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環境建設工学科長&愉快な先生たち

測量設計業協会西播支部主催「出前講座」を行いました。

 みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。(^_^)/

11月に入り一気に寒くなりました。ブログをご覧の皆さんも、風邪やインフルエンザに気を付けて下さいね。

 今回は、測量設計業協会西播支部が主催する「出前講座」の内容を紹介します。この取り組みは毎年実施しており、今年で7年目になります。西播地区の測量設計に従事されている企業の方から、最新の測量事情についての講義と、最新測量機器の操作を教えていただきます。今回はこの内容を紹介します (^_^)

 まず実習を始める前に、事前講義で最新の測量事情についての理解を深めました。みなさんもドローンは知っていますね?ドローンを飛行させるためには、色々なルールがあります。例えば、人口密集地や空港近くでの飛行は禁止されており、上空150m以上の飛行についても厳しく制限されているようです。少し専門的で難しい内容でしたが、2年生の皆さんはしっかりと話を聞いていました。

 さて、午後になり屋外での実習がスタートです!心配していた天気も「晴れ」で絶好の測量日和となりました。生徒の皆さんの日頃の行いが良かったのかな?(^_^)/

たくさんの測量機器の操作を体験しましたが、やはり生徒から「一番、体験してみたかった!」という要望が多かったのがこれです。

そう、ドローンの操縦体験です!

ドローンを使った測量を「UAV測量」といいます。特に自然災害で人が入ることができない、土砂崩れなどの危険な現場の調査で大活躍します。今日は風が強く心配だったのですが、高度を下げることで操縦体験を行うことができました。そして、何よりも生徒のドローン操縦の上達の早さには驚きました!(^_^)

「みなさん、操作の上達が早いね」とお褒めの言葉も頂きました。

 それ以外にも、様々な測量機器を紹介していただき、改めて測量業界の情報化が進んでいることを実感しました。今回の出前講座で、普段は計算ばかりしている「測量」の授業に興味を持てたかな?

最後は、ドローンで上空からの集合写真をパシャリ!

もしかすると、来年測量業界に就職を希望する生徒もいるかもしれませんね(^_^)/

測量設計業協会西播支部の皆様、毎年楽しい実習体験をありがとうございます!

全国高等学校・建築設計競技 最終審査の結果は!?

 みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

さて、ブログでも紹介しましたが本校生徒の長澤叡司くんが、日本大学主催・全国高校建築設計競技で、全国上位6作品に選出されました。10月18日(土)に、全国1位を決定する公開発表会に出席しました。今回はその様子をレポートしちゃいます!

 10月18日(土)の早朝より新幹線に乗り込み、いざ決戦の地、日本大学に向かいます。

 移動の車内でも発表者の長澤くんは、ずっとプレゼンの内容を復唱し、本番に向けての士気を高めていました。でも、せっかく東京まで来たので限られた時間でちょっと東京観光をしました。本人の希望も聞いて「東京スカイツリー」へ向かいました。展望回廊のある地上450mの高さから東京の大都会を見渡し、長澤くんも少し緊張から解放された様子でした。ずっと、気が張っていては気持ちもしんどいので、リフレッシュは大切ですね(^_^)

さて、簡単な昼食も済ませ、ついに発表会場のある日本大学理工学部に到着しました。全国上位6作品に選出された他校の様子を見ても、どの生徒も発表資料を片手に本番に向けて、発表原稿を繰り返し読んでおり、会場は緊張に包まれておりました。

その後、審査員の方より挨拶があり、いよいよ公開発表会がスタートしました。公開発表会の内容は、5分間のプレゼンテーションの後、審査員からの質疑応答があります。長澤くんはくじ引きの結果、5番目の発表となりました。下の写真は発表時の様子です。できるだけ原稿を見ることなく、審査員の方を向いて堂々と発表することができました。さすがです!!(^_-)-☆

 その後の質疑応答では、非常に鋭い質問が審査員から飛び交いますが、丁寧に回答していました。本番に向けてこれまで練習を重ねましたが、予想以上に難解な質問が飛び交いました。よく耐えきった!偉い!(^_^)/

さて、審査結果ですが・・・

「優秀賞」を頂くことができました!!最優秀賞などの上位受賞はできませんでしたが、これまで本当によく頑張りました。審査会終了後は審査員の方から講評もいただき、自分の作品の良い所と、改善点が見つかったようです。

本人は「本当に悔しいです!全国のレベルは本当に高かった・・・」と言っていましたが、それと同時に「とても良い勉強になりました。大学に行っても設計コンペに応募して自分の力を試したい。」と非常に前向きな言葉を聞くことができました。

 これまで一緒にコンペ作品製作に関わってきた私自身も、悔しい思いがありましたが、高校生は「勝利」から学ぶことよりも、「負け」から学ぶことの方が多いと感じています。大切なのは「結果をどう受けとめて、次に生かすか」ということだと思います。そして、遠方から、生徒の応援に駆けつけてくれた保護者様にも感謝しかありません。ご協力ありがとうございました。

さて、結果も出たので、作品を掲載いたします(^_^)

