室で実施する予定の「模擬裁判」に向けての準備を行ってきました。裁判の事案は、「コンビニ強盗致傷事件」です。生徒たちは、裁判官、検察官、弁護士に分かれて2カ月にわたって尋問内容の検討を行ってきました。
そして11月には兵庫県弁護士会より弁護士の先生に来ていただき、アドバイスをいただきました。
さらに、11月29日(月)には弁護士の先生をお迎えして、プレ尋問を行いました。生徒たちは緊張した面持ちで裁判にのぞみ、自分たちの考えてきた尋問を証人・被告人に対して行い証言を引き出していました。弁護士の先生からは分かりやすく的確なアドバイスを頂き、模擬裁判の本番に向けて考えていかなければならないことが見えてきたようです。12月の本番にむけてしっかりと準備をしていきましょう。
神戸地方裁判所見学
リーガルマインドⅠの授業では、7月13日(火)と20日(火)の2回に分けて神戸地方裁判所の見学に行きました。これは2学期から始まる模擬裁判に向けての事前学習です。
最初にDVDを使用して裁判の仕組みや裁判員制度についての説明を受けました。そのあと実際の裁判をグループに分かれて傍聴しました。短い時間でしたが、裁判の緊張感を感じることができ、多くのことを学ぶことができたようです。
20日(火)に見学に行ったグループは裁判所の都合で、急遽傍聴ができなくなりました。しかし裁判所職員の方々の協力のもと、最も大きな法廷である101号法廷で模擬裁判を行うことができ、生徒たちは弁護士役として交代で模擬裁判に参加しました。
今回の校外学習を通して裁判を身近に感じ、裁判への興味が深まったように思います。学校では学ぶことのできない大変貴重な体験でした。今回学んだことを2学期にいかしていきましょう。
令和3年度 1学期の授業
1学期は「街中で見かけた、あれ?」というテーマで探究活動を行いました。社会の中にある矛盾や不合理なことを注意深く観察し、どのように解消していけば社会全体に有意となるかを様々な立場から考えていきました。
5月に京都芸術大学准教授の吉田大作先生をお招きして「地域社会の課題の改善策を考えるために」というテーマで講演をしていただきました。講演の中では「問題を発見することの重要性」や「情報を成立する力を身につける」ことの大切さなどを、とても分かりやすくお話いただき今後の探究活動に向けての大きなヒントをいただきました。
その後、班ごとにテーマを決定し2か月間協議を重ねポスターを作成し発表にむけて準備をおこないました。その成果を6月末に発表し、発表後はロイロノートを使用して感想やアドバイスを共有しました。どの班の発表もポイントをおさえ、自分たちの意見をしっかりと取り入れた素晴らしいものでした。
2学期は模擬裁判にむけての準備がはじまります。12月の模擬裁判に向けてがんばりましょう。
模擬裁判
12月15日(火)リーガルマインドⅠの授業で、模擬裁判をおこないました。
例年は甲南大学法学部の法廷教室をお借りしていましたが、本年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、本校での実施となりました。
人定質問から証拠調べ請求までは、A班・B班合同で行いました。
A班の証人尋問と被告人質問です。
A班の判決は有罪になりました。
B班の証人尋問と被告人質問です。
B班裁判官の評議の様子
B班の判決は無罪になりました。
甲南大学法学部から前田先生がお越しくださり、ご講評をしていただきました。
1年生リーガルマインド類型の生徒も見学に来ていました。次は自分たちの番なので、今回の先輩たちの模擬裁判を見たことを来年度にいかしてほしいと思います。
法廷教室で行えなかったことは残念でしたが、生徒たちはこの日のために準備してきた成果を発揮していました。自分たちの主張をどのように組み立てていくのか、相手の主張をどのようにくずしていくのかなど、今回の模擬裁判を経験することで、生徒たちの論理的に考える力がまた一つ培われたと思います。
リーガルマインドⅠ授業
11月2日(月)7限、リーガルマインドⅠの授業で、三宮法律事務所から弁護士の村上先生に来ていただき、裁判についての講義をしていただきました。2年生リーガルマインド類型の生徒は、12月に模擬裁判を行います。リーガルマインドⅠでは、それに向けての準備を毎週の授業で行っています。今回の授業では、証人尋問、被告人質問を考えていくにあたっての基本的な考え方や視点などを村上先生から講義をしていただきました。
専門の先生の話を聞けて、生徒たちも模擬裁判にむけてよい準備ができそうです。
2年生リーガルマインド類型生徒校外学習
7月21日(火)2年生リーガルマインド類型生徒の校外学習で神戸地方裁判所を訪問しました。
裁判所の方から裁判についての説明を受けて法廷見学をしたあと、実際の裁判を傍聴しました。2班に分かれての短時間の傍聴でしたが、生徒は細かなところまで観察していました。
2学期の模擬裁判にむけて良い校外学習になりました。
模擬裁判員裁判
リーガルマインド類型恒例の模擬裁判を甲南大学法廷教室をお借りして
おこないました。
今年は裁判員制度を取り入れて、模擬裁判員裁判としました。
まずは、証拠調べ請求。
次に、証人尋問・被告人質問。
論告・弁論の検討。
裁判官と裁判員による評議。
そして、判決。
実際に証人尋問をやってみる。
校内で、証人尋問・被告人質問をやってみました。
弁護士の松田先生に見ていただき、授業の最後に講評を
いただきました。
「時系列に質問していくとわかりやすい。」
「犯人と藤本さんがもみ合った場面を実際にやってみると、
いろんなことが見えてくる。」といったアドバイスを頂きました。
反対尋問内容検討
弁護士の村上先生からアドバイスをいただきながら、
反対尋問の検討をしました。
被告人を無罪にするための論の立て方や質問、
または、有罪にするための論の立て方や質問に
みな苦戦していました。
模擬裁判員裁判始動!
2学期最初のリーガルマインドⅠの授業でした。
12月13日(金)に甲南大学の模擬法廷をお借りして行う模擬裁判員裁判に向けて、
2学期の授業すべてを使って準備をしていきます。
今日は、刑事裁判についてのガイダンスと、裁判での役割分担を決めました。