2024年10月の記事一覧
令和6年度「チーム医療」2学期第7回の記録
2学期7回目の講座は、10月29日(火)に姫路獨協大学より沖嶋今日太先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「作業療法士の仕事と望ましいチーム医療のあり方」。
講義の前半は、これまで生徒が講義を受けてきた「チーム医療」について、異なる視点からお話をしていただきました。チームで何かに取り組むときには、全員が納得した治療を提供していくことは難しくなる。しかし、一人で患者の治療ができてしまうスペシャリストは存在しないので、「チーム医療」の考え方が重要になると説明していただきました。
講義の後半では、上述したような連携をとっていくために欠かせない職種が作業療法士であると教えていただきました。心身のリハビリテーションの専門家であると同時に、チームを機能させるために組織を育成したり連携の必要性を多職種に理解してもらうことも作業療法士に求められる能力である。そういったことから、社会的にもこれから活躍の場がどんどん広がっていく職業であることを伝えていただきました。
次回は11月5日(火)に「保健師とチーム医療」について講義をしていただきます。
令和6年度「チーム医療」2学期第6回の記録
2学期6回目の講座は、10月15日(火)に姫路獨協大学より山本英則先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「臨床工学技士の仕事、チーム医療における役割」。
講義の前半は、普段あまり目にすることのない臨床工学技士の仕事について教えていただきました。臨床工学技士は、手術の際の人工心肺装置の操作や、人工透析などをおこなう仕事であることを教えていただきました。
講義の後半では、筋肉の微弱な電流を読み取って、心臓の動きが分かる機械を生徒に装着し、心電図の解析を行いました。少しの動揺や気持ちの乱れもデータとして表れていて、演習を行っている本人も周りの生徒もとても楽しそうでした。
次回は10月29日(火)に「臨床工学技士の仕事、チーム医療における役割」について講義をしていただきます。
令和6年度「チーム医療」2学期第5回の記録
2学期5回目の講座は、10月8日(火)に姫路獨協大学より赤星成子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「看護の仕事とチーム医療」。
講義の前半は、看護師の仕事とチーム医療のなかでの看護の役割について講義をしていただきました。
講義のなかでは、看護師に求められる能力や仕事内容についてお話をしていただきました。
講義の後半では、グループで演習をおこないました。生徒は、言葉で伝えることのできないもどかしさや、相手が理解してくれないことにイライラしながらも、ゲームに取り組んでいました。この「協力ゲーム」を通してコミュニケーションの大切さや、「伝える」ことの大切さについて学びました。
次回は10月15日(火)に「臨床工学技士の仕事、チーム医療における役割」について講義をしていただきます。
令和6年度「チーム医療」2学期第4回の記録
講座「チーム医療」2学期4回目の講座は、姫路獨協大学より鈴木正浩先生にお越しいただき、講義をしていただきました。講義のテーマは「言語聴覚士の仕事とチーム医療について」。
講義の前半では、言語聴覚士の仕事内容について教えていただきました。ことばや聞こえの障害だけでなく、摂食嚥下障害も支援する専門職であることを伝えていただきました。「この職業は、ヒトが『人らしく』生きていくために重要な仕事である」と話されていました。
演習では、失語症の患者の伝えたいことをうまく聞き出すという活動をおこないました。患者役の生徒は、「ほ」と「ど」しか話せない状況で、自分の思いが伝わらないことにもどかしさを感じ、周りの生徒はなんとか気持ちを読み取ろうと必死になっていました。
講義の後半では、演習の振り返りを最初に行いました。鈴木先生は「目の前の患者が困っていること、伝えたいことを考える想像力が、医療従事者として大切なことだ」と話されていました。
講義の最後には、失語症の患者に面会する前に知っておきたい情報について考える模擬カンファレンスをおこないました。生徒はしっかりと想像力を働かせながら、自分の働いている姿をイメージしながら課題に取り組んでいました。
次回は「看護の仕事、チーム医療における役割」について講義をしていただきます。