カテゴリ:農業部
人と自然科 1年生 農業と環境「幼稚園とスイートコーン収獲体験」
4月から種まき、植え付けと大事に育ててきたスイートコーンもいよいよ収獲です。
6月以降の高温と早々終わってしまった梅雨の影響が心配でしたが、無事に収獲を迎えました。
収獲体験で北摂第一幼稚園の園児たちと一緒に収獲体験を行いました。
生徒たちも安全に気を付けながら、元気いっぱいの園児と一緒に楽しく収獲体験を行いました。
短い時間ではありましたが、お互いにすてきな時間となりました。
人と自然科 1年生 上級学校訪問「龍谷大学農学部の見学」
普段、校内で農業を学ぶ「人と自然科」の生徒たちが、龍谷大学の農学部キャンパスを訪問しました。
大学では講義としてイシクラゲに関する最新の研究報告を聞き、自然環境や食品への応用に興味を深めました。
また、大学で学ぶ卒業生との座談会では、進路選択や大学生活についてのリアルな話を聞き、多くの刺激を受けました。
キャンパス内の高度な分析機器や実験室、最新のスマート農業技術を使った栽培農場も見学しました。
訪問を通じて将来の学びの場としての具体的なイメージを持つことができる貴重な体験となりました。
人と自然科 「PILLAR2025さんだチャレンジャーズアワード授賞式」
様々なジャンルにおいてがんばって活動している三田市ゆかりの人を表彰する「さんだチャレンジャーズアワード」に本校3年生のフラワーアレンジメント部の生徒が選ばれました。
第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテスト金賞・文部科学大臣賞が評価されました。
緊張の中、受賞の喜びについてのスピーチも堂々と行いました。
今までの努力が評価された瞬間でもありました。
人と自然科 3年生 植物バイオ「目指せ!野生酵母の採種」
バイオテクノロジーの分野として微生物に関する内容ははずすことのできない内容です。
微生物の培養を行うために有馬高校で収獲したジャガイモのうち、
傷のあるものを培地の成分として使用しました。
それを使った培地に校内の植物からどんな微生物が採種できるかを調べる実験を行いました。
うまく酵母菌が採種できれば「有高酵母」で発酵の実験やパン作りができるかもしれません。
人と自然科 3年生 地域自然保護「有馬富士公園の里山について」
有馬富士公園での里山管理について現場で学習を行いました。
最初は目をつぶって風や音を感じ視覚以外の五感で自然を感じる大切さを学びました。
風が吹いていたので葉擦れの音や鳥の鳴き声など様々な自然の音を感じました。
その後、山道に隠されたたおもちゃを探し出すゲームを体験し、
集中してものを見る大切さを学びました。
山に入ってシカやイノシシの痕跡を見つけたり、
野生動物との共生の難しさを目の当たりにしました。
最後に里山管理としてササ刈りを行いました。
暑い日の実習でしたが、たくさんの学びがありました。+
人と自然科 1年生 農業と環境 「田植え実習」
いよいよ三田市内でも5月下旬から田植えがスタートしました。
1年生も恒例の田植え実習を行いましたが、
1回目の田植えは折からの雨によりあえなく中断となりました。
3列ほど植えられた田んぼを見ながらリベンジマッチを期待していました。
2回目はすっかり晴れてむしろ暑いくらいの晴天になりました。
スイートコーンの管理と並行して田植えを終えることができました。
普段使わない「ぬかるみを歩くための筋肉」を使って
すっかりくたくたになっていましたが、無事に今年度の田植えを終えることができました。
秋の収穫が楽しみです。
家庭科 人と自然科「フードデザイン」授業協力
6月2日(月)3・4限人と自然科「フードデザイン」の授業で、辻調理師専門学校より講師の先生に来ていただき、「有馬の野菜を使った西洋料理実習」を開催していただきました。
***MENU***
・茄子のパスタ「給料日前のチーズ」添え
・レタスのクリームスープ
・茄子のチョコレートケーキ
榊先生の楽しい説明と小野先生の手際のよいサポートのお陰で、有馬の野菜を使ったお料理が並びました。
日頃実習で育てている野菜を美味しく食べることや、栄養価を考えて調理することなど、沢山のことを教えていただきました。先生方、ありがとうございました!
