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環境建設工学科長&愉快な先生たち

CLT工法を採用した建築現場見学

みなさん、こんにちは。学科長の『グリーンT』です。忙しかった2学期も終わり、久し振りにブログの更新です。今回は新しい木造建築材料として注目されている『CLT』を使った建築現場見学の紹介です。

みなさんは『CLT』って言葉を聞いたことがありますか?『Cross Laminated Timber』の頭文字をとった言葉で・・・といっても、難しいですよね(^^; 簡単に説明する、丸太を長い方向に1cm程度の厚みで切って板を作ります(これを挽き板といいます)。木材には繊維がありますから、この繊維の方向を縦方向、横方向と交互に重ねていき、接着剤で貼り付けた板をCLTといい、この材料を用いた工法を『CLT工法』といいます。

みなさんは木材を使った高層建築物って見たことがありますか?マンションやオフィスなど、ある程度大きな建築物はコンクリートや鉄筋、鉄骨を使っています。でも、CLTを使うと大きな建築物を造ることが可能なんです!建設業界では今注目を集めている材料なんですよ!!

今回はCLT工法に興味を持った2年生建築類型の女子生徒4名を引き連れて、姫路市内で建築中のオフィスビルを見学させていただきました。幸運なことに、見学会当日は建物の骨組みを組み立てている最中だったので、CLTを間近で見ることができました。設計士さんからCLT工法の特徴やこだわりの設計について説明を受けた後、現場の中に入らせてもらいました。入った瞬間に木材のよい香りが漂ってきました。さらに、通常の木造建築では実現できない柱のない大空間。引率した生徒たちも興味津々で見学していました。

これからCLTを用いた建築物も増えてくるでしょう。なるべく生徒たちには自分の目で、そして肌で感じることができる現場見学会をたくさん計画していきたいと思います。現場見学会を開いてくださった企業の皆様、本当にありがとうございました。

設計競技班からのお知らせ  修成建築設計競技で「優秀賞」を受賞!

皆さん、こんにちは。環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です(^_^)/

やっと秋らしく涼しい季節になりましたね。気温の変動が大きいのでブログをご覧の皆様も、どうぞ風邪などをひきませんように(>_<)

 さて、今回の話題は3年生の課題研究「設計競技班」に関する報告です。毎年全国の建築を学ぶ高校生が応募する建築設計コンペの一つに、修成建設専門学校が主催する、建築設計競技があります。そこで、なんと本校3年生の丸山春さんが、応募総数139点の中から「優秀賞」を受賞することができました!これは、全国2位相当の受賞になります!

今回の設計課題は「五感で楽しむ家」でした。丸山さんは、このテーマに真剣に向き合い、夏休みも毎日学校に登校し、朝から夕方まで作品づくりに力を注ぎました。その成果が大きく報われることとなり、ハッピーとしてもうれしい限りです(^_^)(^_^)

 以下に、作品を掲載します。「花」を副題とした作品で、優しい色使いが印象的なすばらしい作品です。

WEBによる表彰式にも出席し、審査委員の方より直接ご講評をいただける貴重な機会となりました。

以下は、その時の審査員からの講評です。

大阪公立大学 大学院工学研究科 都市系専攻 教授 倉方俊輔様より

 「自分の世界に引き込むということも、建築にとって大事な要素だと私は思う。この作品は「花」という、作者が設定したテーマに私たちを引き込んでくれる。花自体の発音が感覚に働きかけるとする設計趣旨。鮮やかでいて全体の調和がとれた花壇のような色味。図面に描きこまれた吹き出しは、そこで行われる行為の雰囲気を語りかけてくる。まさに五感を刺激するプレゼンテーションだ。これからも、さらに自分の信じる新しい世界を、人々を共感させて実現してもらいたい。」

今年は、課題研究の設計競技班の生徒が応募した作品が全て入賞を果たすという、これまでにない最高の結果を出すことができました(^^)/

生徒の夏休みの頑張りが評価されて、本当に嬉しいです!

もちろん、受賞者には図書カード等の副賞も授与されます。自分が努力した結果です。何に使おうが、本人次第ですが、できれば建築の専門書などを買うために使ってほしいかも(^_^;)

 

設計競技班は、これから集大成となる「卒業設計」にチャレンジします。今回の経験も生かして、さらにすばらしい作品を作ってほしいですね(^_-)-☆

設計競技班からのお知らせ  夏の大快挙!

