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環境建設工学科長&愉快な先生たち

環境建設工学科:1年生の授業「建物のスケッチをしてみよう!」

みなさん、こんにちは。

毎度おなじみの環境建設工学科の愉快な先生ことハッピーです(^^)/

寒暖差が激しい日が続きますが、体調は大丈夫ですか?

 

さて、龍野北高校の生徒は1年生全員がタブレット(アイパッド)を持っています。今回はこの最新機器を活用した1年生の授業を紹介します。

今回の授業のテーマは「スケッチ」です。スケッチといっても、何もない白い紙にいきなり建物の絵を描くのはとても難しいですよね?そこで今回は「アイパッドを使った建築スケッチ」をにチャレンジしました。

さて……、どんな方法かというと、まず屋外に出てアイパッドで龍野北高校の校舎を自分が「カッコいい!」と感じるアングルを決めて、写真撮影をします。みんな少しカメラマンになった感じで、真剣な表情で撮影していますね。

 

 

その後、教室に戻って撮影した建物の形をアップルペンシルで写し取ってスケッチしていきます。絵が苦手な人にとっては、紙にいきなり鉛筆で描くより簡単・手軽にできます。実は、建物の形を写し取っていくだけでも、建物の細かい部分(専門用語で「ディテール」と言います)を学ぶ勉強にもなるのです。

 


そして最後は、白い紙の上に鉛筆で建物を描きましたが、やっぱり難しいようですね…… (-_-;)

でも皆さん、集中して楽しみながら描いていましたね!

 

 

 
やっぱり、デジタル機器が発達しても手描きの能力も大切です (^_^;)

1年生の皆さんも、来年からそれぞれの類型に分かれて本格的な学習がスタートします。今回の授業で「建築の楽しさ」を感じてほしいと思うハッピーでした。

環境建設工学科:1年生工業技術基礎 「最終回:家の設計をしてみよう!」

みなさん、こんにちは!

環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

ここの所、私は花粉症で苦しんでいますが、ブログをご覧の皆さんは大丈夫ですか?(>_<)

今回も、1年生の工業技術基礎(建築類型)の授業の様子を紹介しちゃいます!

今回の授業が1年生で最終回ということもあり、「住宅の間取り図作成(自由設計)」をしました。少し技術的にも「1年生には、まだ早いかなぁ…」と思っていましたが、思い切ってチャレンジさせてみました。でも2階建ての間取り作りは、建築を本格的に学習していない1年生にはしんどいと思ったので、今回は平屋建て(1階建て)の設計にしました。

これまでの建築製図の内容は、線の引き方をメインとしたトレース作業(図面を見た通りに写す作業)をしていましたが、今回はお客さんの要望に合った間取りを、自分でゼロから作るというクリエイティブな内容です!さらに、「完成までの制限時間は2時間」という条件も設けました。生徒も初めは「無理だぁー。間に合わない…」と口々に言っていましたが、途中からスイッチが入り、ものすごい集中力でペンを動かして、ほとんどの生徒が完成させました。中には、先輩顔負けの完成度の高い作品を作る生徒もいました。

完成後は、全員の間取り図を机に並べて講評会を実施し、自分が気に入った作品に1票投票する時間も取りました。他者の作った間取りを見ることで、自分の中にも新たな「発見」や「気付き」が生まれますからね。

今回の授業で、建築の「楽しさ」と「難しさ」を同時に体験できたようです。(^^)/

 

環境建設工学科:有志による「一号棟 北広場陥没修理」工事

皆さん、こんにちは!トゥクトゥクす。気づいていましたか? 正門を入った渡り廊下の下(1号棟北)のレンガ(インターロッキング)が、陥没していたこと!! 車も通ることがあり「危険 極まりない」状態が永く続いていました。

そこで、このたび環境建設工学科2年生有志6名が協力し、工事現場での作業と同じように取り組み、力を注ぎ復旧しました。 すごい!!!

【着工前】 ◎ 陥没深さは、約6㎝、レンガ(インターロッキング)の厚みは、8㎝でした。

<測れば深さがよくわかります。>

(陥没深さ) 

<思っていたより分厚かった。>

レンガ(インターロッキング)厚

 

本校は、平成20年に旧龍野実業高校と旧新宮高校の発展的統合により開校され、平成21年4月に素晴らしい新校舎に移転しました。

それから約15年が経過しようとしています。現在の校舎は、芝田(コゲタ)地区の方々のご理解により農地を埋め立てた上に建っています。局部的に地盤沈下が起き、沈下したものと思われます。

 

【では、作業工程を見てみましょう!!】

 《 ヘルメットを着用していませんが、ご勘弁を!》

しっかりと組み合わさり、隙間のないレンガを一枚一枚はずすのには、技術と体力が必要でした。

皆が、一枚一枚 手作業でめくって 約2m 四方のレンガを撤去しました。

やはり、思っていたようにレンガの基礎となる土が沈下していました。 なぜか! それは授業の中で学習してくださいね!!

① 沈下している所に再度沈下しないように砕石を入れ、締め固めます。

  

 “空ねり”作成

 

 じょうずに敷き固めましたね!さすが、環境建設工学科!!

 

② 砂とセメントを混ぜた’空ねり’といわれるものを補填し、締め固めながら必要な高さまで水平を確認しながら整地しました。

 

しっかりとした基礎が、美しくできましたね! 

すごい!! 職人さんみたい

 

この後が、難関のレンガの敷復作業となります。思うように、なかなかハマりにくい??

 

③ 取り除いたレンガの模様の向きも考えながら、一枚一枚組み合わせて再度沈下しないように上から叩きながら敷締めます。  この作業が、一番難しんですよ???

  

 

再び、沈下しないようにレンガもしっかりと打ち込みながら水平に敷き詰めます!!

 

④ いよいよ、レンガ敷の最終段階です。すべてのレンガがはまり込む瞬間です!

1枚でも収まらなければ、はじめから敷き直しです!!  

  緊張の一瞬です!!!

 

 やりました!!

きれいに収めることができました!!!   すばらし~い

作業中は、安全管理もしっかり!

<作業範囲の明示>

さすが、環境建設工学科!!

 

後片付け、清掃までしっかりとやり遂げました!!

 

皆さん! ここを通ったら私たちの努力を ゆっくりとみてくださいね。 お願いしま~す。

【完了】

  感無量!!

 放課後、長時間をかけて実習等で習得した“ねばり と やる気”そして技術・技能を発揮してやり遂げました!!  やり切った後の表情は、やっぱり“ 笑顔 ”になりますね!!

 また 頑張ろう !!! (勉強も???)

環境建設工学科:1年生工業技術基礎 建築の学び

みなさん、お久ぶりです。環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です!(^_-)-☆

しばらくブログに登場しないうちに、季節もすっかり真冬になりましたね。ブログをご覧の皆さんも体調に気をつけましょうね。とくに受験生の方は気を付けてください。

今回は、1年生の授業を紹介します。1年生も残り約3か月で2年生になります。2年生になると環境建設工学科は、「建築類型」と「都市計画類型」に分かれて、専門的な学習がスタートします。

今回は2年生に向けて本格的に建築の学習を始めた、1年生の実習の様子をお伝えします。

2学期から少しずつ建築の学習をスタートしましたが、3学期は、より本格的な図面作成に取り掛かります。今回の第1回目のミッションは……「木造平屋建て住宅の平面図を完成させよ!」です。

「平屋建て」とは「1階建て」のことです。日本の住宅は2階建てが多いですが、1年生には少し作図が難しいので、今回の課題を簡単にしました。

これまで、少しずつ正しい線の引き方、文字や数字の書き方を学習してきた1年生。さすがに1~2学期に比べると手際もよくなりました。大きな成長ですね!1時間目~3時間目まで、ずっと図面を描く授業でしたが、集中して無言で黙々と作業していました。すごい集中力です。

でも、休み時間はみんなで楽しくワイワイとしていましたよ(^^)/

切り替えは大切ですね!

 

環境建設工学科:栗栖川新宮地区橋梁上部工事 現場見学会

こんにちは!今回は、本校正門前の栗栖川に架かる新橋「龍北橋」の架設を見学しました。

雪がひらひら舞う中での見学・・・橋って、どうやって組み立てられているのでしょう?

