総長・校長室より
創立30周年を迎える令和5年のスタート(R5.1.4)
令和5年を迎えました。新年明けましておめでとうございます。
本校の附属高等学校が、今年創立30周年を迎えます。附属高校は30年前に、姫路工業大学附属高校として開校し、13年後に附属中学校が開校し、全国唯一の公立大学法人の併設型中高一貫校として現在に至っています。
附属高校30年を祝して、附属中学校と合同で、兵庫県立大学附属高等学校・中学校創立30周年記念式典を、11月11日(土)に実施します。30周年記念事業実行委員会が設けられ、すでに2回の会議が行われ、現在着々と準備を進めています。
記念式典では、本校の生徒が作った高校と中学校の校歌について卒業生に当時の思いを聞いたり、創立当時に関わられた現在の県立大学の太田学長や、当時の副校長先生などにお越しいただいて、附属への思いをお聞きすることを計画しています。
記念事業として、① 体育館の一文字の新調(現在の体育館の附属高校のみの校章の幕が破れかけており、中学校と高校の両方の校章入りのものに新調する)、② 校歌音源制作(雑音が多い音源を新たな音源にする)、③ 中学生・高校生交流広場の整備(高校の本館と中学校の夢造館の間にある青空コートを整備して改修)することを考えています。
卒業生の同窓会の方を中心に、今後同窓会から寄付金のお願いもすることになると思いますが、現在の様子を学校案内と共にお送り致しますので、母校の現状の活躍を知って頂くと共に、是非ご協力をお願いいたします。
令和5年が、附属中学校・高等学校にとって素晴らしい年になりますように、さらに教職員一同、頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
校長 小倉 裕史
雪景色の中、中高で冬休み前の全校集会ー「日本サッカーの父」クラマーの名言からー(R4.12.23)
12月23日(金)、今朝は県大附属は雪景色の朝を迎えました。中学生が青空コートに「祝積雪」と足形で文字を書いたり、高校生は早く登校した生徒は新雪を触ってはしゃいでいました。寒い中、冬休み前の最後の登校となりました。
明日から例年よりも長い冬休みが始まりますので、感染症対策で中高別々で時間差を設けて、中学校は夢造館で、高校は体育館で全校集会を行いました。(本校は2学期制のため今日は終業式は実施せず)
夢造館は暖房がありますが、体育館は寒いため急遽授業の空いている先生方と一緒に石油ストーブを運ぶという状況でしたが、若干暖かい中で実施しました。校長講話の後、中学生は29人、高校生は16人の表彰式(口頭紹介11人を除く)を行い、様々な活動で頑張ってくれたことをうれしく思います。
中学生も高校生も、例年よりも様々な学校行事が実施でき、頑張っている姿を見ることができた1年だったと思います。三者懇談を終えて、明日からの冬休みを、目的を持って大事に過ごしてほしいと願っています。
高校3年生は、1月の大学入学共通テストに向けて、自己との戦いで最後の頑張りを期待しています。
【校長講話の概要】
今年もコロナ禍の中でしたが、これまで以上に様々な行事が可能な限り実施でき、皆さんの活躍した姿もたくさん見ることができました。
中学校は、今年度は、9月に3年生の修学旅行が、3年ぶりに予定通りに3泊4日で69名全員で無事に実施することができました。普段できない様々な体験をして、解散式で「楽しかった人?」と聞くと、全員の手が素早くあがりました。生徒自ら、実行委員の仲間への感謝の気持ちをみんなで伝え、教職員に対しても全員で「ありがとうございました」と思いを伝えてくれた姿には感動しました。さすが3年生だと思います。3年生は、FIRST LEGO League Challenge(国際的なロボット競技会)で全国大会出場を果たしたり、はりま漫才グランプリで「空想ロケット」が最優秀グランプリに輝いたり、2年生は先輩に続いて科学の甲子園ジュニア全国大会を果たし、1年生を含めてアートフェスティバルでの頑張りは素晴らしかったと思います。
高校は、3年生は、いよいよ来年は新しい自分の決めた進路にはばたく時です。最後まで諦めずに頑張ってください。進路の決まった人も、まだの人を応援しつつ、今自分ができることを考えて過ごしてください。2年生は、高校の中核として本気で自分の進路を目指して頑張る年になります。1年生は、それぞれのコース選択で、本格的に自分の進む路を歩み始める年になります。1年生でしか学ばない教科も、最後までしっかり頑張ってください。