みなさん、お久しぶりです。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

9月に入っても暑い日が続いていますね。ブログをご覧の皆さんも体調に気を付けて下さい。

 さて、今日はこの夏休みを返上して、すべての時間を建築設計に注いできた「設計競技班(設計コンペ班)」から重大発表があります。

 建築設計競技の中で、もっとも最難関と言われる日本大学主催の全国高等学校建築設計競技で、本校生徒の溝口未来さんが、なんと「佳作」に入賞しました!これは、全国トップ10レベルに相当します。さらに、本校生徒の一色優花さんも「奨励賞」を受賞しました!

 それだけではありません。なんと日本工業大学が主催する建築設計競技にも、本校生徒の宮﨑可恋さんが、「奨励賞」を受賞しました!

これらの大学主催の設計競技(通称:建築コンペ)は、全国の建築を学ぶ高校生と建築系学科を有する高専学生も応募する、ハイレベルなコンテストです。今年度の戦績は、ここ3年間では過去最高の受賞数となりました!!

 

 今年は本当によく頑張ってくれました。4月から新メンバーでスタートした設計競技班ですが、夏休みもお弁当を持参して毎日登校し、朝から夕方まで頑張ってくれました。図面を描いて、模型を作って、写真を撮影して、色を塗って、テーマを考えて……。膨大な時間を作品製作に費やしてきました。これらが結果に結びついて、本当にうれしい限りです。(^_^)/(^_^)/

 まだ、専門学校主催の設計競技の結果は出ておりませんが、全員で一丸となって戦った熱い夏です。良い結果を期待したいです。

 下の写真は、作品完成間近の生徒の夏の活動の様子です。ご覧ください(^^)

令和6年度(第23回)課題研究発表会・コンクリートカヌー競技大会(近畿大会)

目的は、環境建設工学科で学んでいる知識や技術を使い、コンクリート製のカヌーを造り試すことにしました。

1 コンクリート製のカヌーの「重さ「漕ぎ手(2人)の体重をたしても沈まない大きさになるように計算し、船の長さ・高さ・壁の厚み・形を設計しました。(水理学:浮力計算)

2 流線形にするために型枠(コンクリートの形を決める)に、”むしろ”を使い強さを増すために金網を入れました。

3 コンクリートを練って、手で型枠にできるだけ薄く塗りつけました。

コンクリートの強さを強くするために繊維(バルチップ)を混ぜました。

4 大会当日(8/24土)は、プレゼンテーション部門、デザイン部門、競争部門で競い合いました。(計算どおり浮きました!!)

 

(頑張った仲間たち・・)(松浦校長先生も応援してくれました。)

コンクリートカヌー製作を通して、日頃学んでいる知識や技術が実生活で役に立つことが理解できました。また、難しい課題でも工夫と仲間との協力で成し遂げられることを学びました。 よい想い出ができました!!

 

環境建設工学科 課題研究「防災模型班」

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

 

今回は、環境建設工学科の課題研究「防災模型班」3年生6名の『青少年のための科学の祭典2024』をのぞき見したいと思います。

今回のタイトルは「ザ!科学の祭典に潜入」です。ここで豆知識を・・・・

 

総合治水対策

『総合治水対策』って知っていますか?兵庫県土木部総合治水課が行っている取組みです。近年の豪雨 災害は、河川の整備だけでは対応が困難となってきています。そこで兵庫県では、河川や下水道の整備(「ながす」対策)に加え、降った雨水を田んぼや学校のグラウンドなどで一時的に「ためる」対策と、洪水が起きても被害をできるだけ少なくする「そなえる」対策を組み合わせた「総合治水」により豪雨災害の被害を軽減しようとする対策をしており、その対策の普及啓発活動に取り組んでいます。

参照(https://web.pref.hyogo.lg.jp

本校は県からの依頼を受け、まちを自然災害からまもる総合治水の仕組みを説明するため、ジオラマ模型を製作し普及啓発活動に取り組みました。では、さっそく潜入の様子を見てみましょう。

 写真のように真剣に話を聞いていますね。実験では模型にジョウロで雨を降らせて、田んぼや校庭などで雨水を一時的にためることにより、河川に流れ出す雨の量にどんな変化があるかを見て、どちらの模型の川の水が先に氾濫するかを調べているよ。

 次に上の図のように、川が氾濫していない方の模型の方で、雨水がどこにためられているかを確認しているよ。子供たちは、水遊びもでき学習することもでき、終わった後には「ありがとう。」という言葉をかけてくれました。生徒も話すことの難しさや安全面の大切さを実感し、最後には大きく成長した姿を見せてくれました。

 今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

 以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」がお知らせしました。

今年も頑張ってます! 夏の設計競技班!!