 

約23トンのT形の桁をクレーンで吊り上げ、設置部に移動させます。

そして、両端の支持部で待つ職人さんが声を掛け合いながら設置します。

 

とても大きな部材を重機で丁寧に動かし、職人さんたちが細かく声を出し合って協力しながら設置する姿を間近に見ることができました。生徒たちは安全第一の慎重な作業やコミュニケーションの大切さを学んだようです。

次に、場所を休憩室に移動して、部材を保護するシースという部品に、願い事を書かせていただきました。『これが、今後50年、100年と安全な橋を支えるのだと思うと緊張する・・!』という生徒もいました。皆の願いが未来に架かる橋となって叶うよう願っています。

その後、PC(プレストレストコンクリート)鋼材と同じ構造のPC板(通称ぴょんぴょん板)の上を歩き、PC構造を体感しました。PCはコンクリートにPC鋼線を通すことで、コンクリートの苦手な引っ張り力を克服した技術です。龍北橋はこの技術を用いた橋であり、PC橋といいます。

最後に、VRで橋桁の架設体験をさせていただきました。VRは、土木工事のような大規模工事をシミュレーションする際にとても役立っており、今後はより一層使われる技術だそうです。

百聞は一見に如かず!なかなか間近で見ることのできない橋梁架設工事を見ることができ、また丁寧な説明をいただき、より詳しく学ぶことができました。生徒たちにとって大変貴重な体験であり、就職や進学を考える一つの機会となったようです。環境建設工学科では、現場見学や企業説明会など、多くの実体験に触れる機会があるので、自分に合った進路選択のきっかけにしてもらいたいと思います。

環境建設工学科:2年 建築専門分科会製図コンクール

皆さん、お久し振りです。

環境建設工学科長の『グリーンT』です。

今回は12月7日に開催された兵庫県建築専門分科会製図コンクールにおいて、本校2年 建築類型の溝口未来が最優秀賞、一色優花が優秀賞に選ばれたので報告いたします!

このコンクールは兵庫県内にある建築系学科を有する学校の生徒たちが参加するもので、毎年12月に開催されます。2年建築類型の生徒17名は11月の初旬から図面を描き始め、約1ヶ月間を費やして図面を仕上げました。図面を汚さず、いかに正確に描き上げるか、数字や文字が丁寧に記入されているか、その他様々な部分が採点されます。今回入賞した二人は普段から丁寧に図面を描き上げることを意識して授業に臨んでいるので、その結果が表れたのかなと思います。

残念ながら入賞を逃した生徒たちも、与えられた期日をしっかりと守り、遅れることなく全員が期日を守って提出してくれました。私自身はそのことが何よりも嬉しいです(^^)

環境建設工学科:生コンクリート工場施設見学

11月に、2年生が生コンクリートプラントである株式会社ヒメコンを訪ねました!社長をはじめ、数十名の従業員の方々が歓迎してくださいました。

まず、3つのグループに分かれ、建設重機体験コンクリートに関する座学生コンクリートのスランプ試験を、それぞれ順に体験しました。

建設重機体験では、大型のショベルカーやダンプカーの操縦体験、そしてコンクリートミキサー車の内部まで見せていただきました。

幼い頃の記憶が蘇り、ワクワクする生徒たち・・・大型重機の操縦には憧れますよね!

建設重機体験では、大型のショベルカーやダンプカーの操縦体験、そしてコンクリートミキサー車の内部まで見せていただきました。

幼い頃の記憶が蘇り、ワクワクする生徒たち・・・大型重機の操縦には憧れますよね!

 

コンクリートに関する座学では、コンクリートの歴史やコンクリートの製造方法について学習しました。

生コンクリートのスランプ試験では、ひとりずつ、全員が体験させていただき、コンクリートの材料の配合と柔らかさの関係や空隙について教わりました。

 

さらに、希望した生徒には、事務所の内部を案内してくださり、プラント内のミキサーの操作方法について教わりました。パソコンで遠隔操作されており、大きなモニターにはプラント内部が映し出され、安全を確認しながら、コンクリートの硬さについても映像で確認しながら調整しているとのことです。

どの生徒の質問にも丁寧に回答くださり、またどの体験においても、丁寧に教えてくださったので、すべての生徒が、「とてもよい体験をした」、「楽しかった」と目を輝かせていました。

将来について具体的な考えを持つ生徒も居れば、まだ具体的でない生徒もいますが、来年に迫る就職活動や進学活動の一助となれば幸いです。

 

環境建設工学科:令和5年度 建設業魅力説明会

皆さんこんにちは。環境建設工学科長の「グリーンT」です。

今回は兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつである「建設業魅力説明会」が行われたので、その様子をお伝えします。今年度も説明講師として株式会社神崎組から卒業生を含めた4名が来校され、環境建設に在籍する2年生を前に建設業のやりがいや魅力、また2024年度問題で建設業界がどのように変わっていくのかなどを説明していただきました。本校の卒業生も沢山採用していただいている企業でもあり、また卒業生が母校に来て在校生に話をしてくれる姿は本当に嬉しいものです。

「あんなに○○だった△△君が本当に立派に・・・」。決して悪い意味ではありませんよ(^^;

やはり社会に出ると顔つきや話し方も変わるもんだな、と改めて感心しました。

講義の内容も工夫していただき、大変分かりやすい説明会となりました。

 

 

環境建設工学科:3年 課題研究設計競技班「建築パースって何??」

みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピーです。(^^♪

今回も、課題研究「設計競技班」のことについて触れたいと思います。忙しい夏休みも終わり、建築コンペ作品作りも終了し、燃え尽き症候群ぎみの設計競技班の3年生6名。何か刺激になることはないかなぁと考えていた今日この頃……

そこで今回は、外部講師として建築設計フジモトの藤本正敏先生から「建築パース」の実務について教えていただきました。ところでみなさん、「建築パース」って何か知っていますか?

 簡単に言えば、建物の完成予想図を描いたイラストです。よくマンションや家の広告に掲載されている完成イラストを見たことはありませんか?図面だけではイメージできない外観や内装も建築パースを見ることで、一般の人でも理解することができるのが一番のメリットですね。

最近では、コンピュータを使ったCG作品が多いですが、藤本先生は鉛筆と水彩絵の具だけを用いて、手描きでやわらかい雰囲気を表現します。そして、一番の驚きが10分程度で作品を完成させてしまうことです。「早い!・上手い!・美しい!」まさに三拍子そろった素晴らしい作品づくりを実演してもらいました。3年生の生徒も先生の早業にくぎ付けで感動の連続でした (^_-)-

 これから設計競技班6名は「卒業設計」に取り組んでいきます。今回の作品を見てモチベーションを高めてもらえれば何よりですね!

 

 

 

環境建設工学科:3年 課題研究 「コンクリート甲子園への挑戦」

環境建設科(建設系)で学ぶ生徒は、様々なことに チャレンジ しています。

今年は、3年生の課題研究(コンクリート班)で全国的に知られている「コンクリート甲子園」へのチャレンジしました。(詳しくは、「コンクリート甲子園」のホームページを参照してください(https://www.zennama.or.jp/koushien/ )

全国の高校・高専から建設系のチームが出場

 予選(10/30開催 今年は31チーム)   本選(12/9開催 予選上位10校)

建設現場に欠かせないコンクリートの知識と身につけた技術・技能を発揮し、チャレンジしました。試験は、香川県の研修試験センターで開催されました。

 

【競技内容】

〇コンクリートの配合を設計し、テストピース(直径100mm、高さ200mm)を製作し、圧縮試験(破壊試験)を行い確認する。

☆今年の課題は、『圧縮強度 30 kN/㎠』  『軽量化(できるだけ軽い)』の2点です。

残念ながら、龍野北高校は決勝へと勝ち残ることはできませんでした・・・・・  後輩に期待!!

① 配合設計 検討中

② 牡蠣殻洗浄(軽量化のため)

③ 練り混ぜ中

④ テストピース 打設

《 圧縮試験 》

環境建設工学科:3年 課題研究 「建築設計コンペ班の重大報告!」

みなさん、こんにちは!環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。秋も深まり朝晩は涼しくなってきましたねぇ(^^)/

今日はブログをご覧の皆さんに、重大な報告がございます。これまでブログで紹介してきた「建築設計競技」の結果が発表されました。そして、なんと2名が入賞することができました!

・日本大学主催全国高校建築設計競技に3年生の齋藤君が「奨励賞

・日本工業大学建築設計競技に3年生の前川君が「奨励賞

 

いずれも、全国的にレベルの高い設計競技大会で、特に日本大学の建築設計競技は高専の建築学科の学生も数多く応募するため、高校生対象の建築コンペの中では最も難易度の高いコンペとされています。今回は佳作以上の上位入賞こそ果たせませんでしたが、「奨励賞」という快挙!!本当によく頑張ってくれました!(^^)/

入賞した生徒は、夏休みは「お盆」と「日曜日」以外、毎日朝早くから学校に登校し、夜遅くまで設計に取り組んでいました。私としても「ぜひ、この努力が報われてほしい」と心から願っていたので、感無量です……(T_T)

今回は特別に入賞した2作品を写真で紹介しちゃいます。

左側が日本大学に応募した作品で、右側が日本工業大学に応募した作品です。

  

 

もし興味を持ったなら、インターネットで「日本工業大学 建築コンペ」または「日本大学 建築コンペ」と検索してみて下さい。入賞作品一覧が紹介されているHPがあります。

環境建設工学科:3年課題研究 建築設計競技応募までの長い道のり…

みなさん、こんにちは。

環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。(^^♪

ついに、長い夏休みが終わりましたね。ブログをご覧の皆さんは、この夏に良い思い出ができましたか?