さて、先日まで、サッカーワールドカップが行われ、決勝も素晴らしい試合でした。日本はベスト8には進めませんでしたが、ドイツやスペインを破った活躍は素晴らしかったと思います。今ではこのように活躍している日本サッカーですが、「日本サッカーの父」と言われる人を知っていますか。デットマール・クラマーというドイツ人です。日本サッカー界初の外国人コーチで日本代表の基礎を作り、日本サッカーリーグの創設にも尽力した人です。
スマホで「日本サッカーの父」と検索すれば、クラマーの多くの名言が出てきますので、是非興味ある人は見てください。今日は、そのクラマーの話をします。
さて、今から60年前の昭和30年代前半の日本のサッカーは暗黒の時代で、国際試合で負けが続き、アジアで最も弱いチームでした。1960年のローマオリンピックには予選敗退で出場できず、1964年の東京オリンピックは地元で出場できましたが恥ずかしい試合はできないということで、サッカー協会はサッカー先進国の西ドイツに協力を求め、デットマール・クラマーが日本代表チームを指導することになりました。
日本代表チームは西ドイツに向かいましたが、クラマ-は日本選手に基礎力が無いことと、その自覚がないことを見抜いて、キックの練習だけをさせたようです。日本チームの監督は、「お金と時間を使って西ドイツまで来ながら、キックの練習だけでは時間の無駄だ。もっと別の高等戦術を知りたい。」と言い始めたようです。クラマ-は、自ら模範を示し、「正確に」と何度も注意しながら練習を続けさせました。クラマ-のキックしたボールは20m先の目標に正確に一直線に飛んで行ったが、日本選手は誰一人できなかったようです。
クラマ-は基本の大切さを、このように語っています。
「建築物は、きちんと基礎を固めてこそ、その上に立派なものが立つ。ロケットはしっかりした発射台があってこそ、遠くに飛ばすことができる。基礎がしっかりしていないものは、いつかは崩壊する」
必要な時に、必要な場所へ、正確にボールをパスすることができなかったら、どんな戦略も成り立たない。「ボールコントロールは、次の部屋に入る鍵だ。サッカーという競技では、この鍵さえあれば、何でもできる。」と言っています。1960年に来日したクラマ-は、「サッカーの上達に、近道はない。不断の(絶え間なく続く)努力だけである。」と、選手達に言い続けて、ひたすら練習を促して、名言になっています。
日本がアジアのチームに勝てるようになってきたのは、3年くらい後からで、前回の東京オリンピックでは、強豪アルゼンチンを逆転で破って、ベスト8入りを果たしています。次の、1968年のメキシコオリンピックでは、サッカー大国のフランスも破り、銅メダルを獲得しています。
日本のサッカーを、大きく生まれ変わらせたクラマ-は、「日本サッカーの父」と慕われ、その思いが今も引き継がれていると思います。基礎をおろそかにせず、絶え間ない努力の大切さを教えてくれています。
明日から例年よりも長い冬休みになりますが、この1年間の行動を見直す機会にするとともに、新たな1年の目標をしっかりと決めて欲しいと思います。
昨年にも言いましたが、「一年の計は、元旦にあり」と言われます。1年間の計画、1年間の目標は、年初めの元日の朝である元旦にしっかりと、心に刻みましょう。「今年の目標は〇〇する!」「今年は、●●を実現する!」など。
新型コロナウイルス感染症は、第8波が訪れています。休み中も、三密対策を徹底して、マスクの着用や手指消毒など感染症対策を徹底してください。健康に気を付けて、「自覚と責任」ある行動で過ごしてください。また新年の1月10日にお会いしましょう。
校長 小倉 裕史
附属中学生「税についての作文」6人が相生税務署長等から表彰(R4.12.15)
附属中学校3年生が応募した「税に関する作文」のうち、6名が入賞しました。
12月15日(木)、本校の総長・校長室において、相生税務署の岩﨑佳文署長と、兵庫県西播磨県民局龍野県税事務所の川越健生所長から、表彰を受けました。
生徒達は、様々な視点から税について作文を書き、表彰を受けて税に関する思いを改めて感じたと思います。
校長 小倉 裕史
表彰者と作文の題名
兵庫県納税貯蓄組合総連合会長賞 3年 佐原 小麦 「笑顔をつくるふるさと納税」
相生税務署長賞 3年 山田 千尋 「歴史に学ぶ税」
西播磨県民局長賞 3年 横野 友香 「助け合いのシステム」
相生税務署管内租税教育推進協議会長賞 3年 北郷 真菜 「遠いようで近い存在」
相生納税協会長賞 3年 角田 美咲 「税金と私の変化」
