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校長室から

シン・ナル♪校長⑧ 新星現る!

先日開催された県大会(第69回兵庫県高等学校総合体育大会 第78回兵庫県高等学校陸上競技対抗選手権大会)の男子 走幅跳で、なんと2年生の河さんが7m23の記録を打ち立て、見事優勝を果たしました。

次の写真は、神戸総合運動公園 ユニバー記念競技場の巨大スクーリーンに映し出された表彰台の中央に立つ河さんと鳴尾高校の校旗が風にたなびいている様子です。

近畿大会に向けて、河さんが顧問の先生方と共に校長室を訪ねてくれたので、興味津々で色々お話を聞きました。

中学校の時には走高跳で県大会5位の成績を残していましたが、高校に入って走幅跳に転向したのだそうです。

1年生の夏に出場した阪神地区ユースでは6m58の記録で3位となり、続く県ユースでは5位でしたが、その頃から手応えを感じていたと話す様子が力強い!

2年生になって、7m8,9がベストと言われる大会で、自己ベスト7m1,2の河さんが、7m23の記録を打ち立てたときには、顧問の先生も耳を疑ったのだとか。

6月13日(金)の近畿大会(令和7年度 全国高等学校総合体育大会 秩父宮賜杯、第78回全国高等学校陸上競技対抗選手権大会 近畿地区予選会)では全力を出し切って、さらなる高みを目指してください。

シン・ナル♪校長⑦ 第12回ナレッジイノベーションアワード「高校生アイデア部門」準グランプリ

令和7年3月20日(木・祝)「第12回ナレッジイノベーションアワード」にて、本校3年生の藤原さんが「高校生アイデア部門」で準グランプリを受賞し、1学期始業式で表彰状を披露したところでしたが、今回は、本校にてクリスタルの素敵な盾を授与していただきました。

「第12回ナレッジイノベーションアワード」受賞者決定 ←こちらをクリック

「第12回ナレッジイノベーションアワード」受賞作品 ←こちらをクリック

昨年度(第11回)同部門で準グランプリに輝いた藤原さん。今回(第12回)はグランプリを狙っての挑戦でした。

もしかすると、次(第13回)こそグランプリ!を狙って3年連続の応募も考えているとか。

本日は、お忙しい中、本校まで盾をお持ちいただき、ありがとうございました。

シン・ナル♪校長⑥ 教育実習スタートです!

本日、5月22日(木)から2週間(保健体育のみ3週間)の教育実習が始まりました。

公民(公共)1名、保健体育1名、理科(化学)1名、数学2名、情報1名のフレッシュな6名です。

事前に書いてくれた「教育実習に対する抱負」にも”夢”と”希望”がいっぱい書かれていましたが、各専門部の先生からのガイダンスを終えての感想を聞くと、あらためて思いが沸いてきたと口々に語ってくれました。

校長からは、失敗を恐れず、思いっきり色んなことにチャレンジしてみて!とエールを送りました。

午後から鳴高生のみなさんと初対面♪

鳴高生のみなさんも、こちらの教育実習生の先生方を見かけたら声をかけてみてくださいね。

シン・ナル♪校長⑤ 鳴高へおいでよ!

青空が広がったある日の放課後

鳴高のシンボル、樟樹(クスノキ)の木漏れ日の下でいったい何をしているのでしょう?

答えは.....またいつか。

 

ヒント:中学生のみなさん、あなたも鳴高生になりませんか♪

シン・ナル♪校長④ 令和7年度がスタートにあたって

さあ、今日から新年度がスタートしました!

1学期始業式、校長講話では、新2・3年生のみなさんに向けて、春休み中ずっとあたためてきた、鳴高2025アクションプラン、”やっちゃえ”鳴高!Naruko High schoor Goals(NHGs)の7つのゴールについて説明し、午後からやってくる新入生のみなさんにかっこいい鳴高の先輩の姿を見せようじゃないか!!と伝えました。

02 鳴高2025アクションプラン(NHGs) .pdf

 

午後からは入学式、天候にも恵まれ、絶好の入学式日和でした。

280名の初々しい鳴高新入生のみなさん、ようこそ鳴高へ!

