2024年5月の記事一覧
トビタテ!ポーランドへ2
3年生の足立花穂さんと校長室で話をしました。並々ならぬ思いの強さとレベルの高さを感じました。
8月1日から2週間、ポーランドへ留学します。滞在する都市は、クラクフ、ワルシャワ、チェンストホバ。チェンストホバは、足立さん曰く「ポーランドの精神的首都」だそうです。練習曲は、ショパンのエチュード10-10、10-11、10-8、ノクターン9-3、さらにいくつかのワルツ。調べてみると、かなり難易度の高い曲です。クラクフ音楽大学とショパン音楽大学でレッスンを受けます。
改めて応募書類を確認しました。5000字以上の文章を書き上げ、内容も素晴らしいものです。その中の応募理由(ほんの一部)を紹介します。
『将来自分の演奏で地域の人々に感動を届け、皆を笑顔にして元気づけ、地域の活性化を図りたいという私の思いを、実現に近づけてくれるきっかけとなると確信しました。事前学習では日本全国から集まった高い志を持つ高校生の方々と出会うことができ、渡航するまでの間にもお互いを高めあえることができると知りました。非常に音楽に関わりの深い生活をされているポーランドの人々を目の当たりにし、その中で自分自身も沢山のことを学び、将来の夢の実現に近づけたいです。』
ちなみに、私とショパンとの出会いは映画「さびしんぼう」でした。1985年公開、監督は大林宣彦さん(2020年に亡くなられましたが、一世を風靡した監督)、主演は富田靖子さんと尾美としのりさん(お二人とも現在も活躍中)。広島の尾道を舞台とし、「転校生」「時をかける少女」とあわせて「尾道三部作」と呼ばれています。
映画全編にショパンの「別れの曲」が流れ、「別れの曲」が中心となってストーリーが進んでいきます。私の青春時代、お気に入りの映画の一つです。この映画がきっかけで、ショパンにもはまりました。
完全定時退勤日
9日(木)は「完全定時退勤日」でした。先生方の勤務終了時刻の16:50にあわせて、生徒も先生も事務室の方も、全員が一斉に下校・退勤します。昨年度に月1回から始めて、今年度からは月2回実施しています。
今年度新しく来られた先生方は、最初戸惑われていました。「本当に定時に退勤するんですか」と聞かれたこともありましたが、徐々に定着してきました。生徒たちは慣れた様子で、部活動をしていてもうまく時間の管理を行い、16:50には校門を出ています。
月2回の実施日については、先生方の仕事や生徒たちの部活動などに影響が出ないように日程調整をして、事前に行事予定に組み込んでいます。その日にあわせて計画的に仕事を進めていき、当日に仕事を持ち帰ったり、翌日に仕事を持ち越したりすることがないようにしていきたいと考えています。
生徒も先生も事務室の方も、リフレッシュする時間をとりながら、毎日を元気に過ごしていきましょう。できれば「完全定時退勤日」以外の日も、早く帰れる日は早く帰る、でいきたいものです。健康第一です。
以下の写真は、9日(木)17:00の学校の様子です。
トビタテ!ポーランドへ
5月1日(水)朗報が入ってきました。3年生の足立花穂さんが「トビタテ!留学JAPAN」の選考を通過し、奨学金を受けて留学することが決まりました。昨年の宮垣さんに続き、2年連続の快挙です。花穂さんはピアノを学ぶため、本場のポーランドに8月1日から留学します。
花穂さんのピアノについて知ったのは、昨年の5月終わり頃でした。昼休みになると毎日音楽室や体育館でピアノを弾いているという話を聞き、様子を見に行ったのが最初でした。
その美しいメロディーに、感動を覚えました。実はそのとき、私の好きなショパンの「別れの曲」をリクエストしました。練習して完成したら、聴かせてもらう約束をしています。
1月には、写真を入れた応募書類の「自己PR」を見せてもらいました。そこからは、本場で音楽を学びたい!という強い意志が伝わってきました。
また、応募に際して、かなりの量の文章も書いていました。その文章にも読む人を感動させる力がありました。今週は花穂さんとゆっくり話する時間が取れなかったので、ゴールデンウィークが終わったらじっくり話を聞いて、応募書類の文章も紹介できればと思います。
全く別の話題ですが・・・下の写真は、普通教室棟2階の掲示板。思わず目を引かれて、写真に収めました。スキルアップに向けて、皆の意識が高まることを期待しています。