実は3年生の課題研究「建築設計競技班」の生徒は夏休みに、ある課題に取り組んでおりました。

それは建築設計コンペです。前にブログでも紹介しましたが、簡単にいうと建築のアイデアコンテストです。今回は特別に、8月後半からの作品完成までの道のりを紹介しちゃいます!

それではいってみましょう!

 

①まず、製図用紙に鉛筆で薄く下書きします。下書き完成後に、製図用の特殊なペンでなぞって清書していきます。実はこれが意外と難しい…(>_<)

 手を止めず一気に線を引かないと、インクがダマになって失敗しちゃいます。

 

②図面だけでは伝わらない部分は、模型を作ります。場合によっては、内装や家具まで作り込みますので、製作期間は最大3週間くらいかかります。完成した模型は、晴天の日に屋上で写真撮影します。

 

③図面が白黒では味気ないので、色鉛筆で着色します。広い範囲を塗る時はエアブラシを使って絵の具を紙に吹き付けていきます。

 

④最後に、全体のレイアウトを確認します。レイアウトは、図面の第一印象を決定づけるものですので、慎重に進めます。「タイトルは大丈夫か」・「全体のバランスは大丈夫か」などを確認して、文字やイラストをパズルのように移動させながら、ベストなレイアウトを探していきます。

 

 

⑤はい。やっと完成です!

3年生は、夏休みもほぼ毎日登校し、毎日夜遅くまで本当によく頑張ってくれました(*^-^*)

完成作品は郵送し、現在審査中ですのでお見せできませんが、もし入賞作品があったときは、このブログで紹介していきますね。

環境建設工学科:青少年のための科学の祭典2023

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

 

今回は、環境建設工学科の課題研究「防災模型班」3年生7名の『青少年のための科学の祭典2023』をのぞき見したいと思います。

今回のタイトルは「ザ!科学の祭典に潜入」です。

 

ここで豆知識を・・・・

総合治水対策

『総合治水対策』って知っていますか?兵庫県土木部総合治水課が行っている取組みです。近年の豪雨災害は、河川の整備だけでは対応が困難となってきています。そこで兵庫県では、河川や下水道の整備(「ながす」対策)に加え、降った雨水を田んぼや学校のグラウンドなどで一時的に「ためる」対策と、洪水が起きても被害をできるだけ少なくする「そなえる」対策を組み合わせた「総合治水」により豪雨災害の被害を軽減しようとする対策をしており、その対策の普及啓発活動に取り組んでいます。

 

本校は県からの依頼を受け、まちを自然災害からまもる総合治水の仕組みを説明するため、ジオラマ模型を製作し普及啓発活動に取り組みました。では、さっそく潜入の様子を見てみましょう。

 

 
写真のように真剣に話を聞いていますね。

実験では模型にジョウロで雨を降らせて、田んぼや校庭などで雨水を一時的にためることにより、河川に流れ出す雨の量にどんな変化があるかを見て、どちらの模型の川の水が先に氾濫するかを調べているよ。次に右の図のように、川が氾濫していない方の模型の方で、雨水がどこにためられているかを確認しているよ。子供たちは、水遊びもでき学習することもでき、終わった後には「ありがとう。」という言葉をかけてくれました。生徒も話すことの難しさや安全面の大切さを実感し、最後には大きく成長した姿を見せてくれました。

 

今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

 

以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」がお知らせしました。

環境建設工学科:令和5年度 建設サマーセミナー(西部地域)

残暑お見舞い申し上げます。環境建設工学科長のグリーンTです。

もうすぐ夏休みが終わってしまいますねえ(泣)。

今年も兵庫県建設業協会のインターンシップである「建設サマーセミナー(西部地域)」に参加しました。

今年は1年生が3名、2年生が3名、計6名の生徒が参加しました。実施期間は8月22日(火)から23日(水)までの2日間です。

今回のブログは写真多目でいっちゃいましょう!!

  

 
 

1日目に訪れたのは加古川市にある「CLTモデルハウス」です。

CLTとはクロス・ラミネーティッド・ティンバーの略称で、欧州で生まれた住宅工法です。(詳しいことは各自で調べてみてね)生徒たちは工法の特徴を学びながら、桧の香りが漂うあたたかな空間を満喫した様子。私もこの住宅が欲しくなりました!

  

 

午後からは姫路市で建設中のマンション基礎工事の見学、そして新築介護老人ホームの内装工事を見学しました。職人さんに指導を受けながら、電動工具で「えいっ!」。壁のネジ止めを体験しました。

 

 

2日目は加西市に行き、鋼材センター新築工事を見学。大きな鉄骨造の建物に驚きました。生徒たちは現場監督さんや職人さんに指導を受けながら、床の配筋工事を体験。みんな慣れない手つきでしたが、上手に完成できました。そして今年も三木市にある兵庫耐震工学研究センターを見学し2日間が終了しました。建設業って沢山の仕事があるんですよ。建設業についてもっと興味を持ってもらいたいグリーンTでした。

環境建設工学科:3年環境建設工学科課題研究 「建築設計競技班の夏!」

みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。(^^♪

非常に暑い日が続きますねぇ…。

ブログをご覧の皆さんも熱中症に気をつけましょう。

 

今回は、3年生が挑戦している「建築設計競技」の状況をリポートします!「建築設計競技」とは、以前ブログでも紹介しましたが、全国の建築を学ぶ高校生たちが奮って応募する、全国規模の設計コンテストのことです。このコンテストに挑戦すべく、3年生は夏休みも返上して、毎日登校して作品作りに力を注いでいます。今回は活動の様子を写真で紹介していきますね!

 

活動写真 その1

このスケッチブックには生徒が4月~7月まで考えたアイデアがぎっしり掲載されています。いわゆる建築の「ネタ帳」です。今回特別に見せてもらいました!

これを基本として設計図を描いていきます。

 

活動写真 その2

アイデアスケッチを参考にして、設計図を作図しています。建物全体のイメージを大切にしながら描いていきます。イメージが少しずつ形になっていく一番楽しい過程ですね(^^)

 

活動写真 その3

設計図が用紙の中にキチンと入るか、レイアウトを確認しています。せっかく描いた図面も用紙の枠の中に入らなければ意味がありませんので、緊張の一瞬ですね…

どうやら、今回はうまく入りそうで一安心ですね!

この後、このレイアウトを参考に清書の作業に入ります。

 

活動写真 その4

設計図に基づいて、模型を作っています。建築は「描く」だけでなく「作る」作業がとても大切です。頭の中のイメージをここで再確認していきます。

 

環境建設工学科:令和5年度 建設業界ガイダンス

みなさん、こんにちは。環境建設工学科長の「グリーンT」です。

それにしても暑いですよねぇ・・・

熱中症には気を付けて頑張りましょう!

今回は環境建設工学科1年生が受講した「令和5年度 建設業界ガイダンス」について報告します。このガイダンスは外部から講師の先生を迎えて、主に建設業の魅力や仕事のやりがいについて話を伺いました。また、2年生から分れて学ぶ「類型選択」の判断材料としての意味も込められています。建設業って実は仕事の分野が広いんです。構造物を設計する仕事、工事現場を管理する仕事、実際に作業を行う専門職、お客様から仕事の依頼をいただく窓口となる営業、建設専門の事務・・・沢山あるので書ききれませんが、皆さんの知らない仕事が沢山あるんですよ。生徒たちには少しでも多くの情報をキャッチしてもらい、これからの進路実現に向けて頑張ってもらいたいと思っています。

さあ、私たち教員が一年間で最も忙しい夏休みが始まります。私も暑さに負けないよう頑張ります!!