みなさん、こんにちは!環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。(^^)/

今年の夏はいつも以上にとても暑いですね!!でもこんな暑い中、夏休みも毎日朝早くから登校して頑張っている生徒がいます!そう、今年の夏も3年生の課題研究「設計競技班」は頑張ってます(^^)

設計競技とは、全国の建築を学習する高校生を対象とした全国規模の競技大会です。中には高専の学生も応募してくるので、非常にハイレベルな作品が毎年入賞しています。そして作品の応募締切が毎年8月31日なのです……

そう。つまり設計競技に応募する生徒は、夏休みもすべて返上して朝から夕方まで、作品製作に取り組むことになります。

 

今回は暑い夏も一生懸命頑張っている、生徒の作品製作の途中経過を紹介します。

下の写真は、アイデアスケッチを描いているところです。ここでは、自由に発想して思い思いのデザイン画を何十枚と描きます。発想を膨らませる想像力が何より大切です。

実はこの作業、7月末までに完了させないと後のスケジュールに大きな影響があります。

生徒にとっては一番楽しい工程ですが、時間との勝負です。

アイデアが固まってくると、下の写真のように実際の図面を描きます。トイレ・キッチン・寝室・リビングのサイズなど、ここからは建築の学びで得た知識をフル活用します。これは建築を2年間学習してきた3年生でしかできない芸当ですね!

さあ、図面も完成しました。ここからは自分の描いた図面を基にして、模型を作ります。下の写真はその様子です。自分が設計した建物を頭の中でイメージして、作っては壊し、作っては手直し、この作業を繰り返しながら完成させます。

建物の完成イメージはそれぞれの生徒の頭の中にあります。だから先生がサポートできるのもココまでです。生徒のイメージ力を信じて見守ることしかできません(>_<)

今年の設計競技班の3年生諸君は例年以上に毎日学校に登校して作品製作に向けて、真剣に取り組んでいます。この努力が実り、上位入賞できればハッピーとしてもとてもうれしい限りですね(>_<)

 暑い夏だけど、設計競技班のみんな。ファイト!!!!(^_^)/

令和6年度 建設サマーセミナー(西部地域)

みなさん、こんにちは。学科長の『グリーンT』です。毎日暑いですよね~(+_+)長いようで短い夏休みですが、部活や遊び、そして勉強に一所懸命取り組んでくださいね!

今回は7月30日(火)から8月1日(木)の3日間開講された、『建設サマーセミナー』について報告します。これは(一社)建設業協会から協力依頼を受けた前川建設株式会社の工事現場で、見学や実習を通して建設業の魅力や体験実習を行う講座です。本校からは1~3年生の希望者10名が参加しました。現場は小野市で施工中の鉄骨造倉庫新築工事現場です。最初にびっくりしたのが、すごく広い工事現場なんです!

現場で働く作業員の方々の車だけでも何十台、さらにクレーン車やコンクリートミキサー車、バックホウと呼ばれる掘削機械など、工事規模の大きさに圧倒されました。生徒たちも少し不安な様子(^^;)

まず最初に体験したのが電気・設備工事です。電気工事では専用の工具を使って電気ケーブルを加工したり繋いだり、図面通りに配線し何とか完成。「スイッチ、オン!」照明に灯りが点くと生徒たちは一安心。続いて設備工事。あらかじめ切断された塩ビパイプを、図面を見ながら組み立てます。完成した配管に水圧をかけて蛇口を回すと、勢いよく水が出ました!(水が出てよかった~)

次は鉄筋・圧接工事の体験です。建物の床をコンクリートで作るためには、事前に鉄筋を格子状に組んでから生コンクリートを流し込みます。生徒たちは専用の工具を使って鉄筋を固定する作業に挑戦!ハッカーと呼ばれる専用工具を使うのですが、慣れるまでが難しくて・・・それでも少しずつ要領をつかんで組み立てることが出来ました。圧接工事では、2本の鉄筋を1200度の炎で炙って、1本にする体験をしました・・・が、手元で勢いよく噴出する炎に生徒たちはビックリ!熱さと恐怖で腰が引けていましたが、全員見事に圧接完了しました。

最終日は見学会。加東市にある滝野生コン株式会社を訪問し、コンクリートの製造過程を見学しました。「百聞は一見に如かず!」教科書にはたくさんの説明が書かれていますが、やっぱり専門分野の学びは難しく、理解し難い部分もあります。でも、実物を見ながら受ける説明は分かりやすく、生徒たちは真剣に話を聞いていました。午後からは三木市にある兵庫耐震工学研究センターの施設を見学しました。世界最大級の能力を持つ振動台を見学し、構造物などの耐震安全性の向上や、強固な社会基盤形成のために各種構造物の耐震実験及び関連する基礎実験を行う必要性について深く学ぶことができました。

