みかげブログ

みがけ!みかげ力

第10回シアトル語学研修旅行 6日目

7月26日(金)。語学研修のESLクラスは、いよいよ最終日。今日は、班ごとに設定したテーマに関するプレゼンテーションの最終仕上げと本番です。本番では全員が同じ教室に集まって、順番にプレゼンテーションを行い、その後、それぞれの講師の先生から修了証が手渡されました。

明日はPike Place Market に出かけて昼食をとるので、大学で昼食をとるのは今日が最後になりました。生徒は図書館にあるスターバックスや学生生協の地下のフードコート、センターテーブルというメインダイニング、またはコンビニで好きなものを買うなど、思い思いの場所を選んでいました。

午後はまず、NHKでも特集された「隻眼のパイロット」前田伸二さんの講演を聞くことができました。圧倒的な迫力で、ご自身の経験に裏打ちされた「生き方」を、熱く語っていただきました。生徒たちは、現代社会を生きる上で、いかに「正しい情報を得ること」「諦めないこと」、そして、自分を支えてくれる人の存在の大切さを、深く心に刻んだのではないでしょうか。

続いてのプログラムは、連日我々をガイドしてくださっている現地代表者ペリーさんを囲んでの青空座談会と、大学内を歩いてそこにいる人に質問をしてみるというもので、二つの班に分かれて交互に行いました。ペリーさんの、温かくて人間味あふれるお人柄と、さまざまなことを知ってほしいという情熱に、生徒たちも真剣に応えようとしてくれているようです。

今日で大学での研修活動はすべて終了しました。ワシントン大学は緑や花々があふれており、ごく普通にリスや野ウサギが走り回っていますし、さまざまな鳥たちもたくさん見ることができます。ここはまさに、自然と人が共存しつつ学問に向き合えるという理想的な場所なのかもしれません。ほんの短い期間ですが、そのような場所で「人間」や「文化」に触れることができたことは、生徒たちにとって、得がたい経験となっていくことでしょう。