 

 

 

環境建設工学科:建設系企業魅力出前講座

皆さん、こんにちは。環境建設工学科長の「グリーンT」です。今回は6月23日(金)に行われた環境建設工学科3年生対象、「建設系企業魅力出前講座」についての報告です。この講座は企業の皆さんから建設業の魅力や業界の動向、またOB、OGから携わっている仕事の内容などについて話を伺うことを目的としています。当日は8企業、約30名の方々に来ていただきました。実は建設系企業だけを数社、学校に招いて講座を開講したのは、龍野北高校が『県内で初めて』なんです!企画から実施に至るまでの約一年間、メチャメチャ苦労しました(泣)でも、参加した3年生からは「色々な話を聞くことができて良かったです!」と言ってもらえました。企業の皆さんもアットホームな雰囲気を作っていただいたので、生徒たちも沢山質問することができたようです。新聞記者さんも来ていただき、数名の生徒が照れくさそうに取材を受けていました。これを機会に、沢山の生徒が建設業の魅力を感じてくれると学科長として幸せです。

参加していただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

環境建設工学科:1年生 現場見学に行ってきました!

 みなさん、こんにちは!毎度おなじみ 環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です(^^)/

いつもは学校内の活動を紹介していますが、今回は趣向を変えて1年生の現場見学の様子をリポートします。前にも伝えましたが、1年生は今後「建築類型」と「都市計画類型」に別れて学習することとなります。その類型選択の判断材料の一つとして今回の現場見学が実施されました。ざっと説明すると午前中は「土木」の現場、午後からは「建築」の現場を見学するスケジュールでした。

 土木の現場では、はじめに「太子道路」を見学しました。太子町は慢性的な交通渋滞が問題となっており、交通量が多いにも関わらず道路の幅が5.9mと非常に狭く、歩行者にとって危険な場所になっています。今回の工事は交通渋滞解消と歩行者の安全を守るために、新しく幅16mにもなる大きな道路を作っていました。次に見学した「糸井髙田橋」は、網干駅に隣接する通称「開かずの踏切」が存在する所です。通勤ラッシュ時の車の大渋滞を解消するために、踏切の替わりに線路の上に「陸橋」をかける工事をしていました。いずれも、完成すれば地域の方や道路を使う人が非常に便利になります。まさに土木工事は「世のため人のため」になる社会貢献度の高い仕事だなあと感じました。

 

 

そして今回はなんと、工事途中で発見された4000年前の遺跡(沖代遺跡)も見学させていただきました!なんでも工事途中で遺跡が発見されることも珍しくないのだとか。住戸跡や土器・土偶を見ていると、ふと4000年前の太古のロマンも感じることができました。

 午後からは、建築の現場を見学しました。今回見学させて頂いた「倉庫事務所新築工事」は、鉄骨で作られた大きな建物でした。外観は完成していましたが、建物の中に入ったら驚き!まだ天井が張られていないので、内部はすごい解放感でした。そして、普段私たちが見ている天井の内部が「こんなにも複雑にできているんだ」ということを改めて実感しました。そして天井の板を支える金属のボルトが何十本も吊り下がりキラキラと光っている光景は、ある種の現代アートのようにも見えました(笑)

 そして、2階に上がると何やら「ブーン…」と蜂の飛ぶような音がしていました。どうやら現場の方が現場内部を「ドローン」を操縦して、記録写真等を作っておられるとのこと。改めて、建設業界の大きな改革を目にしました。

 

 1年生は、本格的に「建築」「土木」を学び始める前だったので、難しい専門用語などを交えた説明にありましたが、それぞれの現場で「土木の現場の方がダイナミックだな」や「建築の方が面白そうだな」というように、直感的に現場のイメージを感じとることができたようでした。また、工事現場の方に積極的に質問する生徒もみられ、感心しました!(^^)

 今回の現場見学が今後の類型選択の大きな材料になったことを確信した1日でした!

環境建設工学科:課題研究【建築設計競技班 グループ設計】

 みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。

 今回は、3年生の課題研究班「建築設計競技班」の取り組みについて紹介します。以前このブログでも紹介しましたが、この班は「建築設計競技」というコンテストに応募し、上位入賞を目指しています。1人1人が取り組む個人課題にも挑戦していますが、課題研究の班員6名全員で建築士会が主催する「建築甲子園」というグループで取り組む課題にもチャレンジしています。

 グループ設計を行うことで、自分だけでは思いつかないようなアイデアが出たりすることもありますが、その一方で班員の意見の食い違いから衝突が起こることもあります…(>_<)

しかし、実際の設計事務所では学校や図書館、病院などの公共性の高い建物は、1人の設計士がすべて設計しているわけではなく、プロジェクトチームを結成し設計を進めていきます。人と対話し、自分の意見を伝え、時には衝突することも大切なのです。情報化が急速に進み、人との直接的な対話が少なくなってきている今だからこそ、「グループ設計」を通じて人とのコミュニケーション能力を身に付けてほしいですね。
 4月から約2か月が経過し、少しずつ意見もまとまり始め、良い作品ができてきています。作品応募締め切りは9月末日です。完成したら、ブログを通じて紹介しますね(^^)/

 

 

環境建設工学科:3年生の『現場見学』

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

 

今回は、環境建設工学科3年生の『現場見学』をのぞき見したいと思います。

今回のタイトルは「!建設現場に潜入」です。ここで豆知識を・・・・

 

豆知識

『現場受入検査』って知っていますか?受入検査とは、製品の製造に欠かせない原料や資材を入荷した際に行われる検査で、それぞれが品質基準に適合しているかどうかを調べます。


製造工程に問題がなくても、入荷した原料や資材に不良があれば、良品の製造はできません。 受入検査が不十分だと、後の検査により大きな負担がかかり、コスト増となる場合があります。

 

では、のぞき見した『現場見学』に戻りましょう。今回は(株)ノバックのご協力により松村防潮水門建設工事現場とリベールグラン姫路新築工事現場に潜入させていただきました。各工事現場入構の挨拶から始まり、現場の説明を受けました。松村防潮水門建設工事現場では、水門の役割や施工方法について説明を受けました。リベールグラン姫路新築工事現場では、コンクリートの打設工事を見学しました。

次々とコンクリートミキサー車が現場に入ってきては受入検査を実施していました。

  

 

  今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

  以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

 

環境建設工学科:卒業生 教育実習

 皆さんこんにちは!学科長の「グリーンT」です。今回は5月29日(月)から2週間、環境建設工学科を卒業した2名の先輩が、教育実習生を無事に終了した報告です。実習生の2名ですが、実は私の教え子になります。高校を卒業してから4年が経ちますが、二人とも学生の頃から勉強や部活動に一所懸命取り組んでいたので、当時の懐かしい記憶が思い出されます。そんな二人が教員免許を取得するため、母校に帰ってきてくれるなんて感動です。

 2週間という短い期間でしたが、学生の頃とは違った目線で授業を参観し、ホームルームや休み時間には生徒たちと積極的にかかわりました。最後の研究授業は緊張した一時間でしたが、見事にやり切ってくれました。

 いつか二人が高校教師として学校に戻ってきてくれたら嬉しいですね。そしてなにより、今後も卒業生が教員になりたいと思い、母校を訪ねてきてくれることが私の小さな幸せです。教育実習生のK.MさんとH.Mさん、本当にお疲れさまでした!!

 

環境建設工学科:1年生工業技術基礎 線を引く練習

みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。

今回は、1年生の「工業技術基礎」という授業を紹介します。本校の環境建設工学科は、2年生から建築を専門に学習する「建築類型」と、土木を学習する「都市計画類型」に分かれます。しかし1年生では、両方の類型に共通する基本的な内容を学習していきます。

今回の1年生の授業では設計図を描く「製図」の基礎となる「線を引く練習」をしました。皆さんも日常で何気なく定規を使って線を引くことがあると思いますが、建築や土木の設計の仕事では、まさに「線は命」です!もし「線」が間違っていたら、建物も間違ったものが完成してしまいます。だから、誰が見ても分かりやすく、きれいな図面を描かなければなりません。1年生では、まず美しい線を引く練習を最初に行います。

製図用シャープペンを片手に、真剣な表情で集中して作業をしていますね。

 

皆さんは「クルトガ」という商品名のシャープペンを知っていますか?このペンは、常にペン先が自動で回転し、文字や線の太さを常に同じにしてくれます。

しかし、製図用シャープペンにはそのような便利な機能はついていません。そのため、線を同じ太さできれいに描くには、定規にしっかりとペン先を当て、親指と人差し指を使って、シャープペンをゆっくりと回転させながら紙に線を引いていきます。このブログを読んで興味が出た人は、試しにペンを回転させながら線を引いてみてください。意外と難しいですよ…2年生や3年生の生徒は、線を引くときペンを回転させるクセが付いている生徒も多いですが、やはり1年生は、「初めて」ということもあり少しぎこちない感じがしました…(^^;)
でも全員が集中して授業に臨むことができていました。そして練習を重ねる度にドンドンと上達している生徒もいます。今後の成長が楽しみですね。(^^)/

