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2025年12月の記事一覧

小学部3年 音楽遊び

 小学部3年生は、尼崎市園田東生涯学習プラザよりご紹介いただき、武田康子先生と喜多村市子先生(ピアノ伴奏)にお越しいただきました。

 「秋の食べ物」をテーマに自然の中へ散策に出かけ様々な秋の味覚と出会っていく設定で、児童たちを素敵な秋の世界へと導いてくれました。また、フラフープの中に入り腰の位置で持って車に見立て色々な場所へドライブしました。途中、行き止まりがあってバックしたり、故障して修理したりなどアクシデントにも見舞われましたが、無事ドライブを楽しんで到着することができました。これらの経験を通して、「音楽って楽しい!」と感じられる時間になりました。

 

 

中学部2年 11月授業の様子 職業「稲刈り体験」

 中学部2年生は、職業・家庭の授業で「バケツ稲づくり」に取り組みました。これは、バケツを使ってお米づくりを体験する活動です。5月の種もみ植え作業から始まり、水やりや雑草抜きなどの世話を続けてきました。

 そして迎えた収穫の時。稲刈り体験では、昔ながらの道具の鎌を使い、生徒たちは慎重に稲を丁寧に刈り取りました。天候の影響もあり、収穫量は多くはありませんでしたが、後日、調理実習の時間に炊飯器で玄米を炊き、実際に食べることができました。

 今回の活動を通して、生徒たちはお米づくりの難しさを実感しつつ、自分で育てたお米の美味しさを味わい、貴重な経験を得ることができました。

小学部2年 音楽療法

 小学部2年生は、音楽療法の松﨑聡子先生に来ていただきました。

 普段、あまり使わないツリーチャイムやシンバルを使っての演奏では、興味津々で自ら手を伸ばして楽器に触れる児童がほとんどでした。先生がピアノの伴奏を合わせてくださり、気持ち良さそうに小太鼓を演奏する子や、授業の終わりに「またしたい!」と笑顔で話す子もいました。

 子どもたちの笑顔が溢れる素敵な時間になりました。

小学部6年 性教育講義

 小学部では、講師の千住真理子先生より教職員に対して性教育のご指導をいただきました。

 講義の内容を紹介いたします。

 

 性教育のねらいとして、「自分のからだに誰がふれるか、自分に決める権利がある(からだの権利)」「自己肯定感を育てる」などがあげられます。からだ、こころ、持ち物全てが自身のものであり、とても大事なものであるということを、関わる側が人権意識としてもっておくことが大切です。

 

 性器タッチやセルフプレジャーなどが学校生活の中で見られた場合は、「だめ」ではなく、行って良い行動を提示しましょう。「だめ」は人格を否定する言葉で、「だめ」という言葉だけが頭に残り、自己肯定感を下げてしまいます。

 

 また、「はい」と「いや」をはっきりと言えるようにしてあげてください。周りの大人が決めていると、自信がなく、自己肯定感の低い子どもになります。「いや」と言っていいんだよ、と認めていくことが大切です。「あなたが“いや”と思ったり、“何か変”と思ったら、『いや』と言って『逃げる』。そして相談してね。」と日常的に伝えてください。相談があれば、「よく話してくれたね」と受け止めてください。

 

 この他にも「誰が自分のからだに触れるか、自分が決める」ために、学校で取り組めるゲームを紹介していただいたり、学校でできる発達段階に合わせたタッチングや触れ合いについても教えていただいたりしました。

 

 子どもたちのより良い学びにつながる指導や支援について、大変貴重なお話をいただきました。