生活創造科(~2019)

生活創造科

山崎高校の防災体験活動はすごい!!

12月18日、山崎高校の防災体験活動を実施しました。
本校のそれは、すごいのです。
そして、今年度はさらにバージョンアップして…。

何がすごいかというと、第1に、企画・運営を生徒自身が行っているということ。(生活創造科2年生が担当)
第2に、全校生徒のみならず、地域の方々も巻き込んで取り組んでいるということ。(今年度は兵庫県立大学とも連携して行いました)
第3に、内容が充実しているということ。(学年ごとにメニューを変えて行っています)

まず、1年生。
地域の高齢者のお宅に伺い、避難誘導。避難所を想定した同窓会館で、段ボールの椅子を作成。温かい飲み物とアルミブランケットを配布。グループごとに交流しながら防災ゲーム。地域防災についての調査報告。
地域の高齢者が、災害時についてどんな不安を持っておられるのか等、自治会にご協力いただき、生活創造科2年生全員で手分けし、1軒1軒調査に伺い、交流を重ねてきました。そこで気づいたことや考えたことを1年生や地域の方々の前で発表しました。


次に2年生。

「食から防災を考える」ということで、9月に講演会・実習会を行い、そこで学んだことを生かして炊き出し献立を生活創造科生が考えました。今年度は「豆ご飯」と「そうめん汁」。炭水化物だけでなく、たんぱく質やミネラルも補給でき、保存性の高い食材を使用し、ポリ袋を使った湯せん法による衛生的な調理・配布をたくさんの生徒に実習してもらえるよう企画・準備しました。

男子生徒は、土嚢作り・薪割りも体験。

同窓会より寄贈していただいた大鍋で、普通科女子による豚汁炊き出しもしました。
右上写真は、森林環境科学科が作った丸太ストーブ。上に鍋を置いて加熱することもでき、非常時に役立ちます。このデモンストレーションもありました。

さて、3年生。
まず、今回の地域調査(1年生のところ参照)においてレクチャーいただいた兵庫県立大学の大学院生から、地域とのつながりの大切さについてお話を聞き、その後防災についてのクラス対抗クイズ。


次に、AEDを用いた心肺蘇生法の実習と担架・三角巾法の実習。
消防署の方にも来ていただき、(担当の生活創造科2年は事前研修をし)実施しました。

どれも大変充実した体験活動となりました。
地域は自分達の力で守るという意識が、生徒一人一人の中で大きくなったと実感しています。
(この活動は、NHK、毎日新聞、ケーブルテレビ他で取り上げられました。)

生活創造科のお茶会。

生活創造科3年生は、学校設定科目"和の文化”を学習しています。
各自の興味関心によって、「茶道」・「着付け」・「和菓子」の中から1つ選択して履修します。

12月14日、校内の茶室でお茶会を催しました。
着付け選択者は自分で着物を着付け、
茶道選択者がお手前を披露しました。
この日のお菓子は、和菓子選択者が考え、作りました。

クリスマスシーズンだったので、「聖夜」という和菓子にしました。
とってもかわいいものができました絵文字:笑顔

学習したことを披露し合い、生活創造科ならではの素敵なお茶会ができました。絵文字:キラキラ

第4回山高オリジナルパンコンテスト

今年度も、山高オリジナルパンコンテストを行いました。
パン作りを研究している本校生活創造科生徒と、地域の中学生のアイディアのコラボレーションにより、新たな食文化を創造するという目的でやっております。

①宍粟市の特産品を使ったパン
②山崎高校キャラクター”やまちゃん・さきちゃん”をイメージしたパン
の2部門。
こんなパンがいいな…というアイディアを応募してもらい、食文化選択生徒が実際にパンにするというもの。

今年度は316点の応募があり、その中から次の8作品が入賞しました。
①特産品部門
 最優秀賞
「黒豆パン」

中は特産の黒豆で作ったあん。トッピングも黒豆。きな粉を振っています。甘さ控えめの噛み応えのある生地で黒豆のおいしさを引き立てます。
 市立山崎南中学校
1年 浦田 尚宏
 優秀賞
「しか肉カレーパン」