環境建設工学科:課題研究「地域貢献活動班」

みなさんこんにちは。環境建設工学科長のグリーンTです。令和5年度も宜しくお願いします

環境建設工学科では3年生になると「課題研究」という授業が始まります。この授業では6つの班に分かれ、それぞれの班が与えられたテーマに沿って自ら考え、試行錯誤を繰り返しながら答えを導き出していきます。地域貢献活動班はその名の通り地域に繰り出し、依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。昨年度は地元新宮町にある『新宮八幡神社』から依頼を受け、神社で使用する物品製作を行い奉納しました。製品の出来栄えに感動された宮委員の方々から「今年度も物品製作をお願いします」と、嬉しい依頼をいただきました。今回の授業では宮委員の方々から直接物品に関する依頼と説明を受けるとともに、既存の物品調査を行いました。引き渡しは12月の予定です。神社を訪れる方々が喜んでくださる物品造りに向けて、生徒たちも活動開始です‼

 

 

環境建設工学科:3年生 課題研究 「建築設計競技班に藤本先生が来られました」

 みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。

先週に引き続き、3年生の課題研究「建築設計競技班」の報告です。前回予告していた通り、今回建築設計競技班に外部講師の先生として、株式会社建築設計フジモトという建築設計事務所を経営しておられる、1級建築士の藤本正敏先生が来られました。

 今回は、先生が作成した建築パース(建物の完成予想図を描いた絵のこと)作品を多数持参されました。先生の描いた建築パースは非常に精密で美しく、生徒たちも「これ、本当に手で描いたの!?」と、驚きの表情を隠せず作品にくぎ付けでした!藤本先生は、海外でも数多くの建築コンペに応募し、これまで建築設計を通して様々な経験をされておられます。そして現在も、建築の最先端を常に追いかけておられるようで、本当に尊敬します…(>_<)

 今回は、先生の作品の紹介と実際の建築設計の実務のお話を頂きました。少し難しい話もありましたが、生徒全員が真剣な顔で話を聞いていました。それはなぜかって?先生の話がすごく面白いんです。海外での経験や、実際の建築設計の体験談はハッピーも聞いていて大変勉強になりました。

 次回からは、いよいよ実際に建物の設計に入っていきます。その様子も随時アップしていきますね!

 

環境建設工学科:3年環境建設工学科課題研究「建築設計競技班の取り組みです」

 みなさん、こんにちは!新年度になり、久々の登場となる環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。今年もブログを通じて、色々と学科の紹介をしますのでよろしくお願いします(^^)/

 新年度の記念すべき1回目は3年生の課題研究の1つである「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では、全国レベルの建築設計競技(建築アイデアコンテスト)に応募し上位入賞を目標に取り組んでいます。今回は、1回目の授業ということで「ブレイン・ストーミング」にチャレンジしました。

皆さん「ブレイン・ストーミング」とは何か知っていますか?

【「ブレイン=脳みそ」+「ストーミング=嵐」】、つまり頭の中に思い浮かんだものを、次々と嵐のようにひたすら書いていくという、発想力を磨くための訓練の1つです。ただし、大切なルールが1つあります。それは「決して人の意見を否定しない」ことです。否定してしまうと、デリケートな日本人は怖くなって、自由な発想にブレーキがかかってしまいますからね…(T_T)

ちなみに今回のテーマは「今日本社会で問題になっていること」です。生徒6人で山手線ゲームの要領で、アイデアが出なくなるまで、ぐるぐると回していきました。生徒からは、物価の高騰・少子高齢化・空き家増加・食品ロス・アフターコロナ・自然災害など、色々なキーワードが上がり、ホワイトボードがいっぱいになりました。実はこれ、今後設計を進めていく中で大きなヒントになります。建築設計競技に挑戦する中で、一番大切なことは「現在の社会問題を建築の設計で解決する」ことです。今回は、その課題をあぶり出すために実施しました。

ブレイン・ストーミングの後は、各自で過去の入選作品の研究や、建築雑誌から最新の建築デザインの動向を調査して、今後の設計活動に備えました。また、生徒同士でお互いの意見を出し合うなど、積極的に取り組む姿が見られ、「さすが3年生!」と思いました。

次回は、1級建築士の外部講師の先生が建築設計競技班に来られます。その様子も追ってアップしていきますので、ご期待ください!

 

 

環境建設工学科:2年実習建築類型 軸組模型完成!

みなさんこんにちは

環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。

 

これまで、計2回(6月27日・1月20日)「軸組模型」の製作の様子をアップしましたが、今回がその最終回となります。軸組模型とは、理科室などにある人体骨組模型の建築版だと思ってもらって構いません。

(3回目の説明になりますので、さすがに皆さん覚えてくれましたかね…)

 

そして2年生の建築類型の生徒全員が締切日までに模型を完成させ提出できました!今回は全員の完成した模型と、一番美しく仕上げた生徒の作品を写真で紹介します。どうです?家の形がイメージできるでしょう?

 

 

話は変わりますが、建物や道路・橋などを完成させるには途方もない時間がかかります。そして利用するお客さんがいる限り、安全で良い品質の物を必ず期日を守り完成させなければなりません。今回の模型製作には「建物の骨組を理解する」という目的もありましたが、それだけでなく「限られた期間で、良い作品を完成させる大切さを学んでほしい」という目的もありました。2年生の生徒の皆さんも模型が完成した時「やっと完成した!」という安堵の表情を浮かべるとともに達成感も感じておりました。今回の実習を通じて、モノづくりの楽しさと期日の大切さを学び取ってもらえれば何よりです。

環境建設工学科:現場見学

みなさんこんにちは、環境建設工学科長の「グリーンT」です。今回は2月21日に行われた現場見学会の内容についてお話します。

 

本校前を流れる栗栖川において、まちづくり連携治水対策で行われている揖保川觜崎地区河道掘削工事が行われています。昨年同様、国土交通省の協力を得て、環境建設工学科の2学年生徒36名が現場見学に参加させていただきました。

 

今年度の現場見学では、近年、導入が進んでいる「VRとAR」の技術体験をさせていただきました。「VRとARって何?」って思いますよね。分かりやすく説明すると、ポケモンGO やドラクエウォークのようなものです。VRは仮想現実に入る技術、ARは仮想現実を現実に反映させる技術です。VRは専用のヘッドセットをつけて見回すことで現場の疑似体験ができ、工事現場で事故や怪我を防止する安全教育などに使用されていました。ARはタブレット越しに対象物を映すことで、完成予想図などが確認できるものです。

 

建設現場ってどんどん進化しているんですよ!建設業界には知られていない魅力がたくさんあります。これからも皆さんに情報発信していきますね!!

 

 

 

 

環境建設工学科:町ぢゅう美術館参加

こんにちは!毎度おなじみ環境建設工学科愉快な先生ことハッピーです(^^)/

今回はいつもと趣向を変えて、校外での生徒の活動を紹介します。2月10日~12日で本校総合デザイン科が主催する「町ぢゅう美術館」がありましたが、環境建設工学科も11日(土)に参加させていただきました。活動内容としては、主に工作教室を行いました。

実は、昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、本番2日前に急遽参加を中止した経緯があり、当時の生徒達には本当にかわいそうな思いをさせてしまいました…(泣)

しかし、今回は感染も落ち着いてきたこともあり、2年ぶりの参加となりました。当日は、小さなお子様から子供連れのご夫婦の方、そして年配の方まで幅広い世代の方が工作体験に参加していただきました。さらに、家具などの展示作品をお買いお求めいただいた方までおられました。生徒が心を込めて1つ1つ丁寧に作った作品です。末永く使っていただければ幸いです。ご来場していただいた方に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました!