参加した生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。夏休みの最中に行われた建設サマーセミナーということで、部活動や面談・補習の調整など大変だったと思います。また、暑い中での実習で体力も消耗したと思います。でも、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じた体験は、とても貴重な財産になったはずです。これからの建設業界を背負っていく君たちに期待していますよ(^^♪

環境建設工学科1年生対象 現場見学

こんにちは~!環境建設工学科のフレッシュな新人ナチュラルです(^^)♪

ついに乙女の大敵、梅雨の季節がやって来ましたね…湿気で髪がウネウネしていますが、心は元気いっぱいに過ごしています(^_-)-☆

さて、1年生40名と教員2名で、初めての現場見学に行ってきました!

午前中は、姫路市営市川住宅の建築現場へ。現場は安全のためヘルメットが必須です。あご紐が緩んでいないかを確認して現場に足を踏み入れます。

高層建替中の建物の中に入り、内装の基礎部分を作る「内装床造作工事」「窓のサッシ取付工事」の説明をしていただきました。専門的な用語と工事内容のため1年生には難しい…!と思う内容でしたが、生徒たちはメモをとりながら積極的に質問していました。生徒からの素朴な質問から少し専門的な質問まで丁寧に答えて下さり、ありがとうございました。

▲熱心にメモを取る様子

 

そして、現場は暑くても危険から身を守るため、肌を露出させない決まりがあります。そんな夏の現場に必須の冷感グッズを紹介して下さいました。衝撃を与えると冷たくなるという化学反応を利用した瞬間冷却剤です!!

それを…パンチ!

すると5秒経過したあたりで「おー!冷たい!!」という歓声が上がっていました!

「気持ちいい~!」と1つの冷却剤に複数人の手が群がっていました(笑)

 

お昼休憩は、みんなでハンバーグ弁当を食べました。急遽、生徒が代表で食事前の挨拶をする流れになりましたが、気持ちの良い挨拶をしてくれました!対応力が素晴らしいですね(^^♪

▲無茶ぶりにもキッチリ応える姿!

 

腹ごしらえが出来たところで、午後から土木現場に向かいました!

播磨臨海部と姫路バイパスを南北に直結する「一般県道広畑青山線」の現場見学をさせていただきました。俺天下山トンネルを通り、現場に到着!

安全で円滑な道路環境を実現するための施工内容や、なぜこのようなバイパス工事が必要なのか等の説明をしていただきました。その後、完成時には見えなくなってしまう箇所や徒歩ではなかなか通ることのできない工事中の幹線道路を見学し、貴重な体験をさせていただきました。

建設業のダイナミックさを肌で感じ取ることで、生徒たちの興味関心もググっと大きく向上したように感じます。建築や土木がどういうものか少しでも理解したうえで、今後の勉強に活かして欲しいです!

授業を通して、1年後の生徒の成長を見てみよう!

 みなさん、お久しぶりです。環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です!今年度になりブログの更新を怠けておりました……ごめんなさい!!(>_<)

 さて今回は、建築を学ぶ中で避けて通れない「製図」の授業にスポットを当ててみましょう。
 まずは、下の写真をご覧ください。

 今年入学した1年生の「工業技術基礎」の授業の様子と、完成した作品です。1年生の1学期は、線を引く練習をします。特に建築は、線の「太さ」や「種類(実線や点線など)」によって、意味が変わってきます。まずは、正しく美しい線を引く練習をしていきます。

 続いて、下の写真をご覧ください。

 2年生建築類型の「製図」の授業の様子と完成した作品です。2年生からは、本格的な図面を書きます。この写真では2階建て住宅の「断面図」という図面を書いていますが、複雑な図面に見えますね……。しかし、1年間かけて製図の基礎を学習することで、2年生でこれくらいの図面は全員が書くことができるようになります。

 製図の授業を例にあげても、1年間で生徒はここまで成長することができます。新しいことができるようになるのは、自信にもつながることでしょう。現在の1年生が、2年生になった時の成長が楽しみですね!

令和6年度 建設業魅力説明会

みなさん、こんにちは。学科長の『グリーンT』です。昨年より遅い梅雨入りで、スッキリとしない天気と、湿度による不快指数上昇で、なんだか気分が滅入ってしましますね(泣)

今回は環境建設工学科の1年生を対象とした「建設業魅力説明会」について報告いたします!この説明会は兵庫県が実施する建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつであり、建設業の魅力ややりがいについてお話を伺う行事で毎年実施しています。講師は昨年と同じく、株式会社 神崎組様からから卒業生を含めた5名に来校していただきました。やっぱり卒業生が学校に来てくれるのは嬉しいですね(^^)

今年の春に卒業した生徒から、卒業後約10年経った生徒まで、建設業界で元気に活躍している姿を見ると、心がホッコリします。類型に分かれる前の1年生たちに、分かりやすく丁寧に話をしてくれてありがとう。そして講話を聴いた1年生も、沢山質問していましたね!みんながいる中で手を挙げ質問するのは結構緊張するものです。それでも積極的に質問する姿は素晴らしいと思いました。今回の説明会を聞いて、1年生も自分がどの類型を選択するのか決まったかな?