また、放課後は、飴細工の実習を行っていただき、3名の生徒が参加し美しい飴の花を製作していました。
つやのある美しい飴細工に仕上げるには、飴の特性を理解することが重要です。時間が経つと溶けてしまうので、乾燥材が入ったケースに入れて大切に持ち帰りました。
製菓にも様々な専門分野があります。興味がある人は、是非さまざまな学校のオープンキャンパスに参加して、進路選択に役立ててください。
第2回ひとはく連携セミナー「未来に残したい農業や農村の魅力」
5月30日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第2回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回第1回目も『兵庫県のいろいろな生き物』をテーマに講義していただきました。
第2回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤彬史 研究員より講義をいただきました。
まずは、2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された和食から見る、大豆生産の今について説明いただきました。日本人食文化を考えるうえで味噌や醤油などの使用される大豆は和食の要です。しかし、国内自給率は約20%で、ほとんどを安価に購入できるアメリカやカナダ、ブラジルから輸入しています。このまま大豆生産が衰退してしまえば、和食を支える大豆加工品の生産や加工・調理・盛り付けに関する文化も引き継げなくなる可能性が高くなります。
その他にも、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されている日本の文化について学びました。2014年には「和紙」が登録されました。和紙の原料は、コウゾ・ミツマタ・ガンピなどが主に使用されています。その和紙の生産におけるコウゾの国産比率はおそらく5%以下といわれており、文化財の補修に使用する和紙も外国産が使われているのだそうです。(ちなみに絹の国産比率も0.2%以下という状況…。)
このように、日本の大切な文化を支えるための原料生産に関わる文化は絶滅寸前。衛藤先生から、「このままでいいのか?何ができるのか?自分たちで考えてみてください。」とお話がありました。正解がない問いについて考えることは難しいですが、しっかり考え抜いてほしいと思います。
そして多様な農村景観を守る取組みについても学びました。学校での授業でも学んでいますが、近年農業就業人口が減少し、農業は衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。先生からは棚田や傾斜地農業、静岡県伊豆市の水わさび伝統栽培など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。
また、先生から『農業はクリエイティブだ』という言葉をいただきました。丹波篠山市のある農家さんでは、ホウレンソウをあえてとう立ちさせ、柔らかい葉を摘んで1枚単位で販売するビジネスを展開されています。また、通常はかがんで収穫する必要がある大納言小豆の栽培中、つる化している個体があることに気付き、この個体を選抜しつる化させ支柱を使用して栽培を行ったそうです。その結果、お年寄りでもかがまずに収穫できるようになったそうです。農業が持つ多様な可能性を感じることができました。
最後に、全国の在来大豆や兵庫県の在来大豆、古代米を見せていただきました。初めて見る大豆ばかりで、大変興味深かったです。
衛藤先生、本当にありがとうございました。
第1回ひとはく連携セミナー「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~
今年も学校設定科目「人と自然」の授業で、ひとはく連携セミナーがスタートしました。有馬高校の人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。有馬高校から徒歩で約25分。みんなで元気よく歩いていきます。
さて、第1回目のセミナーは「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~」をテーマに、毎年お世話になっている鈴木武研究員の講義を拝聴しました。