入学式後、お子様をお待ちの保護者の方に向けて、吹奏楽部とストリング部によるサプライズ演奏も♪

 

【令和7年度 兵庫県立鳴尾高等学校 第80回入学式校長式辞】

 少しずつ暖かくなってきた春の日射しが降り注ぎ、美しく桜が咲き誇る、そんな今日の佳き日に、兵庫県立鳴尾高等学校第80回入学式が挙行できますことを大変うれしく思います。

 まずは、ただいま入学を許可いたしました280名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。私たち教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 そして、今日までお子様方を大切に育ててこられました保護者の皆様、お子様方のご入学を心からお祝い申し上げます。

 さて、本校は、昭和18年、当時の鳴尾村に全国でも珍しい村立の旧制鳴尾中学校として設置され、その後、昭和25年に兵庫県に移管されて兵庫県立鳴尾高等学校となりました。平成23年には「国際文化情報学科」、平成27年には普通科に「総合人間類型」を設置し、今に至っています。

 閑静な住宅地の中にあり、落ち着いた雰囲気の中、地域の皆様に育まれ、多くの鳴高生が部活動や鳴高祭などの学校行事にも熱心に取り組み、のびのびと充実した高校生活を送っています。

 そんな鳴尾高校で、これから鳴高生となる新入生のみなさんに二つお願いがあります。

 一つは、「鳴高の主役はあなた」であり、「在りたい自分」、「在りたい鳴尾高校」は誰かが用意してくれるものではないので、あなたが創っていって欲しいということです。

 みなさんの先輩たちは、「真面目」で「素直」、「受け身」で「言われたことはきちっとできる」人が多いという印象をもっています。これまでの時代に求められてきた力であれば、申し分ありません。

 しかし、これからの時代に求められるのは、「問題発見能力」があり、「的確な予測」を立てることができる、「革新性(イノベーション)」のある人材です。

 それらの力を、鳴尾高校で過ごす3年間の学びをとおして、あなた自身が、困難に立ち向かい、悩んで、あがいて、もがくなかで培っていってください。

 中学校までは、誰かが、あなたが気づいていないところで、あなたが困らないよう先回りをして手を貸してくれていたかもしれません。これから鳴高生になるあなたは、本校の校訓である、「自律(つまり、他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること)、「創造」(つまり、これまでになかったものを新しく創り出すこと)のもと、日々の授業はもちろん、教育活動全般において、あなた自身がしっかり考えをもち、主体的に行動していかなければなりません。

 二つは、鳴高には普通科、普通科・総合人間類型、国際文化情報学科があることを活かし、それぞれの多様なカリキュラムや特色ある学びを互いにリスペクトし、刺激し合って成長していって欲しいということです。

 特に、国際文化情報学科がある鳴尾高校でしかできない、グローバルな視点での学びの機会をどんどん活用してください。特に、普通科のみなさんはアンテナを伸ばし、意識して取組んでいきましょう。

 また、普通科・総合人間類型で育む、「コミュニケーション力」、「リーダーシップ力」、「自ら学ぶ力」といった人間力を磨く学びを、普通科一般クラスや国際文化情報学科のみなさんも共有し、「絆」を深め、他者と協力・協働しながら「在りたい未来」を実現していける人材になってください。

 今、みなさんはスタート地点に立ち、これからの「未知」なる高校生活に期待と不安がいりまじった思いでしょう。

 「一歩踏み出した瞬間に未知は道となる」

 「未知」つまりまだ知らないことにはあこがれや期待とともに不安も伴います。しかし勇気を出して一歩を踏み出せば、「未知」は「道」となって未来につながります。これからの高校生活、まず一歩を踏み出してみるということを覚えておいてください。本校教職員は、そうしたみなさんの学び、成長を精一杯サポートしていきます。

 そして、保護者の皆様、私たち教職員一同、全力でお子様方の教育に取り組んでまいります。お子様の確かな成長に向けて、学校と家庭が互いに手を取り合い、同じ歩調で歩んでいくことが大切と考えております。どうか本校の教育活動にご理解をいただくとともに、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりましたが、ご多用の中ご臨席賜りましたご来賓の皆様に改めて感謝申し上げます。

 これから新入生の皆さんが、本校で素晴らしい3年間を過ごすことができますことを心から祈念して、入学式の式辞といたします。

 

令和7年4月8日

兵庫県立鳴尾高等学校長 切原 賀子