生徒達の様子も、普段の学校生活とは違う一面がたくさん見られ、来場された方と積極的にコミュニケーションをとることができ、人間的にも大きく成長できました。コロナウィルス感染拡大で人々のコミュニケーションも希薄になっていく中で、今回の経験は生徒たちにとっても非常に良い経験になったことと思います。

 

 

環境建設工学科:3年 建築類型18名

 みなさん、こんにちは。非常に寒い日が続いていますね。体調は崩していませんか?毎度おなじみの環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。

 今回は、3年生の「建築設計製図」の授業を紹介します。

この授業は2年生で建築類型に分かれてから、通年で2年間学習します。そしてこの授業も、3年生にとって今回が最終回となりました。最後の課題はこれまでの総まとめとして、2階建て住宅の自由設計をしました。これまでも何度か自由設計に取り組みましたが、平面図だけの自由設計をしていました。平面図とは住宅メーカーのチラシでもよく見かける「間取り図」のことです。
しかし今回は「平面図」だけでなく、「立面図」という外観デザインの図面も描きました。家の外観デザインはファッションと同じだと思って下さい。どのような服装をコーディネートするかで、その人の印象は大きく変わりますよね。それと同じで、屋根の形や窓の位置で建物の見た目は大きく変わります。「良い間取り」と「良いデザイン」この両方を満たした家を設計するには、かなり高度なテクニックが要求されます。しかし、さすがこれまで学びを深めてきた3年生。全員が時間内に図面を完成させました!中には色鉛筆で着色する強者も。完成した図面を最後に生徒全員で講評会を行い、自分が好きな作品3つに投票しました。生徒達にとっても良い経験となったようで「将来、本当にこんな家を建ててみたい」と言っていました。最終回にふさわしい良い授業になったことと思います。特に生徒から人気の高かった作品も掲載しましたので、ご覧ください。

 

 

 

環境建設工学科:2年生 建築類型

 皆さん、新しい年になりましたね。今年も環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」をよろしくお願いいたします (^^)/

 昨年の6月27日掲載のブログに、2年生建築類型の活動の様子として「軸組模型」の製作風景をアップしました。今回はその続編になります。

さて皆さん、「軸組模型」とはどんな模型だったか覚えていますか??

「軸組模型」は理科室などにある、人体骨組模型の建築版だという話をしたと思います。忘れた人は思い出しましょうね。

あれから約半年…月日が流れるのは早いものです。その間も2年生は模型作りに汗を流しておりました。そして、ついに完成まであと少しの所までたどり着きました。

今回はその活動の様子を写真で紹介します。どうです?ずいぶんと家の形が見えてきたと思いませんか?皆さんの住んでいる木造の家もこんな骨組で構成されているのですよ。

完成したら、またブログを通じてアップします。皆さんも、完成に向けて頑張っている2年生の模型作りを応援して下さいね!

  

 

環境建設工学科:課題研究発表会

 環境工学科科長の『グリーンT』です。今回は1月19日に行われた課題研究発表会の報告をします。以前のブログで少しお話したと思いますが、課題研究とは3年生の授業のひとつです。この授業は工業に関する課題(テーマ)を設定し、その課題を解決するなかで、専門知識や技術を深めたり、クラスメイトと協力して作業を行う中で協調性を育んだり、そして自分で考え行動する力を育てるための授業なんです。

 今年度の課題研究では、「フィールドサーベイ班」が測量競技大会出場に向けて努力したこと、「造園現場実習班」が近隣施設において、自分たちの手で憩いの場を造ったこと、「設計競技班」が全国の大学が主催している設計競技大会で入賞した報告、「地域貢献班」が近隣の神社から依頼を受け、神具製作を行ったこと、最後に「コンクリート班」がコンクリートコンクリートカヌーを製作し、大会に出場したことなどを発表しました。5つの班が、一年間を通して同じテーマで取り組み、その報告を1・2年生と、お世話になった方々の前で発表しました。

 発表については「さすが3年生!本当によく頑張った!!」と褒めてあげたい内容でした。このブログを見てくれている皆さんにも、是非見ていただきたいと思うものです。今回のブログでは写真を掲載することしかできませんが、新型コロナウイルス感染拡大が収束すれば、中学生や保護者の皆さんにみてもらえるような計画を考えています。

 環境建設工学科では、授業や行事の様子を定期的にブログ掲載していますので、今後の情報もチェックしてくださいね!

 

 

環境建設工学科:課題研究 地域貢献班を選択した3年生10名

 みなさんこんにちは。環境建設工学科長のグリーンTです。3年生の課題研究で取り組んでいた地域貢献活動が1月12日(木)に終了し、依頼されていた物品の引き渡しを無事終えることができましたのでご報告します。今年度依頼をいただいた内容は、新宮八幡神社境内で使用する傘立てとホウキ立て、神事で使用する棚と椅子(胡床)の奉納です。

7月から本格的な製作に入りましたが、切断してはいけない箇所を切り落としてしまったり、下穴を空けるつもりが仕上げ面まで貫通してしまったりと悪戦苦闘の日々が続きました。生徒たちは木材加工の難しさや、上手く納まらない木組みと格闘しながらも、少しづつものづくりに対する情熱や、使用する方々の気持ちに立った考え方が身に付いていました。約半年間費やした製作期間でしたが、12月に仕上げの塗装を施し、ようやく完成しました。
 奉納式では新宮八幡神社の神主さんをはじめ、たくさんの宮委員の方々が参加してくださいました。生徒たちは一年間の取り組みを振り返り、一人ずつ製作に掛けた思いを発表しました。参加してくださった皆様からはお褒めの言葉をいただき、生徒たちもホッとした表情を浮かべていました。これからもものづくりを通した地域貢献活動を継続して行っていきたいと思います。

 

 

環境建設工学科:修成建設専門学校建築設計競技 結果報告

 寒さも厳しくなり、日没も一段と早くなってきていますね。ブログをご覧の皆さんは風邪などひいていませんか?再度登場となります環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。

 今回3年生の生徒1名が「第14回 修成建設専門学校建築設計競技」でなんと「佳作」を受賞しました!!作品総数約90点のなかから上位8作品にノミネートされました!

 この設計競技(コンペ)は、専門学校が実施するなかでは、全国の建築を学ぶ高校生が参加する、レベルの高いコンペの一つです。今回受賞した生徒も1学期から8月末の作品提出日ギリギリまで作品製作に力を注いでおりました!

 今回の設計テーマは「mingle house」という、未来を予見させる新しいシェアハウスのかたちが題材として取り上げられていました。受賞した生徒も試行錯誤を繰り返しながら、少しずつアイデアを形にして、なんとか提出日に間に合いました。

 ちなみに、建築設計競技受賞者には副賞として図書カード3000円分が贈呈されます。建築関係の専門書を買うのか、はたまた漫画を買うのかは分かりませんが、使い方は本人次第ですね。…先生としては、建築の専門書を買う資金にしてほしい!

 

 

 

環境建設工学科:測量設計業協会主催 出前講座

 みなさん、こんにちは。環境建設工学科 愉快な先生こと 「ハッピー」です。いつもは建築についての活動報告をしていますが、今回は土木の「測量」についての話題です。

 今回、2年生を対象とした兵庫県測量設計業協会が主催する出前講座が開催されました。みなさん「測量」という言葉を聞くと難しい印象がありませんか?実は測量業界は今大きな進化の時を迎えています。昔のように、重い測量機器を持って、道なき道をひたすら突き進んでいくようなガテン系のイメージ?とはずいぶん変わり、最先端技術を駆使した業界の変わり様にハッピーもびっくりです。

 現在、日本のいたる所で土砂崩れや川の氾濫などの自然災害が起こっています。測量士さんは災害が発生した場所にいち早く駆けつけ、調査を進める精鋭部隊なんですよ!なんかかっこいいですよね。

 今回の出前講座では、午前中は近年話題のドローンに関する法律について学習をしました。皆さん知っていますか?重さ200g以上のドローンを飛行させる時は国土交通省に届け出をしなければならないのです。さらに、重さ100g以上ドローンを個人で所有している場合は、無人航空機として登録しなければ飛行させてはいけないのです。法律を知らないと思わぬトラブルに巻き込まれる事例もあるようです。

 午後からは実際に屋外に出て、日頃の授業では触れることができないドローンの操縦体験から、最新の測量機器の紹介と実際の操作方法を学ぶなど、非常に密度の濃い講座内容となりました。最後は、参加生徒全員でドローンを使っての記念写真を撮影し授業を終えました。

 

 

環境建設工学科:生コン工場見学

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

 

今回は、環境建設工学科2年生の『現場実習』をのぞき見したいと思います。今回のタイトルは「ザ!生コン工場に潜入」です。ここで豆知識を・・・・

 

豆知識

 『生コンって何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと生コンとは生コンクリートの略称です。みなさんがよく目にするコンクリートはセメント、水、砂、砂利などを合わせて固まったものです。では、生コンクリートは・・・・。生がついているのでセメント、水、砂、砂利などを混ぜ合わせて、現場へと運ばれる段階の固まっていないコンクリートのことを言います。☞そして生コン工場とは生コンをつくる工場のことを言います。

 工場で作られてから現場に運ばれるので、品質を一定に保つことができ、生コン車を使い練られた状態で現場に届くため、置き場に困ることもありません。

  では、のぞき見した『現場実習』では何をしたのでしょうか?今回は(有)柴田生コンのご協力により生コン工場に潜入させていただきました。現場入構の挨拶から始まり、コンクリートの講習を受けました。

 

 

 室内検査場では、生コンの流動性を確認するスランプ試験およびテストピースの作成と破壊試験を体験しました。

 

 屋外見学では、建設中のサイロを見学しました。現場が動き出してからは見ることができないサイロの下側から眺めるなど貴重な体験をしました。

 

 最後に貴重な体験をさせていただいた企業に対して感謝の言葉を伝え、全体での集合写真を撮りました。

 

 『現場実習』では学校では学べないことを知ることができました。このように企業の協力により現場を実際に見て今後の進路選択へつなげていく活動もしています。

 

今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

環境建設工学科:1年 工業技術基礎

 環境建設工学科長のグリーンTです。今回は1年生の工業技術基礎(建築類型班)の授業をご紹介します。

前回の授業までは図面を描くための「線の練習」を行っていましたが、今回は「物置」の図面を描いています。物置といっても、平面図・断面図・立面図があり、それぞれ描き方の順序や線の使い分けをしなければなりません。

さらに今回から、建物を用紙に縮小して描くための道具「三角スケール」という物差しを使っています。

はじめは目盛りの読み方が分からず戸惑う姿も見られましたが、少しづつ慣れてくれればいいな、と思い授業を進めています。次は木造住宅の平面図(間取り)を描く練習に入ります!