環境建設工学科3年生 現場見学会

 こんにちは!ビーチです。6/13(木)、3年生はバスに乗って現場見学に行きました。

 午前中は、東洋機械金属(株)大型機組立工場の新築工事。神崎組による基礎工事が行われており、生徒たちは、この上に工場が建つことを想像しています。建築類型のみんなは、建築について学んできてはいるものの、普段目にすることのない基礎に、興味津々!現場管理の方にたくさん質問をして教えていただき、「なるほどなぁ」「納得!」と、工事を体感することができました。

 午後は、一般県道広畑青山線を見学しました。渋滞緩和のために、JRと交差する道路を建設しているところです。現場事務所において、トンネル工事の進め方から雨が降った際の排水装置まで、詳しく解説していただきました。それを現場で確認し、計画から施工までを体験することができました。現場監督の方に質問に答えて頂いた時、生徒たちが目を輝かせて、「おぉ~!!」と思わず声が出たのが印象的でした。

 建物も道路も、完成したものはよく目にしますよね。ですが、その計画から施工、そして完成までの間を見ることは、なかなかできません。今日は、現場作業だけでなく、計画段階から教えていただきました!そこで、生徒ひとりひとりが卒業後の進路に向けて、自分はどの作業をしたいか?どんな仕事が向いているんだろう?など、具体的に考えるきっかけとなりました。(2年生までは遠足気分でしたが、、)

 いよいよ就職活動が本格的に始まります。みんなが思い描く仕事と現実の仕事には差があるかもしれません。その差が少しでも埋まり、それぞれの性格に合った適職を見つけて欲しい!仕事は、充実した人生を送るためのひとつ、人生における大切な軸になるものだと、私は考えています。だから、3年生は今!しっかりと考えて、判断してくださいね!先生たちみんなでサポートしますよ!

1年造園実習班 第1回

 初めまして、こんにちは!環境建設工学科のフレッシュな新任「ナチュラル」です(^^)♪

新1年生と同じように私もドキドキわくわくしながら毎日を過ごしております!そんな中、新品の作業服に身を包んだ私と新1年生は少し緊張した面持ちで造園実習をスタート(;’∀’)

 越部里条の石碑がある歩道に、本校の生徒が手掛けた花壇があるのはご存じでしょうか?昨年度の1年生が整備したのですが、きれいに整備した花壇も、春の陽気で雑草が生い茂っています。そこで、今年も新1年生が一年を通して、花壇を手入れしていきます。

 今回は、まず現場の視察、現地調査をしていきます!現場は本校から歩いて5分ほど。教員はもちろん、生徒も安全確認を徹底し、現場に向かいました。生徒には道中にゴミ拾いをしてもらいましたが、帰る頃には袋がゴミや雑草で一杯になりました(狙った獲物は逃さないといわんばかりに溝に落ちているゴミまで回収!)。

 この実習では、緑豊かな風景の中に、色とりどりの花を植えて造園することで、地域の方たちを癒したいと考えています。造園会社より外部講師をお招きして、生徒が主体的に作り上げていくので、教員の私たちも完成が楽しみです!

 次に、実習室に戻り、古い土が入った土のう袋を搬出しました。3チームに分かれ、「ジャンジャン!」という独特な掛け声をかけながら、バケツリレーで次々と外へ運んでくれました。「声を出すと、重たい物も楽しい気持ちで運べる」と感じたようです(*^^)暑い中とても頑張ってくれました。お疲れさまでした!

 次回は雑草取り、土の改良、花の植え替えなどを行います。どうぞお楽しみにお待ち下さい!

