今日のできごと

令和6年度 今日のできごと

華南高級商業職業学校との交流

1月10日(金)2限目、本校3年次の中国語選択者が台湾の国立華南高級商業職業学校の生徒とウェブで交流を行いました。

本校から中国語II選択者が「日本のアニメ」「日本のイケメン俳優」について中国語で発表しました。また、アコースティックギター部に所属する生徒2名のギター伴奏で「熱愛105度の君へ」の中国語版を披露しました。

台湾側からは「台湾のお祭り」、「台湾の有名なもの」、「日本と台湾の文化の違い」について発表がありました。

その後の質疑応答では、台湾のおいしいもの、好きな映画などについてやり取りをしました。本校生徒からの「台湾のイケメンは誰?」という質問には「私だ」「いや、私だ」「いや、彼だ」といったやり取りがあり、盛り上がりました。

1月8日(水)始業式・全校集会を行いました

始業式は、教頭先生の式辞から始まりました。昭和100年にあたる西暦2025年、脱皮をくり返して生まれ変わる巳年を迎えました。私たちも変化やアップデートをして、今まで以上に変化と挑戦していくことを大切にしようと激励されました。4月より三木総合高校の開校が正式決定し、新しい仲間を温かく迎え、高校生が元気に活躍してくれることを期待しているとのお話もありました。

全校集会では表彰伝達があり、活躍した仲間を大きな拍手でたたえました。生徒指導部長の門脇先生からは、いろいろなことにチャレンジしていくなかで、けじめをつけ、相手の気持ちを考えて行動し、目の前の生活を大切にしていこうとのお話がありました。

1年次「英語コミュニケーションⅠ」 ALTの特別授業『世界のクリスマス』 

テーマは「世界のクリスマス」 Louisa先生のご実家の
クリスマスの写真を見ながら
「赤鼻のトナカイ」の歌詞の
穴埋めに挑戦中

本校では、1年次の「英語コミュニケーションⅠ」が週3時間ありますが、週1時間の授業はALTが英語のみで進行を行っています。1つのクラスに20~26名の生徒がいますが、ペア活動や3~5名のグループ活動が中心です。

ALTの授業では、通常、「英語コミュニケーションⅠ」と「論理・表現Ⅰ」でその都度学習中の文法項目に習熟するためのユニットを構成し、最後は生徒がスピーチやプレゼンテーションを行います。

本校のALTであるLouisa先生は、イギリスのロンドン出身です。

イギリスの大学では美術史を専攻されていて、ご自身も油絵を描いておられるだけあって、授業のために作ってくださるスライドは、美しく、見やすいです。また、大学時代から日本語を勉強されてきたせいか、初歩から段階を踏んで目標活動に進んでいく授業構成が素晴らしく、生徒目線でわかりやすい説明と楽しめる活動をしてくださいます。

 

 

2学期の期末考査の前後には、「Christmas Around The World(世界のクリスマス)」というテーマで特別授業をしていただきました。

Louisa先生が取り上げられた国は、出身地のイングランド、ドイツ、オーストラリア、メキシコです。途中でクイズを挟みながらプレゼンテーションを進められ、生徒たちは手を挙げて予想した答えを発表していました。

そのほか、Rudolf the Red Nose Reindeer(赤鼻のトナカイ)の曲を英語で聞き、英語の歌詞の穴埋めに挑戦したり、プレゼンテーションの内容を復習するKahoot!を使ったクイズに、ペアで対戦しました。

3学期は、「仮定法過去」という文法項目の習熟をLouisa先生の授業で行います。「英語コミュニケーションⅠ」と「論理・表現Ⅰ」の授業では、「仮定法過去」を取り上げる時間がありません。1年次の皆さんは、Louisa先生の授業も含めて、復習にいつも以上に力を入れてください。

三木市国際交流協会による出前授業の報告

12月16日(月)に、2年次選択授業「異文化コミュニケーション」で、「三木市の多文化共生の現状と課題」というテーマで、三木市国際交流協会事務局長様に授業をしていただきました。