 

 

 

環境建設工学科:建設業魅力説明会

兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつである「建設業魅力説明会」が行われました。

本校卒業生で、現在、現場管理の仕事をしている4名から建設業の魅力について説明してもらいました。

 

環境建設工学科:建築設計競技大会の結果報告!

 暑い夏も過ぎ去り、ずいぶん涼しくなってきましたね!2学期になり再登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。今回は前に紹介した3年生が取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の続報をお伝えします。

 なんと、日本工業大学建築設計競技に応募した生徒3名が「奨励賞」を頂きました!入賞を逃した生徒もいましたが、応募作品すべてが第1次審査を通過しています!日本工業大学主催の建築設計競技は、全国の建築を学ぶ高校生が出展する、レベルの高い競技大会の一つで、今年は169作品の応募がありました。佳作以上の上位入賞こそなりませんでしたが、奨励賞は上位30作品に入っています。非常に大きな快挙を上げてくれました!

 でも、応募した生徒4名は本当に苦労したんですよ…。7月中旬~8月末にかけて、土日・祝日返上で毎日学校へ登校し作品作りに汗を流しました。朝9時に登校し、アイデアスケッチ・模型作り・図面を描く日々…。締切日が近づく頃には、夜8時頃まで図面を描く生徒もいました。後半になればなるほど、生徒達の集中力はどんどんとアップしていきます。そして想像を大きく超えるすばらしい作品が完成しました。応募した生徒諸君は本当によく頑張ってくれました!

 審査結果は、ホームページでも掲載されています。インターネットで「日本工業大学 建築設計競技」と検索してみてください。
   完成作品については、公式ホームページでもまだ公開されておりませんので、今回は夏休みの生徒の頑張りの様子を写真で紹介します。今後、時期をみて完成作品や表彰生徒の様子を紹介することにします。

 

 

 

令和4年度 建設サマーセミナー(西部地域)

環境建設工学科長のグリーンTです。

今年も兵庫県建設業協会のインターンシップである「建設サマーセミナー」に参加しました。

昨年同様、新型コロナウイルス感染防止の観点から直前まで開催が危ぶまれましたが、実施期間の短縮と少人数による参加という条件で開催されました。実施期間は8月22日(月)から23日(火)までの2日間という短い期間でしたが、今まで実施されたサマーセミナーとは全く異なった内容でした。

今年のテーマはズバリ「現場管理者の目線で学ぶ」というものです。

過去に実施されたサマーセミナーは様々な職種の仕事体験でしたが、今年の内容は工事現場をまとめる現場監督さんの仕事にスポットがあてたものです。設計士さんが描いた図面を基にして、現場監督さんがさらに細かな寸法や使用する材料などをまとめた「施工図」の見方、職人さんが行った仕事が設計図面通りであるか確認する作業、さらに建築工事だけでなく電気工事や設備工事の詳細についても説明していただきました。

 

2日目は三木市にある「兵庫耐震工学研究センター」を見学しました。この施設には大きさ20m×15mの震動台があり、実物同様の構造物を載せて人工的に地震動を与え、壊れる過程を調査、研究するための施設です。

 

施設の大きさに圧倒されながらも、生徒たちは今後発生が予想される巨大地震による建物の倒壊を防ぎ、人命を守るための実証実験の説明を熱心に聞いていました。

例年に比べ短い期間でのサマーセミナーでしたが、とても内容の濃い充実した時間を過ごすことができました。

関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

3年生 建築設計製図

 みなさん夏休みもそろそろ近づいてきましたね。久々登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。

今回は3年生の「建築製図」の授業の様子をアップします。といっても、3年生の諸君は5日間にわたる期末考査も終わり、少し燃え尽き症候群気味……。ということで今回は遊びの要素も取り入れ「第1回住宅設計コンテスト」を実施しました!

 いつもの製図の授業は、シャープペンシル片手に黙々と図面を描き写す作業がメインですが、今回は2階建ての家を自分で設計するという斬新な?企画を実施しました。

 ルールは簡単。制限時間90分で2階建ての家の間取りを作るだけ。制限時間が決まっているから、時間内に完成するかハラハラしながら設計することとなります。でもそれがスリルがあってまた良いんですよ。

 完成した図面は、最後にみんなで好評会をしました。赤いマークシールを1人1枚もって、「誰も思いつかないような発想・面白いプランに投票する」形式としました。その中で、最高5票を得た作品がありました。確かにすごく面白いアイデアが組み込まれており、ハッピー先生もびっくりのプランでした。
 一見遊びにようにも見えますが、実はこれ設計力を鍛えるのに最も効果があるとされているんです。もしかするとオープンハイスクールで設計の疑似体験できるかも!?

 

建築設計コンペ班の取組の様子です

 みなさん、こんにちは!またまた登場の環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。もう名前は覚えてくれましたかね?

今回は3年生の授業「建築製図」を紹介します。兵庫県内には「建築」を勉強できる学校は他にもありますが、どこの建築の学科でも必ずあるのが「建築製図」の授業です。

 中学生のみなさんは「技術・家庭」の時間に「等角図」・「第三角法」などの図形を描いたことがありませんか?建築の図面は、その描き方を応用して、建物をデザインしていきます。

 掲載している写真は、3年生が製図の授業で描いている作品です。これ、すべてシャープペンシル1本で仕上げているんですよ!どうですか?とても丁寧ですね!

 3年生になると、作品の課題も大きくなり完成まで1か月以上かかることもあります。ちょうどこの写真を撮影した時期が提出期日直前だったので、集中して作業していますね。

 このように、建築では「図面」を描いたり、家の「間取り」を考えたり、「模型」を作ったりと、たくさんの専門的な授業があります。興味のある人は、ぜひ8月のオープンハイスクールに参加してみてくださいね。楽しい体験活動を企画してお待ちしています。

 

現場見学会(1学年)

みなさん、こんにちは。環境建設工学科で土木分野を担当している“ビーチ”です。

6月24日、環境建設工学科における実習のひとつである、建設現場見学会を実施しました。午前は太子道路や令和跨線橋、糸井高田橋(茶ノ木踏切)などの土木工事現場を見学し、午後は姫路市内で工事が行われている津田小学校給食室などの建築現場を見学しました。

1年生は2年次より建築類型、都市計画類型に分かれて学習しますが、自分はどちらの類型で学びたいか、その参考となる現場見学会になったのではないでしょうか。建築と土木の違いについて理解が深まった生徒が多く、『自分が何に興味があるのか』が明確になったようです。

 

 

2年実習(建築類型)

こんにちは。再び登場の愉快な先生「ハッピー」です。

今回は、2年生の建築模型作りの様子を紹介します。さて皆さん、小学校の理科室などで人間の「骨」の人体模型を見たことはありますよね?今作っている模型は「軸組模型」といって、あの理科室にある人体模型の「建築版」を作っています。

 みなさんが住んでいる住宅も、壁の中には人間の体と同じようにたくさんの骨組(構造部材)によって形作られています。この実習では模型を作ることで、建物の構造の理解を深めることを目的としています。いつもの授業のように黒板の内容をノートに写すのではなく、普段の授業以上に熱中?して取り組んでいます。
 現在の作業は、4ミリ角材の小さな模型材料をカッターナイフで切り出して、木工用ボンドを使って組み立てています。生徒の皆さんも完成に向けて、完全に自分の世界に入って作業に夢中です。

今後も活動写真を通じて、「軸組模型」の完成までの流れを追っかけていきたいと思います。以上、現場からお伝えしました!