設計競技班 うれしいニュース その2「日本工業大学・建築設計競技 入賞!」

 みなさん、こんにちは!環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です(^_-)-☆

10月に入り、少しだけ秋の足音が聞こえはじめましたね。

 さて、前回紹介した日本大学主催の「全国高校・建築設計競技」の上位入賞に続き、今回新たに、別の設計競技(建築コンテスト)で「佳作」に入賞することができました。受賞したのは、吉村朝葵さんが応募した日本工業大学・建築設計競技です。この設計競技も、毎年全国で建築を学ぶ高校生を対象に実施される、レベルの高い設計競技の一つです。

今年の応募テーマは「宮沢賢治の物語の家」でした。「もし宮沢賢治の物語が令和の時代ならどんな家が登場するか?」という想像力とアイデアが試されるテーマでした。吉村さんは4月から、有名な文学「注文の多い料理店」からアイデアを考えはじめ、夏休みもほとんどの時間を作品製作に費やしました。

 その中で、特に力を注いだのが下の写真です。

 そう、模型製作です!もともと手先が器用な特技を生かして、2~3週間かけて精密な模型を完成させました!何もないゼロの状態から図面を描いて、立体的な模型を作るのはとても難しいことです。例えるならば、プラモデルの説明書を自分で作り、部品も一つ一つ自分が設計して作るようなものです。つまり、並外れた想像力が要求されます。

もちろん模型製作だけでなく、図面作成にも多大な時間をかけました。下の写真は色塗りをしている様子ですが、色鉛筆を使って2~3日かけて丁寧に着色していました。これには私も心から尊敬しました!本当にすごい集中力です(>_<)

 本人に入賞した連絡をしたときは、とても喜んでいました!苦労が報われた瞬間ですね。

最近思うのですが、高校生は本当に不思議な力を持っています。ひとつのことにトコトン時間やエネルギーを注ぎこむことができ、私達教員が想像もできないほどの凄い力を発揮することがあります。今回の設計競技班を見ていて、心から感じました(^^)/

 生徒の皆さん、感動をありがとう!! /(^_^)/

全国高等学校・建築設計競技 全国上位6作品に選出! いざ、公開発表会へ

みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

今回は、課題研究 設計競技班から重大な発表があります。なんと、本校生徒が夏休み製作した設計コンペ作品が、日本大学が主催する全国高等学校・建築設計競技で、全国上位6作品に選出されました!!今回受賞した作品は、3年生の長澤叡司君の作品です。本当におめでとうございます!!

 このコンペは、数ある建築コンペ(設計競技大会)の中で最もレベルが高く、今年で72回目を迎える歴史ある建築コンペです。全国の建築を学ぶ高校生が応募対象ですが、高専の学生も応募することができるため、上位に入賞するのは至難の業、そして何よりも「運」が必要です。

 これから長澤君は、最優秀賞(全国1位)を決定するために、10月に日本大学で行われる公開発表会に出席し、大学教授と審査委員の建築家の前で5分間の作品プレゼンテーションと質疑応答に臨むこととなります。

 まだ最終結果が出ておりませんので、応募した作品はお見せできませんが、少しだけ完成までの道のりを紹介しちゃいます!

 

①下の写真は夏休みに入ってすぐの様子です。清書用の下書きをしています。設計競技班には4名の生徒が所属していますが、夏休みは毎日朝から夕方まで作品製作に力を注ぎました。

②下の写真は、実は夜8時過ぎの様子です……保護者のご協力もいただき、午後9時過ぎまで作品を製作することを許可して頂きました。「まだ頑張れます!」という本人の言葉を信じ、見守るしかありません(>_<)

何より作品製作にご理解を頂きました保護者の方には、本当に感謝しかありません。

③提出締め切り直前の様子です。最終的な図面のレイアウトのチェックをしているところです。抜けている図面はないか、色塗りは大丈夫か、一つ一つチェックしていきます。

公開発表会の前ですので、作品をお見せすることはできませんが、とても完成度の高い作品が出来上がりました!

結果につきましては、10月下旬頃に作品の完成写真付きでブログにアップする予定です。皆さん、応援よろしくお願いしますね!

令和7年度 夏季休業中の「ものづくり研究」

 こんにちは、環境建設工学科長の『グリーンT』です(^^)

 長かった夏休みも終わってしまいましたが、新たな気持ちで2学期に臨んでいます!

今回は「好きなものを形にしたい」という、ものづくりに関する報告です。先生も詳しくは知らないのですが、様々な武器を使って巨大なモンスターをハンティングするゲームがあることを皆さんは知っていますか?夏休みに入る前、1年生の生徒から「ゲームに登場する武器を自分で作ってみたい!」と相談されました。でも、ゲームをしない先生にはイメージが湧きません(-_-;) 生徒と一緒にデータを集めながら試行錯誤を重ねること一ヵ月、やっと完成までたどり着きました。材料は全て木材を加工して、塗装も施しました。なかなかの出来栄えです(^^♪ 何より、生徒の「つくりたい」という気持ちって凄いなあ、目標を持って取り組む姿はカッコいいなあ、と改めて感じました。わずか一ヵ月という短い期間でしたが、様々な面で成長した生徒の姿を目の当たりにしたのでした♪