まず、身近な生き物について説明がありました。生き物には特徴から名前がついているものが多くあるようで、イモリは井戸や池を守る「井守」、ヤモリは家を守る「家守」、コウモリは河を守る「河守」という意味が込められているとのことでした。また、コウモリの翼の構造についても教えていただきました。コウモリの翼は、人間でいうと「腕」に当たります。コウモリが哺乳類であることを知っている生徒は多くいましたが、人間と同じように、5本の指があることを知り、驚いていました。
次に、鈴木先生が研究の第一人者であるタンポポについて説明していただきました。タンポポにはカンサイタンポポやセイヨウタンポポ、シロバナタンポポなど多様な種類があり、花弁の色はもちろん、特に外片(総苞外片)の細かな形の違いで見分けるのだそうです。総苞外片がぴったりとくっついているのが「カンサイタンポポ」、反り返っているのが「セイヨウタンポポ」です。ちなみに近年は、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの雑種も増えているそうです。また、タンポポと見間違えやすいブタナとの見分け方についても教えていただきました。
最後に、鈴木先生のコレクションも実際に見せていただきました。ヘラクレスオオカブトや蛇のレプリカ、イモリやハツカネズミ・・・それぞれの生き物の触り方や特徴など実際に触れて学ぶことができました。
ネズミの標本を観察しながら、ネズミの分類についても教えていただきました。ネズミは「Mouse」ネズミ亜科、「Vole」ハタネズミ亜科に分類されます。違いとしては、耳が大きく尻尾が長いものが「Mouse」、耳が小さく尻尾が短いものが「Vole」に分類され、実際に「Mouse」を触らせていただきました。とっても可愛かったですね。
鈴木先生、本当にありがとうございました。
人と自然科 バナナの収獲&販売
有馬高校の大温室で栽培していたバナナの追熟も無事に成功し、販売を行いました。
販売は大きな房のままその場で切って渡すというワイルドなスタイルで行ったので
インパクト抜群の販売実習となりました。
収獲したバナナの1つは見やすい場所にテープで展示しておきました。
新しい取り組みとして多くの人から評価されることを期待しています。
人と自然科 2年生 フローラルアート「生花を使ったコサージュ作り」
前回まではワイヤーのテクニックやテープの巻き方について何度も練習を繰り返していましたが、
いよいよ本物の草花(生花)を使ってコサージュを作ってみます。
校内で栽培しているガーベラなどを採取し、自分のセンスで組み立てていきます。
作業もてきぱきと進み、今までの練習の成果をいかんなく発揮してもらいました。
人と自然科 2年生 草花「世界にひとつ!新しいパンジーの開発を目指して」
草花の授業では草花の品種改良について学んでいます。
学校で栽培しているパンジーやビオラと、
学校周辺で見ることのできるスミレとの交雑が可能かを調べるため、
交雑育種を行いました。
地域自生のスミレから花粉を採取し、校内で栽培しているパンジーやビオラに受粉を行いました。
はたして有馬高校オリジナルのビオラが生まれるのでしょうか。
楽しみに様子を観察したいと思います。
人と自然科 農業クラブ 「兵庫県農業クラブ理事会」in山崎高校
今年度の農業クラブで行われる行事などの確認や相談を
兵庫県11校の農業高校の生徒の代表が集まって話し合いを行いました。
会議の後は交流会が行われ、ピザ窯を使った調理体験も行われました。
できあがったピザをみんなで楽しみながら他校の生徒とも親交を深めることができました。
農業クラブの活動が活性化するよう協力してがんばります。
人と自然科 2年生 フローラルアート「目指せ!テーピングマスター」
フラワーアレンジは細い針金を使う「ワイヤリング」と専用のテープを使って固定する「テーピング」の2種類の技術を基本とします。
この2つの技術をマスターするために、2回にわたって練習を行いました。
テープがうまく巻けなかったり、抜けてしまうアクシデントもありましたが、何とか練習の甲斐もあってテーピングもワイヤリングもマスターすることができました。
次のステップが楽しみです。
人と自然科 1年生 農業と環境「圃場の準備・観察」
4月21日に播種(種まき)を行ったスイートコーンも発芽してきました。
実際にまいた種の数と発芽した数を数えて発芽率の計算も行いました。
80%を超える安定した発芽率は確保できたでしょうか?