  

 

課題研究(地域貢献班)

 環境建設工学科長のグリーンTです。前回グレイス先生が紹介した3年生の課題研究という授業紹介と同じになりますが、今回は私が担当している「地域貢献班」の取り組みについてご紹介します。

 地域貢献班はその名の通り、地域に繰り出し依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。

 今回依頼を頂いたのは、地元新宮町にある神社「新宮八幡宮」を管理されている宮委員の方々です。依頼内容は、神社の境内に設置する色々な備品製作です。その中から現在取り掛かっている「ホウキ立て」と「傘立て」について報告します。まず初めに行ったのは現地調査!神社の雰囲気に合うものを考え、そこから試作品を作ってみました。試作品ができたら次はプレゼンテーション!宮委員の方々に集まっていただき、使用する材料やデザインについて自分たちのアイデアを発表しました。結果は・・・色々な指摘を受けましたが、OKの返事をいただきました。ここから再度デザインや製作過程を検討して完成を目指します。どの様な仕上がりになるのか、皆さん楽しみにしていてくださいね!

 

 

課題研究(造園実習班)

こんにちは!環境建設工学科、愉快な先生こと「グレイス☆」です。

 

※※最後のクイズにも、チャレンジしてみてくださいね※※

 

龍野北高校には、教室の中に土がある部屋があります。珍しいですよね。

【今回は、この教室を使用した授業をちょっとだけご紹介します。】

3年生になると、“課題研究”という授業がります。この課題研究では5つの班に分かれるのですが、土の部屋を使用するのは“造園実習班”です!

造園実習班では、実習の一環として、造園技能検定3級について学びます。希望者は、夏に行われる実際の検定にも申し込むことができます。1年生の実習でも造園について学びますが、3年生になると、より本格的な実習へと変わります。1年生のころから見ている私としては、「技能者として、成長したな…」と感心しています。

 

造園技能検定では、造園に関する知識を問う“筆記試験”と、造園関連の技能を問う“実技試験”があります。実はこの実技試験、1つゃないのです...製作等作業試験と判断等試験の2つに分かれています。判断等試験とは、葉っぱや樹木を見て何の種類か当てる試験のことです。3年生も、初めて目の前に葉っぱを並べられたとき、戸惑った表情でした。しかし、さすが3年生ですね。31種類の樹木を用意しましたが、完璧に覚えた生徒が複数いました。

まだ数回しか授業をしていませんが、みんな合格できるランまで来ています!!
今後も職人の見習いたちをポートしていきます!

 

 

★問題★

黄色のマーカーをしている文字を並べ替えてできる花は何でしょう??

 

建築設計コンペ班の取組の様子です

 こんにちは。再登場となる環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回は、3年生で取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では各大学が実施する建築設計競技(建築デザインコンテスト)に向けての作品作りを行っています。自分達で建物を建てる土地を見つけて、建物の設計まですべて生徒自身で行っていきます。この写真はアイデアをひねり出すために、色々な建築雑誌の作品を参考にしながら、スケッチブックにアイデアスケッチを描いています。

また、現役で活躍するプロの先生として、株式会社建築設計フジモト代表の藤本正敏先生が来られ、これまでの作品を見せて頂きました。藤本先生は1級建築士であり建築設計の仕事だけでなく「建築パース」という建物の完成予想図を描く仕事もしています。これまでの作品をたくさん持参して頂き、中には水彩絵の具だけで写真のような素晴らしい作品もあり、生徒達も顔を近づけて細かい部分まで目を凝らしていました。

建築設計の方法や実際の実務についての話を聞く機会もあり、これから建築設計にチャレンジしていく中での良い刺激となったようです。

 今後作品作りは7月から夏休みにかけて一番の佳境を迎えます。その様子も随時更新していきますね。 

2年実習(測量)

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

今回は、環境建設工学科2年生『実習』の授業をのぞき見したいと思います。実習タイトルは「ザ!測量実習 ~角度と距離を正確に測ろう~」です。では、ここで豆知識を・・・・

豆知識

『測量って何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと正確に地上にポイントを打つことです。日本においては、東京都麻布に基準点があります。これは何かと言うと、皆さんも小学校の算数でグラフを描いたことがあると思いますが、この点こそ日本地図を作成する上での、X座標=0、Y座標=0の原点です。この点を基準に道路や橋、トンネルなどのモノづくりをおこなっています。しかもミリ単位で・・・。どうです。すごいでしょ☝。

え~・・・ここで、もう一つ豆知識を・・・
測量においては縦軸をX座標、横軸をY座標として座標をつくっているのです。

 

では、のぞき見した『実習』では何をしているのでしょうか?

トータルステーションという測量機器を使って、ポイント間の距離と角度を求めています。操作方法は覚えることが多いですけど〝習うより慣れろ!〟が測量実習を極める上での合言葉です。距離はミリ単位まで、角度は秒単位まで測定するので、指先にまで神経をとがらせて作業をしていますね。体を動かすのが好きな人は、本校に来て、ぜひチャレンジしてほしいですね。

今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

 

環境建設工学科 3年現場見学

こんにちは。はじめまして。環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回、環境建設工学科の3年生対象の現場見学会が実施しましたのでその報告をします。

3年生は毎年1回、現場見学に行っています。今回は、午前中に「土木」の現場として太子町内に新たに作られる道路の見学と、たつの市で完成した令和跨線橋(JRに架かる陸橋)を見学しました。また、午後からは「建築」の現場として、姫路市にある市営住宅建替え工事を見学しました。

土木の現場では、JR網干駅の近くに幹線道路を分断する、通称「開かずの踏切」があるため、平日は車の大渋滞が発生しています。今回の道路はその渋滞を緩和するために新しい道路を作っていることを聞き、生徒達も改めて「土木工事」は人々を便利にし、社会貢献にも大きく関わる仕事であることを実感したようです。また、建築の現場では実際に工事を行っている建物内も見学させていただき、完成後は壁や床などで隠れてしまう部分も見学する機会があったため、生徒達は非常に興味深く見学していました。
土木・建築の授業には「施工」という工事現場での流れや仕組みを学習する科目がありますが、普段工事現場に入ることができない生徒達にとっては、理解しにくい科目の1つになっています。しかし、今回の現場経験を通じて、教科書だけでは分かりにくい部分も実際の目で見て、確認することで、さらに理解が深まり、「こういうことだったのか!」という、色々な「気付き」があったようです。非常に有意義1日となりました。

 

 

環境建設工学科 授業の様子(工業技術基礎)

 しばらく更新できていませんでしたが、ようやく落ち着いたので再開します!

タイトルも新しく「環境建設工学科長&愉快な先生たち」でブログを更新していきます。

 第1回目は1年生の授業「工業技術基礎」の様子です。現在は図面を描くために必要な線の練習を行っています。本学科は2年生から建築類型と都市計画類型に分かれて専門教科を学びますが、1年生の間は工業に関する基本知識や技術を習得するための勉強をしています。現在はパソコンを使って図面を描くことがほとんどですが、授業では「手描きの大切さ」を重視しています。何枚も何枚も手描きで図面を描いていると、間取りや納まりといったものを自分の「手」が覚えてくれるのです。私自身も高校、大学生の頃はたくさんの図面を描きながら「しんどいなあ」と思うこともありましたが、民間企業で働いていた時に、手描き経験の大切さを身をもって感じました。最近では色々な事情で仕上げる図面枚数も減ってきましたが、環境建設工学科の生徒たちには手描き図面の経験をしっかりと積んでもらいたいと思います。

 

 

環境建設工学科 科集会

 今年度初めてとなる環境建設工学科 科集会を開きました。この科集会は昨年度から行っているのですが、1年生から3年生まで環境建設工学科の生徒全員がアセンブリホールに集まり、生徒代表者や教員からの講話を聴くというものです。なぜ昨年度から行っているのか?それは就職・進学先が決まった3年生から、後輩たちにメッセージを伝える機会を与えたいという思いから、新しい試みとして取り組んでいます。就職試験に必要な面接対策はいつから行えばよいのか、公務員試験対策として行ったことは何か、進学者はどのような教科を勉強したのかなど、進路が決定した3年生自らが後輩たちに話をすることが一番心に届くはずです。3年生の代表者は後輩たちの前でしっかりと話をしてくれました。また1・2年生の代表者は、今年度頑張ったこと、来年度取り組みたいことなどを発表してくれました。新型コロナウイルス感染症対策のため、換気を行い室温が低く寒かったと思いますが、環境建設工学科の生徒たちは無駄話をせず、時にはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。