相生納税貯蓄組合連合会長賞 3年 肥後 理 「税制の歴史」
公立高等学校PTA連合研究大会にPTA役員と参加ー平田オリザ学長の講演で新しい学力観ー(R4.12.3)
12月3日(土)、和田山ジュピターホールで「兵庫県公立高等学校PTA連合会研究大会ーPTCA全県研究大会ー」が行われました。本校のPTA役員で3年生の保の護者の研修委員長の前川雅人様、副委員長の片山進一様、2年生の保護者の江尻健司様、川上恵里様と共に参加しました。
兵庫県公立高等学校PTA連合会と兵庫県教育委員会の主催で、開会行事の後、記念講演に本校と同じ兵庫公立大学法人である芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長による「新しい学力観、新しい学校観ー大学入試改革から見る家庭、地域の役割ー」と題した講演が行われました。
平田学長は、劇作家で演出家であり、自身が書かれた小学校の教材をもとに、日本では盛って話をするのも嘘と言われるが、「嘘を言うことと、盛って大げさに言うことは違う」ことを話されました。また、話し言葉の面白さ、子供から言葉が出てくるのを待つことは大切であるが、先生はすぐに教えたがるし教えすぎる、教えてないと不安になることなどを話されました。大学入試改革も、学力の3要素が、①基礎的・基本的な知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体的・多様性・協働性 であり、改革の趣旨は間違っていなかったし、「何を学ぶか」より「誰と学ぶか」が大切であることを話されました。センス、マナー、コミュニケーション能力、美的感覚、感性、味覚などの「身体的文化資本」の重要性も教えてもらいました。
本校も、附属中学校は芸術文化観光専門職大学と連携授業を行っていますが、附属高校においても連携授業を実施していきたいと強く感じました。
実践発表では、県内3校のPTA会長から、PTA活動の報告を受けました。
本校は、来年度創立30周年を迎えますが、「身体的文化資本」を育てる取組を、PTA役員の皆様と実施していきたいと思いました。ご参加頂きました、PTA役員の皆様、ありがとうございました。
校長 小倉 裕史
附属高校2年生がオーストラリア姉妹校とWeb交流ー来年度は海外に行く交流を再開ー(R4.11.28-30)
11月28日(月)から30日(水)まで、2年生の英語の授業で、オーストラリアの姉妹校であるウィルトン高校とWebで交流をした。
クラスで6班に分かれて、挨拶をした後、準備した内容を英語でジェスチャーを交えながら一生懸命に:伝えていました。生徒達は、食事に使う「箸(はし)」の持ち方やを伝えたり、日本の自然の風景を絵を用いて伝えたり、一生懸命楽しく取り組んでいました。
コロナ禍で3年間行き来ができませんでしたが、来年度は行き来をする国際交流再開の方向で準備しています。
来年度は、オーストラリアだけで無く、タイ王国と韓国の3カ国に本校の姉妹校がありますが、可能な限り再開して行きますので楽しみにしてください。
校長 小倉 裕史
附属中学校「芸術祭 Art Festival2022」を実施-輝笑 Enjoy This momentー(R4.11.26)
11月26日(土)、附属中学校の「芸術祭 Art Festival2022」が実施されました。テーマは、「輝笑 Enjoy This moment」で、すべての瞬間(moment)を「輝く笑顔」で「Enjoy」楽しみたいという思いを込めて実施されました。
生徒会のオープニング映像では、Mrs.Green Appleの「ダンスホール」の曲に合わせて、生徒たちが準備やリハーサルの様子が映し出され、時間をかけて苦労をして今日の日を迎えたことがわかりました。
1年生の「群読」は「どどけ、69人の個性」のテーマで、言葉の数だけ自分たちが大きくなるという「小さな種できれいな花を咲かせる」ことや、友達との絆の大切さを伝えて「オンリーワンの花」についてや、見えなくても存在するものがあり、成長はハッキリと見えることや、見方を変えることで個性となり「オンリーワンの個性」で「みんな違ってみんないい」で、1人1人個性は違っても互いに共鳴して新しいメロディーになると、4つの班に分かれて熱く語ってくれました。生徒自身の自信につながったと思います。