 

▲ごみや雑草を全て残らず回収!  ▲初の現場実習でやる気に溢れています。

 

▲古い土が入った大量の土のう袋  ▲見た目以上に重さに苦戦する生徒たち

環境建設工学科 課題研究「防災模型班」

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

 

今回は、環境建設工学科課題研究をのぞき見したいと思います。

今回のタイトルは「ザ!課題研究に潜入」です。ここで豆知識を・・・・ 

 

総合治水

 兵庫県では平成24年に総合治水条例を制定し、河川や下水道を整備する「ながす」対策、校庭やため池などを活して雨水を一時的に貯留する「ためる」対策、浸水が発生した場合でも被害を軽減する「そなえる」対策を柱とした『総合治水』に取り組んでいます。

 現在、6月23日まで県立人と自然の博物館において「知ろう!学ぼう!総合治水展」が開催中で、本校で昨年度に製作した総合治水模型を展示・実演しています。興味のある方は、ぜひ総合治水展へ。

県立人と自然の博物館「総合治水展」

 

では、のぞき見した『課題研究』に戻りましょう。

 

本校では、県土木と連携した総合治水啓発プログラムをおこなっており、課題研究で「ためる」対策に特化した模型製作をしています。写真は、総合治水展に展示中の総合治水模型です。中央の仕切りより左側が「治水対策なし」で右側が「治水対策あり」です。如雨露で雨を降らせて、左右を対比しながら河川の氾濫状況を確認できるようになっています。

 今年度も8月17日・18日に兵庫県立大学で開催される「科学の祭典2024姫路会場」において展示・実演予定です。興味がある方は、ぜひお越しください。

 

 以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

令和6年度 地元建設企業「魅力出前講座」

 みなさん、こんにちは。環境建設工学科の学科長「グリーンT」です。今年度初めてのブログ更新となってしまいました。遅くなって申し訳ありません(+_+)

 昨年の6月に開講した「建設系企業 魅力出前講座」なんですが、すごく大きな反響がありまして、今年の5月24日(金)に第2回目を行ったんです。その準備が忙しくて、なかなかブログを更新できませんでした。そもそも「建設系企業 魅力出前講座って何ですか?」と思われた方もいるでしょう。これは地元で活躍されている建設企業に来校していただき、仕事の魅力や楽しさ、やりがいについて、進路選択を目前にした3年生を対象にお話をしていただく講座になります。昨年度県内で初めて実施したんですが、「今年も開講してほしい!」という生徒の声や、「ぜひ参加したいです!」という企業の方々からの熱い思いを実現させるべく、今年は昨年を超える12社に来校していただき、さらに2年生も加わった形で実施しました。グリーンTが一番嬉しかったのは、本学科を卒業し、建設業界で活躍しているOB,OGが沢山来てくれたことです。たくましくなった表情や経験を積んだからこそ得られる社会人としてのたたずまいを見て、本当に嬉しくて嬉しくて感動しました。さらに参加した生徒たちも「建設業界への今までのイメージは、とても忙しくてしんどくてとてもブラックなイメージがあったけど、今日色々な企業の話を聞いて、考え方が変わりました」「会社の雰囲気や人間関係はホームページでは知ることができないため、とても役にたった」などの意見が出ました。

 来年はもっとたくさんの企業に参加していただき、生徒たちが喜んでくれる行事を企画していこうと思うグリーンTでした。これからも環境建設工学科の出来事を掲載していくのでお楽しみに(^^♪

 

 

 

環境建設工学科:1年生の授業「建物のスケッチをしてみよう!」

みなさん、こんにちは。

毎度おなじみの環境建設工学科の愉快な先生ことハッピーです(^^)/

寒暖差が激しい日が続きますが、体調は大丈夫ですか?

 

さて、龍野北高校の生徒は1年生全員がタブレット(アイパッド)を持っています。今回はこの最新機器を活用した1年生の授業を紹介します。

今回の授業のテーマは「スケッチ」です。スケッチといっても、何もない白い紙にいきなり建物の絵を描くのはとても難しいですよね?そこで今回は「アイパッドを使った建築スケッチ」をにチャレンジしました。

さて……、どんな方法かというと、まず屋外に出てアイパッドで龍野北高校の校舎を自分が「カッコいい!」と感じるアングルを決めて、写真撮影をします。みんな少しカメラマンになった感じで、真剣な表情で撮影していますね。

 

 

その後、教室に戻って撮影した建物の形をアップルペンシルで写し取ってスケッチしていきます。絵が苦手な人にとっては、紙にいきなり鉛筆で描くより簡単・手軽にできます。実は、建物の形を写し取っていくだけでも、建物の細かい部分(専門用語で「ディテール」と言います)を学ぶ勉強にもなるのです。

 


そして最後は、白い紙の上に鉛筆で建物を描きましたが、やっぱり難しいようですね…… (-_-;)

でも皆さん、集中して楽しみながら描いていましたね!

 

 

 
やっぱり、デジタル機器が発達しても手描きの能力も大切です (^_^;)

1年生の皆さんも、来年からそれぞれの類型に分かれて本格的な学習がスタートします。今回の授業で「建築の楽しさ」を感じてほしいと思うハッピーでした。

環境建設工学科:1年生工業技術基礎 「最終回:家の設計をしてみよう!」

みなさん、こんにちは!