三木市の外国人の人口比率は 3.5 %(2023年12月)で、国内でも高い方であるとお聞きしました。2014年までは三木市の外国人は1,000人以下だったそうです。三木市に外国人が増えた理由は、技能実習生と留学生の人数の増加であるとのことです。

多文化共生の現状の例として、三木市内には職員の1割が外国人という病院があるということを挙げられました。

また、外国人労働者の出産により、ご家族の滞在も増えているということです。子どもさんは、家庭での生活言語と、学校での学習言語が異なるため、三木市国際交流協会の活動として、放課後に公民館で子どもさんの勉強を助けていらっしゃることも知りました。

日本と海外の文化風習間の驚くべき相違についても、多くの例を挙げてお話しいただきました。2学期の授業では、「ビジネスでの異文化接触」について学習しましたが、それをリアルなものとして感じる内容でした。

 

 

外国人だけが集まって住む地域を作るのではなく、「同じ社会」で外国人と共に生きていく三木市であるために、住民にできることは何か。出前授業では、①「やさしい日本語」を使って交流すること ②相手の立場を理解して「win-winのヒューマンネットワーク」を形成することが大切であると教わりました。

①「やさしい日本語」とは、「はっきり、(省略せずに)最後まで、短く」を意識して伝える日本語のことです。「異文化コミュニケーション」の授業で使っているテキスト「多文化社会で多様性を考えるワークブック」(研究社)では、3学期に学習します。

②「相手の立場を理解すること」とは、「作家のブレイディみかこさんが『他者の靴を履く』という言い方でおっしゃっていますが、『相手の立場に立ってみること=エンパシー(empathy)』」との解説がありました。「外国人が日本に来て、最初に誰に会うか、誰と繋がるかが重要」とのメッセージをいただきました。

三木市国際交流協会では、英語での対応も可能な外国人のための生活相談窓口を開設されており、2024年は約340件の相談があったとのことです。同じ社会で日常生活を営んでいる、身近にいる外国人住民の困りごとを教えていただき、「相手の立場に立って感じる・考える」体験をすることができました。学びの多い授業をしていただき、ありがとうございました。

以下に、生徒の感想の一部を紹介します。

・三木市に住んでいても、知らないことが多くありました。三木市にもこんなにも外国人がいるとは思いませんでした。日本の普通は外国には伝わらないことが多いと知りました。なかでも、時計を見ない文化にすごく驚きました。日本の文化が普通だと考えない方がいいとすごく思いました。それでも、全く違う文化に慣れようとしている外国人の方はすごいと思いました。

・お話を聞いて、三木市の多文化共生の現状について初めて知ることができた。自分も、小・中と、シリアの子たちと一緒に過ごしてきたけど、その子たちと家族が、安心・安全にこれからも過ごせるように、自分でもできることがあるならできるだけしていきたいなと思った。お話は分かりやすくてよかった。

12月18日(水)の2学期最後の授業では、11月13日(水)に行った「オンライン国際交流」で交流した3か国(インドネシア、ベトナム、ミャンマー)について、iPadを使って、調べ学習を行いました。担当教員がロイロノートの「共有ノート」で作成した、日本と3か国を比較するための表に、15人全員で分担して調べ、文字や写真を入れて、表を完成させました。最後に、全員で完成した表を振り返りました。初めて見聞きする内容に驚いたり、オンライン交流でスムーズに会話が成り立たなかった話題(スポーツや食べ物)の背景を推測したりすることができました。

2年次対象就職準備講座

12/24(火)、2年次就職希望者を対象に、講師としてハローワーク神戸の郡様、上野様、岸本様の3名をお招きし、就職準備講座を行っていただきました。

生徒たちは各自のタブレットで職業情報提供サイト『jobtag』を使用して、価値観検査や職業興味検査にチャレンジし、自分の価値観に合う職業や興味のある仕事について知ることができました。また、その検査結果をもとに、より詳しく仕事について考えることができました。

今回の就職準備講座を通して、自分自身を見つめなおし、将来について考える良い機会となったと思います。