80%を下回っていた場合は何が原因かを考察してみるのも農業の学びのひとつとしてしっかり考えました。
圃場では耕運機である程度の畝(作物を植える土の盛り上がった所)はできているのですが、表面や谷の部分は鍬を使って整地しなければなりません。
使い慣れない谷あげ鍬(ぐわ)を使って畝たてを頑張りました。
いよいよ次回はスイートコーンを植え付けに進んでいきます。
めきめき成長する生徒もスイートコーンも楽しみな夏になりそうです。
人と自然科 2・3年生 「春の農業祭」
春休みの間から着々と準備を進めていた春の農業祭が実施されました。
生徒たちも早々と登校して準備を進めてくれていました。
開会式では有馬高校のオリジナルの法被(はっぴ)を着た校長先生による挨拶、農業クラブ会長による挨拶がありました。
その後、各グループに分かれ、販売実習がスタートしました。
例年通り、多くの地域の方々が来校してくださり、大盛況となりました。
生徒たちも地域の方に商品の説明などを行い、コミュニケーションの力もめきめき向上している様子がみられました。
たくさんの方々と触れ合うことができた充実した1日となりました。
次回は「秋の農業祭」が11月8日(土)に実施されます。
今回よりグレードアップした生徒が農業祭で見られることを期待しています。
人と自然科 2年生 ナチュラルキープ「無煙炭化器を使った間伐材の利用に向けて」
有馬高校には敷地内に敷地内に竹林があります。管理を怠ると一気に成長して「放置竹林」になってしまいます。この日は事前に伐採しておいた竹を無煙炭化器に入れて燃やし、竹炭の制作を行いました。
完成した竹炭は土壌改良剤などに使用し、持続可能な地域資源の活用を目指した農業の実現を目指して利用していきます。
人と自然科 2年生 フローラルアート「ガイダンス」
人と自然科では専門の授業の一環としてフラワーアレンジについて学ぶ授業「フローラルアート」という科目があります。
2年生第一回目の授業は花と人とのかかわりや、実習を行うにあたっての注意点など基礎的な内容について学びました。
今後、実習を重ねてアレンジメントの技術を獲得し素敵なアレンジメントで誰かをハッピーにできる日を楽しみにしています。
人と自然科 入学式に向けて黒板アート
いよいよ入学式が近づいてきました。入学式に向けて農業クラブのメンバーによる黒板アートの制作が行われました。
今年の黒板アートは去年と異なり、大阪万博のキャラクターと人と自然科の「ひとしくん」と「ひとみちゃん」が仲良く手をつないでいる2025年を象徴するデザインになっています。
新入生にとって心に残る入学式になると思います。
入学式が楽しみです。
人と自然科 演習林実習に行ってきました
令和6年度もいよいよ終わろうとしています。人と自然科では、春休み中も当番で実習の授業(総合実習B)があり、春の農業祭に向け準備を進めています。生徒は元気に登校し、楽しそうに頑張っています。
昨年度の春の農業祭に関する記事はこちら(ちなみに令和7年度の春の農業祭は4月19日(土)を予定しています。)
さて、そのような春休みの当番実習の一環として、3月31日(月)果樹と緑班の3年生が12名が演習林実習を行いました。有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しており、果樹と緑班の生徒が林道整備を行っています。また、課題研究などで使用する緑化材料などを採集し活用したりしています。(人と自然科になる以前は林業を学んでいたようで、木の枝内実習や間伐、伐採など、木材生産も行っていたようです。)
朝8:20頃、最寄りの藍本駅に生徒が集まってきました。
現地に到着し、引率の先生から本日の実習について説明です。今回の最大の目標は「怪我をせず、無事に下山すること」です。実習用手袋を必ず着用すること。お互いに声掛けをすること、特に斜面を伸るときには落石などで下の生徒に大声で知らせること・・・など安全に関する注意を中心に確認し、生徒はしっかりメモをとっていました。
そしていよいよ入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。
演習林の中に入ると、林道が整えられています。実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。そして林道に芽を出していた実生の苗を剪定はさみで切っていきます。このまま放置しておくと林道で大木に成長してしまうので、小さいうちからしっかり取り除いておきます。
道中、風で折れた丸太などが林道をふさいでおり、協力して林道の外に運び出していきます。
そしていよいよ尾根に向かって登山です。演習林実習一番の難関、急な坂を登ります。
落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。
無事に尾根に到着。一休みです。
再び整備しながら上を目指します。
林道にはみ出していた樹をチェンソーやのこで切断し、運び出します。
3時間近く行った演習林実習も無事終了。山歩きにも皆慣れてきたのか、下山はスムーズです。
そして麓で、課題研究や実習で活用できそうな植物を観察しました。
充実した演習林実習でしたね。皆さんお疲れ様でした。
今回実習を頑張った2年生もいよいよ明日から3年生。最上級学年ですね。人と自然科のリーダーとして下級生の手本となるように頑張ってください。応援しています。