環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

ここの所、私は花粉症で苦しんでいますが、ブログをご覧の皆さんは大丈夫ですか?(>_<)

今回も、1年生の工業技術基礎(建築類型)の授業の様子を紹介しちゃいます!

今回の授業が1年生で最終回ということもあり、「住宅の間取り図作成(自由設計)」をしました。少し技術的にも「1年生には、まだ早いかなぁ…」と思っていましたが、思い切ってチャレンジさせてみました。でも2階建ての間取り作りは、建築を本格的に学習していない1年生にはしんどいと思ったので、今回は平屋建て(1階建て)の設計にしました。

これまでの建築製図の内容は、線の引き方をメインとしたトレース作業(図面を見た通りに写す作業)をしていましたが、今回はお客さんの要望に合った間取りを、自分でゼロから作るというクリエイティブな内容です!さらに、「完成までの制限時間は2時間」という条件も設けました。生徒も初めは「無理だぁー。間に合わない…」と口々に言っていましたが、途中からスイッチが入り、ものすごい集中力でペンを動かして、ほとんどの生徒が完成させました。中には、先輩顔負けの完成度の高い作品を作る生徒もいました。

完成後は、全員の間取り図を机に並べて講評会を実施し、自分が気に入った作品に1票投票する時間も取りました。他者の作った間取りを見ることで、自分の中にも新たな「発見」や「気付き」が生まれますからね。

今回の授業で、建築の「楽しさ」と「難しさ」を同時に体験できたようです。(^^)/

 

環境建設工学科:有志による「一号棟 北広場陥没修理」工事

皆さん、こんにちは!トゥクトゥクす。気づいていましたか? 正門を入った渡り廊下の下(1号棟北)のレンガ(インターロッキング)が、陥没していたこと!! 車も通ることがあり「危険 極まりない」状態が永く続いていました。

そこで、このたび環境建設工学科2年生有志6名が協力し、工事現場での作業と同じように取り組み、力を注ぎ復旧しました。 すごい!!!

【着工前】 ◎ 陥没深さは、約6㎝、レンガ(インターロッキング)の厚みは、8㎝でした。

<測れば深さがよくわかります。>

(陥没深さ) 

<思っていたより分厚かった。>

レンガ(インターロッキング)厚

 

本校は、平成20年に旧龍野実業高校と旧新宮高校の発展的統合により開校され、平成21年4月に素晴らしい新校舎に移転しました。

それから約15年が経過しようとしています。現在の校舎は、芝田(コゲタ)地区の方々のご理解により農地を埋め立てた上に建っています。局部的に地盤沈下が起き、沈下したものと思われます。

 

【では、作業工程を見てみましょう!!】

 《 ヘルメットを着用していませんが、ご勘弁を!》

しっかりと組み合わさり、隙間のないレンガを一枚一枚はずすのには、技術と体力が必要でした。

皆が、一枚一枚 手作業でめくって 約2m 四方のレンガを撤去しました。

やはり、思っていたようにレンガの基礎となる土が沈下していました。 なぜか! それは授業の中で学習してくださいね!!

① 沈下している所に再度沈下しないように砕石を入れ、締め固めます。

  

 “空ねり”作成

 

 じょうずに敷き固めましたね!さすが、環境建設工学科!!

 

② 砂とセメントを混ぜた’空ねり’といわれるものを補填し、締め固めながら必要な高さまで水平を確認しながら整地しました。

 

しっかりとした基礎が、美しくできましたね! 

すごい!! 職人さんみたい

 

この後が、難関のレンガの敷復作業となります。思うように、なかなかハマりにくい??

 

③ 取り除いたレンガの模様の向きも考えながら、一枚一枚組み合わせて再度沈下しないように上から叩きながら敷締めます。  この作業が、一番難しんですよ???

  

 

再び、沈下しないようにレンガもしっかりと打ち込みながら水平に敷き詰めます!!

 

④ いよいよ、レンガ敷の最終段階です。すべてのレンガがはまり込む瞬間です!

1枚でも収まらなければ、はじめから敷き直しです!!  

  緊張の一瞬です!!!

 

 やりました!!

きれいに収めることができました!!!   すばらし~い

作業中は、安全管理もしっかり!

<作業範囲の明示>

さすが、環境建設工学科!!

 

後片付け、清掃までしっかりとやり遂げました!!

 

皆さん! ここを通ったら私たちの努力を ゆっくりとみてくださいね。 お願いしま~す。

【完了】

  感無量!!

