「glow up day」を導入し、さらなる発展を目指して
学校長 沖 良宣
兵庫県立御影高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
昨年度に引き続き、校長を任されました沖良宣(おき よしのり)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は、昭和16年4月に兵庫県立第三神戸高等女学校として設置されました。その後、昭和23年4月の学制改革により兵庫県立御影高等学校と校名が変更され今日に至っており、令和3年度に記念すべき創立80周年記念式典を挙行いたしました。
これまで本校は校訓「清く、明るく、正しく、強く」のもと、心身ともに逞しい人間の育成を目指してきました。卒業生は、令和6年3月末で3万1千人を超え、関西のみならず全国各地で活躍されています。
本校は昨年度から、文系・理系を超えた幅広い視点を持ち、溢れる情報を分析・整理できる力を備えた人材を育てるため、総合人文コースを文理探究科に改編し、新たな教育活動に取り組んできました。この取組が評価され、令和7年度推薦入試では2.78倍といった人気校になっています。また、この新学科の学びが、普通科一般クラスの生徒を刺激し、本校の教育目標である「主体性や協働性、課題解決能力、言語表現スキル」の伸長を学校全体で図っています。
とはいえ、生徒は課題など、なすべきことに追われており、ゆとりも少なく、主体的に活動できる時間がとても少ないのが現状です。一方、現代社会は変化が激しく、将来の予想が困難な状態だと言われ、主体的に課題に向き合い解決に向け行動することがより一層求められています。そこで、今年度生徒に時間を返し、生徒それぞれがより主体的な行動ができるように、生徒会がネーミングを考えた「glow up day 」を設定します。具体的には1学期3日、2学期3日、3学期1日の合計7日間を生徒休業日とし、課題も出さない、部活動も原則禁止とし、生徒が計画的に1日を過ごす、主体性を伸ばす日のことです。全国的にも珍しいこのような取組が、普段の生活をより一層充実したものにしてくれるものと確信しています。
御影高等学校は一人一人の生徒を大切にし、その成長をしっかりと支え、「魅力ある学校」「信頼される学校」として、さらなる発展を目指し、教職員一丸となって努力してまいります。今後も、皆様の一層のご協力とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。