2年生の「合奏」は、音楽の丸林先生の指導で、「It's show time~ぼくたちの個性~」と題して、「The Greatest Show」「This Is Me」「クラッピング ファンタジー」「Never Enough」の4曲を披露し感動しました。4つの班に分かれてリズムを合わせてバチをたたくのは息ぴったりでした。ピアノのメロディーに合わせて順番に退場した演出も素晴らしかったです。
3年生の「劇」の発表は、母親が子供に4つに話を読み聞かせる演出で、4つの劇が行われました。「かぐや姫」は、赤ちゃんが拾われて成長した時までの話、「北風と太陽」は、地震が起こって被災してボランティアとして何ができるかという話、「白雪姫」では、世の中で一番美しいと言われたいがために、母親が娘に毒(今回はアレルギーのピーナッツ)を食べさせ、グループKDFも登場する話、「アリとキリギリス」では、SNSでの投稿、定時に帰宅、ミュージシャンを目指すなど工夫をこらした、「めでたしめでたし」の内容であった。台本の変更や役の入れ替えなど、大変苦労して仕上げました。本校と同じ大学法人の「芸術文化観光専門職大学」の平田先生の協力のもと、実施しています。
本校独自の学校設定教科「コミュニケーション」で取り組んだ成果の発表でもあり、1人1人が輝いていました。
途中、美術部の「附属中RGB」で3体のモンスターが登場するのを描いた絵を動かして表現したり、茶道部の「授業」では、英語、数学、国語、理科、社会の授業で、茶道や抹茶について紹介しました。音楽部は、中高生28人で「Pretender」と「君の知らない物語」の2曲を弦楽器の素晴らしい音色で表現しました。自然科学部は5つの班がそれぞれ取組を紹介してくれ、附属ならでは理科好きの生徒の取組に感動しました。ESS部の「Zootopia」ではウサギの警察官が活躍するドラマをオールイングリッシュで動画を披露しました。放送映像文化部は「クイズ!先生は附属中生より賢いの?」というテーマで難問に、先生と生徒がチャレンジする映像を制作し、結果は生徒の勝利でしたがおまけで、泣きそうな赤ちゃんにコメントを付けた「メグミルクは嫌いなの」の高下先生のコメントが生徒よりもうけていました。
展示は、玄関に華道部がきれいな花を飾ってくれ、社会科教室には美術の時間の作品、国語(書道)の時間に書いた習字、理科自由研究などが展示され、保護者の方が熱心に見られていました。
全校生徒208名ですが、3年生で2人保護者が来られたところもあり211名の来場でした。生徒の活躍の場を見て頂き感謝申し上げます。さらに、生徒たちが校訓「創進」ものと、新たなものを創造してより良い方向進歩して欲しいと願っています。
校長 小倉 裕史
県教育委員会人権教育課の指導主事が中高に訪問ー人権教育の推進ー(R4.11.2)
11月2日(水)に、兵庫県教育委員会人権教育課の内匠友紀指導主事に訪問頂き、中学校と高校で実施した人権教育のホームルーム活動の公開授業を行いました。
中学校では、2年1組で柴原由果先生の授業で、ハンセン病問題をテーマに、生徒同士の話し合いや意見発表などを行い、ハンセン病で差別を受けた人の思いや大人と子供の考えの違いなどを取り上げ、「差別や偏見のない優しい世の中へ」をテーマに、熱心に取り組んでいました。
高校では、1年2組で田中亜弥先生の授業で、ダイヤモンドランキングで自分にとって何が大切かを順に並べて、「自分を見つめる」ことをテーマに、意見交換を行いました。家族、健康、趣味、お金、夢・目標、友人、挑戦すること、自ら決断すること、知識の豊富さ の9項目を悩みながら並べていき、友達の意見を聞いて納得させながら考えを深めていくことができました。また、2年3組で鳥居柚希先生の授業では、先週に沖縄県宮古島に研修旅行に行ったことも踏まえて、第二次世界大戦での特攻隊で亡くなった人の家族に当てた遺書などを読んで、「戦争を通して命の大切さについて考える」をテーマに、平和学習から「命はなぜ大切か」という大きな課題を話し合いや意見交換を行いました。
公開しなかったクラスも、同じように人権学習のホームルームに臨みました。普段は考えないようなことを、たくさん考えることができました。
人権教育担当者と公開授業者、管理職を交えて、総長・校長室で、授業の振り返りと共に、内匠指導主事から、指導助言を頂きました。「人権教育」は、様々な人権課題を解決するための教育、「道徳教育」は、よりよい生き方を促すための教育であることを教えて頂き、大変意義ある時間となり、本校として教育活動全体として人権教育、道徳教育をさらに推進していきたいと思いました。
校長 小倉 裕史
数学・理科甲子園2022に出場ー悔しい思いを忘れず次年度にリベンジをー(R4.10.31)