 放課後、長時間をかけて実習等で習得した“ねばり と やる気”そして技術・技能を発揮してやり遂げました!!  やり切った後の表情は、やっぱり“ 笑顔 ”になりますね!!

 また 頑張ろう !!! (勉強も???)

環境建設工学科:1年生工業技術基礎 建築の学び

みなさん、お久ぶりです。環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です!(^_-)-☆

しばらくブログに登場しないうちに、季節もすっかり真冬になりましたね。ブログをご覧の皆さんも体調に気をつけましょうね。とくに受験生の方は気を付けてください。

今回は、1年生の授業を紹介します。1年生も残り約3か月で2年生になります。2年生になると環境建設工学科は、「建築類型」と「都市計画類型」に分かれて、専門的な学習がスタートします。

今回は2年生に向けて本格的に建築の学習を始めた、1年生の実習の様子をお伝えします。

2学期から少しずつ建築の学習をスタートしましたが、3学期は、より本格的な図面作成に取り掛かります。今回の第1回目のミッションは……「木造平屋建て住宅の平面図を完成させよ!」です。

「平屋建て」とは「1階建て」のことです。日本の住宅は2階建てが多いですが、1年生には少し作図が難しいので、今回の課題を簡単にしました。

これまで、少しずつ正しい線の引き方、文字や数字の書き方を学習してきた1年生。さすがに1~2学期に比べると手際もよくなりました。大きな成長ですね!1時間目~3時間目まで、ずっと図面を描く授業でしたが、集中して無言で黙々と作業していました。すごい集中力です。

でも、休み時間はみんなで楽しくワイワイとしていましたよ(^^)/

切り替えは大切ですね!

 

環境建設工学科:栗栖川新宮地区橋梁上部工事 現場見学会

こんにちは!今回は、本校正門前の栗栖川に架かる新橋「龍北橋」の架設を見学しました。

雪がひらひら舞う中での見学・・・橋って、どうやって組み立てられているのでしょう?

 

約23トンのT形の桁をクレーンで吊り上げ、設置部に移動させます。

そして、両端の支持部で待つ職人さんが声を掛け合いながら設置します。

 

とても大きな部材を重機で丁寧に動かし、職人さんたちが細かく声を出し合って協力しながら設置する姿を間近に見ることができました。生徒たちは安全第一の慎重な作業やコミュニケーションの大切さを学んだようです。

次に、場所を休憩室に移動して、部材を保護するシースという部品に、願い事を書かせていただきました。『これが、今後50年、100年と安全な橋を支えるのだと思うと緊張する・・!』という生徒もいました。皆の願いが未来に架かる橋となって叶うよう願っています。

その後、PC(プレストレストコンクリート)鋼材と同じ構造のPC板(通称ぴょんぴょん板)の上を歩き、PC構造を体感しました。PCはコンクリートにPC鋼線を通すことで、コンクリートの苦手な引っ張り力を克服した技術です。龍北橋はこの技術を用いた橋であり、PC橋といいます。

最後に、VRで橋桁の架設体験をさせていただきました。VRは、土木工事のような大規模工事をシミュレーションする際にとても役立っており、今後はより一層使われる技術だそうです。

百聞は一見に如かず!なかなか間近で見ることのできない橋梁架設工事を見ることができ、また丁寧な説明をいただき、より詳しく学ぶことができました。生徒たちにとって大変貴重な体験であり、就職や進学を考える一つの機会となったようです。環境建設工学科では、現場見学や企業説明会など、多くの実体験に触れる機会があるので、自分に合った進路選択のきっかけにしてもらいたいと思います。

環境建設工学科:2年 建築専門分科会製図コンクール

皆さん、お久し振りです。

環境建設工学科長の『グリーンT』です。

今回は12月7日に開催された兵庫県建築専門分科会製図コンクールにおいて、本校2年 建築類型の溝口未来が最優秀賞、一色優花が優秀賞に選ばれたので報告いたします!

このコンクールは兵庫県内にある建築系学科を有する学校の生徒たちが参加するもので、毎年12月に開催されます。2年建築類型の生徒17名は11月の初旬から図面を描き始め、約1ヶ月間を費やして図面を仕上げました。図面を汚さず、いかに正確に描き上げるか、数字や文字が丁寧に記入されているか、その他様々な部分が採点されます。今回入賞した二人は普段から丁寧に図面を描き上げることを意識して授業に臨んでいるので、その結果が表れたのかなと思います。

残念ながら入賞を逃した生徒たちも、与えられた期日をしっかりと守り、遅れることなく全員が期日を守って提出してくれました。私自身はそのことが何よりも嬉しいです(^^)