特産の鹿肉で作ったスパイシーなカレーを包んでいます。見た目もコロンと丸くてかわいい。
  市立山崎東中学校
1年 鳥越 菜摘
 優秀賞
「ねじねじパン」

パン生地に、特産の自然薯と、黒豆の甘煮を練り込んでいます。さらに、波賀特産のりんごジャムとブルーベリージャムの2種類を生地に加え、2色をねじねじして発酵させ、油で揚げてチョコをかけています。

  市立波賀中学校
2年 武田小夏
 優秀賞
「ブルーベリー&ホワイトチョコベーグル」

特産のブルーベリーをセミドライブルーベリーにし、ホワイトチョコとくるみを加えて、もっちりとしたベーグルに仕上げました。
  市立山崎南中学校
1年 水口 愛梨
 優秀賞
「じねんじょときんぴらのピザ風パン」

パン生地の上に軽く味付けした自然薯を盛り、きんぴらごぼうをたっぷりと乗せ、ごまをふって焼きあげます。ごぼうのシャキシャキ感と自然薯のふわとろがベストマッチ!
  市立波賀中学校
1年 北川 未来
②キャラクター部門
 最優秀賞
「やまちゃんパン」

中身は特産のりんごを甘酸っぱく煮たもの。写真では見えませんが、りんごの皮を一緒に煮てきれいな赤色に仕上げています。頭の緑色はほうれん草をゆでてすりつぶしています。つぶらな目は黒豆。
 県立山崎高等学校
1年 小椋あすか
 優秀賞
「さきちゃんのおいもパン」

中身はさつま芋で作ったあん。裏ごしした滑らかなあんに、角切りしてバターと砂糖をからめたグラッセを混ぜ込んでいます。
桜の髪型に苦戦しました。
  市立波賀中学校
1年 大田 美音
 優秀賞
「ももパン」

生地には水の代わりに桃をすりつぶして練り込んでいます。桃の存在感を出すために角切りの桃をセミドライにして混ぜ込みました。上にはりんごの甘煮をトッピング。
  市立波賀中学校
1年 立道 仁菜
どのパンも、どうやって作ればいいのか、分量も作り方も、担当したチームが試行錯誤しながら考えました。苦心の甲斐あって、どれもおいしくでき上がりました。

高校生レストラン、今年の最終回も大成功。

11月26日、第3回の高校生レストランをしました。
今年度最終なので、最高のレストランにしようと、みんな気合い入れてがんばりました。絵文字:星
モーニングには宍粟市長も来てくださいました。

メニューは、柚子ジャムのサンドイッチ&デニッシュ食パン、野菜たっぷり豆乳スープ、かぼちゃとゆで卵のサラダ、カリフラワーのマリネ、ウインナー、みかんのせヨーグルト、コーヒー。

ランチの方は、和食。鯖のみそ煮、桜えびご飯、かす汁、ふろふき大根の柚子あんかけ、白菜の昆布漬、柿と白玉団子、コーヒーです。
地元産の食材、旬の食材にこだわり、献立作成から、練りに練って準備してきました。

今回もたくさんのお客様に来ていただき、チケットはあっという間に完売しました。
温かいご支援、心から感謝いたします。
アンケートに、「とてもおいしかったです。また来ます。」「かす汁に感激した。今晩早速まねしてみようと思う。」「主婦が作っても失敗が多い味噌煮が上手にできていてびっくりしました。」などありがたいお言葉をいただき、胸を熱くしています。
ありがとうございました。
来年度も、開催しますので是非ご来店ください。

兵庫県総合文化祭合同発表会に参加

11月21日に、神戸ハーバーランドで開催された合同発表会に行ってきました。
県内の家庭に関する学科6校が協同して、ファッションショーやスイーツ販売などをしました。

山高は、3年生のファッションを専門に勉強している生徒7名が、一生懸命に縫った衣装を着て出場。(写真のどこかに写っている…)
他には、これまた3年生が研究を重ねてきた「ハーブを使ったスイーツ」や「やまちゃんクッキー」の販売もしました。


砂糖菓子で作った「山崎高校に春が来た!」も展示。
桜の美しい、私たちの学校を表現したくて、こつこつがんばりました。

たくさんの方々に見ていただけてよかったです絵文字:笑顔
ご指導いただいた日本調理製菓専門学校の先生方、ありがとうございました。