10月31日(土)、甲南大学講堂兼体育館で、「数学・理科甲子園2022ー科学の甲子園全国大会兵庫県予選ー」が実施されました。
兵庫県内の高校55チーム330人がエントリーし、午前中は、予選(筆記競技)が個人戦3人、団体戦3人で争われました。個人戦では、本校は1年生もいましたが難しい数学や理科の問題も頑張って解きました。団体戦では3人が相談して答えを5択から選ぶ問題でしたが、学校で習っていない思考力、判断力を駆使して取り組みましたが、残念ながら本校は正解が少なかったです。
2年生の多くは中学校で「数学・理科甲子園ジュニア」に出場し、1年生は2年前の附属中学校2年生の時に「数学・理科甲子園ジュニア2020」で優勝して全国大会に出場したメンバーで臨みました。難問にも頑張りましたが、多くの強豪校に残念ながら負けて、午後の本戦にわずかな差で出場できませんでした。55チームのうち15位で、13位までが午後の本戦に出場となり悔しい思いで終わってしまいました。2年生の4人は、残念な思いで一杯で、1年生の2人は次年度に向けて気持ちを新たに頑張る決意をしてくれました。(個人戦だけでは4位くらい)
午後からの本戦の数学の実技競技の問題や、決勝の問題も見学し、次年度につなげたい思いで一杯でした。
優勝は白陵高校、準優勝は神戸大学附属中等教育学校で、3位が県立長田高校と灘高校でした。
予選さえ突破すれば、午後からも活躍できたはずの本校生ですが、結果を真摯に受け止めリベンジを誓いました。
また、1年生の中井君がボランティアで参加して、次年度は選手として活躍したいと大会の裏方をしてくれたからこその感想を述べてくれました。
参加選手
2年生 藤井 瑞己、谷内 隆人、板東 里奈、平岡 桃
1年生 安川 弥来、米本 春樹
校長 小倉 裕史
附属高校28回生(2年生)研修旅行結団式ー明日から3泊4日で宮古島へー(R4.10.24)
10月24日(月)、明日から高校28回生(2年生)が、沖縄県宮古島への3泊4日の研修旅行に出発するので、結団式を行いました。
校長の私からは、けじめをつけて、健康管理をしっかりとして、悔いのない宮古島での経験と体験で成長するとともに、思いやりを持って行動して欲しいと伝えました。
学年主任の船積先生からは、毎日天気予報を見て心配していたけれども、素晴らしい最高の天気になりそうであり、宮古島で素晴らしい経験をして欲しいと話しました。
研修旅行委員からは、企画をしたもらった先生をはじめ、色々な人に感謝の気持ちを忘れずに、現地でも感謝の気持ちで過ごそうと、皆んなに呼びかけました。 同行される旅行業者4名の紹介もあり、明日に備えて生徒たちは早く帰りました。
す私は残念ながら別の出張やら公務のため今回一緒に行けないのが大変残念ですが、団長をお願いした高見教頭先生ともに、28回生の生徒たちが一生忘れない研修旅行の思い出をを作って欲しいと願っています。 明日から、ホームページの28回生の教育活動に、研修旅行の様子が掲載されますので、保護者の皆様も楽しみにしてください。 校長 小倉 裕史
芸術鑑賞会ー初めての狂言の体験に感動ー(R4.4.21)
4月21日(金)、本校体育館で狂言の芸術鑑賞会を実施しました。コロナ感染症対策のため、第1部として3,4時間目に、中学生1~3年生と高校1年生、第2部として、6,7時間目に高校2,3年生が観賞しました。
最初に、狂言とは何かの説明があり、能と同じ時代の今から650~700年前の室町時代につくられたもので、対話を中心としたせりふ劇であり、言葉やしぐさによって表現し、今も昔も変わらない人間性を「笑い」や「おかしみ」で伝えられます。実際に生徒に立ち方や、お辞儀の仕方なども伝えて頂き、生徒達も熱心に動作を覚えていました。
上演されたのは「蟹山伏(かにやまぶし)」と「棒縛(ぼうしばり)」でした。「蟹山伏」では、蟹退治をしようとして怒った蟹に耳を挟まれて、山伏が呪文を唱えると蟹が余計に強くなってしまうという話で、「棒縛」は、留守になれば召使いの2人が無断で酒を飲むのを防ごうと、主人が棒で両手の手を縛ったり後ろ手に縛って外出するのですが、知恵を絞って酒蔵の酒を飲もうと奮闘する楽しい話でした。
海外公演でも有名な話のようで、生徒たちは熱心に見入っていました。お礼を伝えた、中学校生徒会長の定森さん、高校生徒会長の山田君とも、初めての狂言に感動し習った姿勢でお礼を伝えました。生徒会から花束が贈呈され、拍手で幕を閉じました。
日頃触れることのない狂言に生で触れる機会に、生徒たちは素晴らしい経験となりました。
校長 小倉 裕史