環境建設工学科長&愉快な先生たち
環境建設工学科:1年生工業技術基礎 線を引く練習
みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。
今回は、1年生の「工業技術基礎」という授業を紹介します。本校の環境建設工学科は、2年生から建築を専門に学習する「建築類型」と、土木を学習する「都市計画類型」に分かれます。しかし1年生では、両方の類型に共通する基本的な内容を学習していきます。
今回の1年生の授業では設計図を描く「製図」の基礎となる「線を引く練習」をしました。皆さんも日常で何気なく定規を使って線を引くことがあると思いますが、建築や土木の設計の仕事では、まさに「線は命」です!もし「線」が間違っていたら、建物も間違ったものが完成してしまいます。だから、誰が見ても分かりやすく、きれいな図面を描かなければなりません。1年生では、まず美しい線を引く練習を最初に行います。
製図用シャープペンを片手に、真剣な表情で集中して作業をしていますね。
皆さんは「クルトガ」という商品名のシャープペンを知っていますか?このペンは、常にペン先が自動で回転し、文字や線の太さを常に同じにしてくれます。
しかし、製図用シャープペンにはそのような便利な機能はついていません。そのため、線を同じ太さできれいに描くには、定規にしっかりとペン先を当て、親指と人差し指を使って、シャープペンをゆっくりと回転させながら紙に線を引いていきます。このブログを読んで興味が出た人は、試しにペンを回転させながら線を引いてみてください。意外と難しいですよ…2年生や3年生の生徒は、線を引くときペンを回転させるクセが付いている生徒も多いですが、やはり1年生は、「初めて」ということもあり少しぎこちない感じがしました…(^^;)
でも全員が集中して授業に臨むことができていました。そして練習を重ねる度にドンドンと上達している生徒もいます。今後の成長が楽しみですね。(^^)/
環境建設工学科:課題研究「地域貢献活動班」
みなさんこんにちは。環境建設工学科長のグリーンTです。令和5年度も宜しくお願いします。
環境建設工学科では3年生になると「課題研究」という授業が始まります。この授業では6つの班に分かれ、それぞれの班が与えられたテーマに沿って自ら考え、試行錯誤を繰り返しながら答えを導き出していきます。地域貢献活動班はその名の通り地域に繰り出し、依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。昨年度は地元新宮町にある『新宮八幡神社』から依頼を受け、神社で使用する物品製作を行い奉納しました。製品の出来栄えに感動された宮委員の方々から「今年度も物品製作をお願いします」と、嬉しい依頼をいただきました。今回の授業では宮委員の方々から直接物品に関する依頼と説明を受けるとともに、既存の物品調査を行いました。引き渡しは12月の予定です。神社を訪れる方々が喜んでくださる物品造りに向けて、生徒たちも活動開始です‼
環境建設工学科:3年生 課題研究 「建築設計競技班に藤本先生が来られました」
みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。
先週に引き続き、3年生の課題研究「建築設計競技班」の報告です。前回予告していた通り、今回建築設計競技班に外部講師の先生として、株式会社建築設計フジモトという建築設計事務所を経営しておられる、1級建築士の藤本正敏先生が来られました。
今回は、先生が作成した建築パース(建物の完成予想図を描いた絵のこと)作品を多数持参されました。先生の描いた建築パースは非常に精密で美しく、生徒たちも「これ、本当に手で描いたの!?」と、驚きの表情を隠せず作品にくぎ付けでした!藤本先生は、海外でも数多くの建築コンペに応募し、これまで建築設計を通して様々な経験をされておられます。そして現在も、建築の最先端を常に追いかけておられるようで、本当に尊敬します…(>_<)
今回は、先生の作品の紹介と実際の建築設計の実務のお話を頂きました。少し難しい話もありましたが、生徒全員が真剣な顔で話を聞いていました。それはなぜかって?先生の話がすごく面白いんです。海外での経験や、実際の建築設計の体験談はハッピーも聞いていて大変勉強になりました。
次回からは、いよいよ実際に建物の設計に入っていきます。その様子も随時アップしていきますね!
環境建設工学科:3年環境建設工学科課題研究「建築設計競技班の取り組みです」
みなさん、こんにちは!新年度になり、久々の登場となる環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。今年もブログを通じて、色々と学科の紹介をしますのでよろしくお願いします(^^)/
新年度の記念すべき1回目は3年生の課題研究の1つである「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では、全国レベルの建築設計競技(建築アイデアコンテスト)に応募し上位入賞を目標に取り組んでいます。今回は、1回目の授業ということで「ブレイン・ストーミング」にチャレンジしました。
皆さん「ブレイン・ストーミング」とは何か知っていますか?
【「ブレイン=脳みそ」+「ストーミング=嵐」】、つまり頭の中に思い浮かんだものを、次々と嵐のようにひたすら書いていくという、発想力を磨くための訓練の1つです。ただし、大切なルールが1つあります。それは「決して人の意見を否定しない」ことです。否定してしまうと、デリケートな日本人は怖くなって、自由な発想にブレーキがかかってしまいますからね…(T_T)
ちなみに今回のテーマは「今日本社会で問題になっていること」です。生徒6人で山手線ゲームの要領で、アイデアが出なくなるまで、ぐるぐると回していきました。生徒からは、物価の高騰・少子高齢化・空き家増加・食品ロス・アフターコロナ・自然災害など、色々なキーワードが上がり、ホワイトボードがいっぱいになりました。実はこれ、今後設計を進めていく中で大きなヒントになります。建築設計競技に挑戦する中で、一番大切なことは「現在の社会問題を建築の設計で解決する」ことです。今回は、その課題をあぶり出すために実施しました。
ブレイン・ストーミングの後は、各自で過去の入選作品の研究や、建築雑誌から最新の建築デザインの動向を調査して、今後の設計活動に備えました。また、生徒同士でお互いの意見を出し合うなど、積極的に取り組む姿が見られ、「さすが3年生!」と思いました。
次回は、1級建築士の外部講師の先生が建築設計競技班に来られます。その様子も追ってアップしていきますので、ご期待ください!
環境建設工学科:2年実習建築類型 軸組模型完成!
みなさんこんにちは
環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。
これまで、計2回(6月27日・1月20日)「軸組模型」の製作の様子をアップしましたが、今回がその最終回となります。軸組模型とは、理科室などにある人体骨組模型の建築版だと思ってもらって構いません。
(3回目の説明になりますので、さすがに皆さん覚えてくれましたかね…)
そして2年生の建築類型の生徒全員が締切日までに模型を完成させ提出できました!今回は全員の完成した模型と、一番美しく仕上げた生徒の作品を写真で紹介します。どうです?家の形がイメージできるでしょう?
話は変わりますが、建物や道路・橋などを完成させるには途方もない時間がかかります。そして利用するお客さんがいる限り、安全で良い品質の物を必ず期日を守り完成させなければなりません。今回の模型製作には「建物の骨組を理解する」という目的もありましたが、それだけでなく「限られた期間で、良い作品を完成させる大切さを学んでほしい」という目的もありました。2年生の生徒の皆さんも模型が完成した時「やっと完成した!」という安堵の表情を浮かべるとともに達成感も感じておりました。今回の実習を通じて、モノづくりの楽しさと期日の大切さを学び取ってもらえれば何よりです。