学年・専門部
第1回ひとはく連携セミナー「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~
今年も学校設定科目「人と自然」の授業で、ひとはく連携セミナーがスタートしました。有馬高校の人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。有馬高校から徒歩で約25分。みんなで元気よく歩いていきます。
さて、第1回目のセミナーは「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~」をテーマに、毎年お世話になっている鈴木武研究員の講義を拝聴しました。
まず、身近な生き物について説明がありました。生き物には特徴から名前がついているものが多くあるようで、イモリは井戸や池を守る「井守」、ヤモリは家を守る「家守」、コウモリは河を守る「河守」という意味が込められているとのことでした。また、コウモリの翼の構造についても教えていただきました。コウモリの翼は、人間でいうと「腕」に当たります。コウモリが哺乳類であることを知っている生徒は多くいましたが、人間と同じように、5本の指があることを知り、驚いていました。
次に、鈴木先生が研究の第一人者であるタンポポについて説明していただきました。タンポポにはカンサイタンポポやセイヨウタンポポ、シロバナタンポポなど多様な種類があり、花弁の色はもちろん、特に外片(総苞外片)の細かな形の違いで見分けるのだそうです。総苞外片がぴったりとくっついているのが「カンサイタンポポ」、反り返っているのが「セイヨウタンポポ」です。ちなみに近年は、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの雑種も増えているそうです。また、タンポポと見間違えやすいブタナとの見分け方についても教えていただきました。
最後に、鈴木先生のコレクションも実際に見せていただきました。ヘラクレスオオカブトや蛇のレプリカ、イモリやハツカネズミ・・・それぞれの生き物の触り方や特徴など実際に触れて学ぶことができました。
ネズミの標本を観察しながら、ネズミの分類についても教えていただきました。ネズミは「Mouse」ネズミ亜科、「Vole」ハタネズミ亜科に分類されます。違いとしては、耳が大きく尻尾が長いものが「Mouse」、耳が小さく尻尾が短いものが「Vole」に分類され、実際に「Mouse」を触らせていただきました。とっても可愛かったですね。
鈴木先生、本当にありがとうございました。
人と自然科 バナナの収獲&販売
有馬高校の大温室で栽培していたバナナの追熟も無事に成功し、販売を行いました。
販売は大きな房のままその場で切って渡すというワイルドなスタイルで行ったので
インパクト抜群の販売実習となりました。
収獲したバナナの1つは見やすい場所にテープで展示しておきました。
新しい取り組みとして多くの人から評価されることを期待しています。
演劇鑑賞「もしイタ」
5月29日(木)、本校体育館において、芸術鑑賞会を実施しました。(3年生は2~4時間目、1・2年生は5・6時間目)
関西芸術座MIRAI企画部の方による演劇「もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら~」を鑑賞しました。
観客が演技者と同じ目線で見られる空間で、音響・照明・小道具は一切なし、という舞台で、俳優の皆さんの身体表現のみによる見事な演技に、生徒たちはすっかり作品の世界にひきこまれていました。
3年生は、劇の鑑賞のあと、劇団の方によるワークショップに参加しました。
声の出し方や立ち方、ウオーキングアップなどについて練習した後、班ごとに、そして最後は全員で声を出し合うという形で、一つの「作品」を作り出していきました。
3年生は、6月12日(木)・13日(金)の有高祭において、クラスで演劇に取り組みます。今日学んだことを舞台の上で活かしてもらいたいと思います。
俳優の皆さんは、身体をフルに活用して、様々な役を演じ分けていらっしゃいました。その表現の豊かさを、生徒たちも肌で感じることができたと思います。また、我々職員にとっても、大変勉強になりました。
関西芸術座MIRAI企画部の皆様に、心よりお礼申し上げます。
人と自然科 3年生 地域自然保護「有馬富士公園での里山管理体験」
有馬富士公園を含む北摂地域は古くから里山の利用が盛んでした。
現代では活発な利用はされていませんが、地域の資源として里山の利活用を目指しています。
しかし、何もせずに放置してしまうと生物多様性や資源としての活用ができなくなってしまいます。
適度に管理を行い、資源として活用できるように下草であるササの刈り取りや常緑樹の間伐などが必要です。
生徒たちもササや間伐作業を通して里山管理の難しさや意義を改めて感じることができました。
人と自然科1年 総合実習(野菜班)「ジャガイモの収穫」
5/28(水)、少し汗ばむ陽気のもと、1年生でジャガイモの収穫です。
今回、収穫する品種は「メークィン」と「キタアカリ」です。
まずは、株を抜き取り、ビニルマルチをはがしていきます。
次に、スコップを使い、イモを掘っていきます。
傷つけないように慎重に進めていきます。
3つのグループに分かれて実習を行いましたが、どのグループも協力して
行うことができました。